2017年3月14日火曜日

「嵐」がSMAPを超えるためにしなければならないこと



このごろ「嵐」が少し可哀想になってきた。もともと好きではないのだけれども、最近の扱われ方を見るといささか同情を禁じ得ないのである。どういうことかというと、なにをしてもやらかしてもSMAPの二番煎じとしか評価されていないのだ。もう永遠にSMAPの亡霊から逃れられないだろうとさえ思われる。



もちろん「嵐」はジャニーズ事務所の大黒柱である。叩き出す売り上げは2014年時点ですでにSMAPを超えていた。SMAPがコンサートを開催した2014年の売り上げが約250億円。この試算を出した『週刊新潮』(2017年3月9日号)によれば、2016年の「嵐」売上内訳は以下の通り。これは2014年からほぼ変動していないと見ていいようだ。



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★ファンクラブ収入
会員約200万人×年会費4000円=約80億円

★コンサート収入
動員約94万人×8500円=約80億円

★音楽収入
CDシングル3枚・アルバム1枚・コンサートDVD1枚=計122億円

★CM、テレビ、映画のギャラ
計25億円

★★★★合計
約307億円。

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これにコンサートにおけるグッズ販売の収入が加わる。スゴい。勤勉に働き続けるというまったくあり得ない設定の私が100回死んでまた生き返らなければ届かない金額である。一生の寿命を70歳と見積もって7000年もかかる。今日それを手にしたいのなら縄文時代から粘土でもこねて働いていろというお話である。なにをいっているのだか。貧乏人は机上のソロバンワークが大好きなのである。



ともかく、しかしこのままでは「嵐」、一生懸命稼ぎに稼いでジャニーズ事務所を支え潤しても、あとになって振り返ってみればなにも記憶に残っていない、そういえば「嵐」っていたっけ? SMAPならよく知っているけど、という感じになってしまいそうなのだ。たしかに現在のところのイメージも、大黒柱ではあっても「中心」「核」ではない。『日刊サイゾー』(2017年3月13日配信)からの以下の抜粋をご覧いただきたい。



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《嵐・櫻井翔と松本潤の不仲説が3月2日発売の「週刊新潮」(新潮社)で報じられたことで、ファンが騒然となっている。嵐といえば、お互いの誕生日にはプレゼントを渡し合うなど、ジャニーズファンの間では“仲良しグループ”として知られていた。

—〈略〉—

ところが、新潮の記事によると、キー局の幹部が「櫻井と松潤の間には微妙な『空気』が流れています」とコメントするなど、抜き差しならない冷戦状態だというのだ。さらに、櫻井とテレビ朝日・小川彩佳アナウンサーとの熱愛が報じられ、ジャニーズが「友人」と事実上公認している対応を見せたことで、グループの解散危機に発展しているという。

「“そんなバカな”と思うかもしれませんが、その可能性は十分ありえます」と、民放プロデューサーが続ける。

「松本と櫻井の関係は、SMAP解散直前の中居正広と木村拓哉にそっくりです。ジャニーズの容認は、すなわち櫻井と小川アナの“結婚”を意味します。ジャニーズには“結婚できるのはグループに1人”という暗黙の掟がある。実際、SMAPの不仲は木村だけが特別扱いされ、工藤静香と結婚したことから端を発していると言われています。10年以上も井上真央と交際してきた松本は当然、櫻井の特別扱いに激怒。女遊びが大好きな二宮和也は、同じタイプの松本とはもともと仲が良く、中立だった相葉雅紀や大野も、さすがに今回ばかりは松本に付くしかない。つまり“4対1”の構図も、SMAPとまったく同じなんですよ。櫻井自身もアイドル業よりキャスター業に心が傾いていますから、“解散”もしくは“櫻井のみ脱退”というのも、実はかなり現実味のある話です」

SMAP解散のときも、発覚当初はファンも「そんなバカな」と一笑に付したものだったが、嵐ファンは“最悪”も想定しておいたほうがよさそうだ。》

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とゆーか、井上真央(30)というレッキとした彼女がいるにもかかわらず葵つかさ(26)に手を出して弄んだ松本潤(33)には「櫻井の特別扱い」に激怒する資格なんかんないっしょ。ともかくこの記事のタイトルからしてコレだもん。コレ↓。



【SMAPと同じ構図だ! 櫻井翔 vs 松本潤の冷戦で、現実味を帯びた「嵐の解散」】



「嵐」、とくに櫻井翔(35)と松本潤にしてみれば自分たちが不仲だと書き立てられることによりも、こんなところにさえSMAPをもちだされることにうんざりした気持がこみあげるであろう。仲間とソリが合わなくなってもSMAP!!、女と付き合ってもSMAP!! 解散の噂が出てさえもSMAP!! である。



しかも正直なところ、歌にしろダンスにしろ司会にしろお笑いにしろ、「嵐」はまだどうしてもトップと呼ばれるだけのスキルをもっていないのが痛い。2016年末のNHK紅白歌合戦を思い出していただきたい。相葉雅紀のグダグダな司会は完全に力量不足を露呈していた。メンバーの誰かひとりでもあれをやっているかぎり「嵐」はトップには立てない。



では必死になってスキルを磨けばSMAPを超えられるのであろうか? 答えはもちろんNOだ。「嵐」がどれだけ努力を重ねて実力を身に付けても、必ずその先にSMAPの記憶が立ち塞がる。それが亡霊の亡霊たる由縁だ。太陽を背負ってする自分の影との競走みたいなもので絶対に追い越すことはできない。このままではいつか「嵐」を語る言葉は「年間売上300億円」だけになってしまう。



「嵐」が世間の記憶のなかで輝き、長く留まるためにはどうすればいいのであろう? 常識的に考えていくとすれば、「嵐」にあってSMAPにはないものを探すことだ。SMAPが手を出していない分野で大勝負をかけること。



うむ。ひとつだけある。それは女好き、である。女たらしアイドル「嵐」、日本のMötley CrüeかSteel Panther、どや? リーダーの大野智(36)はじめ松本潤(33)、二宮和也(33)もすでに女好きとして有名、実績も十分ではないか。「嵐」のファン層を考えればそんなに過激なこともできないけれども。



とにかく若い連中に負けず食い散らかす。できればオスカープロモーションあたりから集中的に攻めていくといいだろう。女がいっぱい。中島裕翔(23)のお株を奪って中年も狙う。このあたりけっこうニーズがある。まあまあ、常識的に考えた結果が非常識である。



ホスト大野、ジゴロ松本、アダルトリー二宮、そしてムッツリ櫻井、隠れ技巧派稲葉。20代までのファンは切り捨てになるけれども、これまでにないアイドルグループのカタチができると思う。いかがであろう?



とにかく、このままでは「嵐」は二番煎じという煮え湯を飲まされ続けたあげく誰の記憶にも残らないグループで終わってしまう。300億円分のリスペクトをくれ!! と叫びたくはならないであろうか? 。7000年の彼方からでよければ私は叫びたい。 (了)


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