何気なく覗いた（↓）この記事からワタクシはつまらぬ空想に引きずり込まれた。
＊
＊
＊
◆『サイゾー』2019年1月18日配信
【Mattの顔がさらにアップデート！ もはや「人外の領域」に……気になる“お直し資金”の出どころは？】
【 読売ジャイアンツや米ピッツバーグ・パイレーツなどで活躍した野球選手・桑田真澄の次男であり、ブライダルモデルのMattが年末にテレビ出演。人間離れしつつある容姿が話題となっている。
Mattが出演したのは、昨年12月27日放送の『人気芸能人にイタズラ！ 仰天ハプニング150連発』（フジテレビ系）。ドッキリのVTRに、スタジオのお笑いコンビ・バナナマンらがコメントするというもので、次々登場するタレントや若手芸人のリアクションに、スタジオは平和な笑いに包まれていた。だが、Mattの紹介VTRが流れると、ワイプに映し出されたバナナマン、井森美幸らの表情は一様に硬直。まるで恐ろしいものを見たような表情に変わってしまったのだ。
「なにしろ、Mattの近影が衝撃的だったんです。それまでほかのタレントの紹介VTRでは盛り上がっていた出演者たちが一斉に沈黙し、Mattにくぎづけになっていました。カンニング竹山なんかは身を乗り出しちゃってましたし（笑）」（芸能ライター）
ドッキリを受けたMattは「あ～、いやーん（oh my godとも聞こえる）」とリアクション。すると、ようやくスタジオにも笑いが生まれるのだが、ネットでは「正直、見た目がすごすぎて、リアクションなんて頭に入ってこなかった……」「肌の質感が生きている人間ではない。蝋人形？」「リアル“サンダーバード”！」など、言いたい放題。
とどまるところを知らずアップデートされるMattの容貌に、警鐘を鳴らす声もある。
「これほど強い美への執着は、もはや精神疾患が疑われるレベルです。以前から『ずっと僕、飛びたかったんですよ。天使になりたくて』（関西テレビ放送『快傑えみちゃんねる』より）だとか、白い壁と自分の顔を比べて『まだ黒いな……と思う』（同）などと不思議ちゃん発言をしているMattですから、その素養は大いにありそうです」（芸能ライター）
〜 略 〜 】
＊
＊
＊
記事に付されたMatt（24）のご近影はまさに「リアルケン」と「リアルバービー」のミックス。ひとことでいえば「リアルドール」である。つまり日本語でいえば「生きている人形」だ。
＊
いま「生き人形」といえば稲川淳二（71）の怪談だが、明治初期には日本土産としてつくられた身長１m程度の、まるで生きているように精巧な「生き人形」があった。本物の髪の毛や歯を使っていたらしい。——ここからつまらぬ空想。
＊
「リアルドール」という言葉を耳にするとき、この“まるで生きているような”と“生きている”というまったく相反する２つの言葉の意味が重なり合ってアタマがクラクラする。考えてみればこれが人形の怖さの本質といえないこともない。
＊
美容整形は格好のゴシップネタではあるけれども、いまにも周回軌道を逸脱してどこか遥かへ飛んでいきそうな「リアルドール」の彼、彼女たちには思わず言葉を呑む。怖い。なにかをいうのはなかなか骨が折れる。なにがどうしてそんなに自分が嫌いなの? と凄惨な感じもしたりする。「リアルドール」と一般の美容整形とはまったく別物だ。
＊
去年12月18日放送の『悪魔の美容術 禁断の美容法を試した人は今大丈夫なのか!?』（フジテレビ）では、「２億円の整形サイボーグ」ともいわれる「リアルドール」ヴァニラ（32）ご本人を目の前にしてみちょぱ（20）が「そうとう自己満足ですよね。絶対5年前のほうがかわいいですよね」と無慈悲にいい放ったらしい。
＊
みちょぱのプロ根性はかねがねIKKO（56）にも匹敵すると高く評価しているけれども、このときのみちょぱ、なかなかユルくなかったんでないかい。と拝察する。
＊
そういえばいまも東京土産に「edocco 生人形焼」という不気味な名前のものが売られていたりする。しかし、こちらは「ナマ人形焼」である。しっとりもちもちである。
＊
でもってたぶんお仲間とおぼしき「リアルバービー」ダコタ・ローズ（23）やヴァニラにも共通していえることだが、Mattにはセックスの匂いがしない。いやいや鼻で嗅いでわかる匂いではなく、雰囲気。人間Mattはソリッドなシリコンをめざしているのだ。
＊
対してAmazonで売っているセックスドール「4woods ラブドール A.I.doll Allureエル」ちゃんである。86万9184円（消費税込）で指骨格、アンダーヘア植毛、リアル・ホールキャップ、付け爪、足付け爪のフルオプション付。送料9800円。18歳未満の購入不可。である。うむ。
＊
