2018年6月30日土曜日

度重なるロケット打ち上げ失敗。起業家・堀江貴文に「?」マーク



佳人薄命、夭折の天才。天空を横切る閃光のごときワタクシの生涯でありました。あー、具合が悪い。風邪がいっこうに退散してくれませぬ。あーもん、あーもん、宮本あーもん。こんな苦しみのさなかにあって、生命のあたたかさ、その全的な肯定感を天窓から射す一条の光のように思い起こさせてくれるのは、たとえばコレです。↓





◆『産經新聞』2018年6月30日配信
【〈民間ロケット失敗〉小型ロケットの打ち上げまた失敗 発射直後に爆発炎上 北海道大樹町のベンチャー企業】

《 北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」は30日早朝、同町の実験場で小型ロケット「MOMO(モモ)」2号機の打ち上げを行ったが、直後に落下して爆発炎上し、失敗した。

同社によると、けが人はいないという。

民間企業が単独で開発したロケットでは日本初となる高度100キロ以上の宇宙空間到達を目指したが、昨年7月の初号機に続く2度目の失敗となった。
 
成功すれば、これまで国主導だった日本の宇宙開発に民間が本格的に参入する節目となるはずだった。

2号機は当初、今年4月に打ち上げる予定だったが、直前に機体のバルブを動かすための窒素ガスに漏れが見つかり延期。機体の設計を一部見直し、今回の打ち上げに臨んでいた。

計画では、打ち上げ約4分後に宇宙空間に到達。その後は地球の重力で落下し、同約7分後に北海道沖の太平洋に着水する予定だった。

MOMOはエタノールと液体酸素を燃料に使う1段式のロケットで、全長10メートル、重量約1トン。重さ20キロの荷物を運ぶことができ、2号機は高知工科大が開発した観測装置などを搭載していた。

同社は元ライブドア社長の堀江貴文氏らが創業。MOMOの技術を生かして超小型衛星用のロケットを開発し、宇宙ビジネスへの参入に向けて平成32年にも打ち上げることを目指していた。

初号機は強い圧力がかかる高度約10キロで機体が破損し、通信が途絶したためエンジンを緊急停止した。機体の強度不足が原因とみられ、改良した2号機で再挑戦した。》





あらら、こんなのも発見!!





◆『朝日新聞DIGITAL』2018年6月30日配信
【〈射場に上がった炎、爆発音 ロケット落下、観覧席に沈黙】

《 元ライブドア社長で実業家の堀江貴文さんが出資する宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(IST)の小型ロケット「MOMO」2号機が、打ち上げ直後に落下、炎上した。



小型ロケット「MOMO」2号機の射場から約4キロ離れた有料観覧席には、多くの家族連れが集まり、打ち上げを見守っていた。

 

午前5時30分、カウントダウンがゼロになり、ロケットのエンジンが噴射する赤い炎が見えると、「おー」と歓声が湧いていた。だが直後に炎があがり、「ドン」という爆発音が遅れて聞こえた。



距離が離れているため、肉眼では炎しか見えず、観覧席からは「どうなったの」「いつ上がるの」と不安がる声が次々に起こり、その後沈黙の時間がしばらく流れた。

 

射場の近くに置かれたカメラの映像では、機体は10~20メートル上昇した後、エンジンの燃焼が弱まってほぼ垂直に落下。地面にぶつかり、10秒足らずでバラバラになって炎に包まれていた。



エンジンはエタノールと液体酸素を燃料にしており、延焼の可能性もあるため、午前9時現在で社員らの立ち入りができない状態が続いている。



計画では、打ち上げから約4分で宇宙空間(高度100キロ)に到達し、そのまま弧を描いて太平洋上に落下する計画だった。》





週末の惨劇。堀江貴文(45)はこのロケット事業にすでに10億円以上投資しているそうですけれども、ケチケチしないでもっと金を注ぎ込んではよ成果を出さんかい!! というところまでついにきてしまった感じがします。



打ち上げ費用はクラウドファンディングで調達している(発射ボタンを押す権利枠1000万円!!)ということですし、その出資者を確保し続けるためにも冗談はほどほどにしないといけません。低コストの民間衛星実現が目標なのはわかっておりますが、失敗しては元も子もなし。なによりこのままではあまりに貧乏くさくてたまりません。北海道が可哀想。



そういえば堀江貴文



「エクスカリバーアルマズというロシアの宇宙船をリノベーションしてロケットで飛ばす会社に投資をしていたのは事実だし、日本円で50億円以上投資していたのも事実。んで、そこの社長だったArt Dulaに対して賠償請求をしているのも事実だ。で、どうせ文春は面白おかしく「ホリエモン詐欺に引っかかる(笑)」と書いて、まるで私が別で投資をして順調に育ってきているインタステラテクノロジーズのロケット開発まで茶化すつもりだろう。」



と『HORIEMON.COM』(2016年2月5日配信【週刊文春のクソ記者から突然電話がきた】)に書いていましたけれども、あの賠償請求は通ったのでしょうか、ねえ。少しはMOMOに回せるといいのに。



堀江貴文という人は本質的にはロマンチストで、したがって実業にはあまり向いていないとワタクシは思います。ライブドア? あれって実業でしたっけ? それにエクスカリバーアルマズへの50億円とMOMOへの10億円を並べると、どうにもバランスが悪いですもん。でもって結局いずれも成功を収められず、なわけです。



で、以前にも書きましたけれども、問題を極端に単純化するのが、そういう堀江貴文がなんだかんだとエラそー高飛車に語る場合の常套手段であって、それゆえ超近視眼的なモノの見方しか提示できないということにもう少し世間のみなさま方もお気付きになってよろしいかと思いますけれどもいかがでございましょう?



堀江貴文は考えなければならない問題解決の十分条件を自らの乏しいワーキングメモリにあわせてでしょうか、ガシガシに削ります。なにしろ旅客機のなかで泣く赤ちゃんに睡眠薬を飲ませろ!! といった男ですから。複雑な現代社会の問題を取り扱うにはまったくダメ。あー、そうそう。そんなところドナルド・トランプと似ているともいえますね。もちろんスケールはまったく違いますけど。



「実は律儀であったかい」らしい堀江貴文が手がける可愛いMOMOは、いったいいつになったら北海道から大空に飛び立てるのでしょう?
※『新R25』2018年6月26日配信【合理的だけど、実は律儀であったかい。#ホリエモンの横顔】



あー調子が悪い。どうしてこんなときに堀江貴文のことなんかを考えてしまうのでしょう。(了)






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2018年6月29日金曜日

秋篠宮眞子と小室圭。滑り込み破談決定セーフ!!



昨夜(6月28日)から本日未明にかけて、やっぱりなー、だよなー、とついつい深〜く頷くことが2回ありました。ひとつはサッカーワールドカップ日本対ポーランド戦での、なんつーんですか、1点差負け死守作戦です。



サッカーは詳しくありません。また西野朗監督(63)がどんな方かも存じ上げてはおりませんけれども、今回のワールドカップでの報道で見るかぎり、とても気が弱く、内向きの方なんだろうな、と勝手に推察していました。



なぜなら、いつもオドオドした表情ですし、ワールドカップとその直前の練習試合2試合を見ても監督としての采配の輪郭、というのか意思といえばいいのかがいまいちはっきりしないまま、という感じを受けていたからです。積極的に“これでどうだ!! ”と打って出る雰囲気がありません。監督の仕事としては、むしろここまでただただなーんとなく運よくポイントを稼いできたという印象がワタクシにはあります。



で、ポーランド戦であと10分以上も残して時間稼ぎに出たとき、やっぱりなー、と思いました。こちらが思惑通り1対0で負けたとしても、もしコロンビアと闘っているセネガルが同点に追いつくか逆転するかすれば日本のグループリーグ突破はなくなります。



つまり西野朗はここは完全に他力本願に賭けたわけです。そうするとセネガルが頑張ってしまってコロンビアに勝ったりしてしまい、日本がグループリーグ敗退となったときのバッシングのキツさも同時にとうぜん想定されます。もちろんその可能性も十分にありましたし。



なにをやってんだ!! セコい時間稼ぎで墓穴を掘りやがって!! 決勝トーナメントに出られないばかりか国辱的な恥さらしだ!! これはありえました。



しかし西野朗はここで他力本願に舵を切ったのです。というよりワタクシにはうずくまってしまったように思われました。こりゃ筋金入りの気の弱さだな、と。



繰り返しますけれどもセネガルがコロンビアにこのままむざむざと負けてしまう保証はどこにもないのです。つまり検討・の対象にならない。そこに賭けるというのは判断放棄です。誰でも最後まで握っておきたい運命のロープを自ら手放してしまうのと同じです。



それができる西野朗は非常に特異な人物ではないでしょうか。少なくとも、グループリーグを勝ち上がるための冷静な判断であった、とはワタクシにはどうしても思えません。



そういえば試合後のインタビューで、コロンビアがセルビアを1点リードした段階で、たしか「もうひとつ選択肢が増えた」といういい方を西野朗はしていました。これがワタクシにはなにか逃げ道を探していた人間の言葉のように聞こえてしかたがないのですよ。



西野朗は筋金入りの気弱なヤツ。でなければ開催目前になっての監督就任要請なんかも受けないでしょう。やっぱりなー、だよなー。



でもってさらにこれがこの人の不思議なところで、いまのところいざフタを開けてみれば、ほぼすべて結果オーライできています。運がいいというのかなんというのか。ついつい神国日本なんていう言葉まで思い出しております。なので、これ以上日本が勝ち進むとためにならない影響が大きいと思いますので、今回もベスト16でいいところかな、とワタクシは思っています。



長引く風邪のおかげで歪んだものの見方をしています。ポーランド戦がはじまる数時間前のコレ(↓)も やっぱりなー、だよなー、な歪んだ気分を運んできました。





◆『朝日新聞DIGITAL』2018年6月28日配信
【小室圭さん、3年の予定で米国へ 眞子さまと結婚延期中】

《 結婚が延期されている秋篠宮家の長女眞子さま(26)の相手の小室圭さん(26)が、米国で弁護士資格を取得するため、8月ごろから3年間の予定で渡米することが28日、関係者への取材でわかった。



お二人は昨年9月に婚約が内定したが、「充分な準備を行う時間的余裕がない」として今年2月、結婚とそれに関わる諸行事を「再来年(2020年)に延期」すると発表していた。その後、具体的な予定は明らかにされていない。



関係者によると、小室さんは今年春、勤務先の法律事務所に渡米の希望を申し出た。すでに米国での通学先は決まっており、現在の事務所に籍を残し、21年に帰国後、再び勤務する予定という。》





だよねー、やっぱこれしかないよねー、です。結婚を2年間延期しているときに3年間の留学発表ですからね、おおかたの日本人は、これで2人の結婚はなくなったと見ているでしょう。でもって滞米中の小室圭に暴走車が突っ込むとかなんとかそんなことが起こらなければいいけれど、というようなことも考える、と。



すみません。風邪で具合が悪いもので。



それではより穏健なお話のために、こんなふうに並べて考えてみましょう。





◆ 2017年9月3日:秋篠宮眞子と小室圭の婚約内定会見が開かれる

◆ 2018年2月6日:宮内庁が今年11月に予定されていた結婚の2020年までの延期を発表

◆ 2018年6月10日:秋篠宮邸にて秋篠宮夫妻、眞子、小室圭と母佳代の5名による“両家会談”がもたれる 
※『NEWSポストセブン』2018年6月28日配信【小室圭さん、母と秋篠宮邸を訪問し「両家会談」に参加】

◆ 2018年6月26日:宮内庁が高円宮家三女・絢子(27)が日本郵船勤務の守谷慧(32)と今秋結婚すると発表。正式な婚約は8月12日
、結婚式は10月29日

◆ 2019年4月30日:平成天皇が譲位。秋篠宮が「皇嗣」となる





やはり平成天皇の譲位を軸にして物事が運んでいますね。まずは譲位前に秋篠宮眞子と小室圭の結婚問題にいちおうの決着をつけておきたい、と宮内庁が考えたとします。なぜかといえば平成天皇も2人の結婚を認めたことになっているからです。この縛りを在位中に解いておきたい。



で、6月10日の“両家会談”で内々にではあるけれども破談が確定しました。そうなるとこれまで眞子&圭のゴタゴタに遠慮して控えていた絢子&彗の結婚話もようやく前進させられる、というか、むしろ譲位に影響を与えぬようにとっととすませてしまわなければ、となるわけです。



だいたい交際の発表から約2ヵ月で婚約、そのまた2ヵ月後に結婚って、一般でもかなりなスピード運転ですから。



スピード運転といえば怖いのは車の暴走です。いまいち信頼感の薄い小室圭をいつまでも秋篠宮眞子の元婚約者としておくことはないのではないか、と、風邪で心が歪んでいるワタクシはボンヤリ思います。(了)





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2018年6月28日木曜日

女の嫌らしさ全開だったAKB世界選抜。それに群がる男もなー



AKB48で最初に思い浮かぶのは女の子たち同士の過剰なライバル意識と、そこに端を発する大小さまざまな葛藤、そしてそれをさらに煽ってあざとく金に結びつけるビジネス、でもって秋元康(60)の太らせた白竜(65)みたいな顔です。



ですからAKB48を好きだという女の子は少ないだろうとワタクシは思います。もし女の子がAKB48が好きだというなら、それは自分自身のロールモデルとして見ているのであって、男の子のファンのようにねじり鉢巻でエッサホイサと応援しようというのとは違うと思います。「〇〇ちゃんカワイイー」とかいっても、そこには必ず同時に強烈な嫉妬があるように見えます。



いい方を変えると、女の子の攻撃性があからさまに発揮される場所がAKB48です。ですからこういうエゲツない仕組みを考え得るのは、そんな女の子の嫌らしさがわかっていない人間であろう、と女ばかりのなかに生まれ育ったワタクシは確信しています。身近でそれを見てきた身にしてみればいまさらそんなものを突き出されてもたまったものではありません。——案の定、太った白竜、秋元康は男2人兄弟でした。



とはいえ、1975年に出生率が2.0を下回り、以降長く漸減傾向が続き、ついに内閣府の直近のデータ(2015年調査)では1.45人まで落ち込んでいるこの日本で、家族関係を通して女の子の嫌らしさがわかる男が育つ可能性はたいへんに少ないのです。その点、ビッグダディ(林下清志53)の元妻・美奈子(35)の8人目というのは、現代日本に置けるひとつの異形おっと間違いた(by荒木経惟)偉業です。



女の子の嫌らしさは女の子が一人いるだけ、またあるいはその家庭に妻が一人いるだけでは発揮されませんから、いまの一般的な家庭のなかで男の子がそれを学ぶ機会はほとんど皆無といったほうがいいかもしれません。



で、放課後の子どもたちがグループで遊ぶということも少なくなっていますから、女の子の嫌らしさ、男の子の意気地なさといったたぐいの一種の世間知は、子ども時代にはまったく身につかないわけです。そしてそのままオトナになってしまう。



そうするとお互いの抱く異性像というものが現実から逸脱してきて、いろいろな問題の原因になる、ということになります。そう。憧ればかりが強く大きくなって手が出せない、逆に勝手に執着してしまう、みたいなことです。



