2017年2月5日日曜日

名前からして意味不明な「ジャニーズ婦人会」はなにをする?



『週刊実話』(2017年2月2日・3日配信)に【工藤静香が立ち上げるジャニーズ婦人会(1)・(2)】という記事が載っている。おやおや、これまた時代錯誤な滑稽な、と思いつつ読んでみると2日に配信された(1)では、ひたすら木村拓哉と『A LIFE』(TBS)の苦戦ぶりが紹介されるばかりなのである。



「とにかく尋常ではない腰の低さ」、「『お願いします。何とか力を貸してください。あなたが頼りです』」、「できることなら、こんなピリピリする現場は早く終わらせたい」、「局上層部に対する低姿勢とは裏腹に、相変わらず制作サイドにクレームや注文を付ける木村のやり方に、現場から不満の声が上がる」。で、「木村を毛嫌いしているのが、松山ケンイチです」なお話で(1)はお終い。



翌日の(2)になってようやく「ジャニーズ婦人会」の話になる。しかしこの“婦人会”、なんとかならぬか。「国防婦人会」、銃後の妻でもあるまいし。大リーグの「Wives Group」にならって「奥様会」くらいにしておいてもらえんかのう。



では、その【工藤静香が立ち上げるジャニーズ婦人会(2)】から抜粋してご紹介しよう。



《独立騒動の際は“裏切り者”、そして解散後は“嫌われ者”になった木村を支えるのが、またしても妻でタレントの工藤静香(46)だ。


「万が一、ドラマがコケても大丈夫なように海外移住を計画している。ジャニーズの許可も得ている。得意の英語を活かし、海外のエージェントとの接触を始めているんです」(配給会社プロデューサー)



さらに、幹部候補生の木村がジャニーズ事務所内で権勢をふるえるよう、裏工作にも抜かりはないという。


「仲のいいメリー喜多川副社長に対し、新たな組織を設立すると売り込んだそうだ。メリーさんは“所属タレントの結束が強まるなら”と二つ返事でOKを出したというんです」(ジャニーズ事情通)



現在、ジャニーズ事務所を巡っては、SMAPの解散や所属タレントの下半身スキャンダルが相次ぎ、事務所の体制は崩壊寸前。


「今後も木村を除く中居正広、稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛の独立や岡田准一と宮崎あおい、大倉忠義と吉高由里子の結婚、V6解散などの問題が山積している。ジャニーズ幹部の頭を悩ませているのが、バラバラになりつつある所属タレントの結束力です。静香はまさにこの欠点を補うため、ある提案を行ったんです」(制作会社幹部)

それは“ジャニタレ婦人会”の結成だ。結婚しているジャニタレ限定で、その妻らと積極的に交流を図り、夫を支える互助会組織を立ち上げるというのだ。
 「メンバーは井ノ原快彦の妻の瀬戸朝香、長野博の白石美帆、東山紀之の木村佳乃が中心となる。他は芸能人ではないが、風間俊介、国分太一、近藤真彦の嫁らも参加予定。静香はもちろん、婦人会の初代会長としてジャニーズ帝国の繁栄に力を注いでいくというんです。ゆくゆくは独身のジャニタレのお見合いや、私生活の相談などにも活動を広げていくそうです」(同)



木村は、ドラマが大コケしても安心の“A LIFE”が待っている。》



突っ込みどころ満載である。だがしかしそこにいく前に、みなさまにひとことお詫びをしておかなければならない。SMAP解散・独立騒動のときに木村拓哉を説得して残留させた工藤静香はメリー喜多川のおぼえめでたく、じきに事務所の幹部に抜擢されるであろうと読み、何度かそのように書いてきたのである。メリー喜多川にしてみれば工藤静香のほうが裏切り癖のある木村拓哉よりも遥かに信頼できるはずからだ。



しかしこの『週刊実話』を読むかぎりでは、工藤静香もまだまだそこまでの信頼は得られていなかったようである。同族経営の壁は厚い。そんなにおいそれとたやすく身内には入れてもらえないらしい。であるから工藤静香は「ジャニーズ婦人会」みたいな奇妙なものを立ち上げようと思いついたのである。いずれ事務所幹部に登用されるのであれば、そんなものは必要ない。



「ジャニーズ婦人会」立ち上げの理由について、工藤静香は「バラバラになりつつある所属タレントの結束力です。静香はまさにこの欠点を補うため」に、「妻らと積極的に交流を図り、夫を支える互助会組織」として提案したとされている。さらにこれには「幹部候補生の木村がジャニーズ事務所内で権勢をふるえるよう」な裏工作の意味もあるらしい。



