2017年2月6日月曜日

ジャニーズでは男はみんなキムタクに憧れる、ことになっているらしい



いったいこれはなにごとであろう? もち上げようとしているつもりなのであろうけれども理解に苦しむ。「木村塾」。木村拓哉(44)の塾らしい。昨日ご紹介した工藤静香(46)の「ジャニーズ婦人会」と同様、最近のジャニーズ事務所は禍い続きのあまりスタッフご一同、アタマのネジが弾け飛んでしまったのであろうか? と思わせてくれる。



それともアタマのネジが弾け飛んでいるのは木村拓哉&工藤静香夫妻のほうなのであろうか? 静香が「ジャニーズ婦人会」ならオレは「木村塾」で後輩を束ねるッス、という雰囲気もかすかにだけれども漂わないわけでもない。



ともかく、もち上げようとしてのホメ殺し、あるいは皮肉いっぱいのディスりとしか読めないニュースをまさか『リアルライブ』が単独で書くわけもない。たぶん木村拓哉援護の打ち上げ花火としてジャニーズ事務所が仕掛けたものであろうと思う。で、見事に逆効果。



問題の記事は『リアルライブ』(2017年2月4日配信)の【木村拓哉 “木村塾”設立へ】である。あまりにおもしろいので少しづつ大切に読んでいきたい。ネチネチと、のう。フェッフェッフェ〜〜〜ィ。



《国民的アイドルグループのSMAPが解散してから早1か月以上が経過し、今でも解散を惜しむ声が各方面から聞こえている中、元SMAPメンバー木村拓哉主催の“木村塾”設立の可能性が浮上しているという。》



まずはこのタイミングでなぜこのニュース? ということであろう。これではただいま放送中の『日曜劇場「A LIFE〜愛しき人〜」』(TBS)をすでに早々に見限ったと告げているようなものである。もし好評であればもろ手を挙げての礼賛記事を書く。



しかも木村拓哉が塾を主催して教える立場に回るということは、これは1本のドラマの評価に限った話ではなく、歌手、役者、タレントとしての現役引退を予告しているようなものではないか。まあ、定年前の肩たたき、そして定年後の受け皿づくり、のようなものであろうか。



《木村といえば、日本屈指のモテ男。女性雑誌「an・an」(マガジンハウス)が発表していた「好きな男ランキング」では15連覇を達成。各媒体の「かっこいい男」や「抱かれたい」ランキングでは常に王者に君臨してきた。》



おやおや、それはいったいいつのお話かしらん? 「抱かれたい男ランキング2016」(「女子SPA!」2016年6月17日配信)ではすでにトップ10落ちしているし、『週刊女性PRIME』の「2016年版 嫌いなジャニーズタレント」で堂々トップを飾ったのは木村拓哉である。しかもこのとき2番目に多かった回答は「いない」である。つまり嫌いなジャニーズといえば木村拓哉一択!! という状況なのである。



「嫌いな夫婦ランキング」(「週刊文春」2016年12月1日号)でもわれらが木村拓哉&工藤静香チームは第2位の石田純一&東尾理子チームにほぼ2倍の差をつけてダントツ第1位になった。好き嫌いのランキングは相撲の歴代優勝回数などと違って過去の実績など問題ではないのである。いま現在の評価がすべて、低ければ過去はどうあれ嫌われ者、それだけのことである。ドスコイ!!



《木村はただ単に外見がかっこいいだけでなく、ファッションブームも巻き起こし、“オシャレ”リーダーとしてトレンドを牽引してきた。ブーツのREDWING、時計のロレックスエクスプローラーI、バイクのTW250、キャメル色のダウンジャケットなど、枚挙に暇がない。》



そうだよなあ。あとトヨタの「RAV4」とか森永製菓の「ウィダーinゼリー」も。実際、歩道に横付けした「RAV4」から降りてきていきなり「ウィダーinゼリー」のパウチをくわえたロン毛を目撃したことあるもんなあ。でもなあ、これって「単に外見がかっこいいだけ」なんだよなあ。ブーツも時計もバイクも。



