2017年7月24日月曜日

島崎遥香を見て思う、理解してもらうってたいへん!!



まったく話が合わない、ダメだこりゃ(byいかりや長介)と感じるヤツはいる。というか7割がた合わない。私はワガママだし、しかたがないのでそういう方々には寄らず触らず生きている。



たとえば赤ちゃんとかご老人とか、ここで大雑把7割型合わない、と語っているその対象年齢以外の方々ももちろんいらっしゃるわけで、それを勘案するとお互いに話が合う、わかる人間はたぶん数%だろうと思う。それを3割の10分の1、3%とすると日本全国に話しが合う人間は約380万人。おお、380万人もいれば心強い。なんとかなりそうな気がする。なにがなんとかなるのかわからないけれども。



とはいえ現実問題として7割がたの人々と合わないというのでは、組織のなかで生きるのやはりムリだ。ワガママ? 結果、ふと見回せばたいへん狭い人間関係のなかで暮らしていることになる。でもまあ、たぶん人間とはそんなものであろう。うむ。100年ほどさかのぼればみなそうだったに違いない。



そういう狭い、そのぶん親密な人間関係だといちいち相手がどう感じているかなどと詮索しなくていいし、少々の説明不足、舌足らずも受け手のほうで補完して理解してくれるのでラクである。



ああ、そうか。ときどきアメリカ人が意外に洞察力鋭く人さまや社会現象を分析しているのに出くわすことがあるけれども、あれもこういうことなのね。多民族社会だからそうしないことには人間関係のとっかかりからはじまらないのね。日本人にもそういう訓練は大切だと思うなあ。



でもって、そういう100年前は地縁血縁の狭い関係のなかで生きていた者がやがて不特定多数を意識するようになり、さらにやれネットだSNSだでその不特定多数のなかの1人ひとりと直接コミュニケーションが取れるようになると、もともとコミュニケーションスキルが鍛えられる環境にはなかっただけに、そらまいろいろ問題も起こりまっせ。



と、いうことで次の記事にザックリ目を通していただきたい。いろいろなレベルでコミュニケーションの難しさが集約されていておもしろい。



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【島崎遥香、体調不良に理解得るのは「とても難しい」】


《女優の島崎遥香(23)が、自身の抱える体調不良についての苦悩を吐露した。

島崎は、ぜんそくを抱えており、AKB48時代も持病に悩まされた。現在も絶好調とは言えない状況らしい。23日未明にツイッターで、「この数年間もとまらない原因不明の咳と生涯生きてくのか?私は仕事したい、恋愛は分からない、仕事したい、たまに休みたい。結婚して可愛い子供と大型犬と過ごしたい」と胸の内を吐露した。

さらに同日夕方、同じく体調不良に悩んでいるというリプライに答える形で、「あ、これ、風邪じゃないんです、うつらないので大丈夫です」と自ら説明しないといけない苦労を明かす。

島崎は、「心と身体が元気な人に不調を理解してもらうのはとても難しい。ただ、理解してもらう必要性もないよ、そう言う人達に。悲しいけれど仕方がないことだとそう言い聞かせるしかない。私は2年前がピーク。今だから話せる」と持病を抱える身として嘆く。「このツイートで少しでも楽になる人がいてくれたらなという思いでのつぶやき」とつづっている。》

(※「日刊スポーツ」2017年7月23日配信)


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病を得るとたとえば虫歯でさえも健康でニコニコしているヤツが脳天気なバカに見え、そのバカに「他人の不幸は蜜の味」などと嘲笑われているような気持になって、地球を木っ端微塵に爆破してやりたくなる。ならない? 私だけなのであろうか。



記事に出てくる島崎遥香がTwitterで「私は仕事したい、恋愛は分からない、仕事したい、たまに休みたい。結婚して可愛い子供と大型犬と過ごしたい」というのは、ただふつうに、しあわせに暮らしたいのだという願望を少し婉曲に表現したものである。この場面で「しあわせになりたい」という直接的な言葉をつかえば悲愴感が滲んでしまうと考えてのことであろう。



もうひとつここにはファンに対する配慮もある。「私は仕事したい、恋愛は分からない、仕事したい、たまに休みたい。」と直前にはさむことで、以下に続く「結婚して〜」をいささか他愛のない夢のように感じさせている。じゃあオラたちはどうなるんだよ〜、といわれないために。



さらにこの記事での引用ではカットされているけれども、実物では最後に「これこそつぶやきじゃない? これこそTwitterじゃない?」とまで追加しているのである。宣言でも告白でもありませんよ、ただのつぶやきですよ、と念を押している。



実際のところ、ネットやSNSでは驚くほどこちらの意図が伝わっていないことがままある。どうしたらそういうふうに読めるかなあ、と首を傾げたくなることがある。それはまあ、外国からのお客さまか気が合わない7割がたの方々のおひとりなのであろうと考えてソッとしておく。



あ、当ブログにコメントをいただいている方々にはそんなことはまったくござりませぬ。気になさらないでくださりませ、と、ほら気をつかう。



記事の最後で島崎遥香はさらに「このツイートで少しでも楽になる人がいてくれたらなという思いでのつぶやき」と、不特定多数に向けて気を巡らしている。最近はイメージチェンジ中といわれる潮対応おっと間違いた(by)塩対応も、いくらかは体の不調が影響していたのかもしれないと思わせる気のつかい方である。



こうしてコチコチに身構えてしまうのは、アイドルから女優という特殊な存在であることとはあまり関係がないであろう。いまの若い皆さんはきっとこんなふうにしてネットやSNSと付き合っているのであろう。と思う。



それというのは、ふつうに黙っていると「どうしたの? 具合が悪いの?」と声をかけてくる勘の鈍いおせっかいたちに囲まれているようなものではないのか?



便利になったようではあるけれども、みなさんたいへん。友だちや知り合いの数をやたら増やすのも考えもの。メンドくさい世のなかになった。(了)






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