うむ。ですからここの部分ではつるむのが大好きなヤンキーが圧倒的に洗練されています。「ばっか、おまえまたかよー、なんでそんなに簡単にヤラセんだよー」みたいな女の子同士の会話のタフさ、一種の健全さにたまさかふれるとオジサンはまだまだ日本も捨てたものではない、と思ったりします。



で、ですね。こういう、男は女がわからないし女は男がわからない、互いに互いの幻想のなかでしか把握されない状況をなんと呼ぶか、と考えて埴谷雄高(享年87)の『影絵の時代』をパクることにしました。ほとんどの女も男も異性の影絵を見ているだけなのよ。



『豆腐プロレス』(テレビ朝日)だか、なんだか別の深夜番組だかでAKB48の松井珠理奈(21)を見たときの印象も、申しわけないですけれども、女の子のいやらしさをギュッと濃縮してるね、というものでした。



芸能人、とくに歌手は中堅からベテランといわれるくらいのキャリアを積んでくると、往々にしてかつての自分自身のパロディを演じているように見えるものですけれども、AKB48のような内部での入れ替わりの激しいグループにおいてもそれはいえるのだなあ、女の子の嫌らしさの部分をパロったらこうなるのだろうなあ、と。



で、それはついに結成から13年目の6月16日にナゴヤドームで行われた『AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙』でひとつの頂点(CLIMAX)を迎えたのであります。





◆『デイリー新潮』2018年6月19日配信
【主催者からは報道NG! AKBトップに立った「松井珠理奈」の“宮脇咲良”批判】

《 一昨年は小嶋陽菜(30)が卒業発表、昨年は須藤凜々花(21)が結婚宣言をぶち上げるなど、なんだかんだで話題を作るAKB48の総選挙。だが、6月16日にナゴヤドームで開票が行われた今回の“ハプニング”は、主催者サイドも話題にして欲しくないようだ。

すでに報じられているとおり、第10回目となる総選挙でトップに立ったのは松井珠理奈(21)で、これに須田亜香里(26)、宮脇咲良(20)が続いた。

まずは結果について芸能記者に感想を伺うと、

「前年の順位は上から、指原莉乃(25)、渡辺麻友(24)、これに松井と宮脇が続き、後は荻野由佳(19)で、須田。このうち指原は辞退のため今年は出ていませんし、渡辺は昨年末に卒業しています。“ブスキャラ”で売った須田の躍進はあったものの、松井の1位は上の2人が去って繰り上がっただけで、想定内というところでしょうか。指原が制した前回、前々回は、彼女の得票はそれぞれ24万を超えていた。それが今回、松井は20万票を切っての1位ですから、ファンの熱も下がっている証拠です」

とはいえ、初の1位になったという点以外でも、なにかと松井が注目された選挙ではあった。選挙本番前に行われた『AKB48グループコンサート』では、パフォーマンス中に倒れ、退場する一幕が。16日付「オリコンニュース」は、

〈地元開催に燃える一方、誰よりもプレッシャーを抱えているSKE48の松井珠理奈が自身のファンが陣取る“推し席”の声援に感極まって号泣。過呼吸からかステージ上で倒れ、スタッフに抱きかかえられて退場した〉

と書くが、ともかくその後すぐに松井は復帰。そして開票を経て、“卒業しません”と1位になってのご挨拶である。ところが翌17日、19日に予定されていた松井の「生誕祭」イベントが、体調不良のために中止になると発表される。18日、これに本人が〈生誕祭延期です〉とTwitterで中止を否定――と、これらが今日までの“オモテ”に出ている松井の動きである。だが、

「我々の注目を最も集めたのは、選挙直後の彼女の言動ですよ。主催者から報道NGが出ちゃったんですけれどね……」(テレビ局関係者)

「さくらたんは出られなくなっちゃいました」

それは選挙後に報道陣を集めて行われた、松井への囲み取材の際の出来事だった。

「取材前には選抜に入ったメンバー達の写真撮影がありました。ところが、そこに3位の宮脇の姿がなく、その理由を“宮脇にダメ出しをした”と松井が説明したのです」(同)

 松井は、こんな言葉で経緯を説明した。

〈正直言います。全部話しますね。じゃあ今まで隠してたこと〉


〈(先述・選挙前の)コンサートで『10年桜』を歌いました〉


〈さくらたんに「もっとちゃんと踊って」って言いました。じゃないとAKBが終わるから。それを言ったら、さくらたんは出られなくなっちゃいました。悲しいです。だから「ごめんね」って言いました〉

文字で読む限りではなんてことなさそうだが、
「いやあ~松井の表情は“言ってやった”という感で、言葉と裏腹にぜんぜん悲しくなさそうでしたよ。 “さくらたん”という呼び方も小馬鹿にしたようで、怖かった。年齢こそ松井がひとつだけ上ですが、グループ活動歴は10年のベテラン。対して宮脇は7年と差があることを考えても、相当強い言い方だったのかもしれません。果たして、宮脇の写真撮影不在が、ショックを受けたためか、それともヘソを曲げただけなのか、それはわかりませんけれど」(先の局関係者)

この松井の言葉に驚いたのは、周囲のオトナたち。場に居合わせたマスコミには“宮脇のくだりは報道NG”のお達しが出されたという。喋りすぎを怒られた松井は涙を浮かべていたというが、今度は彼女の機嫌が悪くなり、これはこれで大変だったとか。

「コンサートで倒れたところから分かるとおり、そもそも松井のテンションはおかしかった。もともと情緒不安定なところもありますが、あの日は輪をかけて変でしたね。叱られたことが生誕祭の延期と関係あるのかは、やはり不明なのですが」(同)

それでも報じちゃったTBS

先に紹介した通り、主催からNGが出た松井の発言。ところがウッカリなのか、これを報じてしまった媒体が2つある。ひとつはネットメディアのモデルプレス。現在、記事は削除されて読むことは出来ないが、“松井が宮脇に厳しい言葉をかけていた”と16日に報じた痕跡が確認できる。

そしてもう1社が、18日朝に放送されたTBSの「はやドキ!」。あろうことかこちらは、実際に“ダメ出し”について語る松井の姿をそのまま放送してしまっていた。

「モデルプレスはグループの催しがあるとお声がかかる身内のメディアですから、“お達し”前に配信してしまい、後から主催が消させたのだと想像できます。TBSは他の番組だとやはり伏せられているところを見るに、こちらもウッカリでしょう。怒られたはずです。あとはネット版の『週刊実話』も少し触れていますけれどね……」(同)

1位になってこれから“顔”となる、松井のイメージダウンを嫌ったのだろうか。とはいえ、これくらいしたたかでないと、センター稼業は務まらない?》






〈正直言います。全部話しますね。じゃあ今まで隠してたこと〉


〈(先述・選挙前の)コンサートで『10年桜』を歌いました〉


〈さくらたんに「もっとちゃんと踊って」って言いました。じゃないとAKBが終わるから。それを言ったら、さくらたんは出られなくなっちゃいました。悲しいです。だから「ごめんね」って言いました〉



ほぼサイコであります。ホラー映画だと最初から挙動不審でほんとうは犯人ではないのかと仲間から怪しまれつつ早い段階で無惨に散っていくタイプです。



いくらなんでもここまでやるとはねえ、とお思いになりますか? 運営がもう少しコントロールしないと、とか? でも正直いいます。全部話しますね。じゃあ今まで隠してたこと 。



冒頭で書いたように、AKB48とはもともと女の子たち同士の過剰なライバル意識と、そこに端を発する大小さまざまな葛藤、そしてそれをさらに煽ってあざとく金に結びつけるビジネスでなりたっているわけです。あまり激しく女の子同士で火花を散らせないように、などと手加減してはその根本が揺るぎかねません。



ですから女の子同士のせめぎ合いを煽り立てることはできても抑制するほうに回ることはとてもできない相談です。 悲しいです。だから「ごめんね」って言いました。



いってみればAKB48世界選抜だかなんだかで1位になったということは、いま現在もっとも女の子の嫌らしさを体現しているのが松井珠理奈だっつーことです。



ものスゴ〜い場末のマンモスなキャバクラで、ご指名狙いのロクでもな〜い、箸にも棒にも掛からないショータイムを見せられたような気分。女の子たちも、もういい加減にこういう屈辱的な仕掛けに操られているばかりが道ではないことに気が付いているでしょうけどね。(了)







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2018年6月27日水曜日

ベッキーと付き合うメンタルが称賛される巨人の2軍コーチ・片岡



他人の不幸は蜜の味、他人の幸福は罪の味。なんのこっちゃでしょうけれども少しわかるような気もするでしょ? たとえば手に持ったままでこちらの視点が示す場所からの写真が撮れる自撮りカメラみたいな感じですね。デビッド・ボウイ主演の『地球に落ちてきた男(The Man Who Fell to Earth)』(ニコラス・ローグ1976年)に出てきました。



平たくいえば、「他人の幸福は必ず、それを知った人間に悪の心を芽生えさせる」ということです。よろしいでしょうか? 「他人の不幸は蜜の味、他人の幸福は罪の味」、よろしくお願いいたします



それでもって今回の罪の味はベッキー(34)の交際宣言です。ちょうど折よく高円宮家三女・絢子(27)婚約決定のニュースとかぶってざまー見ろなタイミングでございます。



それにしても、なんと申しましょうか無知蒙昧の民草の身も顧みずたいへん畏れ多いことではございますが、あっちよりもこっちのほうが何倍もいいなーという感じがふつふつと湧き上がってくるのをどうしても禁じ得ません。ただふつうにしていることがこんなに清々しいものであったか、と改めて深い感動に浸されております。



でもってウィッキー(Anton Wicky Ampalavanar・81)おっと間違いた(by荒木経惟)ベッキー(Rebecca Eri Ray Vaughan)の交際宣言です。なんだよ婚約にまでも漕ぎ着けていないのにマスコミアピールかよ、ですけれども、これ、かなり見どころがあります。まずは第一報をご覧ください。





◆『スポーツ報知』2018年6月26日配信
【ベッキー、巨人・片岡コーチと真剣交際!】

《 親しい知人にすでに報告も

タレントのベッキー(34)とプロ野球・巨人の片岡治大(やすゆき)2軍内野守備走塁コーチ(35)が真剣交際していることが25日、スポーツ報知の取材で分かった。今年に入って共通の知人を通じて知り合い、片岡コーチが約10年前からベッキーのファンだったことから意気投合。片岡コーチからのアプローチが実り、先月から交際をスタートさせた。芸能界と球界の美男美女カップルは大きな注目を集めそうだ。



芸能界とプロ野球界の垣根を越えたビッグカップルが誕生した。



複数の関係者によると、2人は今年に入ってから共通の知人の紹介で知り合った。ベッキーはこれまで野球に縁がなく、西武と巨人でスピードスターとして名をはせた片岡コーチの現役時代の活躍もほとんど知らなかったが、片岡コーチが約10年前からベッキーの大ファンだったこともあり、すぐに意気投合したという。

 


その後は互いの友人を交えた食事会を経て、2人で食事やデートを重ねるうちに急接近。片岡コーチからのアプローチが実り、5月に入ってから交際に発展したという。
 
 

2人を知る関係者は「律義で誠実な片岡さんの人柄にベッキーさんがひかれたのでは」と話した。2人はすでに親しい知人に交際を報告しているという。

 
ベッキーは昨年10月のイベントで、理想のタイプについて「タレントの仕事も応援してくれる人。めちゃめちゃ、焼きもちやきなので安心させてくれる人がいい」と話していた。年齢はベッキーが1歳下と同年代で共通の話題も多く、互いに仕事が多忙な中でも精神的な支えになっているとみられる。

ベッキーは今年でデビュー20周年を迎えた。元気なキャラとロングの黒髪をトレードマークにバラエティー番組などで活躍したが、騒動による休養を経て、16年夏に大人っぽいショートヘアにイメチェン。今年は4月からBSジャパン「くノ一忍法帖 蛍火」で時代劇に初挑戦し、絵画など活動の幅を広げている。フジテレビ系「あいのり:Asian Journey」(金曜・深夜0時55分)では、世界を旅して恋愛する参加者に時に辛口なコメントをズバっとぶつけるMCぶりで人気を集める。
 
 

片岡コーチは、2004年にドラフト3巡目で西武に入団。卓越した走塁技術で07年から4年連続盗塁王に輝き、09年にはWBC日本代表に選出された。13年オフに巨人にFA移籍し、昨年現役を引退。今季から巨人の2軍コーチとして新たな一歩を踏み出したばかりだ。球界随一の甘いマスクと明るい性格で、現役時代から女性人気も高い。

 

交際スタートからまだ1か月あまり。片岡コーチはチームの遠征も多く、なかなか会えないのが現状だが、互いから刺激を受けながらゆっくりと愛を育んでいく。》





なに? 「交際スタートからまだ1か月あまり」? なに? 不倫騒動で転落した三流タレントと巨人軍の2軍コーチがビッグカップル? ベッキー陣営、なにをそう慌てふためいているのでしょう? そもそもゲス川谷絵音(29)との交際をめぐってさんざんウソを繰り返してきているのですから、誰もまともに聞く耳なんかもちあわせておりません。ワタクシもその一人で、あれ以来ベッキーはまったく受け付けなくなりました。



ではなぜいまさらベッキーについて書くのか? とおっしゃられる? それはたぶん約20年前に一目惚れした女につきまとって逮捕されたストーカー(菊池桃子担じゃないヤツ・46)が語ったとされる「姿を見ると満足だった」という規格外に自分勝手な言葉のようなものでございましょう。他人の幸福は罪の味でもありますし。



「交際スタートからまだ1か月あまり」で発表しなければならないほどニュース日照りだったベッキーにしても、芸能界的打算に長けていることはすでにみなさんガッテン承知の助 and 助子であると存じます。彼女のアタマのなかにどのような打算があったのか、考えてみましょう。



まずは相手。ベッキーがゴシップを発信するにあたってとりあえずもっとも重要なことはゲス川谷絵音の影を拭い去れるか、拭い去りたい、ということでしょう。となるとバンド関係はNGです。役者は役者のほうがベッキーの悪どいイメージが影響するのを嫌って、というか女性人気を落すのでNG、IT社長には年齢とセックスアピールの点でいまいちでしょう。



ということでアレコレ探しまわって残ったのがアスリート系で、上から順番にチェックしていって留ったのが巨人の2軍コーチだったということです。たぶんこんな感じでベッキーの交際ははじまったのだとワタクシはマジに考えております。



次にニュースの発信方法について。巨人と同じ讀賣グループのスポーツ報知へのリークだったというのも、手堅いやら寂しいやらで考えさせられるものがあります。いまのベッキーのバリューではよほどの相手とでなければ“スクープ撮!! 深夜の親密密着隠密密会現場!!!”などという手は使えない、雑誌のほうが乗ってこない、という実情が透けて見えるからです。



今回の件につきまして、世間には「片岡治大のメンタルがスゴい!!」という声が充満しております。それはそれでたしかに一目置かれ、畏敬の念で見られているということですけれども、片岡治大はただの女好きだと言外に揶揄されているわけでもあります。



たぶんこのまま2人が結婚ということはあり得ませんから、こういう男とくっついたことで、あまりの焦りぶりとあわせてベッキーにもエロいイメージがついてしまう危険性は十分にあります。するとベッキー、残念ながら落ち目の道をさらに加速して転がっていくのですね。



破れかぶれで妊娠してみっか? は絶対に止めてね。やりそうだけど。あれ? もしかして? (了)






