ずいぶん暖かくなってきました。毎年この季節になると命からがら寒い冬を越してきたお年寄りたちが、ゾロゾロ、ワラワラと戸外に這い出てきます。お久しぶりです。お元気そうでなにより。
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そんなことを毎年、繰り返しているうちに、あれ? おや? いつのまにか私も年を取っておりました。なにもないところでつまづく、いったん尿意を感じるとすぐに限界がくる、オナラの最後尾の音程が自然に上がらなくなってしまった、などなど、これまでなんとか自分にいいわけをしてきた老化現象が、とうとうそうもいかなくなってきました。
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で、年を取ってくると、ジジイに的を絞った意地きたなーいマーケティングが待ちかまえているわけです。デオドラントソープなんてまともに買おうとすると、だいたい１個2000円ですから。100gのふつうのサイズで。
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洗濯物の臭いは、これまたふつうの２倍くらい高い「スーパーNANOX」でないと消えないし。あと消臭サプリとか。でも、これら全部試しても警察犬の前にはやっぱり無力なくせに。
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ジジイになるのにも金がかかるというお話です。パンツだって、オシッコを漏らしそうになって何枚慌てて引きちぎったことか。実際はそんなに年でもないのに。ただダーラダラしているだけでときが経ち、年を取ってしまい、余計な出費がかさむのです。むごいものです。
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で、こういうシリアスな気分になると、これまた知らず知らず、自分よりも激しく老化した人物を探すようになります。今回とくにガッツリ引っかかってきたのが、工藤静香（45）でした。
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木村拓哉（43）関連の記事を読んでいた最中に偶然目にした静香さまのご近影は、まさに衝撃!! でした。縦に長ーく伸びつつもシワだらけの歪んだそのお顔は、たいへん申しわけありませんけれども、この世のものとは思えませんでした。
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この、静香さまの破壊的なお顔を誰かにたとえるとすると、まるで赤フン一丁で踊る前衛舞踊家ギリヤーク尼ヶ崎（85）か、ヘビーメタルバンド「Iron Maiden 」のキャラクター、ゾンビのエディです。ご覧になりたい方は、1stアルバム『鋼鉄の処女 - Iron Maiden - 』のアートワークをチェックしてみてください。
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そうかー、工藤静香かー。工藤静香といえば、『 LITERA（リテラ）』（2016年3月21日配信分）に、おもしろい記事が載っていました。工藤静香と木村拓哉の関係、というか、工藤静香が木村拓哉になにをしたのか、です。
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まず、木村拓哉は静香と付き合いはじめてまもなく静香の実家に住みはじめ、自分の実家にはまったく帰らなくなります。このあたりの事情について、『 LITERA』は、ある女性週刊誌のジャニーズ担当記者の証言として次の話を紹介しています。
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「きっかけは母親のまさ子さんが静香との結婚を強硬に反対したからだと聞いています。まさ子さんは前の彼女のかおりんのことをすごく気に入っていて、家族同然に考えていたので、ショックだったんじゃないかと言われています。まさ子さんがスピリチュアルに走ったのも静香と結婚してからのことですから、ある意味、静香が木村家の一家離散のきっかけをつくったとも言える」
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静香、拓哉の母さんのスピかぶれの遠因でもあったのです。で、ぐっと最近の話になって、SMAP解散騒動では、メリー喜多川（89）に取り入っていた静香がメンバーと一緒に独立するつもりでいた拓哉を説得して、結果、裏切らせたという話は有名です。これについて『LITERA』はさらに次のように解説しています。
《実はこのベースには、静香と飯島マネージャーとの険悪な関係があったようだ。静香は結婚前から、とにかく飯島マネージャーのことを徹底的に嫌い、避けていたという。あるジャニーズ関係者がこんな証言をする。
「当初、飯島マネージャーが結婚を反対していたというのがきっかけだったようです。その後、飯島マネージャーは折れて、メリーさんを説得するなど、むしろ結婚に協力するようになったのですが、それでも、静香は受け入れなかった。たぶん、その背景には、飯島さんとSMAPメンバーとの濃厚すぎる関係があったんじゃないでしょうか。女性同士の嫉妬の感情があったと思います」》
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で、木村拓哉は最終的には「揉めているのは、飯島さんと事務所、巻き込まないでほしい」「飯島さんだけ辞めればいい」とまでいい放ったという話が伝わっています。
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《「キムタクがついてこなくても、稼ぎ頭は中居ですし、勝算は十分あった。それなのに、飯島さんが独立をあきらめて芸能界から身を引くと言い出したのは、やっぱり木村さんに裏切られたからなんです。飯島さんは木村さんがなんだかんだいっても一緒にきてくれると最後まで信じていた。それがああいう言い方で拒否されたことで、精神的ショックが大きく、まいってしまった」（前出・ジャニーズ関係者）》（『 LITERA』）
