2017年7月22日土曜日

船越英一郎、海外に逃げたほうがいいよ。世界中に崖はあるから



今回はコンパクトなお話を3本。いよいよ売れなくなってきたAVがやるオムニバスみたいなヤツ。いつもいつもたとえがAVでお恥ずかしいことでござる。古い順からはじめよう。



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【1本しか書いてないのに…沼田真佑氏「芥川賞」受賞に戸惑い】


《第157回芥川賞・直木賞の発表が19日、都内で行われ、芥川賞には「影裏(えいり)」(文学界5月号)の沼田真佑氏(38)、直木賞には「月の満ち欠け」(岩波書店)の佐藤正午氏(61)がそれぞれ選ばれた。



デビュー作で芥川賞を受賞した沼田氏は、いきなりのひのき舞台に緊張気味なのか終始、表情も硬い。カメラを向ける報道陣も「もうちょっとニッコリ、お願いしまーす」と、どうにか“受賞の喜び”を引き出そうと躍起だ。



当の本人も「1本しか書いてないというのがあるので…。ジーパンを1本しか持ってないのにベストジーニスト賞を取ったみたいな…」と戸惑いを語り、笑いを誘った。



受賞作は医薬品会社の岩手支店に勤める「わたし」の視点で描かれ、釣りに行くほど仲良かった元同僚の転職で疎遠になっていた最中、震災を通じて見えていた人格とだいぶ違う元同僚の人間性を知ることになる…という震災小説。



沼田氏は北海道小樽出身。福岡市の西南学院大学卒業後は塾講師などをしていた。震災の翌年の2012年、両親が建てた実家に転がり込む形で岩手・盛岡に移住。2年ほどニート生活を送り、塾講師時代の貯蓄を食い潰したという。



「今、座っている場所からそのころの自分にどんな言葉をかけたいか」と聞かれると「半年後に自分が生きているかも分からないし、そのころの自分は聞く耳を持っていなかったので何も言わないほうがいいのではないか」とボソッと語り笑わせた。


〈— 略 —〉


 (※「東スポWeb」2017年7月20日配信)


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マスコミでの扱いがどんどんどんどん雑になっていく芥川賞・直木賞がついにここまで、な感じである。たしかに文学は国内に限っていえばいわゆるアートと先を競ってダメに、おもしろくなくなったけれども、それにしても、ねえ。



そんなわけで今回の作家デビュー作が受賞作という芥川賞のなりゆきにも、なんとか世間の耳目を集めようとする思惑が働いている感じはある。しかし38歳という年齢がそれを邪魔してしまった。残念でごわす。もともと芥川賞・直木賞は文壇的には新人賞であったはずであるから、その点からも若いといっていいのかいささか微妙ではある。時代は14歳だし。



おお、直木賞受賞者の佐藤正午は作家キャリア34年目の61歳であったか。こりゃまたたいへんでごわす。あ、文学の世界も超高齢社会に向けてシフトしはじめている? となるとこれからは定年を満了した方々が続々と暇つぶしに小説を書きはじめ、芥川賞・直木賞を取り、文学を豊かにしてくれるのであろう。慶賀の至りDeath!!



芥川賞・直木賞がさほど話題にならないもっとも大きな理由は、文学のマーケットが小さいからである。大々的にニュースにしてもほとんど読まれない。受賞作品が大金を稼いでくれることもない。



たとえばIT関連でスタートアップを成功させた幼稚な経営者たちが100億円、200億円とゴッソリ稼いでキレイなねーちゃんにーちゃんをはべらせているのに較べれば、コツコツ黙々ゴソゴソと文章を紡ぐ作家たちの収入はまったく微々たるものだ。販売部数でただひとり例外的に突出している村上春樹にしても、どんなによい年でも10億円にまでは達していないであろう。



しかし、しかしである。オリジナルの物語を創造する、新しいコンテンツのつくり手として作家を考えれば、まだまだ可能性は残されているような気がする。映像関係者などもそこのところもう少し貪欲な目で見てやっていただきたいものだと思う。いや、文学の使命は金を稼ぐことなどではないとお考えの方はそれはそれでよろし。



うむ、ローマオリンピックで獲得した金メダルを川に捨てて「こんなものなんの役にも立たない」といったというモハメド・アリの伝説に沼田真佑が見倣ってくれれば、少しはおもしろくなるかも。あ、芥川賞の正賞は懐中時計? そう、使い途がまったくないわけではないのね。



