不摂生がたたり風邪をひいてしまった。そんな調子の悪いときに狙い澄ましたかのように気色悪い投稿写真を見てしまう。「Guy discarded after ill-treated（虐待されて棄てられた男）」とタイトルされたその７枚組の写真には、チンチンを赤い紐様のもので縛られた全裸の男が戸外で仰向けに倒れている姿が映っている。
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倒れている場所はどこか田舎の道路脇や、酒鬼薔薇聖斗事件の舞台になった「タンク山」と呼ばれている高台のケーブルテレビアンテナ施設前みたいな草地である。古いものの中には室内での写真もあるが。
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傷跡や血が見えたりはしない。しかし気色悪いのは縛られているチンチンがなんとなく汚そうなところである。チンチンの皮膚が余っているところが汚く見える。おお、赤い紐様のもののほかに細い蔓草で縛られているのもある。なんだろう野薔薇のつもりなのだろうか。
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5、60歳くらいであろうか。ハンドルネーム「bondagedsamurai」という男の表情はボカシがかかっていてよく見えない。たぶん陶酔に浸っているのであろう。両手両脚を投げ出して横たわる姿からは一種の充実感が伝わってくる。
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あ、これを見つけたのはImageFapというサイトだ。エロを土産に世界の国からこんにちは!! な投稿交流サイトである。 bondagedsamuraiはプロフィール欄によると日本人でござる。
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なんだかダラダラしてた書き方になってすまね。体調が悪いので。おおっと!! この縛られた忍者の誕生日は1960年６月15日だ。「暴力団と右翼団体がデモ隊を襲撃して多くの負傷者を出し、機動隊が国会議事堂正門前で大規模に国会内に突入してきたデモ隊と衝突し、デモに参加していた東京大学学生の樺美智子が圧死した」（Wikipedia）その日である。
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うむ。6月15日を60年安保反対闘争のひとつのピークであった日ととるべきか、むしろ投稿日との一致に注目するべきか、あるいはその両方と見るべきか、難しい。アタマがんがんするし。
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おおお、縛られ忍者はこれまでに７本の投稿をしている。最も古い日付は2019年4月14日（３本）、次に４月22日（２本）、それから６月15日（２本）になる。ほとんどの投稿写真はチンチンが縛られ忍者になっているけれども、６月15日に投稿された残りの１本だけはチンチンが縛られておらずそれを握ってマスターベーションをしているところだ。
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また最初に見た６月15日分以外は顔はほぼそのまま露出していて、なんというか実直そうな、律儀者そうな印象を受ける。きっと子どもが何人もいるに違いない。
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縛られたチンチンはその縛った紐でフレーム外から引っ張られているものが多い。4月22日投稿分のなかの１枚にだけビヨ〜〜ンと伸びた陰茎部分に黒マジックで「YUKA」と書いてあるのが認められる。
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4月22日投稿分の「YUKA」の落書きのない１本にだけ介助者とおぼしき者の腕と脚が写り込んでいるが、これはどう見ても中年の男だ。たしかにチンチンとタマタマがてんでに引っ張られている写真など、とても１人では撮影できないだろう。
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おおっと!! こっ、これはっ!! こっ、これはっ! もしかすると江崎グリコ社長江崎勝久（77）ではないのか? 若かりしころのお姿ではないのか? うむ。写真の質感からいって相当古い時代の印画紙プリントをデジタルでスキャンした風合いだし。
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そうそう。1984年３月18日に自宅浴室から全裸のまま拉致された江崎勝久には、拉致されているあいだに恥ずかしい写真をずいぶんたくさん撮られたという噂があったのだ。ううむ。1984年ということは、これらの写真の投稿者がプロフィール通り1960年生まれだとすれば当時24歳である。なんだかいい感じじゃない?
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でもなー、感じは似ているけどなー。それともうひとつ、60年安保とのつながりもあるんだかないんだかいまいちわからないなー。ただのヘンタイさんの遊びなのかなー。顔丸出しで。
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ともかくこの撮影を介助していたのが中年の男らしいというのがキナ臭いんだよなー。ふつうなら女に頼むような気がするんだけど。「YUKA」とか女がいるのだとしたらなおさら。
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縛られてチンチン引っ張られている図柄がなんとなく「聖セバスチャンの殉教」に似た感じがするので、三島由紀夫（享年45）関連の人かなあ、という気がしないでもない。
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情報がほしいなあ。チンチン縛られ忍者の。とりとめなくてすまぬ。（了）
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