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2018年6月26日火曜日

まことに愚かしくもセクハラを繰り返す男たちに呆れ果てる



文芸評論家であり早稲田大学学術院教授である渡部直己(66)が、教え子である大学院生に対してセクシャルハラスメントを行っていたというお話です。去年の夏には学生を洗脳して自分との不倫関係を強要していた慶應義塾大学の“ムスリム教授”が問題になったところで、さすが早慶こんなところでも火花を散らしているわけです。今回の事件はコレ↓。





◆『プレジデントオンライン』2018年6月20日配信
【早大名物教授「過度な求愛」セクハラ疑惑】

《 早稲田大学文学学術院の大学院生だった女性が、文芸評論家でもある同大学の渡部直己教授から性的なハラスメントを受けたとして、大学に「苦情申立書」を提出していたことが、早大や女性への取材でわかった。渡部教授はプレジデントオンラインの取材に対して「文言は覚えていないが、過度な求愛をしてしまった。大学の処分を待って身を処すつもりです」とハラスメントを認め、辞任の可能性を示唆した――。

■「おれの女になれ、と言われた」と泣きながら説明した

被害女性は、早大にハラスメントについて相談したところ、指定の書式による「苦情申立書」の提出を求められ、今年6月に提出した。早大広報課は「本件については、連絡を受けてから申出人と関係者との数回にわたる確認を経て、6月14日にハラスメントに関する書類を大学として受け取り、対応を進めております」と説明している。

申立書などによると、被害女性は、創作の勉強をするため、2016年4月に早大の大学院である「文学学術院」の現代文芸コースに入学。渡部教授が彼女の指導教官に就いた。翌年4月、渡部教授は「おまえの作品をみてやるから」と2人きりの食事に誘い、東京・高田馬場の飲食店「カフェ コットンクラブ」で「おれの女になれ」と発言した。

この言葉に女性はショックを受け、店を出るとすぐに知人らが会食していた近くのファミリーレストラン「サイゼリヤ高田馬場東早稲田通り店」に駆け込んだ。

ファミリーレストランで女性と会った会社員の男性(30歳)は、当時の状況をこう説明する。

「この日は早稲田の学生が開いている読書会の日で、彼女も来る予定でした。しかし彼女は来ず、読書会の後、サイゼリヤに移動して、食事をしていました。彼女から連絡があり、居場所を伝えると、すぐにやってきました。そして『渡部さんに、おれの女になれ、と言われ、逃げてきた』と泣きながら説明したのです。彼女は屈辱と戸惑いを感じていたようで、その話しぶりが強く印象に残っています」

 〜 略 〜 》





もし渡部直己がほんとうに「おれの女になれ」と発言したというのであれば、渡部直己、かなりハードボイルドではありませんか。というかずいぶん能天気な66歳です。



「おれの女になれ」とコワモテに出ていった限りは、ザブングル・加藤(43)のごとく「見ろやこの筋肉!! カッチカチやぞ!! カッチカチやぞ!!、ゾックゾクするやろ!!」で最後まで通さなければカッコがつきません。そこのところあれやこれやの手当の心づもりはあったにせよ、やはりワタクシが思うに66歳のご老体には無鉄砲な感じがしてしまいます。



そういう無鉄砲ではなく、「おれの女になれ」といったことで自分の身に降りかかってくるかもしれない危機について考えることはなかったのか、という疑問もあります。いきなり横から千葉真一(79)なんかがでてきて「わたしの彼女になにをしてくれてるんですくわっ!!」と凄まれる可能性もまったくないわけではないでしょう。



また今日びの学生にうっかり尻尾を掴まれたらどれほどの晒し上げの目にあうか、ということもまったく考えておられないわけです。まったくナイーヴといおうかイノセントといおうか、理解に苦しみます。



まあ、それとこれとは別、とおっしゃられるでしょうけれども、こういう方がする文芸批評にいかほどの意味があるのか? と元も子もない猜疑心に囚われてしまうワタクシであります。



記事はまだまだ続きます。しかし、この件についてワタクシがいいたいのはこれだたけです。でもせっかくなので残りの部分もご覧いただきましょう。





《 〜 略 〜

■「過度な愛着の証明をしたと思います」

渡部教授は6月14日、プレジデントオンラインの取材に対し、次のように答えた。

――「おれの女になれ」と発言したのか。
「そのような言い方ではなかったと思う。過度な愛着の証明をしたと思います。私はつい、その才能を感じると、目の前にいるのが学生であること忘れてしまう、ということだと思います」

――そうした発言は本当にないのか。
「過度な求愛を……。その時は卒業したらといったと思いますが、『おれの女に』といったとは覚えていませんが……」

――彼女に対して恋愛感情があったのか。
「(だまってうなずく)」

■「相手が生徒であることをすぐ忘れてしまう」

――発言は、男女関係になってほしい、という意図だったのか。
「そうではない。付き合ってくれという意味じゃないでしょうか。付き合うというか、卒業してもこうやって指導できたらいいということ」

――付き合うと指導は別のことでは。
「教師として不適格かもしれないが、相手が生徒であることをすぐ忘れてしまう。過去にそういう事例があったかは学校に説明します」

――今回の行為を問題だと考えているのか。
「教師としての資格はない。学校の処分をまって、身を処したい」

――具体的には辞めることも考えているのか。
「はい」

渡部教授は1952年生まれ。日本ジャーナリスト専門学校講師や近畿大学文芸学部教授を経て、2008年より早稲田大学文化構想学部の文芸学科文芸・ジャーナリズム論系で教授を務めている。

 〜 略 〜 》





「そうではない。付き合ってくれという意味じゃないでしょうか。」とか「私はつい、その才能を感じると、目の前にいるのが学生であること忘れてしまう、ということだと思います。」とか、 渡部直己ほんとうに他人事のようにナイーヴです。



渡部、半端ないってもう!

アイツ半端ないって!

男と女なのに男女関係じゃない付き合いなんて

そんなんできひんやんふつう!!

そんなんできる?

いっといてや…できるんやったら…



でもって、ここから先は大学当局の対応のだらしなさのお話です。「大学のCSR」とか「教育機関のCompliance」だとか、職員の方々はさんざんお勉強されていることでしょうに、それもまたなんの役にも立っていないように見えます。



おもしろいことに、以下に報告されている早稲田大学の対応は慶應義塾大学の“ムスリム教授”問題への対応とほとんど同じです。またまたこんなところでも両校は火花を散らしているわけですね。





《 〜 略 〜

■「つぶされるかもしれないので、口外しないでほしい」

この問題で被害女性は、早大に申立書を出す前に、現代文芸コースの主任だった別の男性教授にハラスメントについて相談している。ところが男性教授は反対にこの問題を口外しないように求めたという。

申立書によると、渡部教授と飲食店に行った数日後、東京・目白の喫茶店で、女性は当時同級生だった友人女性と2人で男性教授に、渡部教授のハラスメントについて相談した。同席の友人女性は当時の状況をこう述べる。

「男性教授と目白駅で待ち合わせ、駅前の喫茶店に3人で入りました。テーブル席で、私の隣に女性が座り、男性教授が対面に座りました。ハラスメントの内容を説明すると、男性教授は『渡部さんに悪気はない』『女性の態度にもすきがあり、男性を勘違いさせている』『このことを公にすると、現代文芸コースがつぶされてしまうかもしれないので、口外しないでほしい』といった趣旨の発言をしました。女性がぼうぜんとしていたのを覚えています」

口止めの事実について、プレジデントオンラインは男性教授に問い合わせたが、男性教授は携帯電話には出ず、メールで「本件については、大学広報に対応を一本化しており、個別には答えられません」と回答した。

■早大は「申立をお受けできない場合もあります」

女性は今年に入り、ほかに被害者を出したくないと願い、早大のハラスメント防止室に渡部教授への処分などを求めた。だが早大の対応は女性の求めるものとはかけ離れていた。

女性は被害を訴えるうえで、父親の同伴を求めたが、早大は当初難色を示し、女性から抗議を受けるまで、同伴を認めなかった。また女性が退学手続き中だったことから「中退をされた場合には、申立をお受けできない場合もあります」とも説明した。

その後、早大は女性の訴えを受け止め、「苦情申立書」の提出を求めたが、書類の提出は本人の手渡ししか認めず、郵送や代理人の手渡しでの提出を一度は拒否した。

女性は「大学のハラスメント防止委員会のホームページには『被害を受けた学生・生徒および教職員等が、安心してハラスメントの苦情を申し立て、相談を受け付けられる窓口を設置します』と書いてありますが、実際には苦情申立書は被害者本人による手渡ししか受け付けず、電話の際も面談の際も相手方の面談員に名乗ってもらえないなど、とても安心して相談できる窓口ではなかった」と振り返る。

■弁護士「親や代理人の同伴は最初から認めるべき」

女性から相談を受けている山本裕夫弁護士は「早大の対応は配慮が足りない」と指摘する。

「そもそも彼女の退学理由はハラスメントなのに、『中退をされた場合には、申立をお受けできない場合もあります』という対応は不誠実です。在籍中に声をあげられなかった人もいるはずで、そういった声こそ取り上げるべきではないのでしょうか」

「またハラスメントを受けたという忌まわしい記憶がある場所に、しかも本人ひとりで、書類を持ってこさせるという行為も配慮が足りない。親や代理人の同伴は最初から認めるべきで、書類の提出も本人である必要はないはずです」

女性はハラスメントを受けた後、大学院を中退している。当初は中退するつもりはなかったという。

■「卒業できるんですか(笑)」

「ハラスメントを受けた後、指導教官を変更してもらったのですが、1人でキャンパスを歩いているときに渡部教授に出くわしました。そのとき渡部教授から、笑いながら、『卒業できるんですか。単位は大丈夫なんですか。まあ頑張ってください』と言われました。その言葉が威圧的に感じられ、それから1人で学校に行くことに恐怖を感じるようになりました」

「また、ハラスメントを相談した男性教授から、反対に口止めを受けたことから、このコースに不信感を抱き、最終的には学校に行くことができなくなりました」

女性はまだ渡部教授から謝罪を受けていない。渡部教授は「彼女に対して申し訳ないと思っていますが、廊下で会ったのが最後で、その時に謝罪をしそびれてしまいました。その時私が笑っていたのには別の理由があります」と話す。

■「それは反省するしかありません」

プレジデントオンラインが「謝罪するつもりがあったなら、手紙などさまざまな手段があったのではないか」と聞くと、渡部教授は「それは反省するしかありません」と述べた。

女性は告発の動機について、「たとえ匿名で告発したとしても、個人攻撃など被害は何かしら起きるかもしれないという怖さはありました。でも、最近の#MeToo運動を見て、自分も声を上げてもいいのだと思い、決意しました」と話す。

また早大に対しては、女性は「絶望した」と話す。

「フェミニズムやジェンダー論を教えている大学という教育現場で、ハラスメントが起こっていること、そしてハラスメント防止の組織が実際には機能していないということに絶望しました。私の告発により同じ被害を受ける学生が減ることを願います」 》





どこまで続くセクハラのぬかるみ。男がダメすぎます。ほかにいうことは、もうほんとうにありません。(了)






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2018年6月25日月曜日

君よ泣きながら叫べ。「〇〇、半端ないってもう!!」



本日(6月25日)未明に終わったロシアワールドカップ日本対セネガル戦は、2対2の引き分けでした。なかなか熱い試合で、ワタクシとしましてもなんとなく「宴もたけなわではごじゃりまするが……」という雰囲気になっております。



今回のワールドカップで一躍有名になった「大迫、半端ないってもう!!」はすでにみなさんご存じ、2008年の第87回高校サッカー選手権の準々決勝で、大迫勇也選手率いる鹿児島城西高校と対戦して敗退した、滝川第二高校のキャプテン・中西隆裕のロッカールームインタビューでの言葉です。



初戦のコロンビア戦で大迫勇也が勝ち越しのヘディングシュートを決めたときから、日本全国津々浦々にこのフレーズが、「大迫、半端ないってもう!!」の声がこだましておりました。なかには今年の流行語大賞に、と推す声さえあります。



しかしながらこれが流行語として本格的に人口に膾炙するには、もう少しフォーマットを整理したほうがよいのではないか、と思われます。大きなお世話ですけど。まずは「大迫、半端ないってもう!!」、から適宜名前を入れ替えることにして「〇〇、半端ないってもう!!」を基本にします。



で、この〇〇には敵(立場が違う人物・モノ)ながらあまりに天晴れでついリスペクトしたくなる名前を入れます。と、決めます。たとえば北島のシャブちゃんのソウルフルなボーカルに感動すれば「シャブちゃん、半端ないってもう!!」ということになります。



また、数日ぶりにようやくヒリ出した大便を見下ろしながら「くそ、半端ないってもう!!」というような場面も考えられます。たいへんビロウで申しわけございません。



しかし、この「大迫、半端ないってもう!!」のほんとうの魅力はこのあとに続く青春の雄叫びともいえる、涙ながらの感動のフレーズがあってこそ、なのです。改めて全体をご紹介しましょう。





大迫、半端ないってもぅ!

アイツ半端ないって!

後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん!

あんなんできひんやんふつう!!

そんなんできる?

いっといてや…できるんやったら…

新聞や…全部新聞や…

撮られたし…

また(大迫が)一面やし…

またまたまたまた2ゴールやし…

1ゴールにしとけばよかった1発に…

大迫うまいなー

どうやったら大迫止めれるんやろ?

あれは絶対全日本入るな!





これをすべて敷衍していこうとするとたいへんです。けれども、少なくとも「新聞や…全部新聞や…」の前、「言っといてや…できるんやったら…」のところまでは取り上げたいものです。



すると、たとえばこんな感じになります。





松井珠理奈、半端ないってもう!

アイツ半端ないって!

どこが可愛いのか全然わからんもん!

あんなにアンチいたらできひんやんふつう!!

急に天狗なって、松本人志に挨拶できる?

いっといてや…できるんやったら…してって!





