イライラする。どいつもこいつもくだらねーことばかりほざきやがって、なんにもアタマにないときには黙っていればいいものをワケのわからん屁リクツでムリヤリしゃしゃり出てこようとするバカがなんと多いことか。それが仕事だといったって、あまりに低レベルだと逆効果、売りものにならんということも憶えておいてほしいものである。
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「電話してくる人とは仕事するな」「秋元康は執着心がスゴい」「(淫行問題では)未成年の女にも罰則を」「(共謀罪は)免罪が多少あってもプラスになる」
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さらに加えてニュースサイトの安直さが拍車をかける。テレビ・ラジオでの有名人の発言を切り取ってそのままニュース化する手口が大流行りだ。その結果とうぜんニュースとは呼べないシロモノが垂れ流される。
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「加藤浩次が女性の勝負下着に断言」「タモリの知識に地質学者が脱帽」「松本人志の夫婦論に女子アナ涙目」「井森 群馬に海の家出現し高笑い」「鈴木奈々が中学時代の写真公開」
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どこかの小中学校の「ねえねえ、昨日のアレ観た?」そのまんまである。そんなもの観てねーよ。いくら“芸能ニュース”だからとはいえもう少しなんとかならぬか。
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たとえば公正取引委員会が芸能界のいわゆる「奴隷契約」問題について独占禁止法違反を視野に調査をはじめたことについて、業界のアチコチに話を聞いてみるくらいしてみてもバチは当たらないであろう。
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もうひとつのデッチ上げのタイプは、ノウハウ、ハウツー、占いものの作文である。いっとき問題になったDeNAのキュレーションサイトでやっていたことに近いいい加減なものがある。というか、これは週刊誌主導の大昔からの常套手段なので、いまさら責めるのも気が引けるくらいのものである。
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こんな他愛もない、いまさらめくじら立てずとも、というものではあるけれども、イライラしているのである。いちいち癪に障るのである。たとえば? ではこれを見ていただきたい。「恋愛jp」(2017年7月10日配信)からである。
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【その優しさは“包容力”じゃない!「何でも許すオンナ」が結局モテない理由】
《包容力のある女性はモテますが、何でも許す女性は残念ながらあまりモテません。
“包容力”と“何でも許す”は似ているような気がしますが、一体どうしてでしょうか?
●何でも許す女性が持てない理由
●(1)何でも許す姿に“嘘っぽさ”を感じてしまう
『何をしても「しょうがないな~」と許されると、自分に対して本気じゃないのかな?と感じるので、自分も彼女に対して本気にならない』(27歳/営業)
いくら優しい女性でも、もちろん怒りの感情が無いわけがありません。
例えば、彼氏が浮気やデートのドタキャンを何度も繰り返しても、彼女が一切怒らなかったらどう思うでしょう?
「何で怒らないの?」と、不審な気持ちになるのではないでしょうか。
何でも許す女性に、男性は何か裏があるんじゃないかと勘ぐってしまい、彼女を信用できなくなるのです。
●(2)完璧な姿が男性の劣等感を煽る
『劣等感を感じる。彼女は自分を許してくれるのに、自分は彼女を許せないことが多いので。結果、「相性が悪いのかな」と感じる』(31歳/エンジニア)
何でも許す女性というのは、ギャンギャン感情のままに怒る女性と違い寛容で、男性にとってある意味完璧な存在と言えます。
しかし、それが男性の劣等感を煽ってしまうこともあるのです。
男性は、基本的に女性よりも上位に立っていたい気持ちがあります。
何でも許してくれるその完璧な姿に対して、「完璧な彼女に対して俺は……」と比べてしまい、彼氏を微妙に落ち込ませてしまうのです。》
●(3)男性から舐められやすくなる
〈— 略 —〉
●(4)彼の成長を妨げてしまう
〈— 略 —〉
●「何でも許すこと」と「包容力があること」は違う
〈— 略 —〉
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なにをいっているのであろうか? 「『何でも許すオンナ』が結局モテない」などとはいいがかりも甚だしい。私は自分の行動を制約されたり忖度されたりするのさえ大嫌いなので、「何でも許すオンナ」が大好きである。基本それでなければ付き合えない。
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しかし、そんなオンナはどこにも存在しない。であるから私はほぼポッチである。ポッチでいいのだ!! イライラする。断っておくが、ポッチすなわちモテないということではない。ダメになるまでのスピードがほぼ光速だということである。
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これはこの文章全体のあいまいさの根幹にも通じるのであるけれども、ただ「モテたい」というのと、たとえば「素敵なお付き合いをしたい」「結婚相手を捕まえたい」というのとは別物である。
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言葉通り「何でも許すオンナ」であれば、男はワンサカワンサカブーンブン、とウンカのごとく寄ってくるであろう。その意味でもこのタイトルは著しく正確さを書いている。それなのにどうしてこんなタイトルにしたかといえば、なにか性的なお話でもあるのかな〜? とくすぐって読者を釣ってやろうという魂胆に違いない。ああ、ここへたどり着いてしまっては、もうなにをいうのも虚しいではないか。
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(2)では「完璧な姿が男性の劣等感を煽る」というけれども「何でも許す」ことは人として完璧ということとはまた別であろう、だとか、(3)の「男性から舐められやすくなる」はこの場合「嘗められやすくなる」と書くべきであろうとか、(4)の「彼の成長を妨げてしまう」の上から目線が不快であるとか、それらももうただただ虚しい。
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最後に男としてひとことだけいわせていただく。私は性的な意味あいを除いて「何でも許すオンナ」が大好きである。それは女神ではないか。しかし、繰り返すけれどもそんな女は存在しないのである。
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もっとも腹が立つのは「何でも許すオンナ」のフリをしていて、それほどでもないところで急に「もうムリ」とかいい出す女である。しかし、それがあたりまえなのである。もう、イライラする。(了)
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