2017年2月28日火曜日

みのもんたの芸能界引退を惜しむ人が、果たしているのであろうか?



みのもんた(72)が芸能界を引退しそうだ、するかもしれないというニュースを『週刊実話』と『リアルライブ』が伝えていた(2017年2月26日)。ああ、そうですか、と。それはそれはでございます、と。お疲れさま、スッキリこんでございます、はい。このスッキリさが今回のテーマである。



ふつうでいけばイヤなヤツがいなくなりそうで清々する、と思われるであろうけれどもそうではない。いやそれは確かに少なくとも20%くらいはある。もんただもん。しかしその他の80%くらいはなんにも残らないスッキリさなのである。立つ鳥跡を濁さず。というか、もともと跡がつくほどの人ではないのである。後味がいいも悪いも味がない。御法川法男(みのりかわのりお)、激しかったはずの女遊びでトラブルを起こさなかったのも、たぶんこのなんにも残らないスッキリさのおかげだと思うのである。



実際にはたとえば『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)のアシスタント司会者・高橋佳代子(65)に手を出してみたり、『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS)で局アナ・吉田明世(28)のケツを撫でたり、日本テレビに押し込んでおいた次男が窃盗未遂で逮捕されたり、その謝罪会見で不満タラタラのいいわけをして顰蹙を買ったり、代表取締役社長を務める水道メーター「株式会社ニッコク(旧:日国工業株式会社)」でいくら止めろといわれても談合を繰り返したり、自民党の政治家と仲がよかったり、といろいろあったのである。いやいや自民党の政治家と仲がよくてはいけないといっているわけではありまっしぇん。



しかし文化放送のアナウンサー時代から数えれば芸能界歴、今年でちょうど50年なのである。50年もあれば日清戦争と日露戦争と第1次大戦と満州事変と太平洋戦争が全部できるし、新生児が親子三代にまで繁殖する。まあふつうだったらこのくらいはあるよな、な感じもしてしまうのである。



そもそももんたはすでに半分以上リタイヤの状態であったので引退といわれてもピンとこないのかもしれない。いやしかしピンとくるこないではなくて、思い返して感慨に耽るような記憶がないのである。もんたとの思ひ出どこに。



ああ、たぶんいつももんたは二番煎じ、三番煎じだったのである。ワイドショーの司会者には木島則夫(享年74)だの小川宏(90)だのの大先輩がいたし、『午後は○○おもいッきりテレビ』と入れ替わるようにして終了した午前中の番組、『ルックルックこんにちは』のMCは岸部シロー(67)だったのである。であるから「1週間でもっとも長時間、テレビの生番組に出演する司会者(21時間42分)」でギネス・ワールド・レコーズに認定されました!!(2006年11月)といわれても、だからなに? だったのである。



ああそうか、われわれのよく知るもんたの登場は1989年4月にスタートした『午後は○○おもいッきりテレビ』であるから、そこから数えれば正味は芸能界歴50年のうちの28年、約半分なのである。同じ1989年デビュー組にはドリームズ・カム・トゥルーとかTHE真心ブラザースがいる。筋肉少女帯は1年先輩。坂上忍(49)も中抜けありの芸歴でいえば46年である。



ともかく、遊び人ふう系列の先輩には大橋巨泉がいたし、ガングロ系列の先輩には梅宮辰夫がいた。夜ごと銀座に繰り出しても先輩芸能人の伝説がゴロゴロしている。固く盛り上がった自慢のふくらはぎの前にはタモリの“シシャモ”がいる。なんだかスゴく大事なことを忘れてしまっているような気がするけれども、こんな感じである。しかしMCが小山の大将になって番組のなかでふんぞりかえる悪習をあからさまにしたのだけはもんたが最初であろう。



本格的なキャリアが意外に短かかったこともあり、どういう意味でもジャンルでもテレビ界での先駆者になれなかったことがもんたの引退をスッキリ、キッパリ、これっきりの後味なしにしているのである。あ、どうして引退するらしいといわれているのかのかを忘れていた。失礼な話である。『週刊実話』と『リアルライブ』からご紹介しよう。



************************

【視聴率不況のあおりを受けたみのもんた芸能界引退説】

《みのもんた(72)が、ついに老い支度を始めたという。かつては、テレビ界を代表する売れっ子MCとして、計8本のレギュラー番組を抱えていたみの。だが、気がつけば地上波レギュラーはラジオ『みのもんたのニッポンdiscover again』(文化放送)と『カミングアウトバラエティ!!秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)、そして1月から始まった『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』(TBS系)の3本のみ。ところが…。


「ラジオは、スポンサーの関係で年内終了が噂されています。また、『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』も視聴率不振から、早くて3月、遅くても6月までに打ち切り方向で調整が始まったそうです。しかも、みのにとって屈辱だったのは、『視聴率10%以上を取ったら継続を考える』という条件を提示されたこと。これまでのVIP待遇が、それこそ駆け出し芸人のような扱いを受けています」(芸能事情通)



みのを巡っては、さらなるショッキングな情報も飛び交っている。なんと芸能界引退に向け、粛々と準備を始めているというのだ。


「今回の打ち切り条件を受け、心の糸が切れてしまったようです。併せて体力の限界も感じていた。レギュラー番組の本番中に、みのが眠り込んでしまう場面も多くなった。すでに貯金額は10億円以上。鎌倉の豪邸、都内のマンションなどの不動産を加えると、総資産は100億円を超えると言われている。正直、あくせく働く必要はありません」(芸能プロ関係者)

 

気になるのは、今後の身の振り方。なんと、人材育成に力を注いで行くという。

「鎌倉にアナウンス養成学校を設立し、その校長に収まる予定だそうです。また、みのが他界したあとは、鎌倉の自宅は県に寄贈し、公園にしてもらう計画まで浮上している。公園の隣には、みのの記念館を併設する予定らしい」(芸能関係者)

 

一方で、政界進出にも色気があるというみの。まだまだ枯れてはいないようだ。》

************************



もんたに育成される人材、もんたの記念館、政治家もんた。どれもこれもピンとこない。想像できない。さすがスッキリ、キッパリ、これっきりのもんたである。もんたいない、もんだいない。もんたいない、もったいない、ことはないもんた。(了)



OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!




2017年2月27日月曜日

ジャニーズにはめずらしく清潔なお付き合い? 櫻井翔&小川彩佳



なんということであろう!! つい先ほど書き終えた原稿が消えてしまった。フリーズ → 再起動 → 文書の修復 → 行方不明。いつも書き込まれる場所に書き込まれておらず、どこを探しても見つからない。もしかすると最近少し悪い噂を耳にしたダウンロード用フリーソフト「5KPlayer」のせいかもしれない。ちょこまかと勝手にヘンな動きをするのである。動画ファイルをクリックすると設定してもいないのに勝手に出てきたり。しかしダウンロード自体はサクサク快適である。



というわけでこれから急いで思い出しながら書き直す。人間レコーダーである。むかしは30分程度の取材であれば録音やメモまったくなしで一言一句、その状況まで含めて間違いなく再現することができたのである。あーコレだん、コレコレ。こんなふうに自分にエクスキューズをつけはじめると自分が見えなくなってダメになるのである。だからといってただの貧乏スケベでいるのもツラいけれども。



「嵐」、「第31回 日本ゴールドディスク大賞」の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」邦楽部門受賞おめでとう!! しかも3年連続、史上初の通算5度目!! パチパチ。「嵐」は音楽ソフトをいちばんたくさん売る人たちなのである。しかしこのフラットな冬の北海道の支笏湖みたいな静けさはいったいなんなのであろう? うむ。だっていっつも「嵐」じゃん、賞だってなんだかいっぱいあるじゃん(byマーティ・フリードマン)。



つまりわれわれ民草が口の端に登らせるにしても、「嵐」の受賞はもうニュース・バリューがないのである。時代の停滞ここに極まれり。ちなみに「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の「ザ・イヤー」の「ザ」、これは半母音なので「ザ」でも「ジ」でもそんなのどうでもいいじゃん、らしいのである。はじめて知っただ。



しかし櫻井翔(35)に女ができたといえばそうもいかないであろう。と思ったのであるけれども、やっぱり冬の支笏湖である。ただ私のまわりに「嵐」のファンがいないということだけかもしれないけれども、それでもザワザワ感が足りない気がする。フアンである・でないの割れ目が大川隆法の七三分けくらいにパッキリしているのが現代日本なのであろう。おっと股間違いた(by荒木経惟)、割れ目ではなくて分け目であった。天下割れ目の合戦。貧乏スケベじゃ。



櫻井翔に女ができたことを最初に見つけたのは『週刊ポスト』である。今日(2月27日)発売号に掲載される。第1報はその電子速報版というか予告版の『NEWSポストセブン』でなされた。2月25日午前7時に2本の記事が配信されている。



【嵐・櫻井翔とテレ朝・小川アナに熱愛発覚 追跡11日写真】
 w/どこぞのマンションに入っていく小川彩佳(32)の斜め後ろからの写真

【父が結婚相手を心配する小川アナの自宅を訪れた櫻井翔の姿】
 w/日中、道路を歩く櫻井翔の後ろ姿の写真



そして翌26日にも第3弾の追加予告記事が出る。

【熱愛報道の櫻井翔 小川彩佳アナの自宅ベランダで姿を確認】
 w/夜、道路で立ち話をする櫻井翔と小川彩佳の写真



はじめに各自1人ひとりずつできてツーショットである。ホップ・ステップ・ジャンプ!! 確認!! である。それにしても「父が結婚相手を心配する小川アナ」とはどういう形容なのであろう? そんなに心配しなくってもあなたの娘さんは、フェッフェッフェッフェェェェであろうか? 私のアタマがおかしいのか? 「5KPlayer」のせいで。



『NEWSポストセブン』少しオダってるんでない(byあき竹城)。で、この扱いを見るとやはり大事件なのであるけれども、私のまわりは、繰り返すけれども冬の支笏湖、ときどきキタキツネが啼くだけな感じなのである。



もしかすると勇猛果敢・脳内ショートカットで知られた「嵐」ファンもSMAPがいなくなったことで少しはオトナの分別を身につけたのかもしれない、とも思う。なんといっても「嵐」はジャニーズ一家の大黒柱、いまでは長男格であるのだから、ファンとしてもそれにふさわしい落ち着きがあってしかるべきである。



それとは別にまた、小川彩佳自身がテレビ朝日のアナウンサーであり、青山学院大学の国際政治経済学部・国際政治学科卒、父親は有名大学の医学部教授で大学病院の診療部長という、いかにも櫻井翔好みのプロフィールにゲンナリ、もとい深く納得して受け容れているのであろうか。



いやいや松本潤(33)だとか大野智(36)、二宮和也(33)、はては後輩の伊野尾慧(26)、中島裕翔(23)、おお、最近ではデリヘルに出禁を食らったといわれる京本大我(22)などなどのだらしのない女遊びに知らず比較して、今度はふつうにつきあってるみたいじゃん、いいじゃん、やればできるじゃん、とホッとする気持がまさっているのかもしれない。



ともあれ櫻井翔と小川彩佳にはウェルカムな雰囲気が漂っている。テレビ朝日の対応も『NEWSポストセブン』によれば《「プライベートに関しましては従来お答えしていませんが、親しい友人のお一人とうかがっております」(広報部)》といつにつなく前向きなのである。ジャニーズ事務所の対応も同様らしい(「J-CASTニュース」2017年2月26日配信)。



ここらあたりの経緯について『ビジネスジャーナル』(2017年2月27日配信)は以下のように“週刊誌記者”に語らせている。



《「ジャニーズが所属タレントの交際を認めるかのようなコメントをするのは極めて異例で、ジャニーズ史上に残る“事件”といえます。本人同士がすでに結婚の意思を固めていて、かつメリー喜多川副社長がそれを認めていない限り、あり得ません。『週刊ポスト』の取材に対しジャニーズとテレ朝が、ほぼまったく同じ、しかも肯定的なコメントを出し、まるで2人の結婚を祝福して後押ししているかのようです。本来であれば、テレビ局の一社員である女子アナがジャニタレと交際するなど、御法度です。今回の対応から考えるに、ジャニーズもテレ朝も2人の結婚を容認しているとみて間違いないでしょう」

—〈略〉—

「これまでSMAPと嵐がジャニーズの収益的な2本柱でしたが、SMAPが昨年解散し、現在では嵐1本。下手に交際に反対することで櫻井が反抗し、嵐解散という事態にでもなれば、ジャニーズとしては大きな痛手になります。また、これまでジャニーズは人気タレントを数多く抱えることで、テレビ局やスポーツ新聞、出版社など大手メディアに対し強い力を持ち、報道をある程度コントロールすることが可能でしたが、一連のSMAP解散騒動では、そうした“神通力”が限界にきていることが露呈したばかりか、事務所としての体質が世間からバッシングを受けてしまいました。ジャニーズとしては、また今回も報道を無理に否定してかえって批判を浴びる事態を招くよりは、素直に認めたほうが得策と考えたのでしょう」》



うむ。まあどうでもいいのである。ここまで2度も書いてきていうのもちょっとした裏切りではあるけれども、これには正直申し上げてあまり興味がない。すまぬ。たとえばジャニーズという落ち目の列車に乗り合わせたハイスペックラブ・櫻井翔VS.アニマルラブ・松本潤の心理的葛藤などに焦点を合わせるとおもしろいとは思うのだけれど、しかしまだまだ情報が足りない。あ、“「嵐」ファン民族説”という切り口もあったかもしれない。あれれれ? もう以前に書いたことがあったっけか。



ともかくそんなようなわけで私はコアなファンの隣にボーッと座っているキタキツネの気分なのである。そしてすでに疲れ切っている。春は遠い。(了)



OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月26日日曜日

松本人志でポリネシアンダンスショーを思い出すのは正しい



松本人志(53)の顔が最近ますますスゴい。以前ゆうパックのCM「バカまじめな男篇」に出演していたとき、思わず“汚い”と書いたのだけれども、あれから約2年半。タウンワークのCM「雪国篇」で見る松本人志はますます汚い。思わず「雪が汚れる!! 空が汚れる!!」と叫んだのは私だけではあるまい。



人のすべては顔に現れる、顔に隠せる秘密なし ——「全顔主義」創唱者にして顔面評論家のカオリンとしては、また再び松本人志の顔面と対峙しなければならないときがきたようである。



その前に報告。「バカまじめな男」篇で松本人志の無精ヒゲはCG処理で消されていたそうなのである(「Techinsight Japan」2014年9月8日配信)。なんとメンドくさい。CG処理をかけてあの汚さか? そんなことなら剃らせればいいものを。当時、映画だの連続ドラマだのの撮影に入っていたようすもないし、松本人志そんなにエラいのか?



松本人志の顔は日本人としてはたいへん異質である。アフリカ系というよりも南米系、でもなくパプアニューギニア系のオジサンの顔である。さらにパプアニューギニアとはいっても

「住民は多様な民族から成っており、主にメラネシア人、パプア人、ネグリト人、ミクロネシア人、ポリネシア人などで構成される。その他にもクカクカ族、ラカライ族、ラオ・ブレリ族、エレマ族、en:Huli people、en:Asaro Mudmenなど多数の少数民族が存在する。」(Wikipedia)



うむ。Wikipediaに掲出されている写真で見るかぎり、パプア人、ポリネシア人、クカクカ族、Huli people、Asaro Mudmenに松本人志は似ている。これはぜひご自身で確認していただきたい。テッパンである。そのなかでさらに代表を決めるとすればHuli peopleであろう。鼻の形、唇の大きさ厚さ、なんとなく“受け”に回っている目の感じもよく似ている。発達した胸や肩の筋肉も松本人志らしいけれども、これは「全顔主義」の議論には関係しない。



Huli peopleの人口は9万人だそうである。しかし

「パプアニューギニアの人々は伝統的に「ワントーク」と呼ばれる少人数の部族に分かれて生活していた。たいていの部族は数十、数百人程度であり、それぞれの部族ごとに言語、習慣、伝統が異なっている。かつては各部族同士で戦いを行うことがよくあり、その習慣は今も一部残っている」
(Wikipedia)なのである。



おお、思い出した。久米明(93)のナレーションも印象的な『日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行』(日本テレビ)が、その部族間の戦いをドキュメントしたのである。ああ、思い出した。たぶんこれは以前にも書いたことがあるのである。つながりがめっきり遅くて申しわけないのう。



戦いの理由は、こちらの男が1人死んだのであちらの男を1人殺さなければバランスが取れない、というものであった。両方の戦士、たしか20人くらいずつが森に囲まれた草原で槍と弓をもって向き合う。全体は草陰にバラバラに散っていて、仲間の姿もよく見えない。



カメラが注目していた1人の戦士が突進していったと思ったらすぐに跳ねるようにして駆け戻ってきた。見送ると右の尻に矢がブッスリと刺さってぶら下がっているのであった。たいへん申しわけないけれども笑った。つまりこの戦士は戦う前から敵に背後を窺われていたのである。



戦いの顛末は「結局、この決闘はこちら側の目論見通り相手の戦士1人を打ち倒して終了した」というような久米明のナレーションだけで報告され、凄惨な場面が映されることがなかった。



なにをいいたいのかといえば、松本人志に「オロオロオロオロオロ……」などと喉を鳴らしながら追いかけられたら死にものぐるいで逃げる、松本人志には鼻中隔に通す獣の牙がよく似合う、ということである。おそらく松本人志の遠い遠い先祖は現状のオセアニア州からマレー半島およびインドシナ半島あたりにかつて存在したスンダランドを経由して北上してきたに違いないのである。南方アジア系の日本人である。