まあ、青春の雄叫びでもリスペクトでもなくなっていますけれども、使い回しとしてはこういうことか、と。泣きながら笑いを取りにいけるシチュエーションがどれだけあるか、という問題はさておき、これくらいの表現力は身につけておきたい、と勝手に思っております。(了)






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2018年6月24日日曜日

人を殺しておいて「誰でもよかった」はないでしょ



堀井憲一郎(60)という人、以前たしかカトリックの地味なクリスマスの話題で記事をピックアップしたことがありました。そのときも指摘したかもしれませんけれども、この方の文章は結局なにをいいたいのかがよくわからなくて困惑されられます。



さらに取り上げられた事柄に対するご本人の反応がいつもズレているので、そこにもイライラさせられます。あ、ズレているといういいかたが失礼なら、ワタクシとは異なっている、ということにしておきましょう。



そのうえいつもかなり気張って大向こう受けを狙ったタイトルが付せられているのですけれども、読後には必ず、タイトルは書き終わってから考えましょうよ、な気分に陥ってしまいます。



われながら意地が悪くて申しわけありません。風邪であまり調子がよくないので八つ当たりのようなものです。



昨日は読者の方からお見舞いのコメントをいただき、ご教示の通り足を温めましたらだいぶラクになってありがとうございました、にもかかわらず、世間さまからのご恩を仇で返すふつつか者でございます。





◆『現代ビジネス』2017年6月23日配信
【[堀井 憲一郎]新幹線殺傷事件から考える「誰でもよかった」供述がもたらす「安心」 この供述は意外な役割を持っている】

《 なぜ「同じ言葉」が使われるのか

走行する新幹線の車内で男女が殺傷された事件での、最初の犯人の供述は「誰でもよかった、むしゃくしゃしてやった」というものだった。

この犯人の“コメント”は、事件当日の夜、かなり早い時間に出されている。各マスコミが一斉にそう伝えていた。警察による発表であろう。

「誰でもよかった。むしゃくしゃした」

たびたび耳にする言葉である。

同じコメントを耳にするたびに、私はいつも、犯人はそんな言葉を口にしてないんじゃないか、と想像してしまう。犯罪者が、感情的な犯行直後に(犯行から数時間以内に)自分の犯行動機を語れるものだろうか、というのが根本的な疑問である。

 〜 略 〜》





もうここからワタクシとは感じ方が違います。堀井憲一郎は「私はいつも、犯人はそんな言葉を口にしてないんじゃないか、と想像してしまう」らしいですけれども、ワタクシはたぶん犯人はそんなようなことをいったのだろう、と思います。あるいは取調官の提示した言葉に同意しただけであったとしても、犯人は気持的にそんなに齟齬を感じてはいないはずです。



なぜなら「誰でもよかった、むしゃくしゃした」という言葉、とくに「誰でもよかった」は、実に上手く純粋殺人の特質を捉えているからです。恨みや嫉妬や憎しみからではなく、金や権力のためでもなく、ただただ殺したいから殺す。その刹那にのみ自分の生が凝集して立ち現れる。



これはとくにシリアルキラーと呼ばれる連続殺人事件の犯人に対してコリン・ウイルソン(享年82)がしてみせた分析で、それまでのなにがしかわかりやすい犯行動機にもとづいた殺人に対して「純粋殺人」と定義したわけです。「誰でもよかった」はそこのところを単刀直入に衝いています。



そしてもうひとつ「誰でもよかった」は、自分の優越性を言外に誇示しています。生まれてから22年の歳月をかけてなにものにもなれなかった男が人を殺すことによって、なにがしか夢想のなかの本来の自分になれるという予感がそうさせるのです。「誰でもよかった」と見栄を切ることで怪物に近付ける、と。



もちろん、犠牲者にとって「誰でもよかった」といわれる以上の冒瀆はありません。犯人はそのことも意識には載せなくても感じているはずです。ここのところ、つまり犠牲者の尊厳、人間としてのあり方をすべて無化してしまう「誰でもよかった」は、いまのようにしばしば犯罪者のクチから出るようになる前はおおいに激しく糾弾されていたはずです。それが徐々に薄れ忘れられるようになってしまいました。



「誰でもよかった」という言葉の禍々しさが薄れていくのと並行してそれはクリシェと化し、ある種の犯罪のカテゴリーを示すものになりました。なあ、おまえのやったことは誰でもよかったってヤツなんじゃないのか? で通じる状況です。



逆にこれから犯行に走ろうとする側の人間にも、「誰でもよかった」は手頃で便利な棲家となっています。自分はいったいなにをしようとしているのだろう? なんの関係もない人を殺したいなんて……、と悩まなくても「誰でもよかった」ってヤツだな、で片付けられます。



つまりこれは犯人にとっても警察にとっても新しい犯罪の発明であったわけです。そして忌まわしいことに、こんなものでも器ができればそれにふさわしい内容が生まれてくるのです。



ワタクシはここが重要なところではなかろうかと思うわけですけれども堀井憲一郎は違うのですね。 「犯罪者が、感情的な犯行直後に(犯行から数時間以内に)自分の犯行動機を語れるものだろうか」とはおっしゃいますが、「誰でもよかった」はすでにクリシェとして擦り込まれた定型文なのです。思考停止状態になればなるほどこうしたことばがクチを衝いて出てくるでしょう。



続けて堀井憲一郎の文章を読んでみましょう。





《 〜 略 〜

ときどき聞く「覚えていない」というのが正直な気持ちのようにおもえる。もちろん、それぞれの場合によって違うのだろうが。

しかし、今回は「誰でもよかった、むしゃくしゃしたからやった」とすぐに発表された。

警察に準備されたフレーズ

想像するに、取り調べする人が犯人に向かって「むしゃくしゃしたからやったのか」と聞いて、犯人がうなずく、ないしは強く否定しなかったら、そのコメントとして発表する。そういうようなことではないだろうか。

いや、私は警察関係の取り調べの細かいことは知らない。だから具体的なシーンはまったくの想像でしかない。

ただ手続きはどういう形であったとしても、「誰でもよかった、むしゃくしゃしたからやった」というコメントは犯人の口から出たものではなく、事前に当局が用意した言葉なのだろうと想像しているのだ。おそらく、それはそんなに大きくはずれていないだろう。

そうでないと、いくつもの事件で、まったく同じ「言葉」が使われている理由がわからない。それぞれの犯罪者が、以前の犯罪者と同じ言葉を発し続けるとは考えにくい。警察の仕事のひとつに、ある犯罪の特異性を際立たせない、ということがあるのだろう。それはたしかに社会の安寧に役立っているとおもう。

「誰でもよかった、むしゃくしゃしたからやった」という定型のコメントは、おそらく必要があって、用意され、同意させられ、発表されているのだろう。

 〜 略 〜》





いやいや、ですから警察が「ある犯罪の特異性を際立たせない」ために「誰でもよかった、むしゃくしゃしたからやった」という文言を用意し、同意させたのではなくて、そんなものとっくのむかしから犯人や警察官などの、そしてワタクシやあなたのアタマのなかにも腰を下ろしている言葉です。逆に堀井憲一郎のアタマにはそれがないのかフシギ。



しかし、とはいえ、同様の事件に関するデータはなかなか便利そうなのでとりあえず拾っておきましょう。





《 〜 略 〜

「誰でもよかった」事件はこんなにある

今年2018年と前年2017年に、「誰でもよかった」とコメントした犯罪を調べてみた。

新聞記事で調べたものをあげてみる。(新しい事件順)

(1)2018年5月17日、名古屋の漫画喫茶刺殺事件。
無職の容疑者(22)は漫画喫茶で二つ隣のブースにいた面識のない被害者を突然襲撃し、果物ナイフで刺すなどして殺害した。容疑者は「いらいらしていた。誰でもよかった」などと供述している。

(2)2018年1月14日、広島でのバス停での2人死傷事件。
広島市安佐北区可部のバス停で二人が刺され、75歳の男性が死亡した事件。無職の容疑者(33)「殺すのは誰でもよかった。死刑になって死のうと思った」と供述。

(3)2017年10月27日、千葉県市原市の駐車場での切りつけ事件。
建設業の容疑者(25)が、市原市姉崎のスーパーの立体駐車場で、乗用車の運転席にいた女性(49)を突然、ナイフで切りつけ、胸や右手の指に軽傷を負わせた。容疑者は女性と面識がなく、調べに対し「誰でもよかった」などと話しているという。

(4)2017年7月27日、墨田区の公園での撲殺事件。
無職の容疑者(35)は、墨田区横網町公園内のベンチで寝ていた被害者(70)の頭を近くにあった照明器具のコンクリートの土台部分を殴り、殺害した疑い。「腹が減って金がなく、誰でもよかった」と説明。

(5)2017年7月17日、神戸市での5人死傷事件。
神戸市北区有野町有野で3人が死亡、2人が重傷を負った事件で、無職の容疑者(26)は「誰でもいいから攻撃しよう、刺してやろうとした」と供述。

(6)2017年5月21日、千葉県松戸市の公園襲撃事件。
松戸市常盤平の金ヶ作公園で5人が切りつけられるなどした事件で、無職の容疑者(34)が「のうのうと生きているやつが許せなかった。殺してやろうと思った」「誰でもよかった」と供述しているという。

(7)2017年2月24日、福島県の高校での職員切りつけ事件。
福島県の県立高で、2年生の男子生徒(17)が40代の男性事務職員を金づちや包丁で襲い、頭部などにけがをさせた。生徒は「誰でもいいから襲ってみたかった」と話したという。

(8)2017年2月18日、愛知県江南市の切りつけ事件。
愛知県江南市で、アルバイトの容疑者(22)が果物ナイフのような刃物で、帰宅途中の男性の顔や腕などを切りつけた疑い。容疑者は男性と面識がなく「人間関係に悩んでいた。相手は誰でもよかった」と供述。

調べて8件でてきた。これで全部ではないとおもう。けっこう多い。

この犯罪は「新しくない」というメッセージ

「むしゃくしゃしてやった」という証言も調べてみた。

(1)2018年3月21日、新宿駅構内でのナイフ振り回し事件。
JR新宿駅構内でナイフを振り回している無職の男(25)が逮捕された。「家族とけんかをして、仕事もみつからずむしゃくしゃした。刑務所へ行きたかった」

(2)2018年2月23日、福岡市で医師を刺した事件。
無職の容疑者(54)、腰痛の診察のため訪れた同区の整形外科医院の診察室で、男性医師の左胸を包丁で刺し、殺害しようとした。「求めていた診断書を書いてくれず、むしゃくしゃした」と供述。

(3)2017年9月29日、姫路市での住居侵入事件。
浴室を覗く目的で民家の敷地内へ入り姫路市市役所職員(44)は「むしゃくしゃしたのでのぞきをしたくなった」と話している。

3つ見つかった。誰でもよかった、より少ない。



「むしゃくしゃした」という言葉は、おそらく日常用語ではないからだろう。

「誰でもいい」という言葉は日常でいまでも使われているが、あまり「むしゃくしゃする」と口にする人を見た記憶がない。「いらいらした」というのは聞くのだが。

でも「いらいらした」という言葉のもつ攻撃性に比べて、「むしゃくしゃした」という言葉にはどこかしら自己完結なところがあって、勝手に自分の中で不満を貯めているさまを表している。やはりそのへんは選ばれた言葉なのだろう。

 〜 略 〜 》





おっと、おいおい堀井憲一郎、どこへいくんだよーう。「『むしゃくしゃした』という言葉は、おそらく日常用語ではないからだろう」なんていうけれどもれっきとした日常用語だよう。あんたの顔を見てるだけでむしゃくしゃする、とかさんざんいわれたもんだよーう。



「いらいらした」の攻撃性と「むしゃくしゃした」の自己完結性とは、たとえばそれを傍で聞いている人間が、たとえば堀井憲一郎が感じるプレッシャーの強弱の話であって、「いらいらした」のでケーキを1ホール食べるお嬢さんもいれば「むしゃくしゃした」から窓ガラスを割って歩くあんちゃんもいるわけです。どちらかが攻撃性をより強く喚起するかということとは直接には結びつきません。



さらに、にもかかわらずさまざまな困難をはね除けて、堀井憲一郎の考察は続きます。続きますがほとんど意味をなしていません。困ります。まあお読みになってみてください。





《 〜 略 〜

繰り返し報道されている犯罪者の定型コメントは、警察と報道の了解のもとでやりとりされているはずだ。そして、報道が了解しているということは、それを受け取るほうも(つまり普通の人たちも)定型である意味をわかっている、ということになる。

積極的にわかっている人と、ぼんやりとわかっている人の違いはあるだろうけれど、ニュースを知る人たちの求める方向に持っていかれている言葉だとおもう。

新しいの犯罪もまた、過去の犯罪と同じようなものであった、という確認である。

「安心」するための言葉

犯罪は、怖い。とくに「誰でもいい」という無差別犯罪はとても怖い。自分も標的にされているという怖さである。その恐怖を少しでも少なくするには、いままでと同じであった、というカテゴリー分けがあれば、少しだけれど、楽になる。

今回の事件は、新たな圧倒的な悪の出現であった、というニュースはあまり聞きたくない。面倒がひとつ増えてしまう。だから過去、われわれの社会が遭遇した悪と同じであった、という報道のほうが、同じ聞くにしても少し安心するのだ。

社会の安寧を保つための仕事なのだろう。

犯罪者が、それぞれの個性を発揮してそれぞれの言葉で犯罪を語りだし、それを丁寧に報道したら、かなりまずい事態になる。恐怖が強くなる。そして、奇妙な人たちを刺激しかねない。犯罪はある種の個性の発露ではあるが、しかしそれを認めるのは避けたほうがいい。そういう大人の判断である。

犯罪者が、私だけがやった犯罪である、とおもっているにしても、それに対して、突出した存在である、とは認めない。それが犯罪者を罰する入り口なのだろう。犯罪への意志は社会として全力で挫かなければいけない。だから、いままでに聞いたことのあるコメントしか、語ったことにさせられない。

そういう仕組みなのではないか。

「誰でもよかった」というのと「むしゃくしゃしたから」というの、それぞれよく聞くコメントなのだが、調べたところ、その2つが合わさったコメントは、そんなにはなかった。つまり、よく聞くコメント2つを並べて、犯罪者の心の闇を封印しようとしたようにも見える。

この2つをコメントとして並べられた容疑者は、尋常ではない闇を抱えていたのではないか、とかえって想像させられてしまった。》





まーよくわからないですけれども、とりあえず世間のみなさまを怖がらせないように従来からある枠にはめて報道しているに違いない、と堀井憲一郎はおっしゃっています。でもって「誰でもよかった」と「むしゃくしゃしたから」でもって「 犯罪者の心の闇を封印しようとしたようにも見える」と。



いやいや本当に考えなくてはならないのはそういうことではなくて、「犯罪者の心の闇」が「誰でもよかった」という言葉の回路をたどって現実世界に襲いかかってきた、ということなのです。言葉が現実をつくり出してしまう怖さです。



これを乗り越えるには、堀井憲一郎のいうのとは逆に、犯罪者と犯罪を緻密に分析し、すべてを合理の光に照らしてみせることです。「誰でもよかった」といってはいるけれども、そこには具体的にこういう心理が働いていた、と丸裸にしてみせることです。理解することです。



少なくとも「奇妙な人たちを刺激しかねない」と危惧するのなら、「この2つをコメントとして並べられた容疑者は、尋常ではない闇を抱えていたのではないか、とかえって想像させられてしまった」というわけもない偶像化へのそそのかしは書くべきではないでしょう。(了)






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2018年6月23日土曜日

バカなのに風邪をひく。風邪をひいていることもわかる



また風邪をひきました。熱はそれほど出ていないのですが、鼻の奥と喉の痛み、節々の痛み、目のショボショボと大量の鼻水に参っております。とくに鼻水はまったくベタつきなしの水様タイプで、突然ツツーッと自覚なしのまま垂れてきます。そのたびにホントにバカになったような気がします。



そのうえワタクシは苦痛はもちろん体の不調にもからきし弱い意気地なしなので、辛うございます。これがもし拷問だとしたら、たったこれだけのことでも「喋ります喋ります!! 喋りますからなにから喋ればいいのか教えてくださーい!! わーい!!」と叫ぶはずです。



ほんとうは、本日はジャニーズ事務所副社長・藤島ジュリー景子(51)のマネジメント能力のなさを実際の出来事を追ってまとめてみようと思っていたのですが、病弱なワタクシにはとてもムリムリ。また今度の機会にしましょう。



風邪をひいて、というとみなさんとりあえず同情の証にどこでひいたの? 誰からもらったの? みたいなことを聞いてくださいます。しかしここ1週間ばかりほとんど自室にこもりっきりでしたから心あたりがありません。しかたなく「自分でひいた」と告白するのは世間に敗北したようでなんとなく辛いものです。



