2016年4月24日日曜日

中居正広を中心に広がる、不気味なザワザワ感について





『SMAP×SMAP』(フジテレビ)の生放送中に謝罪会見が行われたのは1月18日でした。それから丸3ヵ月、SMAP周辺にかなりザワザワとした空気が流れています。とくに動向が頻繁に伝えられているのは、木村拓哉(43)と中居正広(43)の2人。というか、もともとほかの3人はいつも“その他、大勢”扱いですけど。



木村拓哉についての話題は、もっぱら他のメンバーとの軋轢、関係の悪さを指摘するものが目立っています。



《SMAPメンバーの中でもっとも『スマスマ』をやめたがっているのが、「分裂危機」の真の要因ともいえる木村拓哉という情報が入ってきた。》

と、ほぼ最終段階に到達したかのように報じたのは、ネットニュースの『ビジネスジャーナル』(2016年4月22日)です。



《木村が『スマスマ』を辞めたいと漏らした最大の理由は「中居正広と顔を合わせたくない」ということらしい。ようは気まずいということかもしれないが、まだSMAPが解散したわけでもなく、さすがにそれは横暴ではと思われるのだが......。
「キムタクは、ジャニーズ事務所からすればSMAP解散を食い止めた『功労者』という扱いで、自分のやりたい仕事を選ぶ権利を与えられているらしいですね。もはやメンバーと一緒に仕事をし辛いのは想像に難くないですし、そういった考えになってもおかしくはないでしょう。解散を回避した張本人が解散を望むような言動をするなんて皮肉な話ですが(笑)」(記者)》



まあ、あれです。メリー喜多川は今年に入ってからもスポーツ紙を通して“木村拓哉以外の4人は絶対に許さない!!”と吠えていましたから、拓哉としては他のメンバーは早々に消えると考えていたのではないでしょうか。



そしていま思えばあのときの木村拓哉は、解散を回避させたというよりは、ほかの4人とジャニーズ事務所との橋渡し役をしたにすぎなかったような気がします。ほかに橋渡し役ができる人間はいませんし、なりゆき上も、その役目は拓哉に回ってくるしかなかったわけです。



 

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いっときに較べれば私の拓哉を見る目は相当厳しくなっております。で、現在、すでにSMAPは実質的に解散してしまっていると考えたほうが妥当な状況だと思います。



《『スマスマ』の収録現場では、騒動後、メンバー5人全員での収録はまともに行われていない》(「リアルライブ」2016年4月23日)。



《ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のCM契約が任期満了に伴い3月末で終了。これで、SMAP全員が揃って出演するCMはなくなった。》(「ビジネスジャーナル」2016年4月23日)



4月13日には東京ドームでジャニーズの野球大会が開催されましたが、SMAPのメンバーは1人も参加していませんでした。それどころか、この日にはもともとSMAPの25周年記念コンサートが予定されていたといわれています。SMAPのあまりにも寂しい終幕、という感じです。



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その一方、中居正広の動向については、ジャニーズ事務所からの独立の可能性を語るものがほとんどです。



《「中居は今でも、大手事務所幹部に相談をしていると聞きます。今年はSMAPデビュー25周年ですから、中居もファンのために記念イベントだけはきちんとこなそうと考えているようですが、その後は確実に大きな動きがあるでしょうね」(テレビ局員)
中居が相談を持ち掛けているとみられるのは、独立騒動の際にも一部報道で“黒幕”と取り沙汰された人物。当時は完全にメリー喜多川副社長派かと思われていたが、その裏で中居、そして飯島三智元マネジャーとも密に連絡を取り合っているのだとか。また、番組制作の現場レベルでも「こうなってしまった以上、ジャニーズを出たほうが中居のタレントとしての商品価値は上がる」(同)という見方が出始めているという。》(「日刊サイゾー」2016年4月7日)