南方アジア系の面貌の特徴は“縄文顔”であり、これに対してモンゴルなど北方アジア系は“弥生顔”といわれる。日本には大きくこの2つの傾向の顔がある。また、虫や取りの声を左脳で聴き、“声”として認識するのはポリネシアの人々と日本人だけであるというお話は以前にここでご紹介した。そして縄文といえば自然崇拝、アニミズム(すべてにものに霊魂が宿っている)、シャーマニズム(アミニズム+巫師・祈祷師)である。



そう、現代の日本ではほかに大映映画の大魔神くらいしか比肩しうるものがない松本人志の顔は、実は原始宗教家の顔であるとカオリンは思うのである。というより規格外の顔は宗教家くらいにしか使い途がなく、かつカリスマはよく“規格外”に宿るのである。



仮にもし松本人志がエル・カンターレ総裁であったとしたら幸福の科学の教勢は優にいまの数倍に達していたであろう。しかし現実にはそれがあの大川隆法(60)である。ボリューミーな七三分けが好きらしいことにまでケチを付けるつもりはないけれども、あれでは会社の体育大会に意想外にも短パン鉢巻き姿、青っちろい生脚には白いニーサポーターまでして登場する昭和の張り切りバレーボール係長みたいではないか。



しかもエル・カンターレ、最近ではメイクまで施しておられる。メイクを落とし髪を逆に右分けにしてビックリさせたらフリーアナウンサー・長谷川豊(41・次期衆院選に立候補予定)が出てきたという噂もある。ないか。



現在パプアニューギニアでは人口の95%がキリスト教らしいけれども、なにしろ「ワントーク」の国である。


「中小の村落などでは自然崇拝も根強く残っており、人の死や病気や事故などの不幸は魔女のせいだと、呪術師が魔女と認定した罪のない女性を火あぶりにする「魔女狩り」の風習が残っている。これらは犯罪であり、政府は魔女狩りを含む「黒魔術」による報復を法規制するなどの対策をとっているが、貧困と教育の不備にあえぐ地域では根絶に至っていない。

カニバリズムの習慣が残っている民族もあるが、詳細は不明である。」
(Wikipedia)なのである。



ヒトのプリオンが原因の伝達性海綿状脳症の一種、クールー病はパプアニューギニアの風土病であり、このカリバニズムと関係が深いといわれている。



もとい、松本人志の顔はそうした原始的な宗教を思い起こさせるのである。どうであろう? ここまではご納得いただけたであろうか? うむ。しかし私は松本人志がシャーマン的であるといっているわけではない。とはいえ松本人志がある日あるとき突然、奇妙なワケのわからない言葉を喋りだすという事態は容易に想像できるのである。というかそんなイメージがある。



「ワントーク」の国は部族ごとに言語があり、人口600万人に対して800以上もの言語があるといわれる「世界で最も言語の豊富な国」(Wikipedia)である。松本人志はそんなヤツなのである。すぐ身近にいるのだけれども違う言語、習慣、伝統、文化を生きている感じがするのである。



あれも違う これも違う かなり違う かなり違う
あれは違う これも違う どれが違う これが違う
あれも違う これも違う ああ全部全部違うぅぅぅぅぅ

YAVA!! 気になっちゃったどうしよう? 気になっちゃったどうしよう?
あれどっち? これどっち? パーリラパーリラルー
YAVA!! 気にするなっていいでしょう? 気にするなっていいでしょう?
あれどっち? これどっち? パーリラパーリラルー
(BABYMETAL「YAVA!」)



そんなようなわけで結局、松本人志の顔はこの世のものではない感じを湛えているのである。たしかにそう思いながら見ていると、松本人志のものの見方には別の場所からガラス越しに見ているような雰囲気があって、それがボケオチの発見を助けているのだろうとも思う。



宗教者・松本人志には新雪は似合わない。きっとソッコー肺炎で死ぬ。かもしれないけれども白装束はよく似合う。そしていつか「ほなな」といって立ち去ってそのまま帰ってこないような気もする。あの顔の汚さは人外魔境(by小栗虫太郎)である。うう、踊り疲れてしまった。(了)



OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!




2017年2月25日土曜日

ジャニーズ探偵局は、あの村西とおるだったんだよー。ナイス



昨日の「ジャニーズ探偵局」の記事について、それは村西とおる(68)であるというご指摘をいただいた。ハタと膝を打ったのではなくパチンと額を叩いた。なかには同時に両方をやるヤツもいる。なぜ気がつかなかったのであろう? しかしそんなことをいっている場合ではない。取るものも取りあえずご指摘をいただいたブログ『村西とおる日記』2017年2月11日付に駆けつけてみた。

《〜ジャニー喜多川さま、メリー喜多川さまとの28年戦争の決着をつける時がやってまいりました。
戦いの火ぶたが切られたきっかけは、すぐる28年前、手前どもの専属女優である梶原恭子さまとジャニーズ事務所トップアイドルの田原俊彦さまが金澤公演の夜、ホテルの一室でオ〇ンコをしこたまイタしたことに由来しています。〜》

改めて宣戦布告しているではないか。「本名を公開することや写真撮影は断られた。」と書いた『J-CASTニュース』はなにをトボケておるのか。インタビューしたのなら目の前の人物がAV界の帝王・村西とおるその人だということはわかるであろう。それをなにをシラジラと一般ニュースの体裁で。いま20代の石部金吉ならまったく知っていない可能性もあるがのう。古いのう。

というわけで「ジャニーズ探偵局」=村西とおるであった。監督の『村西とおる日記』はこのあとメリー喜多川、藤島ジュリー景子母娘とのファーストコンタクトに言及している。興味のある方はぜひ『村西とおる日記』でご確認いただきたい。

それから先のなりゆきはかつて村西とおるの元で働き、たしか2、3本で男優も務めた経験ももつライターの本橋信宏(60)が自身のフェイスブック上で以下のように記述している。2016年1月21日付である。

《一九八八年秋、メリー喜多川・ジュリー景子母娘に面罵された村西とおるは、ジャニーズ復讐全面戦争を呼号し、ジャニーズ事務所㊙情報探偵局を開設、ネットも普及していない時代ゆえに電話回線を引いて情報を集めた。

村西とおるみずからジャパネット高田社長のように甲高い声で留守録メッセージに吹き込んだ。


「ハーイ! こちらはジャニーズ事務所㊙情報探偵局です! 探偵局ではいま、ジャニーズ事務所に関するあらゆる情報を集めています。ナイスな情報を教えてくれたきみに、千円から一千万円までの賞金をお贈りいたします。さあ、思い切ってきみだけが知っているジャニーズ事務所に関する情報ぜひ話してください。ブーッという音が鳴ります。そしたらきみの連絡先も忘れずにね。さあ、いいかな・・・・いくよお・・・・レッツゴ-!」》

おお、この村西とおるの留守録メッセージは聞いた記憶がある。たぶんテレビだ。なんだかんだといってもむかしはラフだったのであろう。「ジャニーズ探偵局」の前身、「ジャニーズ事務所㊙情報探偵局」はこうして誕生し、それから28年間、まあジャニーズとの30年戦争がスタートするのである。

「梶原恭子さまとジャニーズ事務所トップアイドルの田原俊彦さま」のことの次第については村西とおる自身の証言がある。

「梶原恭子という新人を撮った時、ぽろっと『私、トシちゃんと金沢公演の時に寝たことあるの』と漏らしたんですね。それで、作品の中でその時のエピソードを語ってもらって、“ありがとう! トシちゃん”って新作を出したんです。当時、深夜番組“11PM”(日本テレビ系)に私はレギュラーで出ていたんで、ディレクターが『面白いですねぇ』と言ってくれて、番組で(同作品を)紹介したのよ。そしたら翌週、そのディレクター2人がクビになっていなくなっちゃった。あの頃、ジャニーズとズブズブだったのは日テレだったから。それで、『クビになったディレクター2人の弔い合戦をしてやろう』と思ったんだよ。それがファイトの始まりだったの」
 ———— 《「ジャニーズはウンコですね!」――AV監督・村西とおる氏インタビュー》『Change Our World』2016年4月20日配信 ————



あれー、当時のテレビのジャニーズ規制はキツかったのかラフだったのか、どっちなのかよくわからなくなってしまった。文中「ありがとう! トシちゃん」は、正しくは「ありがとうトシちゃん」。フラットに発音していただきたい。



『ありがとうトシちゃん』は1988年1月1日にクリスタル映像から発売され、いまでも中古VHSが5000円〜1万5000円程度で流通している。当然DVD化はされていない。梶原恭子はその後SM系にAV女優としての活路を見出し、いまでは女子卓球日本一・平野美宇(16)系列のただのオバサンである。



それにしても28年前の「ジャニーズ事務所㊙情報探偵局」時代には情報提供賞金が「千円から一千万円」までだったのに、「ジャニーズ探偵局」になってからは百万円なのである。名前と一緒に賞金も圧縮。最近露出が増えてきたようでもあるし、村西とおる、そろそろ苦しくなってきたのではあるまいか、といささか心配である。嫁の乃木真梨子はまだ46歳だし。



あれれ、いま確認したら卑弥呼(45)と乃木真梨子の顔を入れ違えて覚えていたのである。よかったよかったたいへんな思い違いを抱えたまま死ぬところであった。



突然だけれども仕事で知り合った男にかつて村西とおるのアシスタントだったヤツがいる。村西とおるが大々的に裏本を売って逮捕、保釈された直後、1985年のことらしい。撮影アシスタントといっても何でも屋で、その何でものなかには男優も入っているという「クラクラするお仕事」である。



実際に彼が大切に保管していた処女作にして引退作、『レディス・イン・コペンハーゲン』も見せてもらった。ここは気の利いた感想のひとつも述べるところなのであろう、と気合いを入れて見たのであるけれども、あれまびっくらこいた(by高田純次)。カラミのシーンがないのである。せっかくデンマークまで行き、スウェーデン行きフェリーにおいていきぼりにされたりもしたというのにカラんでいない。



わずかな登場シーンのなか、知り合いはベッドの端に並んで腰掛けている女優をこっそりと指差し、カメラ目線で、しきりに口だけを“いいの? いいの? ”と動かしていたのである。弱いヤツ。で、そこからまた画面はコペンハーゲン観光になる。それだけならまだしもビデオの冒頭からここにたどり着くまで、どこかのスタジアムでの観兵式というのか、軍隊の行進のようすが延々と約30分も続いたうえでの話である。



はじめ見たときはエロと軍隊かあ、と意味を期待したのだけれども、意味などどこにもない。ただただカメラを珍しがっている非接触部族の態である。知り合いの男に
「結局あそこは絡まなかったの?」
と聞くと「うん」と答え
「あとで別なヤツが擬似で」
という説明があった。つまらねえ。



繰り返すけれども、私は確かにこの『レディス・イン・コペンハーゲン』を観賞させていただいたのである。しかし知り合いの男はもちろん、誰のなんのカラミのシーンも記憶にない。途中で放り出したのか眠ってしまったのかしたのであろう。うむ。アダルトビデオ黎明期のあまりにもナマナマしくない証言ではないか。



村西とおるの快進撃はその1985年の暮れからスタートする。ドキュメントふう中心の仕事ぶりは強烈にラフでタフだったらしい。弱い知り合いはそれで振り落とされてしもうた、と。



「レディス・イン・コペンハーゲン」撮影当時、そんなムダ遣いをしつつ、村西とおるはどんなようすだったのか? と面白半分に聞くと、素敵なお答えが返ってきた。



「飛行機のなかでは往きも還りもずっとシナリオを書くマネをしていた」



こっそり手元を覗き見るとシナリオの体裁すらないただの殴り書きであったのだそうだ。しかしその原稿用紙が日本到着時には「たっぷりひと掴み」の厚さになっていたというから、やはり並大抵の膂力の持ち主ではない。ドキュメントっぽい作風に転換したのも当然のなりゆきであろう。



さて、たいへん唐突ではございますが、今日は仕事をしているマネはこれにてお終い。(了)



OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!




2017年2月24日金曜日

突撃していく「ジャニーズ探偵局」がやけにジジくさい



SMAPの再結成とメリー&ジャニー喜多川の芸能界引退を求める「ジャニーズ探偵局」という団体があるらしい。同名のウェブサイトを開設しているというのでさっそく覗いてみた。文字がデカい。強い調子の色ベタが多くて、なんというのかコワモテな雰囲気である。



「2月20日
衝撃告白第1弾公開!」の指示通りにクリックするとYouTubeに飛ぶ。「『SMAPそして嵐へ...』衝撃告白第1弾!」とタイトルが打たれた動画で“衝撃告白”しているのはフォーリーブスの元メンバー・北公次であった。黒を背景にした半べそ顔のアップ。どこにもすでに故人である旨の説明がないので一種異様な感覚に囚われる。北公次は2012年2月22日に63歳で亡くなっている。



映像は何歳のときの北公次であろう? 暴露本『光GENJIへ ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)を発表したのは1988年、39歳のときのはずだから、その直後ででもあろうか。「ジャニー!! メリー!!」と指をさし名指しして“子どもたちにとても酷いことをした”と糾弾している。いささかむくんだ目元からいまにも涙がこぼれそうである。しかし“衝撃告白”という割にはこれ以上の内容がない。なんだか腑に落ちない。



『J-CASTニュース』(2017年2月22日配信)がジャニーズ探偵局の代表者にインタビューをして記事にまとめていた。抜粋してご紹介しよう。



*********************

【「SMAPに土下座しろ」 メリー氏糾弾する「ジャニーズ探偵局」の本気度】

《「メリー(喜多川副社長)・ジャニー(喜多川社長)姉弟は元SMAPメンバーの前で土下座して、泣きじゃくりながら『再結成してくれ。そうでなきゃ私たちの身が持たない』と許しを請うべきです」



東京都内の事務所で、探偵局の代表者は開口一番、こう言い放った。本名を公開することや写真撮影は断られた。サイトの立ち上げは17年2月初旬だが、探偵局の設立は29年前にさかのぼるという。


きっかけとなったのは、1988年に元フォーリーブス・北公次さんの暴露本『光GENJIへ ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)や元光GENJIメンバーの証言ビデオを発売したことだ。その中で、ジャニー氏による「少年虐待」の生々しい実態が告発された。



当時、探偵局はこうした動きを陰で仕切っていたといい、1991年に一定の成果を上げたとして探偵局は解散。その後、1995年には光GENJIも解散している。


しかし、2016年末に、ジャニーズ事務所の内紛が引き金となり、SMAPが解散する。

「このままだと元SMAPメンバーは、事務所に抹殺、粛清され、芸能界引退に追い込まれてしまう。(事務所に残る意思を示した)キムタクを除き、メンバーの明日はありません」


「探偵局」代表者は次第に、そんな強い問題意識を持ち始め、知人のSMAPファンが「SMAPロス」に陥り、心療内科へ通うようになったことがきっかけで探偵局復活を決意したという。そして、情報発信のために立ち上げたのが今回のサイトだ。これからSMAPの再結成、メリー氏・ジャニー氏姉弟の芸能界引退を粘り強く求めていくとしている。

代表者は「撃つ弾」は用意しているといい、

「背筋の凍るような情報が今、探偵局にどんどん寄せられています。これからそれを世間に出していきます。日本最大のスキャンダルが続々と暴かれていきますよ」



と語る。

既に、元光GENJIメンバーや北さんの証言を収録した映像を再編集してYouTubeに投稿。4月には、これに未公開映像を加えたDVDも発売する予定という。



さらに、最大100万円の謝礼をつけて情報提供を呼びかけており、すでにジャニーズ事務所の元従業員や元ジャニーズタレント、元テレビ局員から情報が寄せられているという。


「事務所と関わり、心に傷を負ったり、損害を被ったりした人はたくさんいます。そんな色々な経験をした人の映像を集めて発表します」

—〈略〉—

「ジャニーズファンは挙って応援してもらわないと。皆さん、自分たちの足元に火がついているのが分からない。私はファンの皆さんに檄を飛ばしたい。ともに手を取り、戦いを挑まないといけません。メリー氏のやりたい放題を許しておいていいんですか」



と語気を強め、最後にこう語った。

「メリー氏やジャニー氏は『自分たちは安泰だろう』と高をくくっています。ジャニーズ事務所には今、大きなメスを入れなきゃいけないんです」》

*********************



たいへん申しわけないいい方になるけれども、ひとむかし前の総会屋を思い出す。あまり公にされたくない情報を握っているふうに見せては揺さぶりをかけ、株主総会にからめて企業から金をひき出そうとする手口である。これで仲間の誰かが素知らぬ顔で「あの連中を黙らすくらい簡単なもんじゃ」とかなんとかいって乗り込めば十八番のマッチポンプである。



もちろんジャニーズ事務所は株式非公開だからそもそも総会屋のつけいるスキはない。ないけれども「ジャニーズ探偵局」側の話を額面通りに受け取る気持になれないのは俺が世の中の闇の中で生きすぎたん? (byほのかりん)



いやいや記事を読むとおかしいところだらけなのである。いまごろになって活動をはじめたのは「知人のSMAPファンが『SMAPロス』に陥り、心療内科へ通うようになった」からで、「撃つ弾」も用意しているというけれども、どちらも怪しいと私は思う。いまさらのフォーリーブスと光GENJIではあまりに時代錯誤である。



これはまったくのあて推量であるけれども、SMAP解散以降のジャニーズ事務所の迷走・衰弱ぶりに目をつけ、約30年も前の北公次ネタ、光GENJIネタのほこりを払って持ち出してきたといったのがほんとうのところであろう。代表は『光GENJIへ ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』が発行されたときにその周辺にいた人物であろうから、すでに相当なご高齢のはずである。



それは「元SMAPメンバーの前で土下座して、泣きじゃくりながら『再結成してくれ。そうでなきゃ私たちの身が持たない』と許しを請うべきです」という、いささか異様な、悪代官退治みたいな、おシラスのうえでの大岡裁きみたいな、大時代的な感覚にもよく表れている。



しかも、むかしもそうだったはずであるけれども、ジャニーズになにごとか仕掛けるにしてはこれくらいのささやかなインパクトではお話しにならないのである。それでなくてもジャニーズ関連の事件はテレビ局がスルーしがちなのであるから、新聞・週刊誌が飛びつくくらいのものがないと、ねえ。うむ。だからそれはただいま募集中!!



