『デイリー新潮』(2016年10月26日配信)に、《宮沢りえの自宅に泊まった“年下ジャニーズアイドル”。事務所は「プライベートは任せています」》という記事が出た。“年下ジャニーズアイドル”の名前は本日(10月27日)発売の『週刊新潮』で明らかにされるということである。下馬評ではV6の森田剛(37)であろうとされている。
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衝撃である。宮沢りえのマンションで2人がなんと10時間も過ごした、ということではない。これではジャニーズ事務所はすっかり中高年女優御用達の男娼置屋ではないか、ということでもない。ほんとうに衝撃なのは、ジャニーズ事務所が取材に対し、「プライベートなことは本人に任せています」と語ったことだ。宮沢りえと森田剛がどうしたこうしたということよりも、こちらのほうがよほど重大なニュースである。2016年の十大ニュースのひとつに選ばれなければおかしい、というくらいのものだ。
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いままでジャニーズ事務所が公式にここまでストレートに恋愛というか女性との交際を容認した発言を聞いたことがないのである。これ、歴史的なひとことなのである。いやいや大げさではなく。はったりでもなく。それではみなさん、昨年9月、TOKIO国分太一(41)の結婚発表の翌日になにがあったかをお忘れか?
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《「国分は真面目でちゃんと仕事をやっています。(結婚は)当たり前だと思いますよ。良かったと思います」。ジャニー氏も所属タレントの結婚について「(立場上)奨励するわけにはいかないけど」と前置きしたが、アイドルの自覚を持った上での結婚は促した。
「遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来、(未来を担う)子供も必要だしね。人として当然のことです。ただ、自分の責任のもとで結婚するわけで、『人気が落ちたりするのはプロダクションのせい』と思うタレントなんていない。結婚は結婚として、本人は(自分を)認めながら信じながら、結婚するんじゃないですか。それは当たり前のことです。その上で我々は応援するだけです」と語った》(「日刊スポーツ」2015年9月13日配信)
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この報道を知ってついにジャニーズも恋愛解禁か? とファンも芸能界も一気にザワザワついたではないか。そしてとうぜん結婚にはその前に恋愛がなればならない。見合いもあるけれども。
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しかしまあ、それもひとときの夢。その翌月、10月には「嵐」大野智(35)の交際&同棲発覚→宮城復興コンサート直前の“ほぼ晒し首謝罪”、で、そんな甘い見通しははかなく消し去られてしまったのである。姉のメリー喜多川(89)に押さえ込まれたジャニー喜多川(85)の存在感の薄さが露呈した出来事でもあった。
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ともかく去年の夏までは、というかこれまでは、ジャニーズ事務所の公式見解として「プライベートなことは本人に任せています」が出てくるとはまったく考えられなかったのである。え? 森田剛と大野智の違い? いやいや、2人は2歳違いでほぼ同年代のはずである。えっ? 稼ぎ? たしかに。しかしこれは公式な見解なのである。すなわちこれがジャニーズ事務所のいまのルールなのである。どーだ、衝撃ではないか。
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ではなぜジャニーズ事務所はこれほど大きく姿勢を変えたのであろう? ひとつめに考えられるのは、あまりにゴシップが頻発して追認せざるを得ない状況になったのではないか、ということだ。で、次から次にゴシップが発生する理由は
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1)SMAPの一連の騒動で事務所内がゴタゴタし、タレント管理がいき届かなくなった
2)マスコミへの影響力が弱くなり、スキャンダル報道をコントロールできなくなった
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であると考えられる。と思う。だがしかしこれだけで一気に「プライベートなことは本人に任せています」という完全な自由恋愛の保障、交際の大開放にまで到るものであろうか? “開放”と“解放”では少し意味が違ってくるけれども、いったん解放してしまえば後戻りはできないのである。男と女は断乎“開放”である。そして大開放してしまえば、我も我もとみな先を争ってやりはじめるに違いないのである。目に見えている。なにをいっているのであろうか。
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「ゴシップが頻発してしかたなく追認せざるを得ない状況になった」というほかに、何かもっと大きな理由があるのである。アイドルだって恋愛するのは常識、あたりまえ、時代の流れ、ということも、もちろんある。いまやAKBの“恋愛禁止”など、え? なにそれ? みたいなものである。無農薬野菜でスタートしていまや農薬てんこ盛りみたいなものだ。ムシがつく、つかないからの連想である。きっと。情けない。
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ゲスとしては、それらに加えてSMAP解散の影響が大きいと勘繰るのである。SMAP解散は、ジャニーズのタレントに「そうか、解散という手があったか」と教えてしまったのである。自分たちの都合でジャニーズ事務所を退所すれば干される、しかしグループを解散してそのまま事務所に居残るということはできる。もちろん事務所としては大ダメージを被ることになる。