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静香、夫とそのかけがえのない仕事仲間、飯島三智（59）の関係にひびを入れ、さらにジャニーズ事務所からの追放にまで陰で糸を引いていたというわけです。これについては『LITERA』も驚いたようすです。
《それにしても、両親、さらには、長年、尽くしてくれた最大の恩人まで裏切らせるのだから、工藤静香の影響力は恐るべしではないか。実際、ベテラン芸能記者は二人の関係性をこう解説する。
「キムタクは本当に静香の言うことはなんでも聞くようです。もともと、二人ともヤンキー体質で、出会いのサーフィンも静香が先輩だった。姉御的な関係から始まっているんです。その後も家庭や子育てをそつなくこなし、芸能界の先輩として的確なアドバイスもくれる。キムタクはそんな静香にどんどん依存していったようです。外で強気に見せている人は、そのぶん、家庭で甘えられる母親のような妻が必要というのはよく聞きますが、キムタクはその典型ということでしょう」（芸能レポーター）》
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で、問題はここからです。『週刊新潮』（2016年１月21日発売号）のインタビューでメリーは、「静香とは食事もします」と語っています。そのうえで「静香に言ったら『あれ、だって普通のことじゃないですか。なにかおかしいですか？』と言っていましたよ」とまで発言しています。静香、こんなふうにシレッと媚を売るのですね。
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つまり、このメリーの話によれば、メリーはSMAP解散騒動のさなかにも、静香と連絡を取り合っていると認めているわけです。さらに「マッチ（近藤マッチ彦）のところだって、ヒガシ（東山紀之）のとこだって、他のタレントだって同じようにしていますよ」という発言には、木村拓哉をすでに近藤真彦（51）、東山紀之（49）とほぼ同列に扱っている雰囲気さえ感じられます。これ、静香のお手柄です。静香はもうすっかり、メリー喜多川の懐深く入り込んでいます。
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もともとは、そのメリー喜多川も静香と拓哉との結婚には反対していたといいます。そのメリー喜多川までもすっかり落としてしまう静香です。やり手です。いまやメリーは「静香は本当にできた嫁。いい嫁をもらった木村は本当に幸せだ」とまで大絶賛しているといいます。このすさまじいほどの渉外能力、営業力、恐るべし静香です。
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しかもその一方で、静香は夫、木村拓哉の芸能活動の相談にも乗っているわけです。もはや“内助の功”の域を遥かに超えて総合プロデューサー並の暗躍ぶりです。
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これに対して２歳年下の夫、拓哉は芸能ひと筋。これからは近藤マッチ彦、東山紀之と並んで幹部候補としての立ち回りが求められてくるはずですが、ちようど歌、ダンス、芝居ともに曲がり角にきている拓哉にとって、これはきっとナイスタイミングなはずです。
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ともかく、渉外、営業に手腕を発揮する静香と、43歳になってもどこか軽さが残る拓哉、こんな感じの２人はどこか他にもいたような気がしませんか? そうです。静香&拓哉の関係は、ちょうどメリーとジャニーの喜多川姉弟の関係によく似ています。リトル・メリー&ジャニー。
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メリー喜多川が静香を可愛がっているのも、静香にはメリーによく似たところがあるからなのかもしれません。あるいはメリー自身、静香と拓哉に、知らず知らず自分と弟ジャニーのむかしの姿を重ねあわせている可能性もあります。
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あ、そういえば静香も少しだけアメリカ暮らしの経験があるのでした。うむ。そうかー、静香、ホントに根っからのヤンキーですねー。YOSHIKIもヤンキー、メリーは任侠系だし、もちろん親友の飯島直子もヤンキー。このあたりのヤンキーシンジケート→日本の芸能界という見方もおもしろいかもしれません。
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静香本人に戻ると、これから静香は夫の拓哉を通して、あるいはメリー喜多川を通して、次第にジャニーズ事務所に影響力を発揮していくようになると思います。「ウチの子たちはみんな私の子ども」というのはメリーの口癖です。しかし、この場合の「ウチの子」は、マッチ彦、紀之だけです。
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そのメリーが静香&拓哉夫婦を身内として意識するようになれば、そりゃもう静香の独壇場ですね。マッチ彦、紀之、拓哉、そしておそらくはジュリー景子でさえも、少なくとも渉外の場面では静香にかなわないだろうと思います。
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しかも、ジャニーズ事務所は次世代を担う身内の人材が不足していますから、静香をいきなり取締役クラスで大抜擢というのも、それほど突飛な話ではないと思います。
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世代交代のときを目前に、嵐の前の静けさのジャニーズ事務所にまた１枚、怪しいカードですよ。おニャン子クラブ上がりの静香の垂れに垂れた老け顔がジャニーズたち相手に猛威を振るう、と考えただけで私はなぜだか緊張します。オナラの最後尾の音程は上がりませんが。（了）
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