90歳と85歳の姉弟をつかまえて芸能界を引退しろとか、完全に仲違いしてしまったSMAPを再結成させるとか、「キムタクを除き、メンバーの明日はありません」だとか。発言がすべからくクイッとズレでいるのである。「皆さん、自分たちの足元に火がついているのが分からない。」とおっしゃられても私の足元のなにに火がついているのかわからないし。困ったなあ。



付き合っておられんけワシはもう寝るけん。あ、ひとつだけ教えちゃろか。いましゃくるんならジャニーズではのうしてレプロエンタテイメントじゃけんね。ササラモサラにしちゃれい!!(by松方弘樹「仁義なき闘い・完結篇」)(了)


OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!




2017年2月22日水曜日

〈罠〉清水富美加の不倫相手の謝罪がいかがわしすぎる!!



ご無沙汰しておった。謝罪文評論家の一筆ゴメンネである。今回の謝罪文は幸福の科学へ出家した清水富美加(22)との過去の不倫が一部で報じられたKANA-BOONのベーシスト、飯田(めしだ)祐馬(26)が21日、所属事務所(ヒップランドミュージックコーポレーション)を通じて発表したものである。ちなみに「飯田(めしだ)祐馬」は芸名であり、本名はふつうに「飯田(いいだ)祐馬」と読む。



しかしこれがなかなか難解な謝罪文である。文章は短くごく単純なのだけれども、どうにも納得しづらい。怪しい雰囲気がふんぷんである。とりあえずその全文をご覧いただこう。『オリコン』(2017年2月21日配信)、【KANA-BOON飯田祐馬、清水富美加との不倫認め謝罪「私の軽率な行動」】という記事からである。



************************

「飯田祐馬の報道につきまして」



一連の報道にあった通り、私、KANA-BOONベース担当 飯田祐馬は、既婚の身であることを隠し、清水富美加さんと交際をしておりました。



私は2014年4月に一般人女性と入籍致しました。しかし、私は、既婚の身でありながら、そのことを隠し、2015年6月から、清水さんと交際を始めました。

2015年9月に清水さんに既婚の事実を打ち明け、謝罪しましたが、清水さんに対する自分の気持ちを断ち切ることができず、妻との離婚をほのめかしつつ、2016年1月まで交際関係を続けてしまいました。
このことで、清水さんや妻を傷付けてしまったのは事実であり、その事実に誠意を持って向き合い、深く反省しております。


また、清水さんと交際していたことについて、妻と妻の両親に謝罪をし、夫婦間では解決しております。



私の軽率な行動で、清水さん、関係者のみなさまにご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございません。
また、いつも応援してくださっているファンの皆様を悲しませてしまったことを心よりお詫び申し上げます。



2017年2月21日


KANA-BOON 飯田祐馬

************************



まずタイトルの「飯田祐馬の報道につきまして」である。署名部分を見るとたしかに「飯田祐馬」になっていて本文は一人称で書かれているので本人が書いたものであろうとは思いたいのだけれども、それでは「飯田祐馬の報道につきまして」はありえない。



また、「清水富美加」とフルネームで書かれているのは冒頭の1回のみであり、あとはすべて「清水さん」である。謝罪の相手に対して、公にされることが前提の文章で「清水さん」というくだけた呼び方も、これまたありえない。



ついでにいうと清水富美加以外の謝罪の相手に対しては「関係者のみなさま」「ファンの皆様」である。表記のしかたがバラバラなのもおかしいし、清水富美加には「さん」でその他には「さま(様)」というのも不自然である。「さん」と「さま」とでは、自分でつかう場合を想像すればわかるけれども、気持、姿勢的にはたいへん大きな隔たりがある。「さま」のほうがずっと格上。



いつものように意地悪く読ませていただく。この謝罪文は日常の口語体で語られたもの、たとえば供述調書みたいなものを書き起し、若干の訂正を加えたものに見える。つまり誰かのリードのもとでつくられた謝罪文ということである。リードしたのは最初に「飯田祐馬の報道につきまして」とタイトルを打った人物であろう。



そんないかがわしさに注意が向くと、次にはもっと大きな疑問がアタマをもたげてくる。2人が付き合っていたのは2015年6月から2016年1月までの約半年であり、1年以上も前に終わった話である。それをなぜいまごろになって謝罪しなければならないのか? 相手が清水富美加だったからか? それはどういう意味で?



オモテ向きのストーリーとしては、千眼美子名義での清水富美加の本『全部、言っちゃうね。』の「悩みのタネだった好きな人も忘れました。」という文章を読み、自分との不倫が引退・出家のひとつの原因になったのではないかと思い悩んで所属事務所に相談した、というものがある。



しかし他方「一部マスコミからの問い合わせを受け、事務所が飯田に問いただしたところ、関係を認めたという。」(「日刊スポーツ」2017年2月21日配信)という報道もある。いずれにしても事態を把握した事務所の意向によってこの謝罪文がつくられ公開されたということである。なぜ事務所は謝罪させなければならないと考えたのか?



週刊誌に書かれたのでこれ以上叩かれる前になんらかの手を打ちたい、ゲスの川谷絵音(28)みたいにはなってほしくない、と思ったのであろうか? うーむ。1年も前に終わったことと考えればなにをいまさら、であるけれども、報道がバンド活動に与える影響を危惧してのものであるなら、なにを慌ててそそくさと名乗り出て謝るのか、である。この先どう転ぶかはまだまったくわからないのである。早過ぎる。



早過ぎるのは事務所がそれだけビビったということなのかもしれない。去年の“不倫ブーム”で要らないお勉強をしてしまったのかもしれないし。不倫スキャンダル発覚!! → フォローが大切!! → とりあえずソッコー謝れ!! なのかもしれない。いい加減になってきた。すまぬ。



で、すでに「 妻と妻の両親に謝罪をし、夫婦間では解決しております」だし、清水富美加には別れるときに謝罪しているはずであるから、謝罪の相手は書かれているうちのファンと関係者、そして付け加えれば世間ということになる。



飯田祐馬の場合ここにもうひとつ特殊な事情が加わる。飯田祐馬が清水富美加に既婚の事実を明かしたのは約半年間の交際期間のほぼ中間にあたる2015年9月である。つまり少なくともこのときまで飯田祐馬は結婚している事実を公表していなかったのである。公表していれば清水富美加の耳目にはとうぜん必ず触れる。付き合うこともなかったであろう。



では結婚を公表したのはいつかというと、……ざっくりあたってみた。やはりである。どうも今回の出来事があるまで公表されていなかったらしいのである。この件について触れているマスコミ報道が見つからないのだけれども、“不倫よりも結婚していたことのほうがショック”というような記述があちこちのKANA-BOONファンを名乗る個人ブログに散見される。事務所はこれにも脅えたのかもしれない。



でもなあ、ファンへのメッセージは最後に「また」としてありきたりな抽象的表現で付け加えられているだけで、結婚を伏せていたことを謝罪する直接的な言葉などはどこにもないのである。まともにファンに謝っているのでもない。「妻と妻の両親」と清水富美加への謝罪は済んでいるはずである。残るは影響がどう転ぶかはまだまったくわからない段階での「関係者のみなさま」と世間である。



結局この謝罪文は、ただ漠然と非難を受けたくないと願ってのものなのであろうか? 結婚していたのがバレたことで「嵐」の松本潤(33)みたいに頬被りを決め込むわけにもいかなくなっているし。そう考えるのが最も妥当? ふむ。清水富美加の前所属事務所・レプロエンタテイメントは大喜びしているであろうのう。



今回のこの謝罪文で最も異様さを感じるのは、清水富美加への配慮がいっさいなされていないことである。ああ、「妻との離婚をほのめかしつつ、2016年1月まで交際関係を続けてしまいました。」のところには自分の罪として引き受ける姿勢が見える。しかしそれでも飯田祐馬は清水富美加を積極的に守ろうとはしていない。だいたいよりにもよってこの時期に不倫関係を認めてしまえば清水富美加のイメージがさらに酷く傷つくのは火を見るより明らかではないか。



肉体関係はなかった!! いやいや絶対になかった!! ほんとうになかった!! あんたまさかベッドのなかまで潜って確認したとでもいうのか? 同衾したことはあっても肌には金輪際、指1本触れてはおらぬ!! といい張ればいいのである。ならぬ、つい興奮してしもうた。



そもそも不倫スキャンダル発覚!! → フォローが大切!! → とりあえずソッコー謝れ!! というやり方は不倫相手が素人か素人同然の無名の場合に限られる。相手が清水富美加のように名前の売れている人間の場合は、謝罪の前に双方での確認なり申し合わせなりをするのが常識である。思わぬひとことが相手に大きな不利益を与える場合もあるからだ。



この場合は飯田祐馬の所属事務所(ヒップランドミュージックコーポレーション)と幸福の科学とのあいだで善後策を考えるのがふつうであろう。そうした常識的段取りがまったくなくていきなり一方的な謝罪文とは理解に苦しむ。清水富美加などどうなってもかまわない、といわんばかりである。そして「清水さん」。本人の精神的ダメージを想像するだに胸が痛む。



もっとひどいのがこの謝罪文が公表されて以降の反応である。マスコミ、とくにテレビ、さらにはネットニュースまでもが加担しての清水富美加バッシングはまさに眼を覆いたくなるほどのひどさである。うれしいだろうレプロエンタテイメント。レプロエンタテイメントとしては裁判で洗いざらい公にされても困るし、清水富美加のイメージをとことん貶して相対的に自らの非を覆い隠すしか手はないのである。



まったくドイツもコイツもである。芸能界のあまりに古い体質という問題の本質をこんなことでごまかしてもますます腐っていくだけなのに、利害の一致している連中が「鬼のように」(by有吉弘行)、叩きまくる。念のために書いておくけれども私は幸福の科学などまったく認めていないし、清水富美加を「洗脳」というタームで批判する連中も認めない。たったひとりで組織やその周辺とわたりあう厳しさに思いが到らないのであろうか。



問題の本質はそこにはなくて、繰り返すけれども芸能界のあまりに古い体質にある。そこになんとか切り込んでいこうとしているときに「洗脳」をもちだして人格批判をはじめるというのではあまりに視野狭窄、思慮不足である。問題の全体を見渡してプライオリティをつければいまやるべきはそれではないことがわかるはずだ。幸福の科学のあまりに滑稽な世界観はまたあとでゆっくり批判すればいいではないか。



それと芸能界のあり方に深刻な疑問を抱かないでいられるというのもかなり強烈な現状のバイアスがかかっているからだと私は思う。



清水富美加(千眼美子)の2月12日付のツイートの一文を思い出す。

《力ある大人の怖い部分を見たら 夢ある若者はニコニコしながら 全てに頷くようになる。》



飯田祐馬、そして無批判にネガティブキャンペーンをおもしろがっているあなたとあなた、少しはずかしくはならないか? (了)


OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!




2017年2月21日火曜日

清水富美加を叩く芸能人を鬼呼ばわり。有吉弘行GJ !!



私は清水富美加(22)の味方である。しかし芸能界には清水富美加を積極的に擁護する人間はほとんど見当たらない。清水富美加を擁護することはすなわちこれまでの芸能界の慣習、規範を否定することになるからだ。かろうじて「本人がもうムリだっていっているのだから」と消極的に庇う姿勢を見せていたのが西川史子(45)や真矢ミキ(53)、小島慶子(44)、高橋真麻(35)といったオバサンたちであった。指原莉乃(24)もいた。このあたりのことは以前にも書いている。



そんななかラジオの番組で正面切って清水富美加を擁護する論陣を張ったのが伊集院光(49)で、もともとあまり好きなヤツではなかったのだけれども、それ以来は額のコブさえ愛おしく見える。伊集院光の主張は2月15日の当ブログに詳しく書いてあるので、ぜひそちらも参照していただきたい。



ああ、もうひとり茂木健一郎(54)がツイッターで「芸能界の悪習からようやく逃げた人を、芸能村の人たちがテレビであれこれと非難するのはほんとうに見苦しい。」と批判していた。しかし、その翌日か翌々日くらいに『バイキング』の坂上忍(49)に冷やかし半分「“芸能村の人たち”って、おれたちの事?」とやり返され、逆に「揶揄するつもりはありません」とソッコー中折れ、おっと間違いた(by荒木経惟)、腰砕けしてしまっていた。いや、過去の記事をほぼなぞってしまったのも、実はただここのところを書きたかったからだけなのである。



私から見ると芸能界は旧弊がまかり通るだけでなく、それに異を唱える者をすべからく排除してしまおうとする立派な村社会である。つまり清水富美加の引退・出家騒動は「芸能村」VS.「市民社会」という構図なのである。「芸能村」のなかだけに限れば体制派VS.反体制派ということになる。あるいは旧守派VS.革新派でもいい。



清水富美加の引退・出家騒動を、単なる事務所の移籍問題であるとか幸福の科学の教勢拡大戦略だとか、さかんに論点をずらす輩がいるけれども、矮小化してはいけない。清水富美加はレプロエンタテイメントの待遇・処遇に耐えかねて引退を決意したのである。



もうこれ以上できない → 文句をいっても聞いてもらえない → ここから逃げるには事務所を辞めるしかない → いま辞めれば必ず干される → それなら引退するしかない



これが清水富美加がたどった考えのプロセスであり、この先に



辞めてどうする? → どうやって生きていく? → 思い切って教団に相談してみよう → (教団思いのほかウェルカム)



があったのだと思う。清水富美加がレプロエンタテイメントに留まり仕事を続け、そしてある日突然自殺してしまったあとに、「どうして早く相談してくれなかったのだ」などといってももう取り返しはつかなかったのだ。まあ、村民はシレッと口にしそうではあるけれども。



たとえばいつもいつも「芸能村」べったりのコメントを出している竹山隆範(45)は自分のやっていることの意味がわかっているのであろうか? 第二第三の清水富美加を生み出すかもしれない体制の支持なのである。たぶんわかっていないであろう。



人はこのようにして知らず知らずのうちに変化を嫌い保守的になり地位や立場にしがみつくようになる。新しい動きや若い世代を抑えつけ、是々非々の判断ができなくなる。本来“オトナの事情”などという醜い言葉が大手を振って歩くようではいけないのである。



反体制派でてこーい!! 革新派でてこいや!! と思っていたらようやく1人だけ見つけた。有吉弘行(42)である。自身のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で2週にわたって語っていた。まずは2月12日放送分から。 引用元は『トピックニュース』(2017年2月13日配信)である。



《11日、スポーツ各紙は、清水が芸能界を引退し、自身が信仰する「幸福の科学」に出家した上で、その活動に専念する意向を固めたと報じている。

オープニングで、有吉は早速この話題を取り上げ、清水を「なんかいいね」「こうやって才能があって、惜しまれつつ辞めるみたいな感じ一番いいわ」と称賛し続けた。そして、その潔い引退表明を「カッコよくって」と評したのだ。

有吉は、芸能界での仕事を「そんなにしがみついてやるような仕事じゃねーからな」と断言した上で、自分のやりたいことが見つかった段階で、さっさと辞めてもいいのではないかと語っている。》



まあ、投げやり。とても革新派とはいえないけれどもギリギリ反体制派ということはいえる。続いて19日放送分である。引用元は同じく『トピックニュース』(2017年2月20日配信)である。



《先週の放送で、清水の騒動について「なんかいいね」「こうやって才能があって、惜しまれつつ辞めるみたいな感じ一番いいわ」と称賛していた有吉。

19日の放送でも冒頭から有吉は、清水の改名後の名義「千眼美子(せんげんよしこ)」について触れた。そして今回の騒動について「どうでもいいことじゃない」「大事なこと」と前置きしながらも、「ワイドショーとかで怒っているようなおじさんたち、おばさんたちのようには、私は怒りません!」と宣言。

続けて有吉は、唖然とした口ぶりで「あんなことで怒っている人たちの顔見たら、鬼みたいで恥ずかしいから」「ワイドショーでよくあんなに真剣に怒れるね!」と笑いつつも最後は「まあそれが仕事なのか」とこぼしていた。》



坂上忍をはじめとする『バイキング』出演中の男たち、太田光代(52)、和田アキ子(66)、高橋克実(55)、宮根誠司(53)、松本人志(55)、上沼恵美子(61)などなどをはっきりと向うに回しているのである。これにはいささか驚く。というか、ほんとうは“なるほどね”、である。



有吉弘行、もうすでに気分は「芸能村」の村民ではないのである。村を石もて追われたはぐれ者の気分である。夏目三久(32)に手を出して「芸能村」の長・田辺昭知(78)を怒らせてしまったからだ。いずれ芸能界からのフェードアウトを余儀なくされる。有吉弘行自身もまたそんな「芸能村」にはほとほと愛想を尽かせている。



であるからこれら有吉弘行の発言は、芸能人・有吉弘行からのダイイングメッセージとして受け取るべきだと私は思う。こんなことでいいのであろうか? 腐り切った「芸能村」は根本からつくり直さなければいけない。テレビ局を筆頭に各メディアもいい加減に腰を上げてはいかがだろうか。(了)




OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!








