2019年6月25日火曜日

目にあまる『世界の果てまでイッテQ!』のタレント酷使



『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)でまたケガ人が出た。お笑いコンビ・フォーリンラブのバービー(35)が、22日夜に同番組の企画「女芸人一芸合宿(宮城県松島町)」のロケ中に左足アキレス腱を断裂したのだ。翌日都内の病院で手術を行い、完治までは3ヵ月の見込みだという。



宴会場でそれぞれの芸を披露する恒例企画のなかで、ダンスのステップを踏んでいる際中に切ってしまったらしい。バービーはコメントで「どうしても踊りたいダンスがあり、沸き立つ想いを抑え切れず、魂の舞を披露した結果、アキレス腱を切ってしまいました」と語っている。スタッフによる強要や煽りが原因ではないらしいけれども、この番組、事故が多い。



5月24日にはみやぞん(34)がインドでのロケ中に左足首を骨折する大ケガを負っている。いったい『世界の果てまでイッテQ!』には左足にまつわる祟りでもあるのであろうか? ともかく、今回取り上げる制作側の問題についてはこちらの事故のほうが顕著なので、その記事をご覧いただこう。



ちなみにこの事件が日本テレビから公式に発表されたのは、事故から4日後の28日になってからだった。





◆『日刊サイゾー』2019年6月3日配信
【『イッテQ!』みやぞん骨折は日テレの怠慢が招いた? リアクション芸人のプロ意識に甘える体質】

《 日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』のロケ中に、ANZEN漫才のみやぞんが左足首を骨折していたことが明らかになった。同局の発表によると、みやぞんはインドで火の輪をくぐるロケに挑戦。着地時に足をひねり、病院で診察を受けたところ、骨折していたことが発覚したという。

「『イッテQ!』は『週刊文春』(文藝春秋)にヤラセ疑惑を報じられ、さらにはレギュラーである手越祐也の未成年女性との飲酒疑惑もあり、いろいろと大変なところに、追い打ちをかけるような不祥事です。視聴率も裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に負けることが増えてきて、完全に負のスパイラルに陥っていますね」(バラエティー番組関係者)

今回のみやぞんのけがについて、「起こるべくして起きた」との指摘もある。とある制作会社関係者はこう話す。

「『イッテQ!』は、完全に出演者たちの“プロ意識”に甘えて出来上がっている番組。出川哲朗も、宮川大輔も、イモトアヤコも躊躇なく体を張り、そして軽いけがをしたくらいであれば絶対に文句も言わない。なんなら、けがすらも笑いに変えていく、プロフェッショナルたちです。

本人たちは誇りを持って体を張っているのでしょうが、だからといって、番組サイドが安全面をないがしろにして“多少のけがならOK”という考え方になってしまうのはありえないこと。でも、今の『イッテQ!』は残念ながら、リアクション芸人のプロ意識に頼っている状態にしか見えません。なんだか、けがをすることを前提としているような空気すら感じますね」

さらに、とある構成作家は現在の『イッテQ!』を見て、「完全に末期的」だと痛烈に批判する。

「とにかく芸人たちに体を張らせれば面白い映像が撮れる……なんて思っているのが透けて見えます。だから、面白い映像を作るためのアイデアもないし、ロケの内容もどんどん危険なものになって、しかも安全性は考慮されなくなってくる。だからこそ、“けがをさせずに面白い映像を撮る”という当たり前の努力をせずに、安直なヤラセにも手を出してしまうのでしょう。はっきり言って、このままいけば、さらなる事故につながりかねないと思います」

制作サイドの怠慢が招いたといえそうな、みやぞんの骨折事故。番組に取り組む姿勢の根本的見直しが必要となりそうだ。》





芸人は「躊躇なく体を張り、そして軽いけがをしたくらいであれば絶対に文句も言わない」というけれども、果してそうなのか? 出川哲朗(55)、宮川大輔(46)、イモトアヤコ(33)クラスになれば事前の諒解が必要で、逆にそうしておけば「プロ意識」を発揮して躊躇なく体を張ってくれるのだろう。



しかしたとえばロッチの中岡創一(41)や森三中の大島美幸(39)、黒沢和子(40)、村上知子(39)おかずクラブのオカリナ(34)、ガンバレルーヤのまひる(25)、よしこ(28)などなどにいたっては、かなり勇気のいるチャレンジを、その場でスタッフに説得されているようすがたびたびオンエアされている。それ自体が笑える、あるいは笑いの布石になるという判断からだろう。



視聴者としては、ここに寛容過ぎたのだという反省が私にはある。岡村隆史(48)が精神を病んだときなどに、いったい私たちはなにを笑っているのか? と疑問を呈したことがあったけれども、もっと直接的なスタッフによる強要や煽りについては無頓着だった。



海外ロケにいった先で説得されるなど、ひとむかし前のグラビア撮影かAV撮影のあくどい手口とそう変らないではないか。



まあ、私も元をただせばいじめっ子体質なので、中岡創一などが追い詰められて長い躊躇のあとついに決心し、必死の思いでトライするものの見事に失敗するというような下りはおおいに笑わせてもらった。



こうして視聴者が笑い、タレントの人気が上がり、視聴率も取れればいうことなし、ということになる。しかし安全の保証は? 私はまたずいぶん無責任な笑いを笑っていたものだ。本当はずいぶん怖いものを見せられていたのである。くわばらくわばら。



しかしたぶん多くの聡明な視聴者はこんなことにはとっくに気がついていたのだ。かつてはダントツの高視聴率番組であった『世界の果てまでイッテQ!』だけれども、最近では同時間帯の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日)に視聴率で超えられることが多くなってきた。



視聴率至上主義で多少のムリや危険には目をつぶってタレントを酷使してきたツケが、いまやその肝心の視聴率にまでまわってきたのだ。



それでいいのだ。こうした安直なやりかたで制作される番組はとっとと淘汰されてしまえばいい。いくら迂闊な私でも、もうこの番組を見ることはない。(了)。




 † 元モーニング娘。の市井紗耶香(35)が来月の参院選に立憲民主党から比例代表候補として出馬が決定。「子育て世代の若いお母さんたち」がターゲットらしい。ネームバリューに期待するならずいぶんなはしょりかたではないか。それでむかしのファンは着いてくるのか?






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