2018年6月18日月曜日

ようやく復帰したと思ったら2日でクビ!! 至学館大学・栄和人の悲劇



いつもいつも他人さまのオモテに出したくない事情をあれこれソンタクし、頼まれもしないのに心のうちを推し測ったりまでしては悪しざまに罵るワタクシです。自分でもゲスで姑息でイヤなヤツだなあとしばしば鬱陶しく感じますけれども、すでに長年骨身に絡みついている悪習とておいそれと矯正できるものではありません。



どうしてこんなヤツになってしまったのだろう、とときどきふと思うことはあります。しかし深く追究してみることはありませんでした。ゲスで姑息ではあってもワタクシはそれを空気のように呼吸して生きているので、たぶん原理的なことが知れても苦労の割には面白くも楽しくもないだろう、と感じていましたし、メンドくさいので。



ところが1週間ほど前、突然閃くように納得できたのです。それは、ワタクシの親にはすべて理由があった、ということです。これがわかるには理由のない親もいるということが理解できなければなりません。



あるとき、そういう親をもつ人間もいるという事実が腑に落ちたのです。子どもへの無償の愛、理屈抜きの愛情のもとで育ってきたのだなあ、と感じさせられて、では自分は、と考えれば親のやることなすことすべてに理由があった、と気付きました。



というか、たぶん親というものは理屈抜きの愛情をもって子育てするのがふつうであって、ワタクシのようにごく幼いころから「この人はなぜこんなことをいうのだろう?」と考えさせる親は少数なのだと思います。



とはいってもわが家において子どもたちに対するなにか特別なプレッシャーがあったとかいうことではまったくなくて、ただ空気のなかにいつも“理由”が漂っていたのでした。たぶん子どもとのコミュニケーションですら不器用だった親たちの性格によるものでしょう。



で、ワタクシはオトナの顔色をうかがってばかりいる可愛気のない子どもになり、無償の愛で育てられたソイツはとりあえずピュアな人間に育ったわけです。



初対面の場合、相手がなぜこういうことをいうのか? とか、ときにはどうしてここにいるのか? みたいなことばかりに気がいってちっともお話が耳に入ってこないのは、ですからワタクシの宿痾のようなものです。仕事のうえでたいへん不便です。



相手の立場や都合を考える、モノゴトの反対側や裏側から眺めるという習慣は大いに役立ちそうですけれども、面倒な割にそれほどではありません。ただし、おかげさまでこんなことは逆立ちしても思いつきません。↓





◆『BUZZAP!』2018年6月17日配信
【「笑顔でないと出勤できない」顔認証の出退勤管理システムが大きな話題に】

《 〜 略 〜

業務用ソフト制作の「e-cometrue」が顔認証技術を用い、従業員が笑顔かどうかを測定する機能を設けた出退勤管理システムを開発したことを北海道新聞が報じています。出勤時間登録の際の顔認証で一定のレベルを上回る「笑顔度」であるとシステムが判断すると、出勤登録できるようにするという「鬼」仕様です。

このシステムをタブレット端末の画面に自分のIDを打ち込むと、カメラが作動して顔写真を撮影します。これによってIDとの本人確認を行うと同時に、口角が上がっているかなどの表情の要素から、笑顔かどうかを判定。

「笑顔度」は数値で表示され、値が低いと「笑顔度が規定値より不足しています」との表示が出て、出勤の登録ができず、再びカメラの前でしっかり笑顔を作ることが求められるというもの。

定時までにシステムの求める笑顔を作ることができなければ、出勤できないまま遅刻扱いにされることになりそうです。

なお、「175。DENO担担麺」を運営する「175」は2019年中に全7店舗でこのシステムを導入予定とのこと。同社システム管理者の柳橋優樹さんは「笑顔はサービスのひとつで、顧客満足度の高さにつながる。従業員に毎日の笑顔をチェックをする習慣にしてほしい」と取材に答えています。

 〜 略 〜 》 ※原文ママ






ヘラヘラ笑いながら出社してこいとでも? ねえ。朝っぱらからタブレット相手に愛想をふりまけとはこれまた面妖な。接客業といってもタブレットが金を落してくれる客でもあるまいし。これでは口角の下がった「フナ侍」という渾名の知り合いは一生出社できないではありませんか。



笑顔でないなら笑顔になるにはどうしたらいいのか、労働環境などに問題はないのかと考えるのが経営の大切な仕事であって、それを問答無用に出社を認めないというのは言語同断でござる。それとも先手必勝、出ばなを挫く戦術でござるか。