どうやって自分でひいたのか、と考えるとやはりこのところの気温の変化の激しさが原因でしょう。とても寝相が悪いので少し暑いとすぐ上掛けをはね除け、しかし気温が下がって寒くなってもそのままで、しかもゴロゴロと暴れながら寝ているだらしのない夜の生活のおかげです。こういうのを床下手というのでしょうか。



考えてみれば1日24時間、ほぼ着の身着のままというのもよくないですね。パジャマとか寝間着とか、そーんな洒落たものはほとんど修学旅行のときしか着たことがありません。あとはそのとき着ていたそのままの服装で寝ます。でもってそのだらしなさをなじられるとよく、寝ていたのではない、つい失神してしまっていたのだ!! と強弁しておりました。



いや、着の身着のままとはいえ毎朝着替えはするのです。それでも風邪はひきます。ですから風邪をひかないようにするためには寝る前に明日着る予定のものに着替えたほうがいいのではないでしょうか。こんど実験してみましょう。



寝相についてはむかし母親に聞いたところ、仰向けにふとんに入ったらそのまま朝までピクリともしない、といってました。つい、両足首は紐で縛るのか? と冗談で聞いたらはじめて見せた表情でニタ〜〜〜と笑ったその顔がいまだに忘れられません。世の中には“童貞を殺すセーター”なるものが存在するようですが、息子を殺す母親の笑いというものもあります。



あ、それからワタクシは風呂にも入りません。これも関係あるかも。子どものころはちゃんと浴槽に頭の上まで浸かって、溺死寸前まで南無妙法蓮華経を念じていたものですが、いつのころからか浴槽に入ることすらなくなり、もっぱらシャワーだけですませるようになりました。シャワーになってからは南無妙法蓮華経も出なくなりました。



「南無妙法蓮華経」は、子どものワタクシにとって、数を10まで数えるときの「ダルマサンガコロンダ」の代わりでした。「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……」と叫びながら走り回っていた子どものワタクシはいったいなんであったのでしょう。



そういえばいま気がつきましたが、風邪をひいているときには小さな、ふだんは気付かない不思議な物音が聞こえます。ビシッ、パシッ、と文字の上では表されてもラップ音とはとてもいえないささやかな音です。「なあに?」と返事をしてやってもとうぜん応答はありません。



それでもやはり気持が悪いので「ヨーレヨレヨレヨレヨーレイホー」などとデタラメなハミングをしてみると、それが天井を突き抜けるかと思われるほどの大音声に聞こえて肝を冷やします。



Wikipediaによれば「成人は平均して年間2-3回の風邪に罹患し」とありますから、ワタクシの風邪もそれほど頻繁すぎるということはないようです。



本日はこれにて失礼させていただいて養生に務めたいと思います。みなさまもくれぐれもお体に気をつけて健やかにお過ごしくださいませ。たいへん失礼をいたしました。(了)






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2018年6月22日金曜日

タレント全員参加の講習会。ジャニーズの悲しき世間アピール



ジャニーズ事務所がタレント「全員参加必須」のコンプライアンス講習会を開いているそうです。狙いは



「山口達也(46)のような事件の再発防止と、タレントとして以前の、社会人としての自覚を徹底して促すことだ。タレントらは、スマートフォンなどのセキュリティー管理といった基礎的な部分をはじめ、法律についての座学や、どのような場合に法令違反となるかなどのケーススタディーにも及んでいる」※原文ママ。『日刊スポーツ』2018年6月20日配信【ジャニーズ「全員参加必須」のコンプライアンス講習】



だそうです。
それにしても酷い文章ですこと。人さまのことをいえた義理ではありませんけれども。



ジャニーズ事務所のコンプライアンス講習会はすでに5月中旬と6月中旬の2回行われていて、7月中旬にも予定されているそうです。わずか3回の開講で上記の内容がカバーしきれるのか不安ですけれども、ほんとうはそういった実効性よりもタレント指導やっておりますパフォーマンスのほうに重きが置かれているのでしょう。こちらも思いついたようにときどきやっている相撲協会の研修会のようなものです。



でもって、時を同じくしてNHKからもこんなコメントがでてくるわけです。





◆『スポーツ報知』2018年6月20日配信
【NHK放送総局長、NEWS小山らの未成年飲酒問題に苦言「タレント、アイドルである前に社会人としての自覚や責任を果たすようにしていただきたい」】

《 NHKの放送総局長の定例会見が20日、東京・渋谷の同局で行われた。

 木田幸紀放送総局長は未成年への強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となったTOKIO元メンバーの山口達也(46)の事件に続き、同局BSプレミアム番組「ザ少年倶楽部」出演中の「NEWS」の小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(30)の未成年女性との飲酒問題が浮上。他局の番組出演を自粛している件について「6月15日に放送していた番組については小山さんの一定期間活動休止のため、当面放送は休止としています」とした。



その上でジャニーズ事務所のタレントの不祥事が続いている点については「我々が直接、タレントさんのことをあれこれコメントする立場にはありませんが、、事務所が責任を持ってコンプライアンスや教育を徹底していただき、タレント、アイドルである前に社会人としての自覚や責任を果たすようにしていただきたい」と厳しい表情で話した。 》※原文ママ





ジャニーズ事務所もNHKも、なにをいまごろになってこんなことをお話になっているのでしょう。わざわざマスコミまで使って。しかもこれまでのドタバタについてはまだ完全に決着がついたとはいえない状態で。



どちらもまずやらなければならないのは、それぞれ内部の綱紀粛正ではあーりませんか、と思いますけどワタクシは。はい。信賞必罰の厳しい姿勢を見せなければいったん弛んだタガは、というかずっと弛みっ放しだったタガは締まりませんて。



このようないい加減な対応にとうぜん世間は呆れ、いささか憤慨もしております。『サイゾーウーマン』2018年6月21日配信【NEWS、小山&加藤はダンマリ……事務所へ「FC会員に対する誠意」問う声噴出】にはこうあります。





《 〜 略 〜

(コンプライアンス講習実施の)報道を受け、ジャニーズファンの間では「揉み消しを図る事務所側が講習を受けて」「タレントが講習受けるのは当然だけど、ジャニーズの経営陣も受けるべきだよね」などの指摘が上がり、また、NEWSファンからも事務所の姿勢を批判する声が続出している。

「騒動以降、事務所からファンクラブ会員に宛てた謝罪の言葉はいまだなく、ジャニーズの公式サイトにも『活動自粛』などは明記されていません。そのため、『FCメールも送らず「ジャニーズ事務所コンプライアンス講習強化!」とアピールされても不信感しかない』『コンプライアンス講習会やる前に、FC会員に対する誠意を勉強してほしい』『FCメールでメンバーの言葉を載せることぐらいしたら? 何のためにお金払ってると思ってるんだ』と、憤怒しています」

ファンが最も不満を覚えているのは、小山と加藤から謝罪の言葉が伝えられていない点だ。公式携帯サイト・Johnny's webや公式サイト・Johnny's net、そしてFCメールなどファンに対して謝罪を行う場があるにもかかわらず、いまだメッセージは届かず(20日午後6時現在)。

「そんな状況下で、唯一問題を起こしていない増田貴久が、小山のラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送、19日放送)の代役を務めた際にファンへ謝罪の言葉を述べたため、『なんで問題起こしてないまっすーが謝って、小山とシゲはなにも言わないの?』『自分は「ビビット」で謝ったから終わり? 自分の言葉でブログやラジオで発言してよ』『WEBの更新が上から止められてるの? 自粛してないんだから、やるべきことはやって』などと、小山と加藤への風当たりがさらに強まることとなりました」(同)

純粋に15周年をお祝いしたかったNEWSファンは、ひどく心を痛めていることだろう。今後、事務所や小山、加藤、手越の誠意ある対応に期待したい。》※原文ママ





ジャニーズ事務所はコンプライアンスどころかCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)すら果せていない、ということですね。いえいえジャニーズ事務所だけに限ったことではなくて日本大学も至学館大学も、日本大相撲協会も、安倍晋三も国会も、みんなみんなそうなのです。さんざん指摘されてようやく腰を上げたと思ったら、ほんの申しわけ程度にお茶を濁してお終い。腹を立てるだけ損な感じです。



いや、いいのよいいの。日本人が本気になったらきっとファナティックで怖いからこのくらいでダーラダラしてたほうがいいの。だけどなあ。(了)







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2018年6月21日木曜日

気がつけば誰の話もマユツバで聞いている私



ウソがまかり通る要因について。ウソをつく理由ではありません。と思って読んでいたら行きつ戻りつして結局“ウソをつく理由”に限りなく近いお話でした(↓)。タイトルからウソをついたらあかん!!





◆『NEWSポストセブン』2018年6月20日配信
【ウソがまかり通る社会 背景に過剰な自己愛など4つの要因】

《 先に言っておくが、ウソをついたことがないわけじゃない。でも後ろめたさもあるし、できればウソをつきたくないとも思っている。あの人たちもそうなのか。そうであってほしいけど──最新著書『高学歴モンスター』(小学館新書)でウソをつく人の精神構造をタイプ別に分析した著者が喝破する、渦中の人物たちのウソとごまかしの根底にある心理とは。どうしてあの人たちは平気でウソがつけるのか? 精神科医の片田珠美さんに聞いた。

* * *


世間を騒がせるウソやごまかしには、ある共通点があります。「責任逃れ」と「地位へのこだわり」です。自分には責任がないと主張することで、地位を追われることを避けています。

問題はなぜ、こうしたウソがまかり通る社会になってしまったのか。4つの要因が挙げられます。

1つは、成果主義。例えば日本大学の問題では勝利こそが大学の宣伝であり、評価です。そのため、勝つためにはなんでもありだ、そんな風潮を感じます。

2つ目は、過剰な自己愛です。自己のプライドを傷つけないため、保身のためのウソは、強い自己愛を持つ人がそれだけ増えたということでしょう。アメリカのトランプ大統領は典型ですが、財務省の官僚たちも自分の出世のため、プライドを守るためのウソですよね。安倍総理もまた、自己愛の強い無自覚型のナルシシストです。

3つ目は、世間が壊れてきたこと。最近は、近所づきあいが希薄になり、以前ほど世間体を気にする必要がありません。かつて世間に存在した、人を騙してはいけない、正直に生きるべきといった不文律がなくなりつつあります。

そして4つ目は、権威の崩壊です。かつて聖職といわれていた警察官や教師の不祥事が相次いでおり、これが「あの人たちだってやっているんだから」という空気を生んでいます。

 〜 略 〜 》




クドいようですけれども、1番目と2番目はウソをつく理由で、3番めと4番めはウソがまかり通る要因です。で、人はクチにした途端にバレるようなウソはつかないわけで、ウソをつく理由のなかにはあらかじめウソがまかり通る要因(バレない見込み)が織り込まれている、と考えることにします。



すると4項目からなるリストを真ん中から二つ折にするとちょうど都合よく収まります。



A:1「 成果主義 」+3「世間が壊れてきた」

B:2「 過剰な自己愛 」+4「権威の崩壊」



このAとBをもとに、なぜ人はウソをつくのか、多角的に考えてみましょう。



Aでは勝つためにはなんでもあり、しかも社会的規範や倫理が希薄になっているので咎められることも少なくなった、という理由が語られています。ワタクシとしてはこれに社会の融通の小ささ、敗者復活の難しさを付け加えたいと思います。負けたら終り、負けるくらいならウソをついてでもしがみついていたほうがいい、ということですね。でもってついには悪事をしでかしても、事実を認めればたいへんなことになるしウソをついてバレても元々、と考えるようになるわけです。んだす、安倍晋三タイプです。



BではAの「勝つためにはなんでもあり」と一部混乱が見られますけれども、そこを整理すれば自分をより強く大きく美しくみせたい、どうせホンモノを知っている人は少ないのだから、という理由が語られています。ここでは「権威の崩壊」が一方にあると同時に「テキトーな権威付け」が横行しています。〇〇賞受賞、とか〇〇の弟子、〇〇の友だち、みたいなヤツ。たとえばいまだに洋行帰りで箔がつくと勘違いしている芸能人みたいなタイプです。



さらにプラスしておかなければならないのが、いつもいつも日本社会特有の、といわれる二重構造です。オモテとウラ、本音と建前、権威と功利、などです。それを暗黙のうちに追認することもほぼ常態化しています。たとえば、ウソも方便であり、「オトナの事情で……」で明らかな不条理が不問に付されるのもしばしば目にするところです。



そしてそうこうしているうちに、権威権力は日々強化されるけれども誰からも決して敬われていない、という事態が広がっています。おエラいさんは適当に誤摩化しておけばよい、と。かくして日本はウソつき大国になりました。



子どものころ、家庭の年賀行事で新しい年の抱負を順番に述べていたとき、ワタクシがいざ語ろうとすると母親が素早く「今年はウソをつかないようにね」と口を挟んだことが何年も続きました。そんなことをいわれれば「今年こそはウソをつきません」というしかなく、新年早々、心の奥深くまでウソ色に染まってしまったような気持になったものでした。



人に仕組まれるウソ、サービス精神がいわせるウソもあるってこってす。(了)







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2018年6月20日水曜日

現代日本でも起きそうな「Y染色体のボトルネック」とは



大阪北部地震が起きた(6月18日)と思ったらドナルド・トランプが宇宙軍の創設を指示したり(6月18日)、東京市場の平均株価がガッツリ下がったと思ったら看護師遺体遺棄事件の主犯格がホテルで死亡(6月19日)していたり、さらにサッカーワールドカップで日本がコロンビアを破ったりまで(6月20日)、こりゃてんやわんやの忙しさだべ!! と思いましたけれども、ここにいるこのワタクシを冷静に眺めればやはり普段とそうは変らずヒマなのでした。被災地の方々には心よりのお見舞いを念じつつ。



そしてそんなワタクシは相変わらずボーッとどうでもいいようなことに思い耽っています。たとえばこんな記事から。↓





◆『GIGAZINE』2018年6月14日配信
【大昔に世界中の男性が大量死していた理由が遺伝子の研究で明らかにされる】

《 約5000年前~約7000年前の間にアジア、ヨーロッパ、アフリカに住む男性の大半が死亡している時代があり、17人の女性に対し、1人の男性しかいなかったことがわかっています。「なぜ、このような状況に陥ってしまったのか?」という疑問に多くの研究者を悩ませることになりましたが、スタンフォード大学で遺伝学の教授を務めるマルクス・フェルドマン氏らの研究で理由が明らかにされました。

この男性が非常に少ない「Y染色体のボトルネック」が発生していたという事実は、2015年にエストニアのタルトゥ大学の研究で示されて以来、多くの研究者がその理由を調査していました。

この現象が「Y染色体のボトルネック」と表現される理由は、男性が持つY染色体の特徴から来ています。人間の体細胞には23対の染色体があり、23番目の対の組み合わせで性別が決まります。女性であれば2つのX染色体を有し、また、X染色体とY染色体を1つずつ持っていれば男性になることがわかっています。また、子どもは両親から染色体を1つずつ継承しますが、Y染色体に関しては男性からのみ受け取ることになり、突然変異することがなければ、祖父から父、父から息子とY染色体が受け継がれても、Y染色体が変化することはほとんどありません。このため、男性が大量死すると、死んだ男性の分のY染色体がなくなることから、この現象が「Y染色体のボトルネック」と呼ばれています。

