1日あいだを空けてしまった。藤吉久美子(56)の不倫である。スクープした『週刊文春』の発売に合わせて太川陽介(58)、藤吉久美子が一昨日(12月14日)、それぞれ個別に記者会見をした。これをゲラゲラ笑えればよかったのだけれども私はそうはいかず、少しもたれている。それで遅ればせながらこの場で発散してしまおうという魂胆である。
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先に会見を開いたのは太川陽介のほうであった。世間はどう見たのか。
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◆『AERA dot.』2017年12月15日配信
【妻の不倫でメディアに“倍返し”した太川陽介の「してやったり」】
《 妻で女優の藤吉久美子(56)の不倫疑惑報道を受けて14日、緊急会見を開いた俳優の太川陽介(58)の“神対応”が絶賛されている。所属事務所関係者がこういう。
「太川本人は週刊文春に直撃されるまでぜんぜん、知らなかったようです。驚いていたが、落ち着いていた。離婚する気も最初からないですよ。メディアからの問い合わせが殺到したので、対応せずにズルズルと報じられても困るから、本人が出てちゃんと気持ちを話そうとなった」
その太川は会見で「うちのバカ者が軽率な行動をとって、申し訳なく思っています」と頭を下げ、妻の釈明を受け入れたことを報告し、「よし分かった、信じる、と。誰が聞いたって、黒だと思いますけどね(笑い)。世間から厳しく見られるけども、僕が守る」と主張した。
離婚はしないときっぱりと断言し、「みんながそう(不倫)だと思っても、僕は信じる」と終始、妻をかばい続けた。
調子にのった報道陣が決めポーズの「ルイルイ!」を求めると、嫌な表情ひとつ見せず、笑顔で応じるなど大人の男としての“神対応”を連発した。
ワイドショー各局が翌朝、会見を大きく取り上げ、TBS系の「ビビット」MCの女優の真矢ミキは「心中穏やかではないじゃないですか。それを一生懸命、自分の中で振り絞り、空気を暗くさせないようにというお人柄がすごく際立ちますね」と絶賛のコメント。
フジテレビ系「とくダネ!」でも小倉智昭キャスターが「立派だ」と称えた。
前出の太川の事務所関係者はこう語る。 「正直に自分の気持ちや事実関係を話したことが視聴者へ通じたのか、効果は予想以上でした。してやったりという感じですね」
好感度がさらにあがり、太川の路線バス番組の視聴率もアップ間違いなしか……。》
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なにが“倍返し”なのかよくわからぬ。しかし少なくとも真矢ミキ(53)のように“絶賛”はできないし小倉智昭(70)のように“立派だ”と称える気持にもならない。こういう方々はいったいどういう感覚をしているのだろう?
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お話はどこからはじめればいいのか。どこからそーさなー、太川陽介は20歳くらいのときにNHK総合で「レッツゴーヤング」という番組の司会を担当していたのである。レッツゴーヤングというくらいであるから太川陽介と同世代の若い歌い手がたくさん出てくるのであるけれども、そのときからちょっとなにかがズレていた。浮きまくっていた。
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どうズレているかというと、ひたすら空回りするのである。元気が、明るさが、楽しさが。あまりおもしろくない冗談、芝居がかった笑顔、弾んでいるはずなのに固い動き。若い歌い手たちは妙に元気な年寄りを目の当たりにしたごとく困惑した表情を見せることさえあった。かつてのNHKのことであるからきちんとシナリオがあってリハーサルを繰り返してなおそれだったのである。
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「レッツゴーヤング」の公開収録で頑張って頑張って明るく明るくおおらかに振る舞う太川陽介は、その先にいったいなにをめざしていたのであろう、と考えるとわからなくなる。太川陽介が描く若者像のポイントというものが、太川陽介自身若者なのにまったく見えない。どこに向けて矢を放っていたのか? いったいなにをアピールしたかったのだろうか?
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うむ。それはやはりただただ元気、明るさ、楽しさだったのであろう。本来なにかを形容して“元気、明るさ、楽しさ”なものが、形容だけが独り歩きしている“元気、明るさ、楽しさ”。因果を無視したいきなりの“元気、明るさ、楽しさ”。そんな感じである。ちょっと不気味といえば不気味。
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14日の記者会見でも太川陽介は激しく空転していた。「レッツゴーヤング」の太川陽介どころか、いつか夢で見た、電線を鉄棒代わりに果てしなく回転し続ける夕焼けどきのワオキツネザルのようであった。自分本位のたとえですまぬ。枝などに掴まって体を支える長〜い尻尾が白黒の縞模様のアレである。
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「よし分かった、信じる、と。誰が聞いたって、黒だと思いますけどね(笑い)。世間から厳しく見られるけども、僕が守る」と、またまた着地点のない“元気、明るさ、楽しさ”である。ワオキツネザルはクルクルクルクル回転し続ける。
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タレントとしてのイメージを守るためだったのだ、とおっしゃる? しかしいくら“元気、明るさ、楽しさ”がウリだといっても、妻に浮気されて元気で明るく、楽しくしていたらバカである。太川陽介の“元気、明るさ、楽しさ”には着地点がないから、もともとずーっと一貫してそんなものはなかったから、これができる、というかこんなことになってしまう。イメージ(フィクション)が現実を侵食しているのである。
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太川陽介のこの現実離れ、リアリティの喪失はどこからきたものであろう? そうだ、思い出そうではないか。ヤツの甚だしい亭主関白ぶりを。レストランで好きにオーダーもさせないほどの束縛を妻に強いているのである。男尊女卑。全損自費。
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太川陽介はサムライなのである。現代人が志としてサムライ魂をもつといういわば解釈の産物ではなくて、昔日のサムライそのものなのである。たぶん。うむ。つまり、なんと! 太川陽介は過去からきたタイムトラベラーなのだ!! そう考えればリアリティの喪失にも納得がいく。でしょ。