2017年2月20日月曜日

「中居正広が3月にジャニーズ事務所から独立する」記事を追って



昨日未明、前回の当ブログでご紹介した【独走キャッチ! 中居正広が3月末ジャニーズ事務所独立へ (1)』】(「週刊実話」2017年2月18日配信)の続き「(2)」が、昨日(19日)の正午にアップされた。もちろん「(1)」ほどのインパクトはないけれども、中居正広の独立に絡んでのテレビ朝日の動きが新しい。



まずは(2)を抜粋してご紹介しよう。実は前回、(1)の最後の部分をすでに周知の内容だと判断してカットしたのである。しかし、そのままでは今回の(2)とのつながりが悪くなってしまうので、カットしたところからはじめたい。もともとは本誌2月23日号のために書かれた1本の記事を(1)と(2)に分けて掲載したものらしいのである。



おっと、ちょっと待てよっと。『週刊実話』の2月23日号といえば本誌の発売日は2月9日ではないか。もうみなさんとっくに知ってたわけ? ネット版をぼんやり見ているこちらも悪いけれども、それにしても他のマスコミ各社がいっさいまったくスルーしているというのはどういうわけだ? 振り返って確認しても2月9日には声優・金田朋子(43)が「人間観察バラエティ『モニタリング』」(TBS)で第1子を妊娠していることを発表したということくらいしかわからない。



いやマジで本誌の発売から18日に『リアルライブ』とともにネットにアップされるまではどこも取り扱っていない。ようやく19日になって『エキサイトニュース』が『週刊実話』ネット版の記事をそのまま転載しているくらいである。“3月独立”はガセなのか?



おお、『週刊実話』は2月8日のネット版で【元SMAP元チーフマネージャーの大失言で“中国進出絶望”に日本ファンは大喝采!】という、飯島三智の活動プランがうまくいっていないと揶揄する記事を書いているのであった。とくに中国でのビジネスについては2月9日発売の本誌とまったく真逆の内容である。



すごいなあ『週刊実は』、1日でコロッと変わる。で、2月8日配信の【元SMAP元チーフマネージャーの大失言で“中国進出絶望”に日本ファンは大喝采!】のほうはネット版だけで本誌での掲載がないのである。つまり2月9日に発売される本誌での「独走キャッチ!」中居正広3月独立という、いってみれば本命記事のためのあて馬、というかジャニーズ事務所に向けてのエクスキューズではなかったのか、と考えたいのである。そういうことにする。



私は「中居正広3月独立説」を信じる!! では、以下に「独走キャッチ! 〜(1)」の最後の部分から「独走キャッチ! 〜(2)」の抜粋をご覧いただこう。



《そんな中居の背中を押し、支えているのが元チーフマネージャーのI氏だ。

「Iさん本人は否定しているが、業界関係者はそんな話を誰も信じない。しかも、Iさんのバックにはケイダッシュ会長で田辺エージェンシー副社長のK氏や大手総合免税店『ラオックス』を経営する世界的な資産家が付いているんです。そもそも、昨年末に中居ら4人が慰労会を行った六本木の『炭火焼肉An』は堺正章のプロデュース。イコール、堺と繋がりが深いK氏とのパイプがあるわけです」(前出・芸能プロ関係者)》



ここまでが「(1)」である。「Iさん」はもちろんSMAPの元チーフマネージャー飯島三智(58)、「K氏」は川村龍夫(76)である。「(2)」へ続けよう。



《さらに、具体的な話も飛び込んできた。


「今春にも、IさんとKさんが新たに設立する新事務所に中居が業務提携という形で参加する。しかも、この新事務所は芸能プロのマネジメントだけではなく、海外でのイベントやサッカー場などのネーミングライツ、企業のM&Aも手がけていくんです。中居もいくらかのお金を投資するようです」(同)


この新会社を巡っては、中居のサポートを密かに表明している日テレとテレ朝にも微妙な影響を及ぼしているという。


「あくまでも噂の一つなんですが、“新会社にテレ朝が子会社を経由して出資するのでは”という話が出ているんです。ちょっと耳を疑うような情報ですが、キーマンは『ラオックス』の会長です。世界に人脈を持ち、エンターテインメント事業にも精通しているうえ、その手のアイデアも持っている。海外進出が今後の課題のテレビ局にとっては、実にうま味のある成長戦略なんです。しかも、テレ朝はジャニーズ事務所を“一プロダクションとして特別待遇はしない”と早くから鮮明にしてきたテレビ局。とことん中居に加担しても不思議ではない」(前出・業界事情通)



対する日テレはどうか。


「情けないことに、いまだ全方位外交なんです。しかも、4月から土曜21時のドラマ枠を22時に、22時の『嵐にしやがれ』を21時に移行させる。視聴率低迷中の『嵐にしやがれ』の数字を少しでもアップさせるためです。ドラマの視聴率が下がってでも、嵐を支えていく。ジャニーズ事務所にいい顔がしたいんです」(制作会社関係者)



中居が独立を決断したいま、気になるのが他の元メンバーの動向だ。
 

「草彅剛(42)と稲垣吾郎(43)も中居の新事務所に加入する動きを見せています。草彅と稲垣は、秋以降のスケジュールが埋まっていないんです。中居にくみするこの流れは、もう誰にも止められないでしょう」(前出・芸能プロ関係者)



そして、注目すべきは引退説が囁かれている香取慎吾(40)だ。


「一時は“芸能活動を続ける”と新たな決意を語っていたんですが…。やはり気持ち的にも落ち着かないようですね。しばらくは絵の勉強をするため、“アメリカに行きたい”とも話している。まだまだ今後の仕事について話ができるような精神状態ではない。母親同然と慕っていたIさんの動き次第だと思います」(ジャニーズ事情通)


ジャニーズ事務所残留を表明し、中居らと仲違いしてしまった木村拓哉(44)は当然、蚊帳の外だ。


「着々と海外移住を進めていますよ。仕事があるときだけ日本に帰国する方針です」(キー局編成マン)


中居独立に木村は“待てよ”ともう引き止めない。》



まあまあ、木村拓哉に対しては「着々と海外移住を進めていますよ。」と吐き捨てるような書き方である。



しかしこれまでの推測とは異なっている部分がある。「Iさん(飯島三智)とK(川村龍夫)さんが新たに設立する新事務所」のくだりである。“新たに”設立するのは“新”事務所に決まっているのである。



ともかく、これまでは田辺エージェンシーを退社した元専務の松尾浩介が去年2月に立ち上げたプロダクションが飯島三智の国内での活動拠点になると見られていたのである。しかしこの記事だとそれとはまた別な話になっているのである。



結論からいうと、これは「Iさん(飯島三智)とK(川村龍夫)さんが新たに設立する新事務所」のほうが正解であろう。松尾浩介が立ち上げた事務所の設立登記日は去年の2月4日、飯島三智がジャニーズ事務所を辞めたその日なのである。いま冷静に考えれば飯島三智にとってはイヤな思い出がまつわっている日のはずである。それにわざわざこんな思わせぶりなことをするとも思えない。



つまり松尾浩介はなんとかして飯島三智と組みたいと考え、そのアプローチのために勝手に事務所を設立した、と考えたほうがしっくりする。しかもこの情報の出所は例のあて馬『週刊実は』ネット版(2月8日配信)なのである。



ここのところはもう少し説明が必要なようなので入れておく。次の「テレ朝が子会社を経由して出資する」ということにも絡んでくるのであるけれども、飯島三智が去年12月21日に社長に就任したラオックス系の事務所の話が出ていない。この事務所が事業目的に「日本のコンテンツの海外発信事業」と「映画製作」をうたっていることも伏せられている。「キーマンは『ラオックス』の会長です。」とまで書いているのであるからこれはおかしい。意図的に「Iさん(飯島三智)とK(川村龍夫)さんが新たに設立する新事務所」とごっちゃになるように仕向けられている感じがする。



以前も書いたことであるけれども、ラオックスを経営し、今回の飯島三智の新会社を設立したのは中国に家電小売941店舗を有する蘇寧電器という企業である。Wikipediaによれば「中国企業500強」で59位、「中国民営500強」で第3位にランクされている。また蘇寧グループでいえば昨年はイタリアの名門サッカークラブ「インテル・ミラノ」を買収し、さらにイングランド・プレミアリーグの海外放映権まで取得している。



つまり飯島三智が社長におさまったラオックス系の事務所の資金力はたいへん豊かなのである。テレビ朝日が海外進出をにらんで資本参加をするとかなんとかという話になっているけれども、ラオックス・飯島三智側にその必要はない。資本以外のテレビ朝日と提携するメリットといってもタレントの売り込みにコネクションをいかせるくらいのところがせいぜいである。



一方のテレビ朝日側としても中国資本の事務所に出資しても強い発言権は望めない。であるから、中国進出を目論んでの資本参加あるいは提携にしてもまずは「Iさん(飯島三智)とK(川村龍夫)さんが新たに設立する新事務所」と組む、などの全体の枠組みづくりがまだ進行中なのではないか、という気がしてくるのである。



さてさて、マスコミはほとんど誰もさわりたがらない「中居正広3月引退説」。『週刊実話』のトバシに過ぎないのか、それともほんとうに現実になるのか? 私は絶対に現実になると信じておる。天地神明に誓って申し上げたい。もしこれが『週刊実話』のただのトバシであったなら、私は首相を辞める。議員も辞める。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月19日日曜日

ジャニーズますます窮地。中居正広、3月末で独立決定!!



中居正広がこの3月末でジャニーズ事務所を退所することになったらしい。とりあえずそれを伝えた『週刊実話』(2017年2月18日12時配信)→『リアルライブ』の記事を抜粋しよう。タイトルは【独走キャッチ! 中居正広が3月末ジャニーズ事務所独立へ (1)】である。



《ジャニーズ事務所から独立すべく、ついに腹を括ったようだ。再び芸能界を揺るがす“中居独立Xデー”が、当初の予定から3ヵ月以上も早まった!

「メディアでは、ジャニーズ事務所との契約が満了となる9月前の6月に更新するか否か意思表示をするのが既定路線となっていた。だが、実際はさらに早まり、中居の独立はズバリ3月末頃に決まったようです。もはやSMAPというグループが解散し消滅した以上、契約満了時期も無効だとする知恵を授けられたようです」(芸能プロ幹部)


中居独立説を裏付ける一つの根拠となっているのが、笑福亭鶴瓶と共にMCを務めるバラエティー番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系・水曜日21時~)の枠移動。4月から人気番組がひしめく火曜日19時への再編成が発表されたからだ。


「表だけを見ていたら何も見えてこない。裏ですよ。実は、4月から中居がテレビ朝日で水曜21時の新たな情報スポーツバラエティー番組のMCに内定しているんです。裏被りするため、日テレが人気番組を移行させたと言われている」(芸能プロ関係者)


仄聞すれば、次は日テレと中居のバトルに発展…と深読みしたくなるのだが、実情は円満に話し合いが進んだという。


「すべては中居の独立をサポートするためです。局の利益よりも、将来のある中居のタレント性を重視したんです。日テレは枠移動することで『ザ!世界仰天ニュース』や火曜19時に編成されている『火曜サプライズ』の番組価値を毀損してしまうかもしれないのに…。一方のテレ朝はジャニーズ事務所にケンカを売る形になってしまった。これは言わばテレビ界を代表する2局が中居独立を後方支援しているということ」(業界事情通)

一時はジャニーズ事務所からの圧力など様々なプレッシャーから、独立を断念したこともあった中居。1月には、気管支炎と肺炎のため1週間の入院を余儀なくされている。


「独立を巡る心労がたたってダウンしたんです。入院直前の彼は思い悩み、食事も取らずほとんど寝られなかった。最近は独立へ腹を括りスッカリ元気になったんです」(放送作家)》



記事はこのあと中居正広の独立を後押ししているといわれる元SMAPのチーフマネージャー飯島三智(58)やさらにその背後のケイダッシュ、田辺エージェンシー、大手総合免税店『ラオックス』の存在にふれて終わっている。



ただいま『週刊実話』の配信からほぼ半日経っているけれども、後追いするメディアはまだない。単独スクープである。「(1)」と打たれているので「(2)」があるはずだとすると、それはこれまでの流れからいえば24時間後、今日の12時(正午)に配信される。『週刊実話』が「独走キャッチ! 」と早くもぶっちぎり状態を印象づける文言で煽る気持もわからないでもない。



問題は信憑性である。中居正広(44)の新しいレギュラー番組を放送するテレビ朝日、それとの裏被りを回避するために『ザ!世界仰天ニュース』の枠を異動させる日本テレビ、この2社は協調していることになる。なんのためにそこまでするかといえば、中居正広ひいてはSMAP独立派の残り3人、それから飯島三智を中心とする新事務所に期待をかけているからだ。これで大きな貸しをつくったことになる。



「一方のテレ朝はジャニーズ事務所にケンカを売る形になってしまった」と書かれているのはすなわち、新しくスタートさせる情報スポーツバラエティ番組の出演契約はジャニーズ経由ではないことを示している。他方、日本テレビから見れば他局の、ジャニーズの手を離れた中居正広の番組のために自局の、まだジャニーズ経由で出演契約を結んでいる番組を動かすのである。



日本テレビ、ジャニーズ事務所に対して、文句があるなら番組を終了させてもいいんですよ、といわんばかりである。いやたぶんそうしたいのであろう。独立する中居正広としてもいつまでもダラダラとジャニーズ事務所の仕事はしたくない。『ザ!世界仰天ニュース』の出演契約がどうなっているのかはわからないけれども、日本テレビは早々に切り上げる方針であろう。というかすでに切り捨てている。



日本テレビはテレビ朝日よりも激しくジャニーズに喧嘩を売っている。というか、この2社による脱ジャニーズ共闘が結成されている。キー局2つが手を組めば強力である。ジャニーズとくに「嵐」では視聴率が取れなくなっているといわれて久しいけれども、ついに見限られるときがきたわけである。



で、引用の最後ではとってつけたように1月の中居正広の1週間の入院の話になっている。たぶんこの時期に今回の中居正広の3月独立、それを受けての日本テレビとテレビ朝日の協調・連動という枠組みができあがったのであろう。うむ。つまり私は『週刊実は』もとい『週刊実話』の「独走キャッチ!」を信じるのである。



「独走キャッチ!」を信じるのには、その2日前に報道された元KAT-TUN、田口淳之介(31)のソロメジャーデビューのニュースもある。2月16日配信の『東京スポーツ』【元KAT-TUN田口 脱退から1年でメジャーデビューの裏にジャニーズの“歴史的転換”】から抜粋しよう。ジャニーズを中心とする今後の芸能界の動きにも言及しているので、ジャニーズ帝国の凋落を見届けたい私の下心にもぴったりフィットである。



《昨年3月にジャニーズを辞めた田口は個人事務所を立ち上げ、インディーズで活動してきたが、このたび、大手レコード会社のユニバーサルミュージックと契約。4月5日にシングル「Connect」をリリースする。2年間の専属アーティスト契約。KAT-TUNのメンバー、ジャニーズ事務所から慰留されたにもかかわらず、自分の意志を貫いて辞めた田口が、退社から1年もしないうちにメジャーデビュー決定というのは、少し前までならば考えられない話だ。

「ジャニーズを辞めた人たちは、芸能界にいるにしても表立って活動はできなかった。たとえば、同じKAT-TUNだった赤西仁もインディーズで活動している。その理由は、テレビ局など各所に強い影響力があるジャニーズ事務所の意向があったから」と芸能プロ関係者。

—〈略〉—

「木村拓哉以外の独立派のメンバーを『スマスマ(SMAP×SMAP)』で公開生謝罪させたことが原因で、強権を振るうジャニーズ事務所、特にメリー喜多川副社長にファンから批判が集中。すっかり悪者扱いされた事務所サイドもさすがに参ってしまい、これまでの方針を変えることにした。基本的にジャニーズ以外のことには不干渉で、辞めた人間の芸能活動にも口を出さないことにした」と前出関係者。

当然、元SMAPの“独立派”4人が今後、退社しても、ジャニーズとしては干渉するつもりはまったくないという。


ジャニーズ事務所がこれまでの方針を変えたことは業界中に知れ渡っている。それによってある大きな変化が出てきそうだ。男性アイドルグループが次々と誕生するというのだ。

「これまでどの芸能プロダクションも、男性アイドルグループはなかなか手掛けられなかった。ジャニーズの“横ヤリ”が入るからです。やるにしても、ジャニーズにかなり気を使っていた。だけど、今後はもう干渉されることはないとわかったので、大手芸能プロは年内に男性アイドルグループを誕生させ、一気に仕掛けると話題になっていますよ」(テレビ局関係者)

SMAP解散騒動が思わぬ形で芸能界に“地殻変動”を起こしたと言えそうだ。》



まあ、実際のところはジャニーズ事務所にとって中居正広の独立に較べれば田口淳之介のソロメジャーデビューなどどうでもいいお話ということなのであろう。かまっているヒマはない、と。そういう気配を感じることもあって中居正広の3月独立説を信じるのである。たいへん申しわけないけれども田口淳之介が売れる可能性はほとんどない。それでもケジメ、見せしめとして圧力をかけたのがこれまでのジャニーズ事務所だったのである。



「これまでの方針を変えることにした。基本的にジャニーズ以外のことには不干渉で、辞めた人間の芸能活動にも口を出さないことにした」という方針がジャニーズ事務所の本心なのか、仮に本心であったとしてもこれから実際に完璧に貫かれるのかはわからない。



わからないけれども、日本テレビとテレビ朝日の脱ジャニーズ共闘が組み上がってしまった以上、ジャニーズ事務所はそうしたニュアンスの立場を取るしかない。テレビ局を意のままに操っていたかつてのチカラ関係が逆転してしまったのである。いくらウチ以外のタレントを使うなと喚いても、もう誰も聞く耳をもたない。



昨夜(18日)放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ)内で4月スタートのドラマ『ボク、運命の人です。』に主演する亀梨和也(30)が、共演の山下智久(31)とのスペシャルユニット「亀と山P」を結成して主題歌を歌うことが発表された。これもかつてメリー喜多川派と飯島三智派のあいだをウロウロしていた山下智久が、と考えればジャニーズ事務所の必死の防戦のようにも見えてくる。



おお、なるほど。日本テレビは『ボク、運命の人です。』、同時にテレビ朝日では中丸雄一(33)の司会が早くもただならぬ緊迫を呼んでいる『世界ルーツ探検隊』がはじまるのである。脱ジャニーズ共闘もエサを投げているのである。飴と鞭。使ってやる、の感じ。SMAPが解散し、「嵐」が低迷して、なんとか出演をお受けしていただけませんでしょうか? の時代は終わってしまったのである。繰り返しになるけれども。



さらにさらにさらーに、こうして「SMAP解散騒動が思わぬ形で芸能界に“地殻変動”を起こした」のに加えて、清水富美加とレプロエンタテイメントの引退・出家騒動もある。こちらはいわゆる“奴隷契約”に象徴される芸能界の前近代的体質、悪しき慣習がようやくにして世間的にクローズアップされつつあるので、より大きなインパクトに発展する可能性がある。“地殻変動”プラス“小惑星衝突”である。うむ。わくわくするのう。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月18日土曜日

清水富美加の引退・出家騒動はニッポン芸能界をひっくり返せるか?