タルトゥ大学の研究では「Y染色体のボトルネック」が起きた理由として2つの仮説が挙げられており、1つは「生態学的な要因や気候的な要因によるもの」、もう1つは「当時の男性は社会的に権力があり、子どもを大量に作りすぎたために大量死が起きたのではないか」というものでした。

しかし、フェルドマン氏は、1:17の男女比はあまりにも極端すぎるため、これら2つの仮説では説明できないと指摘。そこで、研究チームは当時の集団内で起きていた状況を調べるために「Y染色体の突然変異」や「異なる種族間の戦争」「自然死」などの18通りの仮説を立て、それぞれの仮説でシミュレーションを行いました。

これらのシミュレーションを通して、最も有力な仮説となったのが、「集団間で戦争が行われており、負けた集団の男性が皆殺しにされた」という説です。片側の集団の男性が全員殺されることになれば、殺された人数分のY染色体が失われることにつながり「Y染色体のボトルネック」の理由としても成立します。

また、当時の女性には、同様のボトルネックが発生していなかったことがミトコンドリアDNAの分析から明らかになっています。この事実について、フェルドマン氏は過去に植民地化された地域の歴史になぞると説明がつくとしており、「集団内の男性は全員殺されるが、女性は勝利した集団に移動することで生き延びられる傾向にあります」と述べています。

イギリスのサンガー研究所の進化遺伝学者であるクリス・タイラー・スミス氏は「Y染色体のボトルネックについて、タルトゥ大学の研究では合理的な答えにたどり着くことができませんでしたが、スタンフォード大学の研究で示したボトルネックが戦争によるものであるという仮説は合理的なものになっています」としており、フェルドマン氏らの研究チームが示した仮説が有力であると考えています。

フェルドマン氏は「Y染色体のボトルネックがあった時代以降は、人類が都市のような大きな社会を形成するようになったことで同様の争いが減り、Y染色体の多様性が復活しています」と述べています。》





男女比が1対17になるまで男を滅ぼすとは凄まじい。男女比がもともと1対1であるとして、これが1対17になるまでには同じ男女比の同規模の集団を16回滅ぼさなければなりません。トーナメント形式で勝者同士が闘うカタチだと4回以上の勝ち上がりが必須。むかしのK-1グランプリみたいなもんす。



こんなことが実際にアジア、ヨーロッパ、アフリカで行われていたというのでしょうか? いやいやどっこい。この記事では「過去に植民地化された地域の歴史になぞると説明がつく」と聞こえのいい書き方になっていますけれども、要するに弱者の徹底的な虐殺が行われたということです。



ここでいわれる「集団間の戦争」とはもっぱら侵略と殺戮であって、争いですらなかった可能性もあります。民族浄化というか部族抹殺、怖いですねー。



約5000年前~約7000年前といえばインダス文明が興って滅びたころで、日本列島は縄文時代です。縄文時代人の平均寿命は15歳程度だったそうですから、こちらはこちらでみなさん現代の小型犬なみの一生を送っていたのです。



もとい。でもって、いま現在アジア、ヨーロッパ、アフリカに暮らす人々の多くは、その約5000年前~約7000年前の強者たちの末裔ということになります。遺伝子を追いかけていけばどのグループがどういうグループを滅ぼしたかということもわかるでしょう。



こうして考えると、世界平和など実現可能なのか? というそもそも論的悲観にさいなまれます。宇宙人が攻めてくるとかがない限りは人類がひとつにまとまることはないのかもしれません。そうは思いたくありませんけれどもそうなのでしょう。



もうひとつ気になるのは「Y染色体のボトルネック」ですね。もしかしたら現代日本もそのボトルネックを形成しはじめているのではないか、と思ってしまいます。未婚率や童貞率のデータを見るといずれも増加傾向にあることは明らかです。



国立社会保障・人口問題研究所が2015年に実施した「第15回出生動向基本調査」によると、18歳以上50歳未満の独身者のうち、異性の交際相手をもたない未婚者は引き続き増加し、男性69.8%(前回61.4%)、女性59.1%(同49.5%)となっています。前回というのは5年前の2010年です。




もちろんまだボトルネックといって大騒ぎするほどのことはありませんけれども、なにかよくない変化が起こりそうな気がします。たぶん人類は遠からず絶滅するのです。紀州のドン・ファン野崎幸助(享年77)の善戦もむなしく。(了)






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2018年6月19日火曜日

犯人コンビが仲間割れ!! 紀州のドン・ファン覚醒剤殺人事件



紀州のドン・ファン野崎幸助(77)が5月24日に急性覚醒剤中毒で死亡した事件です。たいへん無責任な野次馬ワタクシの見立ては家政婦&妻“さっちゃん”による共同犯行、です。で、見るところこの2人の関係に最近ヒビが入ってきているようです。





◆『デイリースポーツ』2018年6月18日配信
【ドン・ファン妻、デヴィ夫人に反論 健康診断は「年に1回」】

《 紀州のドン・ファンと呼ばれた酒類販売業社長の野崎幸助氏が不審死を遂げた事件で、22歳の妻が18日に放送されたフジテレビ系「バイキング」で、野崎氏は健康診断は年に1回程度しか受けていなかったとコメント。野崎氏と親しいデヴィ夫人が、野崎氏は健康診断を「2カ月に1度受けていた」などと語っていることに反論した。


番組では、14日夜に坂上忍が妻に直撃したインタビューで放送できなかったものとは別に、フジテレビの報道番組がインタビューした映像も放送。その中で、野崎氏が健康に気を付けていたとされていることに、「私が見た報道内容で、サプリメント飲んでた、薬飲んでいたっていうのは本当で」と薬やサプリメントを飲んでいたことは認めた。だが「薬を飲んでいるところは見たことがなくて。どのタイミングで飲んでるんだろうとは思っていた」と、薬を飲んでいるところを見たことはないと主張した。


更に、デヴィ夫人が「少なくとも2カ月に1度は精密検査を受けていた」「健康には非常に気を付けていた」と語っていることに「私が社長に聞いていたのは年に1回。そこまで頻繁に健康診断とか受けていなかったですし、私の中ではそんなに健康に気を使っているイメージはなかったです」と反論していた。》





ポイントは、今回の事件は夫人にはたいへんおいしい、ということではなくて、「薬を飲んでいるところは見たことがなくて。どのタイミングで飲んでるんだろうとは思っていた」という部分です。



ワタクシが妄想するに、野崎幸助殺しにおいて家政婦の役割はサプリメントカプセルの中身を覚醒剤と入れ替えることであり、妻“さっちゃん”の役割は“寝室の鏡のところのひき出し”のなかに覚醒剤入りの小瓶を忍ばせて自殺、あるいは過剰摂取による事故死に見せかけること、です。



つまり“さっちゃん”は直接的に野崎幸助殺しに関与しているわけではありません。あるいは家政婦を誘って事件に引きずり込んでいたとしても。



で、2000本の空ビール瓶を警察が押収しても覚醒剤は出ず、覚醒剤を飲ませるならサプリメントカプセルに入れるくらいしかないだろうとの見通しが世間的にも支配的になってきて、“さっちゃん”としてはそこから遠ざかりたいという気持が働いたのではないか、とワタクシは妄想しております。



まあ、これ以上家政婦に身辺をウロウロされてアレコレいわれるのもうざったいですし、約束以上の金銭などを要求されても困る、あるいは急に約束のものを渡したくなくなった、なので、やったのは家政婦、私には関係がない、といううっすらとした裏切りの気分になったのではないか、と思うわけですね。



野崎幸助がどんなサプリメントを飲んでいたかというと、ご本人の著書『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(産経新聞出版 ・1200円)によれば、「カイコ冬虫夏草」と「セサミン」です。



「カイコ冬虫夏草」とはおそらく『バイオコクーン研究所 カイコ 冬虫夏草』のことで、白いカプセル入り、1回4粒×1日2回服用することになっています。Amazon では240粒(4粒×60袋)1箱30日分を11016円で販売しております。



「セサミン」のほうは、たとえば『サントリー セサミンEX オリザプラス』は涙滴型の錠剤ですから今回の用途には不適です。1日3粒で90日分をAmazon では11250円で販売いたしております。なんだか想像するよりずっと一般的です。



とはいえいずれもそれを飲めば即ギンギンというたぐいのサプリではありませんから、とりあえず、いろいろな意味でドン・ファン気分にだけでも浸りたいという方におすすめします。とうぜんAmazonからはなにもいただいておりません。



では家政婦のほうはどうしているかというと、“さっちゃん”がいくつかの週刊誌に応えてインタビュー記事が出たころ、すなわちフジテレビの取材を受けると決めた14日ごろから異変を感じていたらしく、一時は失踪の噂まで立っていました。





◆『TOCANA』2017年6月17日配信
【[紀州のドン・ファン野崎氏]家政婦が謎の失踪、電話にも出ず…!第三の“疑惑の人物X”も出現か!? 若妻の独占告白の裏で…】

《 もう1人の“疑惑の人物”である家政婦Aさんはどうか。事件直後からメディアの前で饒舌に喋っていた彼女だが、関係者いわく「Sさんがフジテレビの取材に応じると決めた14日ごろから、知人の電話にも一切出なくなった。音信不通でどこで何をしているかもわからない。一部で記者会見開催の動きもあったが、彼女が“失踪”してしまってはどうしようもない」。なぜこのタイミングで行方をくらましたのかは不明だが、テレビ関係者によると「もうじき愛犬イブちゃんの死因が発表され、彼女は疑惑の矛先が自分に集中するのではないかとナーバスになっていた。表に出るのは逆効果と考えたのかもしれない」という。》※一部抜粋





おおっと、『バイキング』のインタビューで“さっちゃん”は

「覚醒剤が出るなんてこともビックリですし、こんな大きな事件になると思ってなくって…」とか
「私は自殺もなくはないと思ってて…」とか
「社長は結構恨みを買ってるというか。過去に刺されたりとか、金融業関係でモメてたりとかもあった」とか
「ビールに(覚醒剤が)混入していたとは思えない」

などとも語っていたというではあーりませんか。ますますワタクシの妄想が的を射ているではあーりませんか。そう思いませんか?



もとい。現状の家政婦のようす。↓





◆『NEWSポストセブン』2018年6月17日配信
【ドン・ファンの家政婦「次は私が殺される」と怯える証言も】

《 死因が「急性覚醒剤中毒」と特定されたことで、一気に殺人事件の疑いが濃くなった“紀州のドン・ファン”こと野崎幸助氏(享年77)の死。55歳年下の妻や家政婦の自宅にまで捜査は及んだが、事件は長期化の様相を見せている。

野崎氏が死亡した時に妻・Sさん(22)と一緒に野崎邸にいた家政婦のKさんは、和歌山に戻ることを拒否しているという。

「東京の自宅にも帰らず、今は友人宅に身を寄せているようです。野崎さんの会社関係者が“和歌山にはもう来ないのか?”と聞いたら“戻ったら次は私が殺される”と怯えていたそうです」(野崎氏の知人)

Kさんは和歌山県生まれで、野崎氏と出会ったのは30年も前のことだ。

「同郷のよしみで、社長はKさんが開いたばかりのクラブに通い詰めていた。ちょうど社長が東京で金融業を始めた頃で、Kさんも社長の仕事をずいぶんと手伝ったそうです。社長とは“深い関係にあった”というのがもっぱらです」(従業員)

いずれにしても事件が解決するまでは、それぞれ(東京の)自宅を捜索されたSさんとKさんは、今後も警察から事情を聴かれ続けることになるだろう。

 〜 略 〜 》





ほんとうにご本人がこう語ったのでしたらかなりの問題発言です。「戻ったら次は私が殺される」って誰に殺されるというのでしょうか?



 いやいやそんなあなた、この場合は社会的生命を絶たれる、つまり警察に指される、ということでしょう。“さっちゃん”のまわりでウロウロしていたら警察に訴えられると怖れているのです。



実際のところ“さっちゃん”はまったく——自殺に見せかけるための工作さえ、直接手を下してしていないのですから、すべてを家政婦に押し付けて知らぬ存ぜぬを決め込むのは簡単なことです。



ただいま証拠固めに苦戦している警察としては、この2人のあいだに生じた緊張関係を利用しない手はありません。“さっちゃん”のマスコミ露出を抑制するようなことはしないでしょう。そのなりゆきを野次馬は目を皿のようにして見守っております。もっともっと鈍感なフリして誉めておだててどしどし喋らせていただきたいものだと思います。



ただし「ほぼ介護状態で、体の関係っていうのは私は一回もなくって」(「バイキング」フジテレビ2018年5月18日放送)ってのはいただけませんねえ。もっと細かく具体的に突っ込まなきゃ!! 月百万でプラトニックってこたあんめーよ。(了)





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2018年6月18日月曜日

ようやく復帰したと思ったら2日でクビ!! 至学館大学・栄和人の悲劇



いつもいつも他人さまのオモテに出したくない事情をあれこれソンタクし、頼まれもしないのに心のうちを推し測ったりまでしては悪しざまに罵るワタクシです。自分でもゲスで姑息でイヤなヤツだなあとしばしば鬱陶しく感じますけれども、すでに長年骨身に絡みついている悪習とておいそれと矯正できるものではありません。



どうしてこんなヤツになってしまったのだろう、とときどきふと思うことはあります。しかし深く追究してみることはありませんでした。ゲスで姑息ではあってもワタクシはそれを空気のように呼吸して生きているので、たぶん原理的なことが知れても苦労の割には面白くも楽しくもないだろう、と感じていましたし、メンドくさいので。



ところが1週間ほど前、突然閃くように納得できたのです。それは、ワタクシの親にはすべて理由があった、ということです。これがわかるには理由のない親もいるということが理解できなければなりません。



あるとき、そういう親をもつ人間もいるという事実が腑に落ちたのです。子どもへの無償の愛、理屈抜きの愛情のもとで育ってきたのだなあ、と感じさせられて、では自分は、と考えれば親のやることなすことすべてに理由があった、と気付きました。



というか、たぶん親というものは理屈抜きの愛情をもって子育てするのがふつうであって、ワタクシのようにごく幼いころから「この人はなぜこんなことをいうのだろう?」と考えさせる親は少数なのだと思います。



とはいってもわが家において子どもたちに対するなにか特別なプレッシャーがあったとかいうことではまったくなくて、ただ空気のなかにいつも“理由”が漂っていたのでした。たぶん子どもとのコミュニケーションですら不器用だった親たちの性格によるものでしょう。



で、ワタクシはオトナの顔色をうかがってばかりいる可愛気のない子どもになり、無償の愛で育てられたソイツはとりあえずピュアな人間に育ったわけです。



初対面の場合、相手がなぜこういうことをいうのか? とか、ときにはどうしてここにいるのか? みたいなことばかりに気がいってちっともお話が耳に入ってこないのは、ですからワタクシの宿痾のようなものです。仕事のうえでたいへん不便です。



相手の立場や都合を考える、モノゴトの反対側や裏側から眺めるという習慣は大いに役立ちそうですけれども、面倒な割にそれほどではありません。ただし、おかげさまでこんなことは逆立ちしても思いつきません。↓