で、そのファンのためにきちんとこなそうと考えていたSMAP25周年記念イベントも崩しにチャラ。中居正広、ますますおもしろいわけがありません。



《契約更新時期である今秋には、まだ解散・分裂の可能性が十分にあるという見方も強い。なかでも冠番組4本、司会を務める番組は6本とバラエティで活躍する中居正広の独立説はいまだにくすぶっている。このままSMAPは自然消滅してしまうのであろうか。》(「ビジネスジャーナル」2016年4月23日)



 

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そんなこんなで、SMAPはほとんど実質解散、中居正広のジャニーズ退所はなかば既定路線、というのが現在の状況なわけです。しかし、というか、そして、というべきか、ここへきてそこのところの判断が少し難しいニュースが入ってきました。



『NEWSポストセブン』2016年4月22日配信分、元は『女性セブン』2016年5月5日号です。いきなりタイトルから想定外。これまでの流れとはまったくの異質さで驚かされます。



《中居正広 復興支援公演で前向きになりメーンの新番組構想も》

で、記事はやはりこれまでの流れをひと通り説明したあとで、こう続きます。



《しかし、騒動直後は抜け殻のようだったというリーダー・中居正広に最近変化が起きていた。

「騒動後しばらくは、勉強熱心な中居さんが台本に目を通してないんじゃないかというようなことがあったり、仕事が手につかない様子でしたが、最近はものすごく前向きです。前以上に仕事への意欲を感じるほど。
きっかけは3月に福島で行われた復興支援公演。直接ファンに触れ合い、心を動かされたそうです。責任感の強い人なので、“おれが中心になってSMAPを立て直そう”という覚悟を決めたんでしょう。そのためにはリーダーの自分が揉め事の中心にいてはいけないと、改めて事務所の社長やスタッフと話し合ったそうですよ」(芸能関係者)

騒動は過去のものとしてケジメをつけ、中居は新たなスタートを切っていた。

「『雨降って地固まる』といいますか、今は事務所との関係も良好で、近くキー局で中居さんがメーンの新番組の構想もあるそうですよ。もともと、彼はタモリさんや鶴瓶さんなど大物からも絶大な信頼を置かれている。さらに事務所も“中居バックアップ”の体制で、最強の“中居時代”が到来しそうです(同)」》



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うむ。なかなかに立派なヨイショ記事ではあります。しかしまた唐突にあり得ない話を、ですね。まず、肝心の中居正広本人の直接のコメントがまったく入っていません。正広の気持ちはすべて“芸能関係者”や記者が代弁しています。怪しーなー。



そのほかにも具体的な事実関係の記述がほとんどなく、文体もたいへんシラジラしい感じ。まー、申しわけないですけれど、誰かが机の上でひねり出した記事の感じです。とても鵜呑みにするわけにはいきません。



では、この記事の目的とはいったいなんだったのでしょう? どうしていまさら「“おれが中心になってSMAPを立て直そう”という覚悟を決めたんでしょう」とか、「事務所も“中居バックアップ”の体制で、最強の“中居時代”が到来しそう」などという記事が書かれなければならないのでしょう? わざわざ。



中居正広のことを褒めちぎっていますから、この記事を仕掛けた人間がもしいるとすれば、正広側の人間、あるいは正広と利害が一致している人間であるはずです。とはいえ、いまのところ、ジャニーズ事務所も正広の独立に期待している人たちも、正広との利害は一致しています。



この記事のなりたちには2通りの可能性が考えられます。ひとつは中居正広の独立に向けて水面下での動きがいよいよ本格化してきたので、それをカムフラージュしたいということ、もうひとつは、正広を手放したくない事務所が、これらは積極的にバックアップもしていくという姿勢をアピールをしたいということ、です。



 

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で、どちらに転んでも当人たちが読めばすぐに事実ではないとわかる不自然な記述があります。「改めて事務所の社長やスタッフと話し合ったそうですよ」「今は事務所との関係も良好で、近くキー局で中居さんがメーンの新番組の構想もあるそうですよ」などです。