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で、そうそう。私は記者会見で太川陽介が「ルイルイ!」をキメたときひどく凄惨な印象を受けたのであるけれども、それも“サムライ”からきていたのてある。そしてこの記者会見は実は密かに藤吉久美子に向けても行われていたのである。
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「よしわかった久美子、なにごとかはっきりけじめをつけなければ世間は許してくれぬ。ここはそちに代わって当主である私がそちの不貞、不義密通、不始末の償いを果そう」
「陽介さま! 不始末の償い、とはいったいなにを?」
「私も武士の端くれ……」
「陽介さま!」
「うぬ、この腹かっさばいて天下に監督不行き届きを謝してまいる!! そうしなければ面目が立たぬ!」
「陽介さま!!」
「ええい! 離せ離せ!! この尻軽女。……久美子!! これが漢(おとこ)の生きざまじゃ。よおっく見ておけ……」
「陽介さま〜〜〜ううっうっうっ」
「ルイルイ!(Lui-Lui)」
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みたいなことだったのである。どーすか? 私的にはこれでずいぶんすっきりしたのだけれど。
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問題の張本人、藤吉久美子については、羽田空港でお付きのマネージャーかなんかに支えられるようにして歩いてくる姿が韓国のナッツ姫・趙顕娥(チョ・ヒョナ43)や前大統領・朴槿恵(パク・クネ65)のお友だちの崔順実(チェ・ソウォン61)を彷彿させたというくらいしかいうことがない。
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号泣といっても、こうした場合、女としては泣くしか手はなく、その泣きっぷりが予想より多少エクストリーム(Extreme)であった、というくらいのものである。曲がりなりにも藤吉久美子は女優である。泣くことくらい朝飯前。
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藤吉久美子、今回の相手のプロデューサーにそれほどの恋愛感情があったようにも見えないし、かなり頻繁に密会していたようなので、不倫はこれがはじめてではないであろう。と私は思う。おさかん。
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しかしサムライ太川陽介が過去にさかのぼって不貞を追究するなどということはしないであろうから、藤吉久美子としてはしてやったりだ。亭主関白を気取っている時代錯誤の夫の裏をかいての不倫はなかなか痛快であったであろう。私も痛快である。
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しかしこれで安心はできない。女は涙で修羅場を切り抜けるたび厚かましく図太くなる。と私は思う。
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◆『スポニチ』2017年12月15日配信
【藤吉久美子、号泣釈明 不倫否定、ホテルで「体ほぐしてもらっていた」】
《 14日発売の「週刊文春」に不倫疑惑を報じられた女優の藤吉久美子(56)が同日深夜、仕事先の九州から帰京し、羽田空港で報道陣に対応した。号泣しながら「こんな妻で申し訳ありません」と謝罪。不倫は否定した。一方、夫のタレント太川陽介(58)は午後に会見。「みんながそう(不倫関係)だと思っても、僕は信じてる」と男気を見せ、離婚はしないことを明言した。
太川の会見から約7時間後の午後11時すぎ。仕事先の福岡から帰京した藤吉は、到着出口を出るとすでに涙を流しながら、取材陣の前に姿を見せた。結婚指輪は着けていたが、憔悴(しょうすい)しきった様子。「軽率な行動でご迷惑をお掛けし申し訳ありません」と深々と頭を下げ、終始泣きながら質問に答えた。
同誌によると不倫疑惑の相手は、50代で既婚の朝日放送(大阪市)の男性プロデューサー。藤吉の音楽活動にも携わっていた。仕事先の宮崎県で、ホテルの部屋で2人が朝まで過ごしたことや、男性の住むマンションでの逢瀬(おうせ)などを伝えている。
藤吉は、男性について「ライブの構成などをお願いしていた」と説明。男性宅は音楽活動の作業場として使っていたとし、一夜を過ごしたホテルの部屋でも「体をほぐしてもらっていた」と主張した。恋愛感情を聞かれると「ありません」と否定。不倫関係にも「ない」としたが、男性とは「もう会いません」と話した。
太川にもこうした説明をし、「僕は信じるよ。これからは僕が君を守るから、もう迷うな」と声を掛けられたという。「うれしかった」と感謝。離婚も否定し「彼なしでは生きていけない」と話した。16歳の一人息子には「こんなママでごめんね」と謝ったという。
「太川に男性を紹介しなかった理由は?」の質問には「私の音楽活動を、あまりよく思っていなかったから…」と小声で答えた。
さらに太川への言葉を求められると、「こんな妻で申し訳ありません」と再度謝罪。「これからは家族3人でしっかり生きていきたい」と誓った。最後は「(太川から)早く帰ってきてほしいと言われている」と明かし、家族が待つ自宅へ帰路を急いだ。》
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夫への謝罪ついでのようにして「こんな妻で申し訳ありません」といわれたってオラにはまったく関係ねー!!(by河本準一)。一人芝居は止めてくれ。この人もなにかがズレている。もし“良妻賢母”が自分のパブリックイメージだと感じているのならそれは思い込みであるし、仮にそうだったとしても“妻”として謝られるのには違和感がある。イメージの“妻”と現実の“妻”をあまりに安易にダブらせている。気持が悪い。
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あと「体をほぐしてもらっていた」とか「彼なしでは生きていけない」とか、藤吉久美子の発言はなーんかエロい。それと「太川陽介」といい「藤吉久美子」といい、名前がなーんかパチものっぽい。最終的に、このスキャンダルにはまったく華がない。
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いいたいことはこれだけである。(了)
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