2015年5月20日水曜日

はい、これが私


男らしい男とか 女らしい女
あるいは神秘的な女
そういう人に私は会ったことがない。
それは仮面のようなもだから。

男であることと 男らしくあることは別のもので
女であることと 女らしくあることもまた別のものだ。
ムリをして らしくあろうと装っても
どこか不自然さがつきまとう。

男であればそのままで男らしいし
女であればそのままで女らしい。
ことさらイメージの枠に自分を押し込めなくてもいい。

肉体というのはときとして厄介なもので
自分の心を裏切ることもある。
それでも その心のままで
男であればそのままで男らしいし
女であればそのままで女らしい。
強いし弱いし惨めだし輝いている。

誰かの先入観や常識や期待を満足させることが
生きるいちばんの目的ではない。
それは素のままの その心のままの自分で
シアワセを感じられるようになってから
時間をかけて考えればよいことだ。

誰もわかってくれないように思えても
みんながわかってくれていても
あなたはあなたしかいないのだから
あなたはしっかりとその足で立ち
強く弱く惨めに輝いて生きるといい。

この世に絶望を増やしてはいけない。   (了)




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