まあ、そもそも期待しているだのバックアップするだのは事務所が直接本人にいえばいい話ですし、事務所との仲は良好だとわざわざ世間に宣伝する必要もありません。



つまりこの文章は、中居正広のカムフラージュにしろ、事務所のバックアップのアピールにしろ、当事者以外に向けて発せられています。ということは、中居正広のカムフラージュ説のほうが有力だと私は思います。だいいちそのほうがおもしろい。それに、事務所が世間にバックアップのアピールをしても、正広引き止めに効果があるとは思えません。



ちなみに週刊誌というのは、スポーツ紙とは違って、ジャニーズ事務所のコントロールが及びにくいメディアです。メディアとしてはそれがあたりまえなのですけど。



さらにカムフラージュ説には、それなりの状況証拠といえるものもあります。SMAP育ての親でありながら、石をもて追われるがごとくに事務所を辞めていった飯島三智(60)が芸能界での活動を再開しているらしいのです。以下はそれを伝える『サイゾーウーマン』(2016年4月23日)の記事の抜粋です。



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《今回の騒動によって飯島氏だけが事務所を離れることとなり、その後の動向についてはIT企業への就職や幼稚園経営を視野に入れているなどと報じられていた。事務所の実権を握っているメリー喜多川副社長、藤島ジュリー景子副社長と対立したことで、「芸能界から身を引く」といわれていた飯島氏だが、再び秘密裏に始動していると報じられている。》
《「4月22日付の東京スポーツによると、4月に入ってから業界人が集う繁華街で飯島氏の目撃情報が頻発。現在の飯島氏について『地下アイドルグループのプロデュースに関わっている』との仰天情報を報じています。Sexy Zoneのバックダンサーを務めたジャニーズJr.を何人か引き抜き、地下アイドルグループとして今年デビューさせたそうで、プライベートレーベルで制作したCDも発売予定だとか」(ジャニーズに詳しい記者)
同紙では、その“地下アイドル”の周辺には、元ジャニーズ関係者や元大手芸能プロ関係者がついており、「破格のバックアップ」を受けているとも伝えている。
「今年退所したJr.のユニットといえば、田島将吾とヴァサイェガ光が中心メンバーの『G‐EYE』という“未来型ダンスボーカルグループ”があります。ここに、元Jr.の玉元風海人と森田真弥、さらに風間ロイというメンバーを加えた5人で“新世紀のダンスボーカルユニット”『G=AGE』が結成され、6月21日にCDデビューが決定しています。」(同)》



 

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『東京スポーツ』の記事内容を“ジャニーズに詳しい記者”に語らせるという『サイゾー』グループならではのややこしい文章です。しかしこれが本当だとすると、そうとうな大騒ぎになるでしょう。そういえば4月上旬には、ひっそりとこんな報道もありました。『日刊サイゾー』(「2016年4月7日)ですけど。



《独立が失敗に終わり、1月末に事務所を退社したSMAP育ての親である飯島氏だが、やはり再建に向けての準備を進めているのだろうか?

「当初は、心の傷を癒やすため6月頃までヨーロッパを中心に海外旅行へ行くといわれていたが、関係者の間でも『台湾にいる』とか『すでに東京に戻っている』などと、情報が錯綜しています」(芸能事務所関係者)

真相を確かめるべく、独立騒動中も使われていた飯島氏の携帯に電話してみたところ、「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」。以前までの人間関係も一度整理した上で、秋以降の復活を目指すということなのだろうか?》



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中居正広と飯島三智が合体するという話はまだ出てきていませんし、飯島三智の地下アイドルグループうんぬんの話も、真偽のほどはまだ厳密にはわかりません。



ただ、ジャニーズ事務所の専横ぶりにはテレビ局などのメディアもほとほと嫌気がさしています。中居正広と飯島三智という大物実力者同士が組んで一点突破できれば、一気にその牙城を揺るがす事態が到来する可能性はあります。



野次馬として、それはぜひ見てみたい景色です。そしてジャニーズ事務所の年商1000億に手を伸ばす勇気ある企業家はいるのか? そーとー楽しみです。(了)




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