藤山直美(58)が初期の乳癌と診断されたらしい。(「日刊スポーツ」・2017年2月18日配信)。その治療のために7月までに予定されていた芝居はすべて中止または休演になるという。つい数日前の2月14日にだいたひかる(41)の乳癌について“二番煎じ”などと酷い毒づき方をしてしまったせいか、なんとなく複雑な気分である。



こういうささやかな偶然はフィクションの世界ではほとんどお目にかかれない。できるだけ偶然に頼らないことが物語づくりの原則である。それにしても最近はテレビの娯楽番組なんかよりも現実のほうがずっと面白い。いやテレビがつまらなくなったというべきか。



例の清水富美加の引退・出家騒動にしてもあれだけ面白いのであるから、清水富美加が出演していたすべてのテレビ番組と引き換えても十分におつりがくる、とさえ思う。幸福の科学という「芸能村」外部からの異議申し立てにレプロエンタテイメントがどう対応するか、「芸能村」を守るべく内々に大幅譲歩をするのか、あるいは「芸能村」を守るなどということは考えもせず裁判に臨んで前近代的なその体質を露呈してしまうのか、興味は尽きないのである。



テレビがつまらなくなったのは、いわゆるオトナの事情に腰が引けて、あるいは企画力が不足で面白さ満載の現実からすっかり遊離してしまっているからだ。医師にしろ詐欺師にしろ、いまなぜそれを主人公にしたドラマなのか、というアクチュアリティ、必然性がない。ただの絵空事である。絵空事であるなら金のかかったハリウッド映画でも観ていたほうが面白い。



しかも清水富美加の引退・出家騒動が典型なのだけれども、テレビはしばしば偏った取り上げ方をするので、ここでも客を逃してしまっているのである。現状、清水富美加に関して報道されているのはレプロエンタテイメント側からの情報がほとんどである。



ついでなのでこのあたりを批判した『日刊サイゾー』(2017年2月14日配信の)記事を抜粋しておこう。



*********************

【「幸福の科学を悪者にするしかない」清水富美加の“暴露”恐れる芸能界の不気味な村社会】

《女優の清水富美加が、仕事を中断して所属事務所レプロエンタテインメントとの契約を解除する意向を示し、宗教団体「幸福の科学」の活動に専念するとしたため、業界内は大混乱だ。

何しろ撮影済みの映画3本ほか、2社とCM契約中の身。これには業界関係者から「清水と教団を徹底的に悪者にするしか道はない」という話が聞かれる。

「要するに所属事務所に不満があって精神的に参ってしまったということなんだろうけど、そこがクローズアップされると芸能界のタレント契約問題や仕事の在り方に疑問が生じる。奴隷契約みたいになっているのは事実だし、それでやってきたんだから、今さら変えられない。だから業界側はとにかく、清水って子が無責任でおかしな奴なんだ、とするしかない。“教団に洗脳されている”と、向こう側を悪者にすることが、この業界を守ることになる」

こう話す業界関係者によると、レプロと近い別の大手事務所の幹部は、芸能リポーターなどに、そういう方向でテレビコメントするよう伝えたという話だ。それが原因なのかはともかく、芸能リポーターの井上公造氏は、情報番組内で「事務所でもない、教団でもない第三者の病院で、ちゃんと調べてもらうのが一番正しい結果になる」と、両者の争点から目を逸らすかのような解説をしていた。

タレントの坂上忍も「事務所に対する配慮がない。俺は擁護する気は一切ない。結果論としては仕事飛ばしているわけだから」と清水に厳しい批判。同じ事務所のベッキーが不倫騒動を起こしたとき、「あいつ本当にいい奴で俺と違って本当に真面目な奴なんで、今回だけは許してあげて」と擁護していた芸人のカンニング竹山も、今回は「仕事を残したことによって不幸になる人がいっぱいいる。まず、その人たちのことを考えてきれいにしてから行きなさい」と批判的だ。

〈略〉

契約問題だけに沿って言えば、映画やCMに損害を与えているのは事実で、その責任が問われることにはなりそうだが、前出の業界関係者は「それでも、もし裁判になれば、清水の方から一般社会とかけ離れた芸能界特有のルールをどんどん暴露されるだろうから、徹底してこちら側は彼女の悪評を集めてメディアに伝えてもらうしかない」と口にした。》

*********************



うむ。レプロエンタテイメント、ピンチである。しかし面白がってばかりはいられない。テレビよりも現実のほうが面白い、といういい方は、私が現実とドラマや映画などを同じレベルで観ているということを示している。モニター画面に映るものはすべてエンターテイメントであり、それは面白さだけが問題になる。大げさか。まあとにかく、だからだいたひかる乳癌について“二番煎じ”などという不謹慎な言葉が出てくるわけである。



面白いか面白くないかだけが問題なのである。であるから、清水富美加の件についてもレプロエンタテイメント、つまり「芸能村」を悪として観たほうが面白いから、という気分はたしかにある。もちろん客観的に判断してもそう思うのだけれども、ここにいかんともしがたい野次馬のサガを感じてしまうのである。我ながら。ときどきはグイッと手綱を引き締めなければいけない。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月17日金曜日

一方的に清水富美加の悪質なデマを流しているヤツがいる。アイツ



清水富美加がボッコボコの袋叩きである。いくら人さまの不幸が大好物の私でもこの惨状には開いた口が塞がらない。大好物なのにいただけない。無責任な流言飛語が飛び交っている。さらに清水富美加側が提出した“生死にかかわる”とする2通の診断書を、なんの根拠も示さず“信用できない”と撥ね除けようとする暴挙さえまかり通っているのである。



以下はレプロエンタテイメントの顧問を務める山縣敦彦弁護士と塩川泰子弁護士の記者会見での発言である。



「診断書は2通、いただいている。ただ、どういった経緯で検査をされてそういった診断がなされたのか、診断書が正しいものという前提で考えることができない。」(「デイリーニュースオンライン」2017年2月12日配信)



診断書はレプロエンタテイメントの手元にあるのである。「 どういった経緯で検査をされてそういった診断がなされたのか」は、そこに署名している医師に問い合わせればすぐにわかる。幸福の科学とのつながりを懸念するのであれば身元調査をすればよい。それせずに「診断書が正しいものという前提で考えることができない。」というのは怠慢、そして悪意ある決めつけである。



だいたいにおいて医師法によって規定されている国家資格である「医師」をどう考えておるのか。医師はその資格をかけて診断書を書いているのである。虚偽の診断書を書けば即座に職を失うことになる。おお、山縣敦彦と塩川泰子も弁護士法に規定されている「弁護士」であった。豚に小判おっと間違いた(by荒木経惟)、釈迦に説法であったのう。



清水富美加の父親に5000万円の借金があるという報道が盛んになされている。しかしこれについても根拠がないままである。



《本紙の取材によると、清水の父親は都内でネット関連の会社を経営していた。だが5年ほど前に妻と離婚、末っ子の清水を父親が引き取った。だが、昨年後半に会社が倒産し、父親が負債を抱えたのは間違いないが、5000万円という数字の根拠は「?」だ。



東京郊外にある清水の実家は現在、もぬけの殻。近隣住民によると「5~6年前にここに引っ越してきたが、近所付き合いはほとんどない。娘さんはたまに顔を見せにきていた」という。



肝心の肩代わり部分について、教団幹部は「そのような事実は一切ありません」と本紙に強い口調で否定。同幹部は報道を引用したフジテレビの情報番組にも、生放送中に抗議電話をかけ、その場で訂正させた。



「意図的にニセ情報をリークした人間がいる。父親の借金と教団を結びつけて、イメージ操作しようとしている。こうしたガセ報道には法的措置を含め、断固たる態度で臨む」とは同幹部。



この手の騒動が起きた時、水面下で情報戦が繰り広げられるのが、芸能界の常だ。今回の件でも「出家」を「事務所移籍騒動」にすり替えようとする動きがあるという。



「出家した清水さんが教団製作の映画に出演した場合、それは芸能活動で、レプロから幸福の科学への事務所移籍に当たるというのです。芸能界にはレプロも加盟する一般社団法人『日本音楽事業者協会』という互助会組織があり、勝手な移籍や引き抜きを禁止するルールが設けられている。今回の一件は拡大解釈すれば、それに抵触するという理論です」(芸能プロ関係者)



本紙で昨報したように、フリーアナウンサーの宮根誠司(53)は13日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で、「これは引退というより事務所の移籍。今後も芸能活動をやるなら、なぜ5月20日(のレプロとの契約満了)まで全うできなかったのか」と述べた。



こうした流れに教団の広報担当者は「論点がおかしくなっている。清水さんはレプロの奴隷契約によって追い込まれ、心身に支障をきたし、そこから逃れるために出家したのです。仮に教団製作の映画に出演するとしても、名前は清水富美加ではなく法名の『千眼美子』。宗教活動の一環です」と話す。》(「東京スポーツ」2017年2月16日配信)



宮根誠司の所属事務所「テイクオフ」はバーニングプロダクションの系列であり(Wikipedia)、バーニングとレプロエンタテインメントは最近少しギクシャクしているとはいえ提携関係にある(「ビジネスジャーナル」2017年2月15日配信)。それにしても父親の借金話はどこから出てきたのであろう。決まってるか。最初に報じたのは『サンケイスポーツ』(2月14日配信)、それから『スポニチアネックス』(2月15日配信)であった。あ、それから私は幸福の科学の教えはまったく支持しない。漫画以下の悪い冗談にしか思えない。



さらに清水富美加が本番中に酒臭かったという話まで出てきた。これにはその記事中で“番組制作スタッフが証言した”と書かれた関西テレビが明確に反論している。2月16日配信の『デイリースポーツ』である。以下引用しよう。



《宗教法人「幸福の科学」への出家騒動渦中の女優・清水富美加(22)が、1月中旬にレギュラーを務める関西テレビ・フジテレビ系の情報番組「にじいろジーン」に生出演した際に「酒の臭い」がしたとの番組スタッフの証言が一部で報じられたことに対し、番組制作の関西テレビが16日、事実を否定するコメントを発表した。

同局は、社内調査の結果として「一部報道にありましたような清水富美加さんが“『にじいろジーン』の生放送で酒の臭いがした”“収録中は元気がなかったので周りも心配していた”といった事実は、カンテレ(関西テレビ)としては確認したことはありません。今年に入ってからの生放送もいつも笑顔で元気でした」と反論した。

16日付け一部朝刊では番組スタッフの話として、1月中旬に清水が同番組に生出演した際に「ほんのり、お酒の臭いがした」「収録中は元気がなかったので周りも心配していました」と報じられ、1月中旬に生活態度に異変-、と伝えられていた。》



エラいなーカンテレ。きちんと社内調査をして発表してくれるんだ。系列局のフジテレビがあんななのに。うむ。よけい際立つ。山縣敦彦と塩川泰子もみならえ。あ、「一部朝刊」の一部とは『スポニチアネックス』(2月16日配信)である。



5000万円の話といい、お酒臭〜いの話といい、出元は東京スポーツがにおわせているようにレプロエンタテインメントであろうと思う。こんな程度の低いデマを流してなんとかしようと考えるのは、いまどき芸能界の人間くらいのものだ。坂上忍はイヤだろうけれども「芸能村」といわれてもしかたがない。



しかし今回の「清水富美加の乱」はすでに「芸能村」内に留まっていないのである。幸福の科学は「芸能村」の外にいる。この問題については一般社会の規範をもって対応している。訴訟も考えているらしいから、各マスコミとレプロエンタテイメントはそうとうな代償を覚悟しなければならないであろう。



芸能マスコミの報道とそれを受ける視聴者のようすを見ていると、デマや噂の怖さをつくづく感じてしまうのである。過去にはデマがもとで大量虐殺が行われたという忌まわしい歴史がありつつもこれである。テレビをはじめとしたマスコミがお先棒を担ぐのである。ニッポンこれじゃダメだん。ニッポン邪邪邪。ある日突然、おまえクラゲだろ!! って責められたらどうする?



それにしても事態を重く見たのであろうカンテレ、エラいなあ。清水富美加、よく見たらアジアンテイスト満載で可愛エエ。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月16日木曜日

坂上忍がヒステリックに清水富美加を叩くわけ



あまりの傲慢ぶりに驚いた。『バイキング』(「フジテレビ」2017年2月15日放送)の坂上忍(49)である。打ち合わせで外出していたので観てはいないのだけれども、2時過ぎに戻ると早くもネットニュースで記事化されていた。『トピックニュース』、2月15日12時38分配信である。まだ番組の途中である。人のフンドシでニュース、しかも早い者勝ちである。まあ、人さまのことはいえないけれども。以下紹介しておこう。



******************

【坂上忍 茂木健一郎氏の「芸能村」発言に噛み付く「じゃあ茂木さんは何村?」】

《15日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で、脳科学者の茂木健一郎氏の発言に坂上忍が噛み付いた。

番組では前日に続き、清水富美加の出家引退騒動を特集。その中で茂木氏が自身のTwitter上で、清水に対する擁護ととれる投稿をしていたことが話題に。

*茂木健一郎のツイッターのスクリーンショット挿入*
(芸能界の悪習からようやく逃げた人を、芸能村の人たちがテレビであれこれと非難するのはほんとうに見苦しい。日本のテレビがオワコンであることを益々感じさせる。人間、フェアじゃなくては、結局人々の心から見捨てられる。)

スタジオでこのコメントが紹介されると、坂上が「いろんな意見が出て当然」と断った上で、「『芸能村』って俺達のこと?じゃあ茂木さんは何村の人なの?」と問いただし、茂木氏自身もテレビ番組に頻繁に出演していたと指摘する。

そこでおぎやはぎの小木博明が「茂木さんに見られてくないなこの姿、恥ずかしい」と自虐気味に語る。坂上も「じゃあ俺達は恥ずかしい人間なんだね!」と開き直り、小木も「僕らはクズですよ!」と意気投合し、スタジオの笑いを誘っていた。(原文ママ)》

******************



坂上忍49歳。あまりにも幼稚すぎないか。「おまえバカだろ」といわれて「おまえだってバカだろ」といい返し、「おーい、オレたちバカなんだってよー」と子分に振り向きながら毒づく。最低である。「人間、フェアじゃなくては」という異議に応えるつもりなどサラサラなかったらしい。



もし万一、わざわざ茂木健一郎からの批判を取り上げて揚げ足を取り冷やかし、ネタ扱いすることで煙に巻こうとする意図が最初からあったのだとしたら、さらに最低である。最最最低。



こればかりではなく坂上忍、清水富美加の出家引退問題については異様なほどにヒステリックなのである。ここは私が一方的に声を荒らげていると思われても困るので『東洋経済オンライン』(2017年2月15日配信)の【芸能事務所の「特殊かつ旧態依然」とした体質】という記事から抜粋しよう。



******************

《2月13日放送の「バイキング」(フジテレビ系)で坂上忍さんは冒頭で、「両者の会見を見ましたが、『幸福の科学』さんは芸能界のプロではないから」と一線を引きました。いきなり「芸能界は特殊な世界なので」とくぎを刺していることが分かります。


続けて坂上さんはラサール石井さんらとともに、「若手の月給5万円は正当なもの」とし、「僕らのときもそうだった」と言い切りました。さらに、「人気が出たあとは、月給か歩合の2択が提示される」と芸能界の仕組みを熱弁して話を進めましたが、思えば「月給5万円」は富美加さんと同じ事務所の能年玲奈さんが独立騒動を起こしたときにも聞いたフレーズ。「旧態依然の体質に問題があるから同じ騒動が起きている」という議論にならないのが、芸能界特有のパワハラ体質を象徴しています。



それどころか、富美加さんの書いた直筆メッセージに対して、「追い込まれていたのはわかるけど、8年間も所属した事務所に対する配慮がないし、さらに事務所や業界批判のツイートをしている」と厳しい言葉を続けました。フィフィさんの「精神を崩していたのでは?」という意見には声を荒らげて認めず、「結果論として仕事を飛ばしちゃっているわけだから」とシャットアウト。結果しか見ないのは、芸能界のベテランらしいといえばそうなのですが、数々の労働問題が取りざたされ、他業界が苦しみながら変革を模索している今、「芸能界だけが変わらずにいられる」という考え方は虫がよすぎる気がします。》

******************

コラムニスト・木村隆志(43)の署名記事である。1月12日には【テレビと芸能界のもはや隠しきれないタブー】という記事も書いている。興味のある方はぜひ。それにしても清水富美加の問題からニッポン芸能界の体質の問題にいち早く踏み込んだ『東洋経済』に対して『LITERA』が安倍政権批判に忙しいのかすっかり遅れをとってしまっているというのが、とても今日的でおもしろいでやんす。



さて、坂上忍はなぜヒステリックに芸能界=レプロエンタテインメントを擁護し、清水富美加を叩くのか? 「8年間も所属した事務所に対する配慮がない」という前に、おそらくはとうぜん出てくるはずの「 8年間も耐えてきたのだ」という反論になぜ思いが到らないのであろうか? 自分が“芸能村”の村民だからか? 村民なら村のそこら中ゴミが散らかっていたらキレイにしようとは思わないのだろうか?