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ジャニーズのタレントたちは事務所に対抗する「解散」というカードを手にしたのである。いままで事務所に対してはまったく徒手空拳、発言の拠り所さえ持たず、いいなりになるしかなかったのである。しかしこれからは、イザとなれば「解散」をチラつかせながら意見をいうことができる。たとえば結婚を認めろ、ギャラを上げろからマネージャーを替えろ、に到るまで。これは大きいと思うのである。
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おそらくジャニーズのタレントたちもこのことにはすでに気付いているはずだ。たとえば大野智は35歳、売り出し中の「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧でさえ26歳、女装している「TOKIO」の松岡昌宏で39歳である。いいオトナである。それくらいのことは考える。ジャニーズといえば子どもというイメージは遠いむかしの話だ。
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で、おおそうか、解散という方法、脅し文句があったか、ならひとこといわせてもらおう、と、ここぞとばかり溜まっていた不満が一気に吹き出しかねないのである。それを怖れて、ガス抜きも兼ね、先回りするかっこうで“恋愛の自由”が打ち出されたのでは、とゲスは考えるのである。実際としてはまだ100%というわけではないとは思うけれども。
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そう考えると腑に落ちることがもう一つある。それは『週刊文春』(2016年9月21日発売号)の直撃取材に答えた滝沢秀明(34)の言葉である。
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「ただの少年が百八十度人生を変えてもらったわけですから、(ジャニーズ事務所に)感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう」
「僕らの仕事は、ただキャーキャー言われてるだけじゃないんです。自分の後ろにはスタッフとかたくさんの方がいて、その人たちの生活もかかっている」
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これについてはほとんど誰もがSMAP独立派の4人を念頭においての発言だと解釈しているであろう。しかし滝沢秀明にとってSMAPは曲がりなりにも先輩である。礼儀正しいといわれる滝沢秀明が先輩に向かって喧嘩を売るような言葉を吐くだろうか? という疑問が時間が経つにつれて大きく膨らんでいたところなのである。どうも釈然としない。
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そう。であるから、この滝沢秀明の言葉は、つまりSMAP解散を目の当たりにして、おお、その手があったか、とよからぬことを考えたり揺らいだりしはじめている内部のタレントたちに向かって放たれた牽制の一撃だったのである、と考えたほうが落ち着くのである。
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もうひとつ、SMAP解散に関してジャニーズ事務所顧問の小杉理宇造との個別面談で香取慎吾(39)と草彅剛(42)が語ったといわれる言葉も、ジャニーズ事務所のタレントであり続けることのたいへんな窮屈さを示している。
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「昨日今日に始まったことではないんです。僕たちは15年前にもう壊れていたんです。でも、そこから10年やり続けた。それを理解してください」(『週刊文春』2016年8月17日発売号)
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そう、そしていま現在も「昨日今日に始まったことではないんだ……」と考えているタレントたちは必ずいるはずである。
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さらに、ジャニーズ事務所の恋愛解禁の理由は内部だけにあるのではない。恐るべき外圧がいまやひしひしと迫っているのである。SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智の芸能界復帰である。しかも、詳しくは10月24日付の当ブログの記事をご覧いただきたいのであるけれども、ジャニーズ対日本芸能界連合の抗争にも発展しかねないほどのおおごとの予感なのである。
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ジャニーズ事務所としてはタレントの退所、引き抜きというばかりでなく、芸能界における男性アイドル枠独占の状態がついに終るという可能性まで考えなければならないのである。こんなときに内部がガタついていてはたいへんなのである。そこで宥和政策、恋愛解禁という流れもあったのであろうと思う。
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うーん。いささか大げさな書き方になっているかもしれないけれども、あながち間違いばかりではないはずである。いまジャニーズ事務所では経営の世代交代を背景にして、大きな“なにか”が動いていることはとりあえず間違いないのである。そんなこんなでここのところず〜っと目が離せないでいるのである。私に根性というものが間違ってでももし備わっているとすれば、それは野次馬根性というものだけであろう。(了)
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