昨日今日はとくにジャニーズ関係のニュースが少ない。ネットニュースにようやく下のタイトル3本を見つけたくらいのものだ。『日刊サイゾー』は後追い記事というよりも同一ニュースのバリエーションみたいなものだし、『リアルライブ』のほうは完全自炊のコラムふうである。しよーもない。
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【NEWS・小山慶一郎にまた流出スキャンダル! 太田希望との“匂わせバカップル”ぶりにファン失望】(「日刊サイゾー」2017年3月27日配信)
【強力な後ろ盾で今後も活躍を続けることになるキムタク】(「リアルライブ」2017年3月27日配信)
【キンキ光一、タッキーも不慮の事故を乗り越えてきたジャニーズ舞台】(同上)
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ジャニーズはネットニュースの世界でもキラーコンテンツである、と思われている。必ずある程度のアクセスは稼げる、と思われている。であるから『リアルライブ』も一生懸命コラム風のニュースを創作したりする。
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『リアルライブ』の記事は2本ともいわゆる翼賛型のヨイショ記事である。ここまできてネットのニュースサイトがジャニーズにそれほど気をつかうとも思えないし、性格の悪い私には信じ難いことだけれども、ヨイショ記事にもそれなりの読者がいるということなのであろう。中居正広のネガティブキャンペーンはもうネタ切れしてしまったらしい。
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しかしこの私のブログに関していえば、ジャニーズに関する記事への反応はこのところ一気に鈍くなっている。そりゃそうだ、去年のSMAP解散に到る大騒動のあとなのだから鈍いと感じるのもあたりまえなのだろう。もうちょっとやそっとのことでは、みなさんビクともしない感じである。
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ジャニーズは飽きられた。嫌われているだけなら悪役人気に移行していくはずだから反応がこれほど大きく鈍ることはないと思うのである。ふりかえれば去年1年はこの無関心にたどりつくプロセスとしての悪役人気の年だったのだろう。キャストは主にメリー喜多川。
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さて問題は「飽きられた」、である。またかよー、どうせそんなものでしょ、お約束じゃん、である。最悪である。ガッデム!! アーマイガー!! Kis-My-Ft2である。どうしてこんなことなってしまったのだろう?
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ジャニーズはふつうになってしまった。ジャニーズにもう告白すべき秘密はない。現代社会はあらゆる差異を消費する(byスキゾキッズ・浅田彰)らしいけれども、ジャニーズにはもはや消費されるべき世間との差異がない。ジャニーズと世間とは同質になってしまった。
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かつてジャニーズは秘密めいた少年の王国であった。“少女の王国”、“少女アリス”という言葉から喚起される神秘めいたなにかに十分匹敵するイメージをまとっていた。ああん、だがしかし、いまはただの色気づいた中学生、やりたいさかりの青少年のムレにしか見えない。そのまんまの中坊と兄ちゃんのムレ。ファンタジーを歌ってもたいへんにこそばゆい。
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ううむ。“日本のチベット”とか“未踏の処女地”とか、なんだかこの界隈には使用を躊躇する言葉が多いのう。
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ジャニーズの神秘を紡いでいた暗闇の主はジャニー喜多川(85)である。しかし、ジャニーズのコたちってみんなジャニーさんにヤラレちゃうんだって、え、それって堂本剛(37)までだよね、と語っていたことさえいまは懐かしい遥かむかしのお話である。
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ジャニー喜多川はもう十分に年老いてしまった。疲れて眠る少年のベッドに潜り込むことも、耳元で囁くこともできない。いまではジャニー喜多川の腐ったリンゴのような顔も、みんなが知っている。それでも罪を逃れることはできないけれども。
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神秘を失いカリスマを失ったジャニーズ事務所は、スケールこそ違え、質的にはもうそこらの芸能事務所と変わりがない。あとは王国としては滅びるしかない。時間というものを粗末に扱ったしっぺ返しがきたのだ。
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ジャニーズは“ジャニー喜多川の少年の王国”を夢見てスタートした。Jの・Jによる・Jのための王国、である。猛烈な姉の膂力を得てたしかに王国は建設された。しかしそれは1ヵ所に留まった限定的なもので、しかも歴史的に見れば退行をめざすものである。めざすのは封建主義社会の絶対的権威と服従の美学。そのためのあり方は、いってみればスターリンの一国社会主義論みたいなものである。
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ジャニーズ王国の失敗は、たとえば宝塚歌劇団と比較すればよくわかる。宝塚歌劇団も一国革命のようなものだけれども、世間との接続は保たれている。あまり老け込まないうちに退団して第2のキャリアをスタートさせるという了解がある。対してジャニーズはいつまでもジャニーズ内に留めおく、あまつさえ出ていこうとする者には有名無形のプレッシャーをかけて押しとどめようとさえする。
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しかし時が経てば少年は壮年になり老人になる。トシをとったタレント達をすべて抱え込んでおこうとすれば、それを支えるためにめまぐるしい勢いで規模を拡大していかなければならない。とうていそれはムリな話である。どうしてもやろうとすれば海外に出るという手はあるけれども。
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にもかかわらずジャニーズにはいったん取り込んだ少年たち、タレントを世間に還すという発想がなかったし、いまもない。ジャニー喜多川のアタマのなかでは少年もやがて年老いていくという当然のことが想定されていなかったに違いないのだ。そもそも一国革命、いってみれば籠城作戦はもっとも未来の見えない戦いなのである。
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で、まあ、そんなこんなでジャニーズ王国は必然的に滅びていく。王国解体後のジャニーズを近代国家として再構築できる才能は残念ながら見当たらない。最終的には民族独立よろしくいくつかのプロダクションに分かれていくのであろうと思う。
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“飽きられたジャニーズ”は、そのジャニーズが分裂に到る大きなワンステップである、と私は思う。ジャニーズに関するニュースの減少はそれを示している。む、またはしょってしまったか。申しわけない。体力もない。(了)
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