2017年5月4日木曜日

ココリコ田中直樹が離婚。少しウツワが小さすぎるんじゃないのー



5月2日、ココリコの田中直樹(46)が妻でタレントの小日向しえ(37)と離婚したとコメントを発表した。



まず最初に、同じタナカナオキでも自称「老婆の休日」中の田中真紀子(73)の夫、つまり田中角栄(享年75)の娘婿であり、国会答弁の冒頭「もし(=if)」というべきところを「もしもし」と口を滑らせてしまったわが国の元防衛大臣・田中直紀(76)とは別人である、とボケを飛ばしておかなければなるまい。



ちなみに2012年当時、同じ参院予算委員会に出席してそんな田中直紀をこれみよがし、腹を抱えて大袈裟に哄笑の対象にしたのは、その4年後に24歳年下の自身の元公設秘書・中根雄也と再々婚を果たす三原じゅん子であった。三原じゅん子、のぼりつめているのである。絶頂である。



田中直樹と小日向しえは14年間もおしどり夫婦として知られており、またまったく突然の発表であったこともあって、2人の離婚はゴールデンウィーク中であるにもかかわらず芸能マスコミにもそうとうのインパクトを与えたようだ。



離婚の原因については、いまのところ下に紹介する『スポニチアネックス』(2017年5月3日配信)の記事がおおかたの見方のように思う。まずはザックリご覧いただきたい。



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【ココリコ田中離婚 03年結婚おしどり夫婦…小日向しえ浮気が原因か】

《お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹(46)と、夫人でタレントの小日向しえ(37)が協議離婚したことを2日、発表した。すでに離婚届を提出しており、長男(12)と次男(9)の親権は田中が持つ。



田中は所属事務所を通じ、ファクスで「この度、小日向しえさんと離婚することになりました」とコメント。「話し合いを重ね、このような結論に至りました。これからは夫婦という形ではなくなりますが、子供たちの父親、母親としてしっかりと責任を果たしていきたいと考えております」としている。

関係者によると、2人は半年以上前から話し合いを進めていた。離婚が発表されたばかりでさだかではないが、原因については「田中側は奥さんが浮気していたとの認識を持っており、それで別れ話になった」という。実際に浮気があったかどうかは分からない。



小日向は2013年に芸能事務所を退社後はフリーで活動。ガールズバンド「nelca」でベースとボーカルを務めている。音楽やアート方面の友人も多く、周囲では「仕事でもプライベートでも自分で決めたことは引かないタイプ。最近は子育ても落ち着いたのか、友達と出歩くことも増えていた」との声も上がっている。



田中をよく知るスタッフは「子供を守るために、全てをのみ込んで別れを決めたと思います。子供のことを一番に考えたんじゃないでしょうか」とした。田中は4日放送の日本テレビ系レギュラー番組「ZIP!」(木曜前5・50)に生出演予定で、対応が注目される。



田中と小日向はフジテレビ系バラエティー番組「ココリコミラクルタイプ」での共演をきっかけに交際をスタートし03年6月に結婚。おしどり夫婦として知られていた。》

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ふうん。「小日向しえ浮気が原因か」とタイトルにまで付されているのは、離婚した夫が子どもの親権をもつケースは全体の「1〜2割程度」(「バイキング」徳原聖雨弁護士)しかないという事情から忖度されたものであろう。父親が親権を持つなんて、きっと奥さんのほうによっぽどのことがあったんだわねえ。



しかし本文では「実際に浮気があったかどうかは分からない。」と書いているのである。いま飛ぶ鳥を落とす勢いの濱松恵(34)に知れればさっそく目を三角にして噛み付くようすが目に浮かぶ。私も噛み付きたい。このままでは一方的に小日向しえが悪者にされてしまう、しかしそれはどうも怪しい、とヘソ曲がりな私は思うのである。



田中直樹がマスコミ各社に送ったファクシミリの全文がこれである。



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 私ごとで大変恐縮ですが、私田中直樹は、この度、小日向しえさんと離婚することになりました。

 話し合いを重ね、このような結論に至りました。

 これからは、夫婦という形ではなくなりますが、子どもたちの父親、母親としてしっかりと責任を果たしていきたいと考えております。

 お世話になっております皆様、関係者の皆様には、ご迷惑とご心配をお掛けして大変申し訳ございません。

 田中直樹
 平成29年5月2日

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おやおや? 問題の息子たちの親権についてはどこにも書かれていないではないか、と思ったら《事務所では「長男・次男の親権は、いずれも田中となっている」としている。》(「産経新聞」2017年5月2日配信)なのである。



つまり吉本興業東京本社がそう語っている、と。『AbemaTIMES』(2017年5月2日配信)では《事務所によれば、すでに離婚届を提出済みだそうで、「長男、次男の親権は、いずれも田中となっておりますが、その他は非公表とさせていただきます」としている。》となっている。



獲得できた親権の話だけはするけれどもその他は非公表。記者会見の予定もないらしい。これでは、きっと奥さんのほうによっぽどのことがあったんだわねえ、の方向に世間の推測を誘導しようとしているととられても仕方がない。田中直樹のほうはまったく悪くない、と。なんだか気に入らない。離婚てそんなものなのか? 発表が5月2日、ゴールデンウィーク合併号を出したばかりで週刊誌がただちに後追いできない状況をつくっているのも小賢しくてヤな感じ。