怪しいのう。工藤静香を筆頭に瀬戸朝香(40)、白石美帆(38)、木村佳乃(40)、さらに風間俊介(33)、国分太一(42)、近藤真彦(52)の嫁らが集まったとして、所属タレントの結束力がどれほど増すというのであろうか? 事務所へのロイアルティ(忠誠心)の程度からいっても稼ぎの大きさからいっても、ほんとうに結束力が求められるのはこのもっともっと下の世代であろう。もちろん工藤静香が「ジャニーズ婦人会」のトップになったとしても、それで木村拓哉の事務所内での発言力が増すわけもない。



工藤静香がメリー喜多川(90)に対して実際にどのようなプレゼンテーションをしたのかはわからない。しかしいずれにせよ、工藤静香のほんとうの目的は「幹部候補生の木村がジャニーズ事務所内で権勢をふるえるよう」にではなく、“自分自身が権勢をふるえるよう”にであることは明白ではないか。工藤静香、そんなヤツである。



で、こんないい加減な提案を「メリーさんは“所属タレントの結束が強まるなら”と二つ返事でOKを出したというんです」なのである。これは、これこそが木村拓哉の事務所離脱を食い止めた論功行賞、ご褒美なのだろうと思う。別に「婦人会」に期待するものもないけれども、とりあえずSMAPの5人に揃って独立されるという最悪の展開に到らなかったのは工藤静香のおかげなのである。「ジャニーズ婦人会」で、タレントの嫁のリーダーくらいやらせて気がすむなら金もかからないし、やらせとけば、な感じであろう。



しかしこれは果たしてそんな単純なお話なのであろうか? 木村佳乃や近藤マッチ彦の嫁が工藤静香の下に入るというのであろうか? もしかして岡田准一と宮崎あおい、大倉忠義と吉高由里子、そして万が一森田剛(37)と宮沢りえ(43)が結婚したら、それぞれの妻は工藤静香初代会長に従えというのであろうか?



いやいやそんなことあるはずがないでしょ、初代会長などとはいってもそれは便宜上の名前だけでみんなが仲よく交流できればそれでいいんですとかなんとかいうのであろうけれども、実際に人がシフトされれば上下の関係が生まれ、哀しいことに派閥さえ生まれる。さらに差し置かれる立場になってしまった次期社長であり夫のいない藤島ジュリー景子の立場も微妙だ。



そもそも夫たちの序列とは別にもうひとつ妻たちの序列ができあがるということ自体が奇妙なダブルバインドである。その窮屈さが考えられていない。ああ、工藤静香がいやさに結婚を渋る女が出てくるという、一種の結婚に対する抑止力の役割は果たすかもしれないのう。



「ジャニーズ婦人会」はもちろん外に出ることのない内々の組織である。しかしそれがなぜか表立ったニュースになってしまう。そしてこれまでイメージを守るためにそれぞれの家庭内での事情については極力伏せてきたジャニーズの方針をぐらつかせてしまう。というかそのうち有名無実にする。



考えてもみよう。たしかに「事務所の体制は崩壊寸前」でその方針にもガタがきはじめているとはいえ、たとえば恋愛禁止というのと妻の存在の露出というのとではワケが違うのである。ジャニーズに限らず一般の芸能人でも神経質になる部分である。そこに「ジャニーズ婦人会」という、妻の座これ見よがしで中途半端な組織をでっちあげるのでは、自らの体制をさらに崩壊に導いているようなものだ。



しかもその会長を自宅での夕食メニューまでインスタグラムにアップする工藤静香が担うというのである。ここへきてのしゃしゃり出ぐあいを見れば、いつ、私たち婦人会が先頭に立ってチャリティをやりましょう、などといい出すかわかったものではない。



ジャニーズがジャニーズでなくなっていく。これを許すメリー喜多川はどうしたというのであろうか? それでなくてももう先行き長くはないのであるから、将来に大きな禍根を遺すかもしれない判断は謹むべきであろう。木村拓哉のいまの惨状を見ても、そしてたいへん申しわけないけれどもその実家のありさまを見ても、工藤静香の思慮の浅さ、分別の足りなさは十分わかるはずなのだけれども。



うむ。いってしまえば工藤静香が夫・木村拓哉の仕事にしゃしゃり出てきた時点でジャニーズは“滅亡”にさらに一歩近づいてしまっているのである。いつか工藤静香のこの“負のヤンキースピリット”というか“ヤンキー疫病神体質”についても考えねばならぬ。 (了)







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