『ビジネスジャーナル』（2019年6月2日配信）に【Hey！Say！ツアー中止の背景にある、トップがオリキを統率するジャニーズ文化の消滅】という記事がある。トップ? オリキ? なんのことだろうと読んでみた。該当する部分を抜粋してみよう。
＊
＊
＊
《「昔は、“オリキ”と呼ばれる熱心なおっかけには、必ず“トップ”という統率役がいたんです。このトップはジャニーズ事務所サイドと非公式にではあれどつながっており、出待ちが可能な場所などの情報はトップからしかもらえなかった。だからみんなトップの言うことは聞いていたし、ルールを守らない“ヤラカシ”に対しては情報を与えないという“制裁”を科すなどし、一定の秩序を保ってはいられたんです。
しかし今では、このようなオリキの“文化”はほぼ消滅してしまった。その大きな理由は、ネットの発達です。一部のヤラカシや業界関係者から漏れた情報、一般人による目撃情報などは、今はSNSによってあっという間に拡散してしまいます。そうやって情報を得られるから、以前のようなトップによる統率などもはや意味を成さない。たまにマナー違反を注意する真面目なファンもいますが、そうしたファンは“純オタ”などと呼ばれ、『純オタとはかかわりたくない』と揶揄の対象にすらなっている始末」（同・雑誌ライター）》
＊
＊
＊
事務所側とある程度通じていて、情報を貰うなどの便宜をはかってもらうのと引き換えに「オリキ」を統率・監督する「トップ」。昭和の時代の一部警察と暴力団の関係と同じようなものだ。
＊
NGT48の山口真帆（23）暴行事件で一般にも知られることになった「アイドルハンター軍団」、「Z軍団」とかいうものもおそらくはそういった類だったのだろうと思う。しかしNGT48の場合には運営側にその「トップ」をコントロールするスキルがなかった。
＊
結果なにごとかつけ込まれるスキを見せ、やりたい放題を許してしまったということではないのか。もしそうだとすれば見よう見まねの素人集団といわれても仕方がない。ジャニーさんとこのメリーさんに教えてもらえばよかったのに。
＊
この「トップ」と運営側の関係は独特な「アイドル文化」のひとつの側面といえるのかもしれない。この記事で紹介されている「オリキ」のやらかしの数々も不思議な「アイドル文化」を示唆していてたいへんおもしろい。ピックアップしてみよう。
＊
◆ タレントが利用することを予想し、駅でタレントを待ち受ける
◆ タレントと同じ新幹線に乗車し、タレントを見るために車両のデッキや通路に留まる
◆ タレントの写真、動画を撮影し続ける
◆ タレントに故意にぶつかったり、抱きついたりする
◆ スタッフに向けてエアガンを発砲する
◆ カバンの中に物を入れる
◆ 突然手をつなぐ
◆ 駅や空港、レストランにまでつきまとう
◆ 自宅までついていく
◆ タレントの自宅前にテントを張って泊まる
◆ 郵便物を盗む
◆ ハイタッチ会に「好きなタレントにファンを近づけさせないためにナイフを持ってくる」と宣言する
＊
わけがわからぬ。周囲に対する迷惑という点でとくに深刻なのは公共交通機関での迷惑行為だろう。2018年9月、King & Princeのファンが仙台駅に殺到し、新幹線の発車が7分間遅れるトラブルが発生している。こういうことは「嵐」でもかつて何度もあった。
＊
好きなタレントを応援するどころかそのタレントの足を引っ張り、ときには直接の被害まで与えてしまう行動をなぜファンはしてしまうのであろう? 可愛さあまって憎さ百倍、あるいは子どもが親の愛情を確認するためにわざとする悪さ、みたいな感じもする。
＊
ネット上に氾濫する恋愛心理学講座みたいなものにならえば、自己肯定感の低さがその根底にあるらしい。自分に自信のない子がよくやるパターンだ、と。もちろんこれは女の場合で男がいろいろゴチャゴチャやり出すとまた別の問題も絡んでくる。
＊
そうさなあ、ワシもこういう紋切り型の決着のつけ方は嫌いなのだけれども、こうなってくると、「カバンの中に物を入れる」などということになってくると、どうしてもアイドルファンは幼稚、と片付けたくなってしまう。それも児童レベルではなく園児レベルに。
＊
そのほうが自然なのだ。アイドルのあの軽いリズムで意味なく楽しげに進行する楽曲は幼児のための音楽、あのキンキラキンキラした衣裳は幼児のためのコスチューム、と考えれば納得がいくではないか。かつてのトシちゃん（田原俊彦・58）やマッチ（近藤真彦・54）も若いころそうだったパーっぽさがウケるというのにも。
＊
あー、元も子もない。元も子もない。しかし実際問題としては、では、なかなかいうことを聞かない子どもを諌めるナマハゲの役を誰がどうやるか、ということになる。やはりメリー喜多川（92）に睨みをきかせてもらわないといけないのであろうか? AKBグループの場合は秋元康（61）が睨みをきかせたらただのヤブ睨みになってしまうけれど。あ、元々? （了）
† 華原朋美（44）の妊娠中の子どもの父親は某大物政治家説。とうぜん既婚者
†† RIZINで44歳の山本美優に負けた21歳の浅倉カンナが「倍に悔しい」
楽天カードでポイントゲット
申込はこちらへ
【通販限定】ヤクルトの基礎化粧品・イキテルの化粧水が半額！
ノッツェ 無料パートナー紹介
0 件のコメント:
コメントを投稿