《また、木村の男気溢れる性格もモテる要因だろう。非常に負けず嫌いで、礼儀を重んじる性格は、まさに日本男児そのもの。女性のみならず、木村の性格に惚れる男性も多いのではないだろうか。》



だんだんワケがわからなくなってきておる。いま書いていいこととダメなことがあるという分別すら失っておる。あまりコキ下ろしてばかりいるとこちらの気分も滅入ってくるので2つだけにしておこう。そんなことをいわれても日本男児は嫁のいいなりにはならないし、香取慎吾(40)は木村拓哉が大嫌いらしいではないか。



《そんな、完璧すぎる木村が木村塾を設立する可能性があるという。》



うむ。経営スタッフに回る将来に備えてジュニア育成の経験を積むというならわからなくもない。



《「今の日本男児は、女性から見ると“頼りない”という意見も多い。外見が可愛いような草食系がモテますが、やはり30歳以上の男性は“THE オトコ”というような、男性に憧れを抱いている。そんな社会的環境もあり、木村は自身のアイデンティティーを伝えていく活動をしたいようで、ファッション、礼節、仕事への厳しさなどの本来の“男らしさ”を塾生には教えていくそうです。すでに塾設立のために水面下で動いているとの噂もあります」(芸能記者)》



あららオトナの男が相手なの。しかし文章自体がもう朦朧としてなにがなんだか、になりつつある。なーんかよくはわからぬけれども、キリッと白いフンドシ、締め込みが似合う男を育てたいということなのであろうか? “THE オトコ”って、ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ男・大仁田厚(59)が『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)でやっていた「男塾」を思い出すではないか。



ああフンドシ、いつか締めてみたいと思っているうちに尻が垂れてきてしもうたのである。あーフンドシ、きっといまさら食いしばっても上がらぬ。それにしても“THE オトコ”って“THE MAN”からきているのか? バカだなあ。「木村 The Man拓哉」かあ。



きついいいかたになってしまうけれども、「木村は自身のアイデンティティーを伝えていく活動をしたいようで」というその前に、そのアイデンティティーとやらを拝ませていただきたいものなのである。いったいおまえは動物なのか? それとも鳥なのか? おお、いつもいつも人さまには厳しいのう。



《実際に、芸能界でも木村を男としてリスペクトする芸能人は多い。若手イケメン俳優の綾野剛は、1月27日放送のフジテレビ「ダウンタウンなう」で、芸能界のイケメンについて「木村拓哉」と名指しし、「すごくかっこいいですよね」とベタ褒めした。》



確かに誉めておった。まあ、綾野剛(35)としては自分とは距離感のある木村拓哉の名前が出しやすかったのであろうと思う。このとき同世代の「小栗旬なんて別にかっこよくない、山田孝之は毛玉」といい放ったのは、おそらくイケメンコンプレックスみたいなものがあるからであろう。綾野剛は「イケメン俳優」ではない。その意味でもすでに過去の人になりつつある木村拓哉はちょうどいい案配なのである。



《「結局、今の若手俳優の世代も、ドラマなどで木村を見て育った世代。彼らの中には多少なりとも木村の影響があるはず。それほど偉大なんですよ。木村拓哉っていう男は」(週刊誌記者)

 今の時代だからこそ、“キムタクイズム”が必要なのかもしれない。》



「木村拓哉っていう男は」っていう締めくくり方は!! この、この記事に一貫している漢(オトコ)路線はいったいなんなのであろう? いやあれだろ? もう工藤静香・嫁もいいだけしゃしゃり出てきてしまっているし、女性層からの支持の復活は諦めたわけだろ? これからは女は捨ててオトコ路線だと。



頑張っていただきたい。それにしては背が低いだのポチ根性だの冷やかすようなことはもうしない。しかし最後に、いまほんとうにジャニーズ事務所を辞めるべきなのは木村拓哉ではなのいか、という気がしてきたことは書いておきたい。



本人ももうこんなくーだらないことで揚げ足を取られたくないであろう。思い切ってSMAP解散の責任を取って事務所に辞表を提出すれば、間違いなく人気は爆発的に回復する。なによりそれこそがオトコとしての結着のつけ方、男気というものではないのか。ムリか。いまさらメンバーと共演したいとかいっているらしいし。(了)







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