◆『BUZZAP!』2018年6月17日配信
【「笑顔でないと出勤できない」顔認証の出退勤管理システムが大きな話題に】

《 〜 略 〜

業務用ソフト制作の「e-cometrue」が顔認証技術を用い、従業員が笑顔かどうかを測定する機能を設けた出退勤管理システムを開発したことを北海道新聞が報じています。出勤時間登録の際の顔認証で一定のレベルを上回る「笑顔度」であるとシステムが判断すると、出勤登録できるようにするという「鬼」仕様です。

このシステムをタブレット端末の画面に自分のIDを打ち込むと、カメラが作動して顔写真を撮影します。これによってIDとの本人確認を行うと同時に、口角が上がっているかなどの表情の要素から、笑顔かどうかを判定。

「笑顔度」は数値で表示され、値が低いと「笑顔度が規定値より不足しています」との表示が出て、出勤の登録ができず、再びカメラの前でしっかり笑顔を作ることが求められるというもの。

定時までにシステムの求める笑顔を作ることができなければ、出勤できないまま遅刻扱いにされることになりそうです。

なお、「175。DENO担担麺」を運営する「175」は2019年中に全7店舗でこのシステムを導入予定とのこと。同社システム管理者の柳橋優樹さんは「笑顔はサービスのひとつで、顧客満足度の高さにつながる。従業員に毎日の笑顔をチェックをする習慣にしてほしい」と取材に答えています。

 〜 略 〜 》 ※原文ママ






ヘラヘラ笑いながら出社してこいとでも? ねえ。朝っぱらからタブレット相手に愛想をふりまけとはこれまた面妖な。接客業といってもタブレットが金を落してくれる客でもあるまいし。これでは口角の下がった「フナ侍」という渾名の知り合いは一生出社できないではありませんか。



笑顔でないなら笑顔になるにはどうしたらいいのか、労働環境などに問題はないのかと考えるのが経営の大切な仕事であって、それを問答無用に出社を認めないというのは言語同断でござる。それとも先手必勝、出ばなを挫く戦術でござるか。



開発者が雇用する側、管理する側の視点しかもっていないので、こんなトンチンカンなことがしでかせるのです。時間と金を掛けて独自の製品をつくったものの見事に大失敗。しかもたぶんこれから炎上。とはいえ出社前には必ずタブレット相手に笑顔を見せることをお忘れなくお願いいたします。「イーカムトゥルー」と発音してみるのも口角が上がっていいかもしれません。



ついこのあいだまで自分の性格の起因するところさえ定かではなかったワタクシがいうのもなんですけれども、これは社会性とかバランス感覚とかいう以前に、ただ単純に自分がわかっていないから起きることだと思います。



たとえばこういう方もいらっしゃいます。少し長いので飛ばしてもかまいませんけれど。





◆『デイリースポーツ』2018年6月17日配信
【怒りの谷岡学長 栄氏は「子供。よくあれで社会を渡ってこれた」[一問一答]】

《 「レスリング・全日本選抜選手権」(17日、駒沢体育館)


日本レスリング協会副会長で至学館大の谷岡郁子学長(64)が報道陣の取材に応じ、レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)にパワーハラスメントを行ったことが認定された栄和人前強化本部長について、同大の監督を解任したことを発表した。大会終了後に会見した谷岡学長は「私たち至学館大学は栄和人監督を解任することを決定いたしました」と、明かした。


谷岡学長との一問一答は以下の通り。



「私たち至学館大学のことで、皆さまにご心配をいただき、いろいろな形でご迷惑をお掛けしたこと、本当に遅くなりましたけど、心からお詫びさせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」



(頭を下げる。さらに続けて)「そして、今回私たちの至学館大でいつも練習している選手たちが10階級中8階級で優勝ができるという素晴らしい成績を上げることができました。本当に多くの方々に応援をいただきまして、ありがとうございました。また同時に決して楽な状況ではないこの何カ月間かの状況で、選手たちは本当にみんなで力を合わせて頑張ってきてくれました。本当に選手たちに感謝の気持ちでいっぱいでございます。しかし、こういう状況の中での、また新たな(20年)東京(五輪)に向けての私たちの道、その仲間の中に、ついてこれない人が一人いたと思わざるを得ません。今日みなさんにお知らせしないといけないのは、本当に残念なことでございますが、私たち至学館大学は栄和人監督を解任することを決定いたしました。今日から3日前、初日の監督の謝罪表明、そして反省の表明、そしてその後の彼を見守っていて、期待外れで、まったくまだ分かっていない。反省できていないと思わざるを得ませんでした」



 -解任の決断をしたのは。



「最終決断は昨日。2日目の時に、『監督はどこにいる?』と聞いたら、友達とお昼を食べに行っていると。これは駄目だなと。陣頭指揮をとる人のやることではない。セコンドについて、選手たちと共に歩んで欲しいと何度も言った。しかしセコンドにはなってくれなかった。観客席で応援するといいながら、私たちの知らない人達を招待したのか来たのか知りませんが、監督として、まったく集中していなかった。2日目に友人と昼食を食べに出たと聞いた時はショックだった。世界選手権がかかった大事な試合。この人の元では選手たちが世界で戦えないと思い、名古屋へ戻した。この120日間、(問題の当事者としての)ありようやアドバイスをしてきた。その結果がこれなのかと。こんな大事な場面で」



(続けて)「野球やサッカーじゃ、試合中に監督がいなくなるとは思えない。どれだけ(監督業に)思いを入れているかも分からなかった。選手への情熱、集中がなくて、これから監督業が務まるとはとても思えない」



 -栄氏に解任を伝えたのは。



「昨日の朝に。『申し訳ありません』と。受け入れたか受け入れてないかは断言できない」



 -栄氏への思いは。



「本当に、自分でも言っていたが『俺、子供ですよね』と。子供だったらまだいい。大人だから始末に負えない。よくあれで社会を渡ってこれたなと。本当に“アンバランスの権化”。善人であるのは間違いないが」 》





たしかに6月14日の記者会見を見るかぎり栄和人(57)には自覚も反省もありませんでしたけれども、それ以上に谷岡郁子ご自身こそがガンであるということがわかっていらっしゃらないですね。谷岡郁子(64)が学長であるかぎり至学館大学は凋落の一途をたどり、副会長の座に居座り続ける限りは日本レスリング協会およびレスリングへの支持も低下し続けるでしょう。



今回の栄和人への解任措置は14日の記者会見に対する世間の反発を受けて行われたというのは自明です。実はこの栄和人の会見の直後にどこかのテレビ局が谷岡郁子を直撃取材をしていたのをたまたま見ましたけれども、以前とはうって変わっての愛想のよさに驚きました。3月15日のいわゆる「パワハラ反論記者会見」が世間の反感を買って火だるまになったので掌返しをしたのです。



しかしここまで勢いよく掌を返すとは。水泳選手・池江璃花子(17)のバタフライみたいです。



「伊調馨さんは選手なんですか?」とか「私の怒りは沸点に達しました」とかロドリゴドゥテルテ・フィリピン大統領みたいにエラそーに記者席を睥睨していた、あの谷岡郁子が世間の評判がよろしくないからと慌てて部下の首を切ったのですから、唖然とします。世間の端くれの身としては、なんでしょう、いきなり毛のない犬にベッタリ擦り寄ってこられたようで気持がよろしくありません。



これでまたはっきりと浮き彫りになったのは、谷岡郁子は自分と至学館大学を同一視し、そこで強烈なワンマン統治を行っていることです。つまりガンであるということ。ただ今回の発言で大きなブーメランが返ってくるのは必至の状況になりましたから、今後はご自身が最終的な矢面に立たなければなりません。



ブーメラン? これですよ、コレ。最後の一文を除いてご自身そのまま。

《 -栄氏への思いは。

 「本当に、自分でも言っていたが『俺、子供ですよね』と。子供だったらまだいい。大人だから始末に負えない。よくあれで社会を渡ってこれたなと。本当に“アンバランスの権化”。善人であるのは間違いないが」》



事前に栄和人解任を伝えられた至学館大学副学長および日本代表コーチである吉田沙保里(35)は「至学館を守るためには仕方がない」と回答したそうです。腕力は強そうでも権力にはからきし弱すぎー(by IKKO)。



谷岡郁子の三百代言ぶりともども、しばらく楽しめそうでおじゃる。(了)






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2018年6月17日日曜日

どこへいっても長嶋一茂に迷いなし。AKB48もさんざんな目に



6月16日放送の『メレンゲの気持』(日本テレビ)で、「僕は二世じゃないんですよ。親の七光りなんですよ!!」とワケのわからないことを力説していた長嶋一茂(52)。二世であることをこれほど見事に体現しているのは、ほかに石原良純(56)くらいのものではないでしょうか。すでに芸の域に達しています。



なかには根岸に住む海老名家の兄弟のように二世っぽくなりたくてもそれすら覚束ない方々もいらっしゃるのですから、立派、とはいえないまでもアタマからバカにしなくてもいいのではないか、とときどき思うことがあります。たとえば『羽鳥慎一モーニングショー』で共演しているテレビ朝日社員・玉川徹(55)のように、ですね。



テレビにおける長嶋一茂や石原良純の存在価値というのは、そもそも世の中のものわかりの悪さ、鈍くささ、他人の手前勝手をズケズケともち込んでくるところにあるわけですから、それを責め立ててもお門違いというものです。



存在価値といえば、お2人とも父親のXデー特別番組要員として押さえておきたいというテレビ局側の都合もあるでしょう。しかし石原慎太郎(85)で特別番組が放送されるかというと、ちょっと雲行きが怪しくなってきた感じもします。政治家になった息子2人も影が薄いし。その点長嶋有利。



石原良純と長嶋一茂を対比させると、いちおう「ベキ論の良純」「脱論理の一茂」ということがいえるでしょう。もちろん良純のはベキ論とはいっても物事の本質とは関係がないただの修辞みたいなものですから、「似非論理」といってもいいかもしれません。



「そんなゴチャゴチャ御託を並べてる場合じゃないんだよ!!」というお2人のユニゾンが聞こえてきそうな気がするので、本題に入ります。長嶋一茂が6月16日の「第10回AKB48世界選抜総選挙」の開票イベント生中継(フジテレビ)で放った麗しきお言葉の数々です。



『Business Journal』2018年6月16日配信 【AKB総選挙・番組ゲストの長嶋一茂、無関心丸出し&チャチャ入れ発言で批判殺到】から抜粋しましょう。冒頭で「まったく何も知識ないです」と無関心だった宣言をしたあと、以下の通り続きました。





◆ 古畑奈和のスピーチ場面
「新潟の方か……」
「お酒、何が好きなのかな。焼酎かな、ウィスキーかな、ワインかな」

◆ 田中美久が小学6年生のときにグループに加入したとスピーチ
「小学生かー」

◆ 矢吹奈子がHKT48に加入した際に、母親がほかの家族を残して一緒に福岡・博多に移住したエピソードを披露
「へえー、パパ寂しいなー。寂しいのもあるけど、まあ9位だから、これで2人で行かせて良かった、っていう結果論だけど、良かったんだろなー」

◆ 横山由依のスピーチ
「へー、総監督」
「そういう業務もありながら、個人のパフォーマンスも上げなきゃいけないって立場。負担かかりますよね」

◆ 泣き崩れた横山由依に司会の徳光和夫がハンカチを渡そうとする
「徳さんも泣くんでしょ? 徳さんは泣かないのね?」

◆ 泣く横山由依へのコールに宮根誠司(55)が「グループを越えた、まとめているというリスペクトのコールですからね」
「なるほどね」

◆ 萩野由佳の“ザリガニ釣り”好き発言
「何で釣ってんのかな? イカで釣ってんのかな?」
「10代でこのスピーチって、別に普通だよ。19って、こういう感じだろっていう」

◆ 1位・松井珠理奈のスピーチ
「こりゃスゴイな」





19歳でザリガニ釣りが普通という以外はしごくまっとうなお話ですけれども、長嶋一茂が語るとひと言ひと言に妙なドライブがかかって妖しいバイブを放ちます。ファンの方々には多少腹立たしく、ファンでもなんでもない人間には中和剤のようなものです。



この記事においても“テレビ局関係者”の証言として

「フジとしては、一般視聴者の気持ちを代弁して共感を得るようなゲストも必要と考え、大多数の視聴者同様にそれほどAKBに興味のない人間を一人くらいゲスト陣に入れようということで、最近ブレイク中の一茂を起用したという意図は理解できます。」



と語らせています。つまり局側から見れば、先ほどの世の中のものわかりの悪さ、鈍くささ、他人の手前勝手をもち込んでくる役割を長嶋一茂に期待して起用したといっているわけですけれども、これは大きな間違い。



長嶋一茂や石原良純が機能するのはいろいろなテーマが交錯するバラエティやワイドショーです。あとはせいぜい珍獣ぶりが発揮される旅もの。1テーマに終始する特別番組にはまったく向いていません。そもそも「大多数の視聴者同様にそれほどAKBに興味のない人間」、ファンでもない人間は最初からこんな番組は見ません。



究極の二択、あなたは石原良純と長嶋一茂のどちらをとりますか? ワタクシは毛深くないほう。でないと暑苦しすぎます。(了)





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2018年6月16日土曜日

モンスター・ファンにしてやられたNEWSの小山、加藤、手越。天罰!!