身長162cm、体重 31kg、上から88、63、92cm。立派すぎるボリューム。エルちゃんのほかに顔の違う乃乃果ちゃん、知咲冬ちゃん、香緒理ちゃん、ニイナちゃんもいる。買うなら消費税増税前にぜひ。
＊
セックスドールは人間の肉体をめざしている。Mattのような人間はソリッドなシリコンをめざしている。肉をめざすシリコンに肉が憧れるのだ。さらに“まるで生きているような”と“生きている”のダブルイメージが加わって組んずほぐれつ果てしなき倒錯の堂々巡りである。まあ簡単にいえばカニカマにカニが憧れるようなものだが。
＊
過剰な美容整形は、いまの自分を消滅させたい、別の何者かになりたい、という願望によるものだろう。その極端な自己嫌悪のさらに原因のひとつが「極度の低い自己価値感に関連して、自分の身体や美醜に極度にこだわる症状である」（Wikipedia）身体醜形障害あるいは醜形恐怖症だ。人さまのことはいえないが酷い文章だ。整えてもらえ。
＊
ほとんどの人がもっている容姿へのコンプレックスに完璧主義やナルシシズムが加担し、これに現実的手段である美容整形手術の発達と、初音ミクのような３Dアニメキャラによるイメージの具体的ビジュアル化がさらに拍車をかける。であるから身体醜形障害と「リアルドール」は増え続ける。
＊
すでに2015年の段階でウクライナには4人もの「リアルバービー」がいた。中国には李蒽熙（リー・キー・ダナエ）という人もいる。
※『NAVER まとめ』【まるで人形！次々と現る「リアルバービー人形」な人達】（2015年03月01日配信の）
＊
そしてまた一方セックスドールは確実にレベルアップを続け、ついに人間を凌駕するシンギュラリティ（Singularity＝技術的特異点）にそのうち必ず達する。ソリッドなシリコン、無機質な存在になりたいMattたちが退去して空いたままになっている夜の主役の座はセックスドールとそのパートナーたちのものだ。
＊
セックスドールと恋愛をするのも、セックスを放棄するのも生殖には繋がらないので非生産的（by自民党・杉田水脈衆議院議員）である。エルちゃんもMattも非生産的。こうして生臭いヤツと生臭くないヤツが仲よく滅びの道をたどるのもなかなかオツなものではないか?
＊
杉田水脈（51）には娘がいるらしいけれども、これからもぜひ死ぬまで生産的にご活躍いただきたいものである。
＊
「リアルドール」たちとは違い、一般の美容整形はもっぱら実利目的でおこなわれる。芸能界を中心に思いつくまま列記してみよう。
＊
森進一、犬、菜々緒、ダレノガレ明美、高畑裕太、平子理沙、氷川きよし、工藤夕貴、浜崎あゆみ、高梨沙羅、平野歩夢、小山慶一郎、井ノ原快彦、矢口真里、藤原紀香、鈴木亜美、アルバ公爵夫人、夫人、クロちゃん、志尊淳、今田美桜、指原莉乃、前田敦子、田中美保、北斗晶、あびる優、スザンヌ、眞鍋かをり、ユンソナ、小倉優子、熊田曜子、倖田來未、大塚愛、鈴木あみ、安室奈美恵、伊藤由奈、小池徹平、福山雅治、椎名林檎、河村隆一、錦鯉、Gackt、TAKAHIRO、木村拓哉、錦戸亮、森田剛、大野智、亀梨和也、二宮和也、松嶋菜々子、仲間由紀恵、柴咲コウ、伊東美咲、上戸彩、米倉涼子、綾瀬はるか、矢田亜希子、沢尻エリカ、北川景子、松たか子、深田恭子、竹内結子、新庄剛志、伊野尾慧、西内まりや、山本リンダ、生野陽子、宇多田ヒカル、夏菜、長谷川京子、最上もが、藤原さくら、小川菜摘、ショーンマクアードル川上（ほらっちょ川上）、成海璃子、大島優子、宮脇咲良、佐野ひなこ、篠田麻理子、深瀬慧、のん、新垣結衣、兒玉遥、生田斗真、赤西仁、鈴木奈々、小倉優子、釈由美子、川島海荷、きゃりーぱみゅぱみゅ、神田うの、KEIKO、長澤まさみ、水沢アレーもとい水沢アリー、吉川ひなの、奥菜恵、梨花、小泉今日子、紗栄子、石原さとみ、波瑠、宮﨑あおい、有村架純、滝沢秀明、岡田准一、千葉雄大
＊
間違えてしもうた。美容整形をしていない芸能人のほうが圧倒的に少ないのだ。そちらを探せばよかった。しかし去年１月31日に『ビビット』（TBS）で「わたくし整形はしておりません！」と力強く断言していた国分太一（44）はホトホトつくづくどうでもよかった。美容整形していない芸能人など、たぶんどうでもいい芸能人なのだ。
＊
ちなみにワタクシは、強いていえば子どものころ祖母に「ミミズにオシッコをかけるとチンチンが腫れるよ」といわれて慌ててかけたことはある。（了）
† Mattパパ桑田真澄（50）の顔のホクロが深夜ひとりでに動く
†† 和田アキ子（68）の目が深夜片方ずつひとりでに消失する
††† 岡村隆史（48）と小島瑠璃子（25）が深夜２人きり、多摩川の河原で阿波おどりを踊っていた、と理化学研究所に報告があったらしい
楽天カードでポイントゲット
申込はこちらへ
【通販限定】ヤクルトの基礎化粧品・イキテルの化粧水が半額！
ノッツェ 無料パートナー紹介
0 件のコメント:
コメントを投稿