おかげさまで先週ひいた風邪もようやく収まろうとしている。と書くとさっそく「おかげさまってなにがおかげさまなの?」という声が聞こえてきそうな令和の日本である。ついでに「いつまでもひいてりゃいいのに」とか。
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まあ、ともかく、善し悪しは別にしてこれが日本人の特質だということがわからないのであろうか。「謝罪って誰に対して謝罪しているの?」とかいうなよ、いちいち。疑問出しを覚えたばかりの小学生でもあるまいし。
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これらは、なにはともあれ人前に出てしまう、人の目につく行いをしてしまう、またはしてしまったことに対しての控えめな仁義の切り方なわけである。それがわからないのであろうか? そしてそういう目配りがないがしろにされているのはいかがなものか、とも私は思う。
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でもこうした事柄がぜんぜん理解できないヤツもいて、そういうヤツを懲らしめる拷問を考えねばならぬ、と病に伏すベッドの中でまた妄想した。
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これまでのオレ流痛い拷問といえば定番の１位が私にはあり、それは前にも書いた素足で正座させてそのぴっちり張り切った裸の太腿にカッターで１mm間隔に切れ目を入れ、塩を大量にふりかけて亀の子わたしおっと間違いた亀の子たわしでゴシゴシこする、というものだ。痛いだろう。今回、それに匹敵しそうなちょっといい拷問を思いついたのでご紹介しておこう。
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用意するもの：火箸または鉄箸
対象：男性専用
方法：（1）下半身をむき出しにした被験者に空中自転車こぎの態勢からのV字開脚、つまりいわゆるパワーボムでやられた姿勢を取らせる。（2）火箸または鉄箸いずれかの先の部分を親指と人差し指で軽く挟んで持つ。（3）その箸の太いほうで睾丸をペシペシと破裂するまで叩く。※陰嚢を輪ゴムで締め上げて中で玉が逃げないようにするとなおよい。
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どうだ、痛いだろう。ついでに私がどうしてこんな私になってしまったのかについても書いておく。実は私の母方の祖父はそのむかし、若かりしころ、ロクでもない遊び仲間から「ホラ吹きマサヤ」と呼ばれていたそうなのである。血統である。しかしもちろん「レムリアアイランド」（現ホームオブハート）のmasayaとは関係がない。
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まあ拷問にかけるまではいかなくてもなにかにつけセンスがズレている人というものはいるもので、始末に困る。この稲増龍夫（67）なんかはむかしっからそうだ。（↓）
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◆『NEWSポストセブン』2019年6月18日配信
【なぜ日本のグループ・サウンズはビートルズになれなかったか】
《 1960年代後半から1970年代前半にかけ、グループ・サウンズ（GS）は一世を風靡した。元々は輸入文化であった“エレキ”の音楽、そして欧米のボーカル＆インストゥルメンタル・グループの模倣から始まり、ビートルズ来日後には数々のグループがデビュー。「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」「ザ・スパイダース」「ザ・タイガース」「ザ・テンプターズ」……年3回開催された「日劇ウエスタン・カーニバル」はGSの祭典と化し、若者の心を鷲掴みにした。しかし社会現象とまでなったものの、GSブームは短命に終わる。あの熱狂と興奮は何だったのか。メディア文化論が専門でGSシングルレコードのパーフェクトコレクターでもある稲増龍夫・法政大学教授が綴る。
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グループ・サウンズ（GS）は、1960年代半ばに、ベンチャーズらによるエレキブーム、ビートルズやローリング・ストーンズに代表されるロックブームに触発されて誕生した音楽ジャンルで、その出自は、紛れもなく洋楽のコピーであった。実際、初期のGSのレコードは各レコード会社の洋楽レーベルから発売されていた。
しかし、時をおかずに熱狂的ブームが起き社会現象化するにつれ、従来の歌謡曲と融合し、独自の美学を持ったジャンルとして定着していった。1966、1967年頃のピーク時のレコード売り上げはビートルズを遥かに凌駕し、特に若い女性ファンたちの熱狂は現代のジャニーズファンと遜色なかった。
それだけの盛り上がりを見せたGSであったが、そのブームは1970年を挟んで5年ほどしか持続せず、今では「時代の徒花」として、おじさんたちがカラオケで歌う「懐メロの定番」扱いである。流行とはしょせんはかないものと言ってしまえばそれまでだが、同時代のビートルズが、今や「20世紀を代表するポピュラー文化」として神格化されているのとは大違いである。
私は一昨年末に『グループサウンズ文化論 なぜビートルズになれなかったのか』（中央公論新社）という著書を刊行したが、その根底にあったのは、GSに対する正当な歴史的評価を提起したかったという思いである。
「ビートルズになれなかった」という文脈から言えることは、まず音楽性であるが、これは、ある意味、仕方がないことであった。当時の日本では、プレイヤー、ファン、制作サイドのどのレベルにおいても洋楽的音楽センスは未成熟であり、残念ながら、「まがい物」のそしりは免れないものであった。