もう本名から顔からアダルトビデオ出演作は4本ということまでバレてしまっているドン・ファン妻“さっちゃん”がフジテレビ『バイキング』と『プライムニュース イブニング』の取材を受けていろいろ語ったようです。オンタイムでは見ておりません。



いろいろニュースサイトなどを見ると、みなさん「NG質問なし」「あけすけ」「無防備」ということに驚いていらっしゃるようすです。代理人弁護士の佐藤大和(35)などは、「弁護士という立場を外して、私は絶対やってないと思います」とまでヌケヌケと語っていたそうです(「バイキング」2018年6月15日放送)。



ワタクシにいわせていただければ、だーからオヤジは騙されるのです。よくいえばざっくばらん、悪くいえば元も子もない、ついでに身も蓋もないいい方をするのよ最近の若いヤツは。とくに若い女にはそんなタイプがけっこういます。



でもって、妙な正義感というか義侠心みたいなのが見えるのも比較的最近の傾向ですね。しかし残念なことにそれは多くの場合、自分勝手で偏っています。イザというときには信じられません。この傾向は女、男ともに見受けられますけれどもやはりとくに女のほうに顕著な感じがします。ワタクシには。



ですから他人事のお話として聞いているぶんにはフムフムそうだよなあ、キミけっこうエラいねえ、みたいになることはあっても、お話の当事者の一角に踏み込むとちょっと違う事情が見えてくることが多いわけですね。



あなた、急に田舎に帰らなきゃならなくなった、とか、友だちの結婚式に出席する費用が足りない、とか、人に騙されちゃって、とかの寸借詐欺にあったことありません? そうですか。ワタクシの周りにはウジャウジャいます。ウッジャウジャ。



騙されたオヤジのほうもこれまたおもしろくて、みなさん妙にものわかりがよす。いやいやあれくらいの金でワーワー騒ぎ立てるのも……。ま、メンツがある、そしてちょっとやましい気持もあって、ってことでしょうけど、そんなわけですから小金もってそうなオヤジはどんどん騙してやってくだされ。世の中の厳しさを教育してやってちょ。



そんなわけで“さっちゃん”のお話を聞いても、ワタクシのこのあいだからの家政婦&“さっちゃん”共犯説は揺らぎません。時系列的にいくとサプリメントのカプセルの中身を覚醒剤に詰め替えるまでが家政婦のパート、そこから先、野崎幸助の死を確認するところからのパートが“さっちゃん”ですね。



でもって、打ち合わせしておいた寝室の鏡のところのひき出しに覚醒剤入り小瓶を入れておくのを“さっちゃん”は忘れてしまった、と。ホントは野崎幸助自身による覚醒剤の過剰摂取事故か自殺に見せかける予定だったのでしょうけれども、それは失敗。それでもいまのところ大過なく、むしろこのことで事件の様相が一見複雑になったりしています。



それにしてもガレージから注射針が出てきたとか、例の和歌山毒入りカレー事件ではガレージでカレーをつくったわけで、イメージがダブります。まるでデジャブ(déjà-vu)ですよ。こんなときには長生きするのも考えものだとつくづく思いますなあ。ともあれ証拠になるブツはすでに完全に始末されているはずですから事件は迷宮入りでしょう。



なとんなく当たるも八卦当たらぬも八卦、な感じになってきました。



女のキャラクターが際立つといえば、NEWS手越祐也(30)のwith未成年飲酒事件もそうです。以下『サイゾー』(2018年6月15日配信)【小山慶一郎、加藤シゲアキに続いて、手越祐也まで! NEWSを「崩壊」に追い込む“鍵”を握る女性とは】からの抜粋です。


《 〜 略 〜

気になるのは「なぜ、この時期に同時多発的にスキャンダルが発覚したのか?」という点だ。問題の酒席は小山&加藤組と手越組で別々だったが、ほぼ同時期に開催されている。「何者かがNEWSをハメようとしたのでは!?」と疑念が生じるのも無理はない。

そんな中、舞台裏を知る関係者が核心を証言する。

「キーパーソンは、小山と加藤の酒席にいたAという女性だ。この女性は手越と“関係”があることでも有名。NEWSの熱心なファンではあるが、狂気じみたところがあり、他の熱狂的なファンとはレベルが違うことをアピールしたいがために、動画や音声を流したのかもしれない。スキャンダルが出ることによって『あれ、Aじゃない!?』とファンの間でザワつかれることが至福の喜び。そうした思考回路の女性が稀にいるんですよ」

Aは、小山と加藤の問題が発覚したあとも、悪びれる様子もなくSNS上でスキャンダルの舞台裏を暴露。これに気付いた一部ファンが彼女をたしなめたが、Aは「うるせー、カス!」と全く聞く耳を持たなかったという。

この調子でいくと、まだまだ爆弾が投下されるかもしれない。》





このAというのは、小山慶一(34)&加藤シゲアキ(30)事件のときに同席していた当時(昨年暮れ)19歳と17歳の2人の女子の19歳のほうで、AKBに在籍していたことがある人物とされているようです。



「熱心なファンではあるが、狂気じみたところがあり」というところにワタクシは魅かれます。まるでスティーブン・キングの『ミザリー』(1990)ではないですか。映画ではキャシー・ベイツ(69)が演じたオバはんが小説家(ジェームス・カーン78)を監禁して自分の気に入ったエンディングを書かせようとするお話。逃げ出せないようにベッドに縛り付けてハンマーで足首を折るシーンは怖かったっす。



『ミザリー』ではアニー(キャシー・ベイツ)の奮闘むなしく最後には小説家に逃げられますけれども、Aにはぜひ頑張っていただきたい。頑張ってNEWSを解散に追い込んでいただきたいと思います。くれぐれも可愛さ余って憎さ百倍、アシッドアタックなどには走らないように。



ワタクシにとっては野崎幸助殺しも小山慶一&加藤シゲアキ事件も手越祐也のwith未成年飲酒事件も、知り合いの近藤クンがキャバ嬢に騙された件もすべてリアリティショーみたいなものです。ワタクシもおもしろいリアリティショーが演出できればと思っとります。



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。(「平家物語」)



ええですなあ。まったく。(了)






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2018年6月15日金曜日

ジャニーズと日テレの“地獄のワールドカップ”開幕!!



タレントのスキャンダルと事務所絡みの隠蔽、マスコミへの圧力、でもってそのマスコミからはソンタク……。そんなのもういい加減あきあきあき竹城(71)、と思っていません? でもワタクシは楽しいです。何度お目にかかっても楽しい。ひとつとして同じものがない!! たぶんこれは野崎幸助の果てしなき女好きと同じ感覚だと思います。世界中の女のアソコを覗いてみたいといった版画家・池田満寿夫(享年63)には負けますけれども。



で、はい。今回の物件ですね、手越祐也(30)の未成年と飲酒の件。あ、すみません、昨日うっかり書き忘れてしまいました。手越祐也はサッカーワールドカップ日本テレビ系列のメインキャスターでした。でもってその日本テレビ系列のテーマ曲『BLUE』もNEWSで歌っているというわけです。



それが開幕直前にスキャンダル発覚!! いったい日本テレビとジャニーズ事務所はどーするのか? と日本全国が興味津々で注視しています。ただいま(6月15日未明)の時点では、ジャニーズ事務所からは『週刊文春』(2018年6月14日発売号)に掲載されているコメント「ご指摘のような事実関係は確認されておりません」以上の反応はありません。



さらに社員アナウンサー・ラルフ鈴木(本名:鈴木崇司44)がその場に同席していたとされる日本テレビもまた判で押したように、「ご指摘の事実は確認できませんでした」だけ。



さて、では実際の放送ではどうなっているかというと、ワールドカップの話題がフィーチャーされた14日夜の『NEWS ZERO』に手越祐也の姿はなく、同番組のスポーツ担当であるラルフ鈴木はロシア入りした日本代表の情報をシレッと現地からリポートしていました。



このブログの読者の方からもコメントが寄せられているように、どうやらジャニーズ事務所と日本テレビはスルーを決め込んだようです。あまりの影響の大きさに恐れをなして。と、思います。つまり日本全国から注視されているにもかかわらず、日本テレビとジャニーズ事務所は、企業コンプライアンスや倫理よりもダメージ回避、つまり金をとる!! と宣言してしまうわけですね。いいのか、それで。



見方によってはたいへん潔い。潔〜く社会に対する重大な罪を犯そうとしています。日本テレビにはいまさら金儲けと批判するのも気恥ずかしい『24時間テレビ』が看板番組としてありますから、らしいといえばらしいですけんど。



ともかく日本のモラルハザードはこれでまた一段階大きく悪化します。この件について一切ふれない他のテレビ局、マスコミももちろん同罪です。ですからあきあきあき竹城と笑ってばかりもいられません。ワタクシとしてはこの機会にジャニーズ潰し、日テレ潰しにトライする他局が出てこないかなあ、と妄想しますけど。



もとい。そもそもこれだけの物件をスルーしようというのですから、とうぜん当事者へのプレッシャーはたいへんなはずです。いまのところそれを一身に背負っているのが手越祐也でしょう。あたりまえといえばあたりまえですが、これがちょっとスゴい。



『Business Journal』2018年6月15日配信 【未成年飲酒疑惑のNEWS手越、日テレはW杯MCに出演「強行」の方向か…降板検討せず?】にはこういう証言があります。



「手越は事務所の聞き取り調査に対し、『女性たちに飲酒を強制していない』『もし未成年への飲酒強制が事実であれば、自分はジャニーズを辞める』とまで言っているそうで、事務所としてもその言い分を信じるしかないというスタンス。特に日テレサイドに対して降板などの申し入れはしていないようです。一方の日テレは、すでに“MC手越”を前面に押し出すかたちでパブを展開して、公式サイトも立ち上げ、スポンサーもついているため、もしここで手越が降板となれば、多大な損害が生じる。そして、パーティーにいた未成年女性の元所属事務所も飲酒を否定していることから、現時点では日テレは疑惑をスルーして手越の出演を強行する方針です」(テレビ局関係者)



ねえ、自業自得とはいえ実質芸能界引退を賭ける、ってわけですよ。ジャニーズ事務所もこのくらいのものは差し出さないと日本テレビに一蓮托生を願い出るなんてできませんて。



だーがしかし、もしこの問題がこのまま沈静化せず、ジャニーズ事務所と日本テレビがさらに激しく叩かれる状況になったらどうするのでしょう? 例によって『週刊文春』は第2弾・3弾を用意しているという噂もあります。今回は日本テレビとジャニーズ事務所を同時に向うに回すことになるので、そのくらいの準備は十分にあり得る話でしょうね。



これについて、前出『Business Journal』ではさらに別の“テレビ局関係者”が語っています。



「すでに手越ありきですべて動き出してしまっている以上、ここで降板させれば日テレもジャニーズも共に損害を被ることになる。つまり、完全に利害が一致しており、さらには手越と女性サイドが否定している以上、“このまま突っ込むしかない”という状況です。もちろん日テレサイドにも『新たな報道が出てくるかもしれない』という情報は入っていますが、“もしも”の場合を想定している余裕はなく、“何かあったら、そのときに考えるしかない”という状況で、降板を検討すらしていない様子です。もっとも、もし降板させれば、疑惑を認めることになるので、今の段階では日テレもジャニーズも、そうするしかないでしょう」



スゴいですねー。もう目をつむって突進あるのみ!! 一か八か、のるかそるかの大勝負。ワタクシたちこの状態をゾーンに入る、または思考停止と呼んでおります。負ければスポンサー総撤退。勝っても批判続出、非難囂々、おもしろいでしょう?



今回、当時17歳の少女も同席していたということですから、午後11時以降の出来事であれば、青少年保護育成条例、東京都の場合は「東京都青少年の健全な育成に関する条例」にも完全に引っかかっとるです。しかもビデオまであります。手越祐也、残念!! この物件がアウトにならなければおかしいです。



少しは正義を通さないと、ホント爆発するよね。(了)





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2018年6月14日木曜日

素行不良が収まらないジャニーズってバカな高校みたいじゃん



手越祐也(30)クンねえ、あー、とうとうきましたか無期停案件。彼の場合はずーっと訓戒処分が続いていたようなものですからね。今回はヤバいでしょ。教育委員会にも報告せざるを得ませんね。謹慎どまりということはありません。停学3日もありえない。



ちょっと見ます? 手越祐也の秘密のアルバム。これは例の柏木由紀ね、箱根の翠松園で撮られたヤツ、こっちのオッカナイのは金塊強奪メンバー、これはキスしてる相手の顔が見えないけど鬼頭桃菜っていったかな、元SKE48でいまは三上悠亜(24)って押しも押されもしないトップAV女優ですよー。手越に会っていなければいまごろはどなっていたか……。あ、去年流出したベッド写真はこっち。



あららら、小山慶一郎(34)クンまでまた? このあいだ、そうだつい1週間前に停学3日食らったばっかりなのに、また? ツイてない、っていっちゃまずいですよねー。まあ、ね、これ自体、これだけならまた停学3日で収まりそうですけどね、今回ダブルできてますからねえ、執行猶予中にやらかしたみたいなものですから。こっちも無期停学です。



今回は加藤シゲアキ(30)はなし? そう、それはよかった。でもこれなにか得点ボードみたいなのつくって整理しておかないとわからなくなっちゃいますね。誰がどんだけやらかしたかっていうの。山口達也メンバー(46)はホームラン!! とかね。ほほほ、まあ不謹慎なことで失礼いたしました。



通年発情中の懲りない生徒とゆっる〜〜い教師の集まり、ジャニーズ学園の今回の事件はコレです。いつもいつものこととて既視感がスゴい!!(byノブ)





◆『文春オンライン』2018年6月13日配信
【NEWS手越と未成年女性の「飲酒パーティー」動画】

《 ジャニーズ事務所所属のアイドルグループNEWSの小山慶一郎(34)が、同僚の加藤シゲアキ(30)も同席する飲み会で19歳の未成年女性にアルコールの一気飲みを煽っていたことを週刊文春6月14日号が報じた。記事を受け、2人はそれぞれ出演する番組で謝罪。ジャニーズ事務所は小山を一定期間の活動自粛、加藤を厳重注意の処分に付すことを発表した。

しかし、問題は小山、加藤にとどまらなかった。週刊文春は同じくNEWSの手越祐也(30)が参加するパーティーの動画を入手。そこには昨年12月、手越と複数の若い男女がカラオケに興じる姿が記録されていた。CHEMISTRYの「Wings of Words」の替え歌を高らかに歌い上げる手越。動画には、テーブルに並んだクリスタルなどの高級シャンパンが映っている。本誌の取材により、パーティーに同席していた女性のうち2人はタレントで、当時19歳と17歳の未成年者だったことがわかった。

17歳だった女性の所属事務所は、小誌の取材に対し、飲酒については否定した上で「本人がお酒を一滴も飲んでないと言っている以上、こちらとしても信じたい。ただ、18歳未満で深夜に出歩くことは都条例に抵触しますし、規律上の問題もある。そうしたことを鑑みて弊社としては6月11日付で彼女との契約を解除いたしました」と回答。



また、小山の新たな未成年者との飲酒問題も判明した。ジャニーズ事務所に改めて質問したところ、「現時点での調査において、ご指摘のような事実関係は確認されておりません」とした上で、「タレントの私生活を含めたコンプライアンスを徹底し、信頼回復に努めて参りたいと考えております」と回答した。

 詳細は6月14日(木)発売の「週刊文春」で報じている。》





NEWSの新曲『BLUE』の発売予定(今月27日)はとりあえず取り止めになるでしょう。これをサッカーワールドカップのテーマ曲に選んでいる日本テレビはどう対処するのでしょうか? 時間がありません。




日本テレビといえば『世界の果てまでイッテQ!』ですけれども、とうとうこれで手越祐也メンバーはさよなら波止場(by美空ひばり)でしょう。小山慶一郎メンバーのほうもわずか1週間前に大ダメージを食らわせた「news every.」からの降板は必至。あ、あと20日放送の「笑ってコラえて!」のスペシャルゲストは手越祐也で、出演部分はすでに収録済みです。日本テレビたーいへん。





元TOKIO山口達也メンバーの強制猥褻事件→起訴猶予のときにも、『ザ!鉄腕!DASH!!』、『ZIP!』、『幸せ!ボンビーガール』と、被害甚大でしたから、こりゃもう怒り心頭ですね。汐留の日テレタワーから激しく湯気が吹き上がっているという話も先ほど聞きました。





8月に開催予定のNEWSデビュー15周年記念コンサートは
増田貴久(31)1人でやるのでしょうか?




なぜこんなことになるのかといえば、それはやはり世間をナメているからとしかいいようがありません。先週号の『週刊文春』に小山慶一郎・加藤シゲアキ両メンバーの未成年者との飲酒疑惑を書かれたときの対応も、未成年とは知らなかったという両メンバーの主張を鵜呑みにしたものであちこちから怪しむ声が上がっていました。



事務所として素早く対応したようには見えましたけれども、それだけ。とにかく損害を最低限に抑えようという思惑だけが目立ちました。



これは直近に限ってのお話で、根本には長い間続いてきたタレント管理の下手さ、ひいてはジャニーズ事務所全体の雰囲気のだらしなさがあります。“未成年者と飲酒”という記事を否定された『週刊文春』の反発と見える今回の記事も、ここは未成年者に多大な影響力をもつジャニーズタレント、そしてジャニーズ学園へのオトナからの鉄槌と受け止めるべきでしょう。



『週刊文春』グッジョブ!! 全然しつこくなんかなーい!! あっさりイケちゃうー。(了)






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