それとさらにいわせていただければ、前出『 スポニチアネックス 』の記事にある《田中をよく知るスタッフは「子供を守るために、全てをのみ込んで別れを決めたと思います。子供のことを一番に考えたんじゃないでしょうか」》という記述である。申しわけないけれども子どものことを一番に考えれば離婚はできない。しない。それから先の自分の一生を捨てるつもりででも夫婦関係を続けるであろう。子どもを一番に考えているのであれば。子どもが一番といいつつ、結局は自分のことしか考えていないのである。こうした子どもを盾にとるものいいにはほんとうに腹が立つ。



夫の側が子どものことを考えて離婚を踏みとどまったケース、しかもそれが公になっているケースはほんとうに少ない。妻の側には山ほどあるであろうけれども。



知られているのはビートたけし(70)の場合だ。ビートたけしのあまりの放蕩に耐え切れなかった妻の幹子(66)が5代目笑福亭枝鶴と駆け落ち同然に出奔したことがあった。このときビートたけしは幹子に土下座をして帰ってきてもらったということになっているのである。もともと自分がまいたタネではあるけれども、事実であればこのビートたけしを私は尊敬する。



夫の側が子どものことを考えて離婚を踏みとどまったケース、と書いた。それはそもそも小日向しえは離婚を望んでいなかった、この離婚は田中直樹が一方的に望んだということが明らかだからだ。『デイリースポーツオンライン』(2017年5月4日配信)の記事にこうある。



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【ココリコ田中と離婚の小日向、息子たちとの日々をSNSに…】

《—〈略〉—

妻の小日向は自身のSNSで子供達との日々の様子をアップしているが、4月24日のツイッターには「今日は次男のお誕生日。9歳おめでとう!大好きだよ!!充実した一年を送れるように、お母さんはサポート頑張ります」と、母として息子の成長を喜ぶ心境をつづっている。

また、1カ月前のインスタグラムには「少し前になりますが、長男が無事に小学校を卒業しました」と報告。「6年前の入学式、緊張した面持ちで壇上の席に座ってた男の子がその6年後その卒業式の日には堂々と晴れやかな顔で同じ壇上に座っていた」「本当とにかくおめでとうだよ!」と、長男の卒業式の様子も報告していた。

—〈略〉—》

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4月24日といえばおそらく「半年以上前から話し合いをすすめていた」(「スポニチアネックス」)離婚問題が最終的に結着したころである。加藤浩次(48)が5月3日の『スッキリ! !』(日本テレビ)で「正直に言いますけど、田中から1週間ぐらい前に連絡がありました。離婚することになりましたって」と語っているのである。



5月3日の1週間前といえば4月26日。そんな時期に息子へのメッセージをこうして残しているのである。別れたくない気持がヒシヒシと伝わってくる。すでに早くも小日向しえは家を出ているといわれている(「サンケイスポーツ」2017年5月3日配信)。なんとも切ない話である。



そうすると、離婚をめぐっては小日向しえと田中直樹のあいだでそうとうな葛藤があったはずだ。それを連想させるのが小日向しえの4月2日のツイートである。



「お金持ちで新しい武器も買えて人も集められてどんな攻撃も避けられる高い高い防壁の中で護られてる人が盾もなく独りで自分で自分の身を守るしかない素っ裸の人間を攻撃して楽しいのかな?」



つまり小日向しえは、経済力、機動力ともにすぐれている複数の相手側と闘っている、といいたいのである。さてここからは私の勝手な憶測である。これといった決定的な証拠はない。こう考えればだいたいツジツマが合うというだけの話である。



まず前提として田中直樹の性格。テレビを通して見ている分だけだけれども、かなり子どもっぽい印象を受ける。思考の幅も感情の幅もそんなに広く豊かなほうではないようだ。公園で遊ばせていた子ども同士がオモチャの取り合いになったとき、公園の出口までその親子を追いかけて罵声を浴びせ続けたという目撃談もあるらしい。真偽のほどは分からない。つまり子どもっぽい。思い込みが激しくコントロールが利きにくい。生きもの好きなのもなんとなく関連がありそうだ。としておく。いちおう。



で、小日向しえと2003年に結婚してしばらくはうまくいっていたのである。けれども2013年に小日向しえが所属事務所を退社してガールズバンド「nelca」の活動をするようになってから「田中側は奥さんが浮気していたとの認識を持っており、それで別れ話になった」(「スポニチアネックス」)状況が生まれてきたのであろう。たぶん外出が多くなったとかで。



実際に浮気があったのかどうかはわからない。しかし田中直樹はそれを疑って譲らず、あの手この手をつかって追求し続けたのだ。どうなの? 仮に万一1回くらいあっても許してやろうという気持にはならないの? まあ、なんどもいうように小日向しえが浮気の事実を認めたのか、それともこんなに疑い深く執念もマリアナ海溝ぐらいに深い男とはもう暮らせないと愛想が尽きたのかはわからない。嫁のバンド名「nelca」にすら嫉妬しそうなタイプである。結果として、田中直樹は離婚に到るまで決して追求の手綱を緩めようとしなかったのだ。



ずいぶんと勝手な憶測で語ったうえにさらにいってしまえば、こんなに異様なほどウツワの小さな男とは別れてしまったほうがいい。さもさも嫁の浮気が原因と世間が見なすようなやり方で離婚を発表する男など、それは事実か否かは別にして、というか事実だとしてもロクなものではない。しかも子どもと住んでいた家を、言葉は悪いが叩き出しているのである。



田中直樹はほんとうには子どものためを思ってもいないし、妻のこの先の人生についても微塵も考えてはいない。そんな抱擁力はない。少しはビートたけしをみならえ。はい。(了)



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