で、なんでも書いている載っているWikipediaにおうかがいを立ててみたのである。ゲエッ、ついでにネタ拾いに「女性器」の項目も開いてみたら、さらにさらにさらにエグくなっていたのである。更更更エグ。ネタ拾いには成功したもののなんだかカラダがだる〜くなってしまったのである。「女性器」なんて開くからだよ〜。←ダブルミーニング



もとい。Wikipediaのおかげで性格の歪んだ私は坂上忍のヒステリーの原因を突き止めたのである。これである。



《2009年6月1日、芸能スクール・アーティストの発掘・育成プロダクション「アヴァンセ」キッズアクタープロダクションを開校。それと並行でネオモデルタレントスクールの特別講師も担当している。》



坂上忍は子役の育成、マネジメントも仕事にしているのである。“芸能村”の小学校の校長である。子どもたちには“芸能村”のオトナやすでに有名な子どもを指差しては、あんなふうになりたかったらいつも素直にいうことを聞け、的なことを語っているのであろう。



現状の“芸能村”を追認し続けなければ“芸能村”の小学校は成立しない。と少なくとも坂上忍は考えている。そこに子どもたちを送り込むための学校なのだから。子どもたちの手前、親の手前、子役たちの仕事先の手前、いつもと違う印象を与える言葉も吐きたくない。



坂上忍が開設した「アバンセ」のホームページを見ると、トップページの下に著書の広告が並んでいる。その1冊に『スジ論』というのがあって、キャッチコピーが「礼儀のないガキは仕事場にいらない。」である。「『大人』のルール51」である。予想以上の剛力彩芽(24)である。なんのことだか。勇ましさである。



しかしヒステリックなのである。これまでの自分の言動や立場を考えて、それが崩されるのを極端に怖れているのである。「いつも無条件に大人のいうことを聞け、そうしないと“芸能村”では生きていけねえんだから、とはいってきたけれども、最近の“芸能村”にはよくないヤツもいるみたいだねえ」ということがいえない。それをいうとすべてがなし崩しに崩れてしまうと思い込んでいるのである。小心者である。性格が歪んでいる私はそう思う。



そんな小心者の坂上忍に進歩などあるはずもない。古い“芸能村”の価値感にしがみついている、すでに過去の人である。案外小心者だということもバレてしまったし、これから先はあまり伸びないはずだ。とくに今回の清水富美加引退の件では、これ以上舵取りを間違えると一気に沈む危険水域に入っている感じがする。



うむ。こうなってくると、《1995年1月14日、飲酒運転の末電柱に激突し器物破損をおこし、大破した車で逃走したためパトカーとのカーチェイスになった。約20分後に現行犯逮捕され、半年間、謹慎した。(Wikipedia)》という、つい先ほど発見したばかりの事実にもまた目がいってしまうのである。20年以上も前、たぶん27歳くらいときのことなのに。



しかし、ああそういえば清水富美加をつかまえて「22歳っていったらいいオトナですよ」と語っていたよなあ、などということはいわないのである。そんなふうに毒づけばネタは山ほどだけれども、聞いてくれる子分が後ろにいるわけでもないし。あらららら、性格が歪歪歪悪いでやんす。私はやっぱし。(了)





OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!




2017年2月15日水曜日

清水富美加グッジョブ!! 坂上忍は子役の育成をやめるべきでしょ



昨夜、近所の飲み屋でたまに顔を合わせるババアが突然「元気マンマンでギャーギャーワーワーうるさいババアと暗くてショボーンとしていまにも死にそうなババアと、どっちがいい?」と聞いてきたのでソッコーで「死にそうなババア」と答えたのである。



それとは直接関係ないけれども、私は清水富美加(22)の味方である。22歳の娘と能年玲奈を潰しにかかっているコワモテ芸能プロダクションとどちらを取るかといわれれば、あったり前田のクラッカーである。芸能界の“常識”と一般社会の“常識”とどちらを取るかといわれれば、一般社会の常識に決まっておる。



2月12日に突如勃発した「清水富美加の乱」は燎原の炎のごとく芸能界・テレビ界を疾駆し、もう一押し二押しで「レプロ事変」に発展しそうな勢いを見せている。ぜひそうなってもらいたいものである。傍から見ていてもニッポン芸能界は前近代的過ぎる。それを改めてあからさまにしてみせた清水富美加、グッジョブ!!



これを「レプロ事変」にまで炎上させられるかどうかは、大手一般紙の扱い方にかかっている。テレビ局はバーニングプロダクション系列で新垣結衣(28)を擁しているレプロエンタテイメントに、情けないことにとりあえず腰が引けているのである。とりあえず、というのはレプロエンタテイメント自体にはテレビ局を封じ込めるチカラなどないからである。文句なし一流と呼べるタレントは新垣結衣しかいない。ゴロリ、と批判の石が転がりはじめればすぐにレプロ叩きに回るであろう。



その“ゴロリ”は、販売部数激減に悩む大手一般紙にとって千載一隅、起死回生、蜂の一刺しのチャンス、干天の慈雨、溺れる者の藁なのである。はしゃいでしまってすまんのう。しかしSMAP騒動、レコード大賞買収疑惑ときて今回の「清水富美加の乱」である。さらにレプロは能年玲奈→のんとのトラブルも抱えている。



芸能界の闇は深い。とくにレプロの周りは真っ暗くら。つまりいまなら掘れば掘るほどわかりやすいところにお宝ザックザクなのである。しかも2020年のオリンピックをメドに暴力団を極力排除したい警察の意向もあるし。のう。いい話ではないか。どうじゃ?



なかでも期待は朝日新聞。自社ニュースサイトで《ガングロと新聞社 「絶滅危惧種」同士の生き残りかけた作戦会議》などというオチャラケをやっている場合ではないのである(「withnews」2016年10月18日配信)。『週刊朝日』での橋下徹叩きに調子こいたあまり「ハシシタ・奴の本性」(2012年10月26日号)などというとんでもない記事を書いてみせた佐野眞一(70)というたいへん優秀なライターもいるではないか。この機会にまたのびのびと書いていただいてはどうか。



しかしマジメな話、なんだかんだいっても、芸能界浄化キャンペーン、つまり「レプロ事変」を立ち上げられるのは大手一般紙しかないのである。お願いである。われわれ人民もレプロにデモをかけたり、小栗旬(34)を担いで世界芸能労働組合極東支部を結成したり、所属の新垣結衣はもちろん川島海荷(22)やマギー(24)なんかもオルグしたりして話題づくりに協力するつもりである。



もう少し足りないとおっしゃるのであれば、レプロエンタテインメント社長・本間憲(55)と団交もしよう。井上公造を吊し上げてもいい。宮根誠司(53)に川田裕美(33)とはどうだったのかを総括させてもいい。ぜひひとつ共闘しようではないか!! あ、マギーのオルグはHi-STANDARDの横山健(47)との不倫スキャンダルに圧力をかけてもらったばかりだからムリか。



ともかくそんなこんなですでに揮発性の燃料が満タンのレプロエンタテイメントなのである。マッチ1本で、いや新聞紙の焚き付けがあれば直ちに爆発、火はボーボーである。であるからレプロ、大手一般紙の動きには神経を尖らせているはずである。いや、もっと切迫しておののいているくらいのものだろうな、と思っていたら出てきた。姑息なマスコミ対策が。とはいえ大手一般紙に圧力はかけられないので、ただのいいわけである。 本間憲社長名義で報道各社にFAXを送付している。



******************

【清水富美加の事務所「本人の意思最大限尊重」「円満に話を」と声明】(「デイリースポーツ」2017年2月)という記事から抜粋してご紹介しよう。


《宗教法人「幸福の科学」への出家を宣言した女優・清水富美加(22)について、所属事務所「レプロエンタテインメント」が14日夜、本間憲社長名義で報道各社にFAXを送付。騒動となっていることを謝罪した上で、清水本人の意思を「最大限尊重」し、「可能な限り本人の希望に添う形で円満に話を進めていくつもりでおります」と改めてコメントを発表した。

—〈略〉—

所属事務所は「弊社所属タレント・清水富美加 一連の報道に関して」と題して長文の“声明”をマスコミあてに送付。改めて出家騒動の経緯を説明した。

書面では、今年1月末ごろ、清水本人から事務所スタッフに、幸福の科学に出家すること、出家に伴いレプロとの契約を終了させたいと申し入れがあったことを説明。事務所としては「突然の告白に大変衝撃を受けましたが、出家及び契約の終了について一切の否定をしておりません(ただし、契約の終了時期につきましては別途協議の申し入れをしております)」と清水の信仰やレプロとの契約終了自体については否定していないことを改めて伝えた。

事務所側としてはすでに決定している仕事を「プロフェッショナルとしての責任を持ってやり遂げてもらいたい」との思いから、2月2日から双方の代理人弁護士が契約終了の時期について協議を進めてきた、と説明した。レプロとの契約は5月20日まで残されている。

また「連日の報道の中で様々な臆測が飛び交っておりますが、弊社といたしましては、当初から一貫して清水富美加本人の意思を最大限尊重し、可能な限り本人の希望に添う形で円満に話を進めていくつもりでおります」と説明。現在も代理人間で協議を続けていることを伝えた上で、「皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます」と騒動を謝罪している。》

******************



ふうん。「出家及び契約の終了について一切の否定をしておりません(ただし、契約の終了時期につきましては別途協議の申し入れをしております)」ってなにいってんだかよくわかんないんだけど。オトナがこれだから子どもはグレる。出家及び契約の終了について「否定」はしていないけれども受け容れてはいないわけである。だから「別途協議」するんだろよ。



しかも「別途協議」というけれども、「出家及び契約の終了時期」こそがこの問題の実務的解決のための核心なのである。「一切の否定をしておりません」とさも清水富美加の要望を聞いているようなポーズをして、実はなんにも聞いちゃいないし考えてもいない。まあ、こんな中身のない声明もそれはそれでおもしろいけれども。



レプロエンタテインメントという事務所はけっこうすばしっこい。それでのし上がってきたようなものだ。能年玲奈→のんとのトラブルではこれを報じた『週刊文春』を相手に名誉毀損で1億1000万円の損害補償と謝罪広告を求める訴訟を起こしている(「日刊サイゾー」2015年6月15日配信)。スラップである(英: SLAPP、strategic lawsuit against public participation、威圧訴訟、恫喝訴訟)。



12日のツイッターで清水富美加が「力ある大人の怖い部分を見たら 夢ある若者はニコニコしながら 全てにうなずくようになる。」と書いたのもたぶんこういうところを見ているからであろうと思う。



この問題に対してテレビのなかの世論はどうなっているのかを、ざっくり整理しよう。



******************

◆ 清水富美加に厳しい派・芸能界保守本流
坂上忍(49)、宮根誠司(53)、竹山隆範(45)、井上公造(60)、ほか多数

“受けている仕事を投げ出すなんて言語道断・新人は給料が安くてあたりまえ・育ててもらった義理や恩義があるはず・引退するならすべてをクリアしてからにしろ”


◆ そんなに寄ってたかっての現状肯定はいかがなものか派・少数
伊集院光(49)・茂木健一郎(54)

「芸能界の悪習からようやく逃げた人を、芸能村の人たちがテレビであれこれと非難するのはほんとうに見苦しい。日本のテレビがオワコンであることを益々感じさせる。人間、フェアじゃなくては、結局人々の心から見捨てられる。」(茂木健一郎・2017年2月14日ツイート)

伊集院光については、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「伊集院光とらじおと」での2月14日の発言を『スポーツ報知』(2017年2月14日配信)から抜粋しておく。

《「それにしても皆さんにちょっと聞きたい、尋ねたい、問いかけたいんですが、この芸能界の中からコメントがいっぱい出てくるじゃないですか。今なお仕事をして中堅、ベテランになっている人、いわゆる発言権が与えられている人の意見が、あまりにも“彼女は身勝手だ”“仕事を放棄して迷惑をかけるのはけしからん”というのが多いと思う。(その意見は)間違っているとは言ってないし…。でも、あまりにもそれ一色なことに気持ち悪さを感じる」と語った。

「芸能界という一般の会社と違う、一般の社会と違うというのは分かっているけど、そこで勝ち抜いた人の意見って、バイアスがかかっちゃっている気がする」と話し、過去のスポーツ選手を例に話を展開。“ウサギ跳び”は膝に負担がかかるので良くないことが現在は定説になっているが、かつてウサギ跳びをこなしながらケガをせずに強靱(きょうじん)な体力で活躍した選手からは“ウサギ跳び”を否定する意見は出てこないと説明した。

さらに「町工場でも放送局でもいい。寝ずに働いて『俺もう無理です』という若者に、『俺たちの若い頃はもっと仕事していたぞ』とか『他の人に迷惑を掛けるから頑張れ』と言うのを良しとしていた時代があるけれど、もはや違うだろうと俺は思う。彼女は死にたいと思っていて、そういう人に『仕事の責任を取っていないのにやめるな』というのは俺は違うと思う」と話した。

そして、騒動を解決する提案として「迷惑を掛けられた人も、彼女が不満に思ったことでも、ちゃんと法律のもとに裁判をした方がいい。裁判して法にのっとってやるべきだと思う。彼女の味方かっていうとそうじゃないという意見はあるけれど、あまり著名な人の意見が、バランス感覚を欠いている気がする」と語った。》


◆ 清水富美加にやさしい派・キツかったらしかたないじゃない

高橋真麻(35)、真矢ミキ(53)、小島慶子(44)、ほかなぜかオバサンが多いような気がする

******************



およそ3派に分かれているわけである。それにしても光!! こんなにまともなことをいう光ははじめて見たん。おっしゃるとおりである。付け加えさせていただければ、「芸能界という一般の会社と違う、一般の社会と違うというのは分かっているけど」という芸能界の常識は一般社会には通用しないのである。少なくとも芸能界にもしっかりした人権意識がなければならない、のである。ちなみに伊集院光は竹山隆範と同じホリプロ所属である。



あ、そうそう。とはいえ正直にいっていちばんうれしかったのは長井秀和(47)のFacebookでの呼びかけ(2月13日)である。『シネマトゥデイ』(2017年2月14日配信)から抜粋しよう。



《「色々悩んでいるとの話も聞きますけど。ここは清水富美加さん、創価学会に改宗したらどうですかね? 伸び伸び、芸能活動と宗教活動を両立出来ると思いますよ」と勧誘。

「(創価学会の)池田大作大先生は、世界の池田・日蓮の再来とも言われる大指導者ですからね。開けて行くと思いますよ。創価学会の池田大作大先生も、生きてるか死んでるか分からないんですけど」などとアピールし、「取り合えず、手始めに、清水富美加さんに聖教新聞を一ヶ月無料贈呈しますね」と結んでいる。》



そうかあ、池田大作が生きてるか死んでるかは学会員でもわからない、と大声でいえる時代なんだ。芸能界がそれぞれオノレの権益にしがみついてもはや旧弊を溜め込んでいるあいだに、創価学会もここまでサバけたのである。芸能界はいまやニッポンの恥部である。イヤホント。



長井秀和グッジョブ!! 伊集院光といい長井秀和といい、ふだんあまりパッとしない2人なのにいきなり輝きだしているではないか。これは清水富美加効果と呼ぼう。「清水富美加の乱」についてはなりゆきを観察してまた書かねばならんですたい。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月14日火曜日

小林麻央の病床ブログ、孤独な作業だと思うわよ



私はほんとうにわがままでイヤな子どもだったのである。たとえば家族の誰かが頭が痛いなどといいだすと途端に機嫌が悪くなり、自分の部屋に閉じこもってしまうのである。まあ、気遣いの言葉のひとつもかけてやらない冷たいヤツだったのである。



しかし弁解させていただければ、それは頭が痛くなった誰かを、たとえば団らんの雰囲気を壊すからといって嫌っているのではなく、心配して気を揉むのがイヤだからなのである。子どもが傍でいくら気を揉んでもどうにもならないということを知っていたからである。そしてこちらまで暗く辛く落ち込んだ気分になってしまう。だから途端に機嫌が悪くなる。ように見える。人間は孤独だん。



であるから私はほんとうは気持ちのやさしい繊細な子どもだったのである。可愛かったかどうかは知らぬ。



そんなわけであるから、ことさら大げさに、なのに独りごとっぽく体の不調を訴える人間が私は苦手である。イヤな気分をそこら中に撒き散らす、と思う。この傾向はオトナになるにつれてさらにエスカレートして、まさにゴキブリのごとく嫌うのである。もちろん私自身も人前で自分の不調を口にすることなどない。ただ黙ってその場を離れて休むか病院へ行くかである。それが礼儀だと思っている。せっかく元気で気分のいい人間まで病の憂鬱に引きずり込むことはない。



ついでにもう少しいってしまうと、そもそも人から話かけられるというのは基本的に迷惑なことだと心得るべきなのである。最近はここのところを失念している人が多いようであるけれども、そのときにやっていたこと、考えていたことから突然、否応なく注意をそらされてしまうのは困る。それで面白くも可笑しくもないオレ話を聞かされれば私の時間を返せ!! と叫びたくなる。あ、逆ナンとかは別にぜんぜんOKっす。



そんなわけなので、さんざ痛いとか気分が悪いとかそこら中で独りごとを喚き立て訴えるのでいよいよ心配になり、大丈夫かと声をかけてみると、今度は“いや大丈夫、気にしてくれなくていいから”とかなんとか殊勝な態度に出られるとチカラいっぱいはり倒してやりたくなるのである。こんな私はひどいヤツだろうか?