とはいえ、大事なことは、レコード会社の徒弟修業的な専属作家制度を打破し、橋本淳、なかにし礼、すぎやまこういち、筒美京平などの、フレッシュな才能を持ったフリーの作詞家、作曲家が台頭し、伝統的歌謡曲のテイストを大きく変えたことである。さらには、GSは、プロが作る歌謡曲を歌わされていたと思われがちだが、スパイダースやブルー・コメッツのシングルの半分以上はメンバー（かまやつひろし、井上大輔）が作った自作自演であり、GS全体でも、シングルの3割近くが自作曲であった。
同時代のフォークブームもあわせて、普通の若者たちが、プロの作家、演奏者、制作者を介在しないで、自作自演した曲を、同世代の若者に届けられるという新しい音楽文化の下地が構築されたわけで、GSの時代がなければ、その後のニューミュージックからJポップへと至るわが国の音楽文化は育たなかったのである。
「GSがビートルズになれなかった」もう一つの要因は、当時の政治的時代状況にあった。いうまでもなく、1960年代後半は、全世界で「若者の反乱」＝「大人への反抗」が噴出し、ロックミュージックも、その文脈で若者の支持を獲得していたわけである。
ビートルズは、商業的成功をおさめていたが、その言動や実験精神から「反体制」側からも支持されていた。これに対してGSは、同世代の学生運動に傾倒していた若者たちからは、ミーハーで堕落した商業主義音楽との烙印を押され、基本的には体制側の音楽とみなされていた。その結果、「文化」として正当に評価される地平に立てなかったのである。
ただ皮肉なことに、当時のGSは、PTAや学校から「不良の音楽」と目の敵にされ弾圧されていたので、結果として、GSは、絶大な人気がありながら、保守派からも左翼からも嫌われるという「板挟み」状態にあった。
今から冷静に振り返れば、ともに、当時の大人たちが守ってきた既成の価値観や秩序に反発して「世代間抗争」を展開していたわけで、政治的局面では対極であっても、新時代を開拓せんとする若者の熱いエネルギーの発露という点では、同じベクトルを有していたのであり、その意味からの「再評価」が、今こそ必要であると思われる。》
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もう全然ダメじゃん。『グループサウンズ文化論 なぜビートルズになれなかったのか』と考えるところからダメ。元も子もないが。だいいちこれだと同一とまではいわないまでも、グループサウンズとビートルズとがかなり近い地点からスタートしていた設定になる。最初は似た者同士でもそのあと道が２つに分かれて、みたいな。
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おっしゃるとおり両者の関係はオリジネイターとエピゴーネンだが、真似た真似られたには宇宙の対極同士ほどの違いがあるだろう。そもそも２つはまったく別もの。なのであるから、比較してなにかを論じたいのであれば、まずはベンチャーズがあって、続いてビートルズやローリングストーンズがカッコイーなんつってGSがはじまったときに、なにを拾ってなにを捨てたのか、そこのところを押さえるのがだいいちではないのか?
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ここを踏み外しておいてあとでなにを語ろうと、すべて議論の態をなさぬ。まー、なんだ、あれだ。カニ風味カマボコを買ってきて「オマエはなんでカニじゃないんだ!!」と怒っているようなものだ。
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ここで稲増龍夫は「GSがビートルズになれなかった」要因として、「音楽性」と「当時の政治的時代状況」の２点を上げている。たいへんわかりやすい。けれども、これはひどい。あんまりだ。半世紀以上も前の議論から一歩も出ていない。いまさらこれでメシ喰うな!（by INU）
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少なくとも「鬼畜米英」からわずか13年で「日劇ウエスタンカーニバル」の熱狂にたどり着く不思議な精神史、というか時代の重層的な綾をつまびらかにしないとビートルズの登場については語れないのではないか。
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なあ、「進め一億火の玉だ」とか「撃ちてし止まん」とか「笑顔で受け取る召集令」、さらに「屠れ! 米英我等の敵だ」「米英鬼を叩きつぶせ!」「アメリカ人をぶち殺せ!」から『ロック会津磐梯山』（1958・平尾昌章とオールスターズ・ワゴン）のあいだにいったいなにがあったの? である。13年間といえば長いようだけれども、いわゆる１世代（generation＝30年）の半分も経過していない。これは同じ世代のなかで起こった変化なのだ。
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『ロック会津磐梯山』より『プリーズ・プリーズ・ミー』（1963）のほうがカッコイイということには圧倒的に賛同するけれども、どうして『ロック会津磐梯山』になったのかがわからない。「米英鬼を叩きつぶせ!」「アメリカ人をぶち殺せ!」の激しい憎悪は血迷った大本営が叫んでいるだけだったのか? ここがわからないと60年安保も70年安保もわからないんだろうな。
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でもってさらにここを掘っていくとあまりにあからさまに自分の顔が映る鏡みたいなものが出てきて思わず顔を背けたりする。でもなあ、もうそろそろそれはそれで認めようよ。そうそう。代理店もバカみたいにフェフフェフいってないで、今年の夏は盆踊り一択よ。ヤグラは丸太組みで。フェフ姉さんまだ元気かな? 多田さんまた整形? もう少し寝よ。（了）
† 編集前提での「（韓国人は）手首切るブスみたいなもの」発言をオンエアされた岩井志麻子（54）が「ぼっけえ、きょうてえ!!」と絶叫
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