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【TBS「世界の怖い夜」で放送の心霊写真は合成か 元画像には霊が写っておらず持ち主は怒り】


TBS系で19日に放送された番組「生き物にサンキュー&世界の怖い夜 合体3時間SP」で合成の心霊写真が使われたと、元画像の持ち主がTwitterに投稿し、波紋を広げている。

「世界の怖い夜」は、背筋の凍る怪奇現象など、科学では解き明かせない不思議世界を紹介する人気シリーズ。第19弾となる19日の放送では、ロンドンブーツ1号2号の田村淳を司会に、「恐ろしい噂がある廃ホテルに潜入!」「心霊研究家 池田武央氏が選ぶ最恐動画ベスト」などを紹介した。

問題となっている写真は、心霊写真のどこに霊が写っているかを当てるコーナーで、とある展望台で友人と撮影した写真として紹介された。肩を組んだ3人の男性の後方、手すり下部の暗闇にぼんやりと女性の姿が浮かんでおり、心霊研究家の池田武央氏は「この場所で事故死した女性の霊 この世に強い未練を残している」とコメントしていた。

しかし、放送を見た画像の持ち主やその友人は、番組で使用された画像と元画像を並べてTwitterに投稿。元画像には、霊らしきものは写っていないことを明らかにした。画像の無断使用と加工に持ち主は、「おれはTBSを許さない。」と怒りをあらわにしている。

 (※「BIGLOBEニュース」2017年7月20日配信)


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またまたおトボケを、である。ネットには完全にニセモノとバレた“心霊写真”にもっともらしい解説をした心霊研究家・池田武央(64)を嘲笑する記事が溢れ返っている。しかしおトボケはそこではない。



この一件ではなにが問題なのかといえば、TBSがなんの承諾も得ず勝手に素人の写真を使用した、ということである。そこにお化けらしき画像が合成されていようがいまいが、そんなことは二の次である。そのあおりを食って明日からのメシのタネを失った池田武央は気の毒でごわす。



であるから、【TBS「世界の怖い夜」で放送の心霊写真は合成か 元画像には霊が写っておらず持ち主は怒り】というタイトルからしてたいへんに不適切なのである。まるで持ち主は写真を合成されたことに怒っていることになっている。違うでしょ。怒りの軸足は無断使用のほうでしょ。無断使用されなければヘンなお化けなんか合成されたもされないもないわけであるし。



ではどうしてこんなカタチのニュースになってしまったか、といえば、もはやTBS、素人写真の無断使用くらいではニュースバリューがないのである。たとえば今年1月31日放送の「白熱ライブ ビビット」においてヤラセと差別や偏見を招く表現などがあったとして謝罪した玉川ホームレス事件がある。



マスコミ的視点から見れば、TBSの信用問題は心霊写真の信用問題よりも軽いのである。いや違う? 池田武央をディスりたいだけ?



そんなこんなのマスコミに業を煮やしているのは、Japanese Jealous Mom,松居一代も同じである。例のYouTube投稿に英訳を付けて発信すれば世界中で人気が出ること間違いなし(by 長井秀和)、と数日前に書いたけれども、昨晩(7月21)アップされた最新版ではご本人が英語で呼びかけていらっしゃる。



【“THE TRUTH” FROM KAZUYO JAPAN】である。“KAZUYO”の部分を“TOKYO”と記述している箇所もある。ともあれ松居一代、例の黒いTシャツ姿で壁の前に立ち、やや見上げる角度で堂々、ときに切々と訴えている。すでに現在(7月22日午前7時33分)のところ視聴回数13万6000回を超えている。



しかし視聴者の評価は厳しく〈↑〉1080に対して〈↓〉3235である。6分少々のあいだに夫がハワイ在住の私の親友と浮気した、夫はカツラと糖尿病だけどバイアグラ100mgは強力だ、私は22個だったかの国際特許を取得している、夫はそれも狙っている、どうか日本へ来てください、とぎゅう詰めなのである。松居一代の名前すら知らない外国人にはきっとなにがなんだかなのであろう。



だ〜から、これまで公開している分に英訳を付けて最初からひとつづつ上げるようにって書いたじゃん。お願いしますよ、家族のみなさん、お願いします。頼みましたよ(by 松居一代)。



7月21日は松居一代の夫・船越英一郎(57)の誕生日である。誕生日に英語圏デビュー。なかなかやるものである。これを機に船越英一郎も世界へ飛び出してはいかがであろう。世界各国どこへいっても崖はあるから。(了)






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