いうまでもなく、死もまた病気の苦しみと同じように徹底的に個人的なものである。誰かの代わりに死んでやることはできないし、逆に代わってももらえない。しかし死は病とは違うところもある。それは誰でも必ずそれを迎えなければならないことだ。



人間はいつか死ぬ、きっと死ぬ、必ず死ぬ。あなたも私もあの人もいつかきっと必ず死ぬ。生きているあいだは1分1秒も休まず確実に死に向かって前進し続けているのである。いったい人はなんのために生まれてくるのかといえば死ぬためだ。ということもできる。しょせん人間なんてハジキのタマみたいなもんですけ。



自分もそう遠くない未来に死ぬのであるから人さまの死に気をとられているヒマなどないはずなのだけれども、人さまの死ばかりが気になる。自分のことは棚に上げて残念でしょう、悔しかったでしょう、あるいは大往生でしたね、などと思う。



それでも病気や死と闘っていて声を上げずにはいられなくなる気持ちがわからないわけではない。わからないわけではないけれども、病気も死もきわめて個人的なものなので、闘っているその気持ちの核心のところはわからない。そしてそれがたとえ人さまのものであっても、マジメに語ろうとすれば個人的な話になってしまう。



であるから、そのたとえば闘病の気持なりが個人的なブログで発せられるのならよくわかる。ここまでがプライベートな場面での発言についてである。しかしそこにメディアを誘導する意図が垣間見えたりするとゲンナリするのである。以後、メディアを通した発言、報道、ニュースの場面でのお話になる。



こんなに長々と前フリをしておいてなにがいいたいのかといえば、だいたひかる(41)が乳癌を告白?(「女性自身」2016年12月20日配信)うるせーよ。ステージ2? そんな話、知りたかねーよ。という気持である。ご理解いただけるであろうか? ご賛同はいただけないまでも。



たぶん、もし仮にそういう気持を抱いたとしてもそんなことはわざわざ口に出すものではない、だいたいニュースが気に入らなければ読まなければいいだけではないか、とおっしゃるであろう。大人気ない。とはいえ私はこうしたメディアを使っての病状報告そのものに違和感があるのである。メディアが勝手にあーだこーだと言挙げしている場合はもちろん別。



もちろんたとえば病状の報告などにはっきりとした目的があって、それが実践されているのなら違和感などもちだすつもりはない。たとえば同じ病気をもっている人の参考のため、あるいはそういう病人を支える人の参考のため、というならばたいへんよくわかるし立派なことだと思う。かつては癌をメディアに告白するということには仕事からの漸減的リタイアの表明という意味合い、目的も大きかった。



しかしながらどうもメディアという対不特定多数の場においても、痛いんだけど、具合悪いんだけど、少しよくなったんだけど、という単なる愁訴が大部分を締めているお話が多いような気がするのである。



あ? ニュースバリューの問題? いま通りがかりの知り合いからありがたあーいアドバイスをいただいたのである。ニュースバリューっつーことでしょ、と。つまり世間的によく名の知れた人物なら、痛いんだけど、具合悪いんだけどだけでニュースになる、読まれるということである。それ以外の場合は、ニュースとしてはやはりそこになにごとかしっかりと伝えたい内容、公共に貢献できる情報があるか、ということが問題になる。



んだ。橋本ナマミおっとまた間違いた(by荒木経惟)、橋本マナミ(32)なら読めるけれども、 だいたひかるならマスコミでははじめて語っているはずにもかかわらず、いい加減にしろ!! と怒鳴りたくなるということである。酷い話である。しかしそんなものである。うむ。「ニュースバリュー」、便利な言葉である。これからは“痛いんだけど、具合悪いんだけど”の連呼をニュースバリューがない!! のひとことでアタマから追い払える。



しかもさらに顰蹙をかうのを承知でいってしまうけれども、だいたいだいたひかる、二番煎じなのである。乳癌では先輩の、しかもステージ4の、そのうえ人気も知名度もケタ違いの小林麻央(34)がいるのである。ニュースバリューではまったく足元にもおよばないのである。『女性自身』もなにを考えたんだか、とさえいいたくなる。



うむ。



そういえば小林麻央の病状はいったいどうなっているのであろう? 市川海老蔵(39)も頻繁にブログを更新しているけれども、というか、それが故に、たとえばネットニュースのタイトルでも同じ2月10日に【海老蔵「今日はマオは辛いみたいです」 体温調整に苦しむ妻を気遣う】(「サンケイスポーツ」)があったり【海老蔵「マオはキノコたくさん食べるようです」 食欲旺盛に喜び】(「産経デジタル iZa」)があったりして混乱するのである。ニュースバリューがありすぎるのである。しかし中身もタイトルのまんま。



で、少し探してみると気になるものを見つけたのである。『NEWSポストセブン』(2017年2月2日配信)、【退院した小林麻央が初めて主治医に尋ねたひとこと】という記事である。抜粋しよう。



[《今日、退院してまいりました!!》。小林麻央(34才)は1月29日、都内の大学病院を退院して自宅に戻ったことをブログで報告した。

—〈略〉—

麻央は退院後に《今回の入院は底まで行って、考え、弱気になりました。暗くなりました。》(29日ブログ)と吐露している。

乳がんの発覚からおよそ800日──それまで胸の奥底に押さえ込んできた気持ちを、麻央は退院2週間前、思わず口にしたという。

その言葉が記された1月13日のブログは、いつものように誰でも読める設定ではなく、会員限定の記事であり、冒頭にこんな言葉があった。

《悲しい気持ちになる方もいるかもしれないので、読みたい方だけご覧ください》

どれだけつらい状況でも、常に前向きな記事を載せてきた彼女にしては、非常にめずらしい文言だった。

「胸に皮膚転移が見つかり、お腹にも同じ可能性があるしこりが見つかって麻央さんはひどく落ち込んだそうです。口をついて出た言葉が『あとどのくらい生きられますか』──だった。闘病3年目で、このことを尋ねたのは初めてだったそうです。

主治医から『全身療法が効けば生きられる』と言われたものの、自分が余命を聞いたことも、会話の内容も家族にはすぐに報告できなかったそうです。それでもその後、海老蔵さんの見舞いで元気が出た麻央さんはバナナ1本を必死に食べたそうで、『私は今、がんばるべき時』と改めて病魔と闘う覚悟をつづっていました」(芸能関係者)

—〈略〉—

麻央は以前のブログ(2016年10月3日)でも「余命」についてこう語っていた。

《私は、一般的には、根治は難しい状態と言われるかもしれません》《5年後も10年後も生きたいのだーっ あわよくば30年! いや、40年!》

夫の市川海老蔵(39才)も1月9日に放送された『市川海老蔵に、ござりまする』(日本テレビ系)で、「早かったら(2016年の)3、4、5月でたぶんダメだった。夏は絶対無理だと思った」と、麻央が昨年の夏を越せないと思っていたことを明かしていた。]



のっぴきならない闘いが続いているようである。これを記事にした『女性セブン』の意図が疑われるほどである。市川海老蔵も今年は東京と東京近郊以外での仕事はしないことにしていて、7月に予定されていたニューヨーク・リンカーンセンターフェスティバルでの歌舞伎公演も取りやめている(「女性自身」2017年1月19日配信)。



しかし性格の悪い私はここでも《悲しい気持ちになる方もいるかもしれないので、読みたい方だけご覧ください》という一文にかすかに「イヤイヤ気にしてくれなくていいから」という雰囲気を感じてしまうのである。そもそも小林麻央のブログやニュースは読みたい人間しか読んでいないわけだし、これから先どこまで応援していいのか戸惑いが生じた読者もおられるであろう。



え? あ、そう。そうなの。また通りがかりの知り合いが口を挟むのである。ブログの読者はただ小林麻央の気晴しの相手でいいじゃん。それをどんどん真剣になって入り込んでいくからまた勝手に線引きされた気分になるんじゃん。おお、痛いところである。病気も死も個人的なものだん。私が小林麻央になれるわけないもんなあ。今日はアタマのバカが豪快に炸裂しとる。アタマのなかで爆バカが唸る。おお。(了)





OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月13日月曜日

清水富美加の引退。とりあえず頼れるところがあってよかった



2月12日未明の突然の引退表明からほぼ24時間。清水富美加(22)が出家したとしている宗教団体「幸福の科学」と、所属している芸能事務所「レプロエンタテインメント」両者の記者会見が行われて、おおよその状況がつかめてきた。ひとことでいってしまえば、意にそぐわない仕事や不当な待遇に耐えかねた若い女優がかねて信心していた寺に助けを求めて駆け込んだ、ということである。



おお、そういえば2016年10月25日にはその幸福の科学から「“だって、あなたの幸せを、まもりたいから。”みんなの幸福のために戦うアイドルanjewel いま、あなたの元へ、羽ばたきます」とうたった6人組アイドルグループ「anjewel(アンジュエル)」が登場していたのである(「日刊サイゾー」2016年10月27日配信)。「ハロー!プロジェクト」の「アンジュルム」はきっといい迷惑だ。



しかし教団は芸能界進出をめざしているのか、とか、ただいま天理教、立正佼成会など大手が信者数を軒並み激減させている新宗教界の異変などはとりあえずおいておく(「NEWSポストセブン」2017年2月1日配信)。幸福の科学の本尊がエル・カンターレ=総裁・大川隆法(60)というれっきとしたニッポンバツイチオヤジだということもどうでもいい。



もちろん、清水富美加が芸能界引退を発表したその日、12日の午後9時ごろになって突然、レプロエンタテインメント所属の菊地亜美が「私はレプロに所属して10年ちょいだけど、沢山お世話になってるし毎日楽しく仕事してますよ。なんでこんな話になっちゃたんでしょうね。」とツイートしているというさっそくの黒さもどうでもいい。焦ってんなー、レプロ。



正直いわせていただければ、清水富美加には信仰があってとりあえずはよかったのである。清水富美加が12日のツイッターで「力ある大人の怖い部分を見たら 夢ある若者はニコニコしながら 全てにうなずくようになる。そんな中ですり減って行く心を 守ってくれようとしたのは 事務所じゃなかった」と語っていることからも窺えるように(「デイリースポーツ」2017年2月12日22時32分配信)、集団からの抑圧に対抗するには個人はあまりにモロい。であるからまず孤独にさせることが人を操ろうとするものの常套手段なのである。話しは少しズレるけれども超長時間労働というのも、なんの気なしに、というか意図せずこの作戦にのっかっている。



で、現状取り込まれている集団とは違う価値観、世界観をもった知り合いがいると、状況をある程度は相対化して客観的に見ることができる。金にしか目がいかないリーダー、とくに経営者たちはそれを批判的だとか理屈っぽいとか不満分子だとかいうのである。清水富美加のツイッターの文章にもオノレの人生にもがく若者の、オトナへのごく一般的な苛立ちというものがいくらか感じられるけれども、しかし若さゆえの反抗と片付けられないものもある。



ともかくなにがしかの支えがなければ、個人は集団から一方的に押し付けられる要求に対抗し切れない。その支えが清水富美加の場合は幸福の科学であり、同様にレプロエンタテインメントとのトラブルを抱えている能年玲奈→のん(23)の場合は生ごみ先生だったわけである。どうしているのであろう?



幸福の科学が信頼するに足る宗教かどうかは別問題である。最近エル・カンターレが清水富美加の守護霊と対談しておったとかいうておるけれども、そんな神秘的な力があるのなら、なぜ現実世界においてこんなに多くの人々を巻き込むトラブルを起こす手段に訴えるのであろう。悪いレプロエンタテインメントなど霊的なパワーで降参させてしまえばいいではないか。社長・本間憲(55)の守護神に直談判したりして。



まあしかし、先ほどののんの件もあってレプロエンタテインメントは大ダメージである。これですっかり一般の目にもブラック企業の仲間入りである。それだけではない。一連のSMAP解散騒動に見られたジャニーズ事務所の専横ぶり、田辺エージェンシー社長・田辺昭知(78)の夏目三久溺愛ぶり、バーニングプロダクション周防郁雄(76)とLDH・HIRO(47)のレコード大賞1億円守銭奴ぶりが記憶に焼き付いているのである。ニッポンの芸能界全体が漆黒のブラックに見える。これからはテレビに新人女優が出てきても「可愛いわね」ではなく「可哀想にね」といわれてしまうのである。マジ剛力彩芽(24・オスカープロモーション)なんか涙出る。新人ではないけれども。



そんなこんなで最終的な結論は、とりあえずは「毒をもって毒を制す」でいいんじゃない、ということである。レプロエンタテインメントの強圧的姿勢を崩すにはそれなりのパワーが必要だし、コワモテの代表のようなレプロが改革されないかぎりニッポンの芸能界は暗黒のままであろうからだ。幸福の科学そのものについてはまたあとでよかと。



おっと、なぜこういう「毒をもって毒を制す」などというエラそうな考えに到ったか、ということを説明せねばならぬ。まずざっくり全体を見ていただくために『デイリースポーツ』(2017年2月12日配信)から抜粋しよう。



《清水の引退理由は宗教団体「幸福の科学」に出家するためとしている。幸福の科学側はこの日、会見を開いて「仕事を干されるという恐怖心の中で仕事をしていた」「業界のルールに従わないとこの世界で生きていけない」「事務所を辞めると自分の本名すら使えない」などと批判した。

 同日夜に事務所側も会見し、「多く事実と違うところが含まれていると考えている。意向に反する形で仕事を押しつけていた。やりたくないような仕事をやらせていたとあったが、週に1度、少なくとも月に1度ぐらいは本人とマネジャーが面談して、入っている仕事や今後の仕事について密にコミュニケーションを取ってきた」などと反論した。》



ふうん。「週に1度、少なくとも月に1度ぐらい」マネージャーと面談することが「密にコミュニケーションを取ってきた」ことになるのか。そもそも「週に1度、少なくとも月に1度ぐらい」というあやふやなものいいはなんなのか、ということである。このあたりを明確にすることが求められる展開にそのうちなるんだろうな。ならないか。レプロたぶん闘わないから。



しかもそのなけなしの面談時のマネージャーの言葉も、幸福の科学の記者会見と清水富美加による直筆コメントによるとそうとうシドイ。哀れなくらいシドイ。



《「出家したい」と言ったら、マネージャーさんにも、「意味が分からない。やめてくれ」と言われました。》(清水富美加 直筆コメント)

《意に沿わない仕事をして、切り売りされているようで、しばしば周囲に死にたいと、多いときには週1回、漏らすようになりました。マネジャーにも言うと「あまり言うと死んじゃうんじゃないかと思うので、もう言わないでほしい。死ぬという言い方はずるい」と言われました。》(幸福の科学の記者会見における幸福の科学グループ専務理事/広報担当・里村英一、56)



ねえーっ。もうマネージャーったらほんとうに自分だけのことしか考えられていないのである。自分のことでいっぱいいっぱい。こんなふうに抑圧された者が抑圧する側に回ってさらに加担していくという構図はよくあるけれども、たいへん哀れだし残酷だべ。レプロエンタテインメントがタレント、いや人間をどう考えているのかがよくわかる。いまや犬猿の仲といわれる周防郁雄と田辺昭知の両方とも仲がいいらしいけれども。



最後に清水富美加が発表した直筆コメントの全文を『デイリースポーツ』(2017年2月12日配信)から、また幸福の科学の記者会見における幸福の科学グループ専務理事/広報担当・里村英一の発言を『日刊スポーツ』(2017年2月12日配信)から抜粋してご紹介しておく。レプロエンタテインメントからの反論は、前掲以上のものはまだ出ていない。


************************

【清水富美加 直筆コメント全文】

ファンの皆様、関係者の皆様、友達、飲み友達、私と話したことがある人、知ってくれている人。突然に、本当に突然に、芸能界から姿を消して申し訳ありません。お世話になっていた現場や、共演者さん、スタッフさん、関わらせて頂いた方々にご迷惑をおかけしている事、しっかりと自覚しております。


しかし、約8年、このお仕事をさせていただきましたが、その中でお仕事の内容に、心が追いつかない部分があり、しっかりとした生活を送れず、毎日がギリギリの状態でした。



なので今、出家したいと思いました。



私、清水富美加は幸福の科学という宗教に出家しました。

なんで、それで、出家することになるのか、皆さんにとっては、何もかもが意味不明だと思います。幸福の科学が、宗教が、出家というものが何なのか。「出家したい」と言ったら、マネージャーさんにも、「意味が分からない。やめてくれ」と言われました。無宗教の方が多い現代では、誰もがするであろう反応ということも分かっております。



神とか仏とか、あの世とか、確かめようのないもの、この目で見たこともないものを、私は信じ、神のために生きたいと思いました。出家を決意してからは、安定した生活が送れるようになっております。皆様から見たら洗脳とも取れるであろうこの一連の出来事や、この8年間で感じてきた素直な気持ちを、これから、偽りなく、明かしていきたいと思います。どうかこれからも温かい目で見守って頂ければ幸いです。本当に本当にありがとうございました。

 

