【密かに“パチンコ長者”だった倖田來未】『リアルライブ』(2017年3月18日配信)という記事があって、「倖田來未(34)とパチンコ」とは「ジュン&ねね」、「ヒロシ&キーボー」くらいの名コンビではないか、と思いながらつい目を通したのである。「ヒデとロザンナ」は向日性の感じがするのでちょっと違う。わかる人だけわかればよろし。
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《「倖田の機種は07年に1台目が発売されたが、今年2月に発売された『CR倖田來未5』で5台目。これまで数々の有名歌手たちがパチンコ台を発売しているが、5台目まで行ったのは倖田のみ。パチンコ台のロイヤリティーだけで1億円以上を稼いでいるのではと言われている」(パチンコ業界関係者)
—〈略〉—
「ファン層のマイルドヤンキーがパチンコ店に足を運ぶ客層とかぶったのがヒットした理由。おそらく、この先も新機種が発売されるのでは」(同)》
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というお話であった。やはり「來未&パチンコ」は相性抜群、ただそれだけである。なあんだそんなことか、と視線をウロウロさせていたら「関連記事」に【女性タレント 飲み会派閥最新情報】というのがあり、またつい覗いたのである。しかし覗いてから気がついたのだが、これは2013年7月17日配信の記事であった。
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こんなバカなことでまたバカな一日が潰れていくのかと思っていたらさらにこの「関連記事」の「関連記事」として「大久保佳代子の男を落とすマル秘テク!」という見出しが出ていて、性懲りもなくまたついつい開いてしまったのである。なにしろ2013年7月12日配信の記事である。みなさんすでにご承知かもしれない。
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その「マル秘テク!」は“6点タッチ”とかいうもので、「合コンでトイレに立つ際、狙った男性のうしろを狭そうに抜けるときに使うのですが、わざと腕・肩・背中にぶつかりながら、頭・肩・腕を触るという高等テク」だそうである。苦しい。なんとか男を捕まえているふうに見せたかったのはわかるけれども、いま振り返ればたいへんわざとらしいつくり話である。
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同じ記事に「アラフォー不美人の“性欲強いキャラ”が、ウケているわけだが」とあるから、その強い性欲を私はこうして発散させている、ということなのであろう。男からするとそれはたいへん不快である。男はこんなものではなびかないし、そもそもたいへん申しわけないけれども大久保佳代子は実際にそこに存在していたとしても視界にすら入ってこないたぐいの女なのである。そんなヤツに頭だとか肩だとかをさわられても心霊現象かと思うだけだ。
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そういえばむかし学生だったころコピーライターの仕事があると誘われて実際は街の小さな印刷所でアルバイトをしたことがあった。1階に印刷機械があって主にチラシやタウン誌などを1日18時間ほど刷っており、われわれ制作班はその機械の真上の小部屋が仕事場であった。
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なにしろ木造建物だったので機械の熱が上がってきて暑くてたまらないなか、「夏だ!! ボク山族 ワタシ海族、ウチは家族みんなでバーベQ!!」みたいな原稿を書いてはボツを食らっていたのである。
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そこに事務兼雑用係みたいな菅原サンというオバサンがいたのである。小柄で痩せぎすで薄幸そうな中年女であった。あるときそこの社員の若い、これも痩せぎすで度の強い眼鏡をかけた武田クンというロック好きの若い男と仕事の帰りに飲みにいったことがあった。
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武田クンはふだんから決して明るいほうではなかったけれども、この夜ばかりは尋常ではないほど溜め息をつく。なにかあったのかな、と聞いて見ると、なんと菅原サンと深い仲になってしまったというではないか。あの貧相な菅原サンと。
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2人の情事が菅原サンの旦那にバレているわけでもなく、菅原サン本人ともこじれているわけでもないらしい。武田クンはただただ、自分のだらしなさを悔いているのであった。酒の上のこととはいえつい誘われるまま安ホテルで既婚の中年女とねんごろになってしまったことに激しい自己嫌悪を感じているのだった。まあ、これも青春という感じではある。
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で、少しは気が晴れるかといろいろ話を聞いてやっているうちふとある疑問がアタマをよぎったのである。そして厚かましくも口に出してみたのである。すると武田クンはますます肩を落として「それが上手でさ。よかったのさ」とボソッと答えたのである。菅原サン、大久保佳代子を彷彿とさせるではないか。
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しかしここで男と女を逆転させて考えてみる。女から見れば世のなかのほとんどはこの大久保佳代子みたいな男であるわけである。なにかにつけ触りたがりアプローチしたがる。しかもそんな男にかぎって上手だとはかぎらない。女である皆さんはその気色悪さによく耐えておられるなあ、と思う。耐えなければ生きていけないのだからしかたがないといえばそうなのだけれども、なんとかならぬかと他人事ながら思う。
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ここで大久保佳代子の人気らしきものの理由である。実は大久保佳代子の人気というのは、そんな気色悪い男どもからの無礼なアプローチに日々耐え続けている女の復讐心を背に、気色悪いアプローチをそのまま男に突き返しているからではないか、という気がしているのだ。ホラ!! 男どもよ。私たちは毎日こんなにイヤな目に遭っているんだぞ、と。正義のブーメラン型ヒロイン。
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え? おお、……手厳しいのう。通りすがりの知り合いから、いましがたそれは男から相手にされるレベルの女のいいぶんだろ、という指摘が入ったのである。世のなかには相手にされない女がたくさんいる。トイレにいく途中で触って欲しくても触ってもらえない女も大勢いるのだぞ、と。
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うむ、であるからしてそういう女たちにとって大久保佳代子は、こんな私でも男を捕まえられるかもしれないという希望の星、蜘蛛の糸、ブスでも男がつくれるロールモデルであるわけである。であるから大久保佳代子はなにがなんでも男を捕まえているフリをしなければならない。
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男の場合は醜くてカッコわるくてバカでも金という別途もうひとつの手づるがある。それに少しばかり背が高かったりすればほとんど鬼に金棒である。しかし女の場合なかなかそうはいかないのである。男女平等など絵空事。少なくとも男はいつもそれを承知していなければならない。と私は思う。私はね。
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ともあれ、かくして大久保佳代子はブスとブスでもない女、両方からの支持を獲得しているのである。エラいのかエラくないのか。いや男にとって大久保佳代子を評価するモノサシはただひとつ、大嫌いかそれほどまででもないのかだけだ。(了)
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