2017年2月吉日 清水富美加

************************




************************

【幸福の科学の記者会見における幸福の科学グループ専務理事/広報担当・里村英一の発言】

子どもの頃から熱心な当会の信者で、支部や祈願に参加し、仏法心理的価値観を子どもの頃から学ばれてきました。芸能活動でつらいことがあっても、元気や励ましを届けたいと頑張ってきました。しかし次第に主役級の役を与えられる中で、人道的な作品に出演したいという彼女の意思に反し、必ずしもそういうものでない仕事が与えられてきました。



突然、青天のへきれきのように出家を希望したとみれる点がございましたので、出家には大きな伏線があったことをご報告させていただきます。



私ども、芸能界にしばしばみられる厳しい就労環境があったことが大きな点だと思っております。当初は歩合制であったものの、事務所は何もしてくれなかった。次第に稼ぐようになったら、事務所から月給制を持ち出された。お父様から事務所に、厳しいのではないかとお話ししたところ、仕事を干されたというのがありました。その中で清水さんは、仮面ライダーシリーズのオーディションに自分で申し込み役を射止めましたが、睡眠時間3時間で1カ月31日働いても、月給制、ボーナスは支給されなかったという環境で、仕事をやっておりました。嫌な仕事の典型は、水着のDVDであった。性的対象にされるのが嫌で事前に拒否していたにもかかわらず、「もう決まっている」と、無理に入れられてしまった。仕事を断ると干されるという恐怖の中で仕事をしていたと言っていました。意に沿わない仕事をして、切り売りされているようで、しばしば周囲に死にたいと、多いときには週1回、漏らすようになりました。マネジャーにも言うと「あまり言うと死んじゃうんじゃないかと思うので、もう言わないでほしい。死ぬという言い方はずるい」と言われました。自分の奥底に気持ちをため込むようになったそうです。


事務所側は、彼女の危機的状況に対して、真摯に対応してこなかったという状況であります。昨年秋に、今年公開になる暗い映画の撮影が続き、祈願を受けると言うことで何とかやってきました。その中で「女優 清水富美加の可能性 守護霊インタビュー」をきっかけに、長年おさえていた思いが吹き出した。これをきっかけに天命を確信して、出家を決意するに至ったのでございます。



弁護士に依頼し、迷惑をかけないよう今の仕事をどう整理していくのかという段階になったけれど、事務所に相談すると「せめて決まっている仕事はやってもらわなきゃならない」という、聞く耳を持たない強硬姿勢に出られました。それを見た清水さんは心身に大きな傷を受け、専門医の治療を受け、ドクターストップで仕事を休むという結論になりました。病名などは個人情報につき控えさせていただきます。SOSを役者さんがあげても、事務所側は仕事だからやるしかないと言うばかり。突然スケジュールの穴をあけたのではなく、整理したいのに、事務所がやれという一点張りだったために、このような事態になっています。

診察した医師からは「生命の危険があります」と診断が出ています。働き続けて死を選んだ電通の社員の事例を思い出さずにはいられません。宗教上の緊急救済の必要があると考え、出家を認めるに至ったのであります。事務所側はその経緯を全く理解しようとしていない。「業界のルールに従わないとこの世界では生きていけない。どんなおかしなルールでも。契約上、事務所を辞めたら本名を自由に使えないというルールから逃げられなくて、毎日がギリギリの状態でした」と本人が申しております。



本人によると、そうした思いをしているのは自分だけではないと。若い役者たちは同じように死にたいと申していると。業界のあしき部分があるならば正していただきたいと、清水さん個人を越えて、芸能界が浄化されることを願っています。

—〈略〉—

現在清水さんは非常に体調が不安定で危険な状態が続いております。今日も出席不可能。したがって今月で事務所との契約は解除。体調が回復したら宗教家としての活動に移って参ります。事務所との交渉内容の公開は差し控えさせていただきます。何人も思想の自由、幸福追求の権利が保障され、苦役が禁止されていることは、日本国憲法に保証されている。過密なスケジュール、本人が望まないキャラクター、人を食べる仕事も含まれております。事務所の仕事の振り方が不適切だったのではと思っています。事務所から振られたときに断れない状況の中で、よくもこんな仕事を当会の信者にさせたなと、個人的には思っています。皆様の温かいご理解を賜りたいと思います。

************************



発言のなかで「今年公開になる暗い映画」、「人を食べる仕事」といわれているのは、この7月公開予定の映画「東京喰種 トーキョーグール」のヒロイン霧嶋董香役であろう。なーんかニッポン芸能界もメチャクチャだけれどもつくっているものも、もうメッチャクチャでないかい。



今回の一件に関してはレプロエンタテインメントには“勝ち目”というものがない。したがってこれまでになく大幅に譲歩したカタチでの早々の幕引きが見込まれる。その波及効果を受けて、のんの芸能活動が解放される可能性もなきにしもあらずである。そうなれば漁夫の利といえるかもしれない。清水富美加は幸福の科学以外の仕事はしなくなるわけだし。



今年はニッポン芸能界が大きく揺れ動く年だとは思っていたけれども、予期せぬところから濃ゆ〜い燃料が投下された。自分は不当に干されたと思っている芸能人のみなさん、たくさんいらっしゃると思うので、この機会に一斉に声を上げたらいいんでない。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月12日日曜日

平野ノラ、考えてみれば荒木師匠だのの天敵かー



平野ノラ(38)が『ダウンタウンなう』(フジテレビ・2017年2月10日放送)で公開プロポーズされ、「いいとも!」だったそうである。お安い。申しわけないけれども、相手の男とはすでに5年間も交際していてすでに結婚の軌道に乗っていたにしても、つまり半分くらいは番組のための仕込みであったにしても、お安い。



売れっ子お笑い芸人の結婚なのであるから、いくらなんでももう少しアピールのしかたがありそうなものである。それをダウンタウンとか坂上忍(49)とかとの酒の席からの電話という設定でやってしまうのである。今日はこのまま直帰するので……、な業務連絡くらいの気安さである。気安いばかりではなくて、実質お安い。本名千秋なのに。



平野ノラといえば「ワンレン・ボディコン・舘ひろし」のバブルネタである。バブルといえば「ジュリアナ東京」であり、「ジュリアナ東京」といえばお立ち台の女王、荒木師匠(荒木久美子・46)である。あらあら歯科医と結婚したもののその後離婚したとばかり思っていたら、Wikipediaでは配偶者「あり」となっておる。時の経つのは早いもの。離合集散、世の習いである。



ついでに荒木師匠 のいま現在のお仕事はというと「ダンサー、タレント、スクール講師、経営者」(Wikipedia)ということになっておられる。実際どういうことよ、と3つもある公式ブログまで追っていくと「レンアイをカガクする美女活工房」だとか「ニコファーレ@ニコニコ動画とwowowのイベントで踊りました!」(ただし2012年7月3日付)だとか「正しい結婚」(無料メールセミナー)、さらに「バックアップ男か見抜く方法」とかいう文字が踊っているのである。扇子をもって。こちらもそうとうお安い。



うむ。どうやらキーワードは「安さ」「安っぽさ」である。そんなにエラそうにもったいぶらなくても、平野ノラの人気の秘密は「安さ」「安っぽさ」に決まっているのである。またまた申しわけないけれども、平野ノラの顔つき体つき、衣裳、手作り小道具、すべてが安っぽく貧乏臭い。これでクリスチャン・ラッセン(60)の絵の前にでも立てばさっそくバッタの大群が飛んでくる。



平野ノラを見ていると、「今いくよ・くるよ」の今いくよ(享年67)とかプロボウラーの中山律子(74)、これには異論もあろうけれども霊能者の宜保愛子(享年71)などを思い出す。また、たいへんな不謹慎を承知でいえば空襲で焼けだされ、背中に子どもをおぶって立ち尽くすもんぺ姿のモノクロ写真の女にも似ている。どこかでたしかに見た。平野ノラ、古い昭和の顔なのである。ということはバーサン顔。



正確には1986年12月から1991年2月まで(これもWikipedia)とされているバブル景気の余勢を駆って1991年5月から1994年8月まで(なんでも知ってるWikipedia)営業したのが「ジュリアナ東京」であった。いやいやバブル景気は確かにスゴかったのである。今度フランスの城を買うだの買っただのという会話が街場の市民のあいだでふつうに交わされていたのである。爆買いさんである。



ああ、そういえば中国はむかしイギリスが持ち込んだ阿片でたいへんな目に遭ったけれども、金もその阿片と似たようなもので、人間の質を弱くするような気がするのである。しないか? 金依存症、金中毒。バブル景気後のニッポンにしてもすっかり全身に金の毒が回って足腰立たなくなっているではないか。中国もたぶんそうなる。バブルの波をみすみす頭上にやり過ごしてしまった私にはよくわかるのである。口惜しいけんどのう。



で、そういうリアルタイムを知らない世代にはたぶん憧れと同時に引け目というか畏れのようなものがバブルにはあるのではないのかと思うのである。そういう者どもにとってバブル景気がコンセプトの平野ノラの安っぽさや貧相は痛快でおもしろいのである。バブルバブルったって私より貧乏くさいじゃん、である。なーんかいい目を見ている昭和世代へのうっぷんが少し晴れた気がするのである。世間の景気に関係なく、自力で一貫して貧しい私も笑う。



そうすると平野ノラと同様にとても安っぽいモノホン、荒木師匠にも再浮上のチャンスがあるのではないか? と、思うわけである。配偶者も「あり」。いまなんとかかんとかデッチ上げている「レンアイをカガクする美女活工房」だのをひっくり返し、「ニコファーレ@ニコニコ動画とwowowのイベントで踊りました!」を自虐として弄べれば、元祖バブルの女王として復活できる。と思うのである。というかついに念願のメジャー参入が果せるかも。



ギャグのコンセプトはもちろんバブル景気後の「失われた20年」である。荒木師匠の貧乏話をみんなが待っている。できるだけゴージャスな衣裳で扇子をもち、ポッコリ突き出た下腹にミニスカずり上げながら、悲惨な話を繰り広げていただきたいものである。ミジメっぽくならず徹底するにはそうとうに精神的強さが必要であると思われるけれども師匠ならやれる。



平野ノラとのバッティング? いやいや平野ノラはもうすぐ金の毒が全身に回って動かなくなる。それよりも注意が必要なのは「あやまんJAPAN」である。現メンバーのサムギョプサル和田(29)とたまたまご(26)はまったくそうでもないが、やはりあやまん監督(37)はあなどれない。うっかりするとぽいぽいである。



あーダメだ。ダメだダメだ。平野ノラではせいぜい頑張って膨らましてもこれが精一杯である。いいたいことは平野ノラは貧乏くさいから売れる、これだけである。ではまたあした。(了)






OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!





2017年2月11日土曜日

バッタ商売で復帰したと見せかけるベッキー。あざとさ健在!!



札幌出身の知り合いが2017年2月9日放送の『カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ)で“福岡県民の真実”を知ったらしく、さかんに元気がいい!! エネルギッシュだ!! と感心していた。それに較べると札幌は静かで街頭インタビューにしてもなんにしても他人事な感じなのだという。ここのうどん? 最高っす!! 週イチで食べにきてっす!! と、ザンギですかあ〜、の違い。らしい。



福岡も札幌も知っているけれども、たしかに札幌は福岡に比較すると看板の出し方ひとつからしておとなしいのである。福岡県民にいわせればなんのために出してるの? であろう。人口でいうと福岡市155万人に対して札幌市は194万人なので2割以上も多いのだけれども、迫力では確実に負けている。明治に入ってからできたまだ歴史の浅い街だということも関係しているのかもしれない。揉まれていない感じがするし、申しわけないけれども地域に対する愛着や誇りが希薄なような気もする。



まあ、だけどさあ、福岡だ札幌だっつったって、九州や北海道の場合、都市部以外の地域に住んでいる人たちもたくさんいるわけだからさあ、なーんかちびっこ東京みたいなツラしてんのはダメだよね、どっちも。これもごもっともである。そういえば以前、地方出身者に、高校生のときマクドでバイトするのが憧れだったんだよねえ、といわれてギクッとした覚えがある。



でもってちょうどこんなことを考えていたとき、興味深いニュースが出てきたのである。福岡と北海道の「秘密のケンミンSHOW」的対比が鮮かなベッキー復帰の話題である。2月10日配信の『アサ芸プラス』から抜粋してご紹介しよう。



——————————————————

【ベッキーが「一番期待されている女性」で新CM抜擢、九州が大荒れの事態に!】

《ベッキーが地方ローカル番組で地上波復帰して、もうすぐ1カ月。1月15日から情報番組「北海道からはじ○TV」(北海道文化放送)に、お笑い芸人の千原ジュニアとガッツリ組んでMCを担当している。

「週1回、日曜の昼1時からの生放送ですからね、道内での知名度はまだまだ。初回視聴率は、前4週平均5.6%から1.4ポイント上昇して7%。前枠は『痛快TVスカッとジャパン』の再放送だったので、数字があがるのは当然です。でも、手間暇も金もかけ、東京から2人もタレントを呼んだにもかかわらず、これくらいしかとれないの? という声は聞かれました。ベッキーは以前と何ら変わりない元気印。スタジオで北海道グルメを味見したり、街角ロケに出たり、明るく朗らかです。並外れた打たれ強さを感じさせます」(エンタメ誌ライター)》

——————————————————



まず北海道に関しての部分。北海道民、シレッと他人事で見ている感じがよくわかる。受け容れるわけでも拒絶反応を示すわけでもなく、である。北海道民の芸能人やテレビキー局に対する距離感というのは東京都民の10倍、いや100倍くらい遠いのである。もう全然別世界、別次元。であるからこの反応をもって地上波復帰第1弾成功!! と元気印で浮かれていてはダメなのである。



それにしても北海道民向けの番組で、東京から特別地域的な縁があるわけでもないタレントを呼んできて「スタジオで北海道グルメを味見したり、街角ロケに出たり」させている北海道文化放送の企画力の貧しさには呆れ果てる。こんなやり口では“東京”を押しいただきながら周囲には都会風を吹かす“ちびっこ東京”丸出しではないか。



ベッキーなんか接待してどうすんだよ!!(by札幌出身の知人)なのである。『北海道からはじ○TV』ってなにがはじまるんだよ? ベッキーの復帰だけだろーよ。あー、気分が悪い。北海道文化放送、地方都市の劣等感と優越感があからさまにぐちゃぐちゃと入り交じっておる。



「ベッキーのギャラが底値になり、容易に払える額になったことが最大の要因でした。」と次の引用にもあるけれども、それは北海道文化放送もまったく同じ。後先考えずに安さに飛びつくのもまた地方都市ならではの貧乏くささである。あ、そうか『北海道から恥○TV』と考えればいいのか。キツいのう。



——————————————————

《ところ変わって、九州で新たな問題が起きている。ベッキーが福岡でゲットした新しい仕事だ。3月に開業6周年を迎えるJR博多シティの広告に登場することになった。JR博多シティは、九州圏トップの規模を誇る博多駅前の一大商業エリア。1年間、ここの「顔」を務めることを1月24日に発表したところ、とてつもない大ブーイングが沸き起こったのだ。地元関係者が嘆息する。

「ベッキー側の売り込みでなく、親会社のJR九州からベッキー側に、駅ビルの『顔』起用を持ちかけました。『新たな一歩を今、一番期待される女性』として起用すると発表したことが、猛反発を受けているのです。芸能界復帰後、初のローカルCM登場という話題性は抜群なものの、異を唱える人は『ベッキーは期待されてない』と反論。『九州の玄関口になぜ?』と疑問を投げかけ、『他にふさわしい人はいくらでもいる』と主張しています。

ベッキーのギャラが底値になり、容易に払える額になったことが最大の要因でした。新規オープンなら注目度も高いのですが、6周年という中途半端な年次だけに、話題性十分なベッキーに決まったという経緯があります。撮影にはレスリー・キー氏を起用、これまで見たこともない斬新なベッキーを演出していくといいます。3月3日には、同所でベッキーのトークイベントが行われますが‥‥」

ネットで「ベッキー」と打ち込んで検索すると、「JR博多シティ 苦情」が予測変換され、不満分子のスレッドがいくつも立って大賑わいを見せている。関係者は北海道同様、すんなり受け入れられると考えていたに違いない。はたして、反対派が息巻くような不買運動にまで発展する事態に突入するのだろうか。目が離せない。》

——————————————————



JR九州、これはもうはっきりとただいま投げ売り超ディスカウント中のベッキーの安さに釣られたのがミエミエである。ほんとうの価値がわかっていないのでとんだキズ物を掴まされる。「新たな一歩を今、一番期待される女性」などとはあとづけ。しかもまったく世間の空気が読めていないトンチン・アンポン・チンプンである。代理店の制作力も地に落ちたものである。



レトリックでいえばそもそも「一番期待される女性」などと最上級表現を安易に使って他を押し除けようとする姿勢を窺わせてしまっているところで減点100。女性客ほしくないのか? もしかして素人か? ベッキーに期待なんかしてねーよ!! と一斉の猛反発を食らうのもあったりまえだのクラッカーである。ベッキーが出てくるくらいならマクドのバイトに憧れている地方の女子高生のほうに数万倍は期待するだわよ。



「関係者は北海道同様、すんなり受け入れられると考えていたに違いない」し、CMも何本か決まって一気に強気に反転しているベッキーではあるけれども、それが鼻につきはじめるのも時間の問題である。いやいや、すでにネット上は「なにごともなかったようにイケシャアシャアと」といった論調であふれ返っておる。繰り返しになるけれども、北海道にしてもすんなり受け入れているわけではなくて、他人事なだけなのである。興味なし。



なにをベッキーごときに興奮しておるのか? とおっしゃる? それを語るとまた長くなる。人生の先行きはもう短いのである。いちいちかまってはおられぬ。しかし毎日は長いんだのうこれが。(了)





OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース


CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆


【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!