開発者が雇用する側、管理する側の視点しかもっていないので、こんなトンチンカンなことがしでかせるのです。時間と金を掛けて独自の製品をつくったものの見事に大失敗。しかもたぶんこれから炎上。とはいえ出社前には必ずタブレット相手に笑顔を見せることをお忘れなくお願いいたします。「イーカムトゥルー」と発音してみるのも口角が上がっていいかもしれません。



ついこのあいだまで自分の性格の起因するところさえ定かではなかったワタクシがいうのもなんですけれども、これは社会性とかバランス感覚とかいう以前に、ただ単純に自分がわかっていないから起きることだと思います。



たとえばこういう方もいらっしゃいます。少し長いので飛ばしてもかまいませんけれど。





◆『デイリースポーツ』2018年6月17日配信
【怒りの谷岡学長 栄氏は「子供。よくあれで社会を渡ってこれた」[一問一答]】

《 「レスリング・全日本選抜選手権」(17日、駒沢体育館)


日本レスリング協会副会長で至学館大の谷岡郁子学長(64)が報道陣の取材に応じ、レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)にパワーハラスメントを行ったことが認定された栄和人前強化本部長について、同大の監督を解任したことを発表した。大会終了後に会見した谷岡学長は「私たち至学館大学は栄和人監督を解任することを決定いたしました」と、明かした。


谷岡学長との一問一答は以下の通り。



「私たち至学館大学のことで、皆さまにご心配をいただき、いろいろな形でご迷惑をお掛けしたこと、本当に遅くなりましたけど、心からお詫びさせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」



(頭を下げる。さらに続けて)「そして、今回私たちの至学館大でいつも練習している選手たちが10階級中8階級で優勝ができるという素晴らしい成績を上げることができました。本当に多くの方々に応援をいただきまして、ありがとうございました。また同時に決して楽な状況ではないこの何カ月間かの状況で、選手たちは本当にみんなで力を合わせて頑張ってきてくれました。本当に選手たちに感謝の気持ちでいっぱいでございます。しかし、こういう状況の中での、また新たな(20年)東京(五輪)に向けての私たちの道、その仲間の中に、ついてこれない人が一人いたと思わざるを得ません。今日みなさんにお知らせしないといけないのは、本当に残念なことでございますが、私たち至学館大学は栄和人監督を解任することを決定いたしました。今日から3日前、初日の監督の謝罪表明、そして反省の表明、そしてその後の彼を見守っていて、期待外れで、まったくまだ分かっていない。反省できていないと思わざるを得ませんでした」



 -解任の決断をしたのは。



「最終決断は昨日。2日目の時に、『監督はどこにいる?』と聞いたら、友達とお昼を食べに行っていると。これは駄目だなと。陣頭指揮をとる人のやることではない。セコンドについて、選手たちと共に歩んで欲しいと何度も言った。しかしセコンドにはなってくれなかった。観客席で応援するといいながら、私たちの知らない人達を招待したのか来たのか知りませんが、監督として、まったく集中していなかった。2日目に友人と昼食を食べに出たと聞いた時はショックだった。世界選手権がかかった大事な試合。この人の元では選手たちが世界で戦えないと思い、名古屋へ戻した。この120日間、(問題の当事者としての)ありようやアドバイスをしてきた。その結果がこれなのかと。こんな大事な場面で」



(続けて)「野球やサッカーじゃ、試合中に監督がいなくなるとは思えない。どれだけ(監督業に)思いを入れているかも分からなかった。選手への情熱、集中がなくて、これから監督業が務まるとはとても思えない」



 -栄氏に解任を伝えたのは。



「昨日の朝に。『申し訳ありません』と。受け入れたか受け入れてないかは断言できない」



 -栄氏への思いは。



「本当に、自分でも言っていたが『俺、子供ですよね』と。子供だったらまだいい。大人だから始末に負えない。よくあれで社会を渡ってこれたなと。本当に“アンバランスの権化”。善人であるのは間違いないが」 》





たしかに6月14日の記者会見を見るかぎり栄和人(57)には自覚も反省もありませんでしたけれども、それ以上に谷岡郁子ご自身こそがガンであるということがわかっていらっしゃらないですね。谷岡郁子(64)が学長であるかぎり至学館大学は凋落の一途をたどり、副会長の座に居座り続ける限りは日本レスリング協会およびレスリングへの支持も低下し続けるでしょう。



今回の栄和人への解任措置は14日の記者会見に対する世間の反発を受けて行われたというのは自明です。実はこの栄和人の会見の直後にどこかのテレビ局が谷岡郁子を直撃取材をしていたのをたまたま見ましたけれども、以前とはうって変わっての愛想のよさに驚きました。3月15日のいわゆる「パワハラ反論記者会見」が世間の反感を買って火だるまになったので掌返しをしたのです。



しかしここまで勢いよく掌を返すとは。水泳選手・池江璃花子(17)のバタフライみたいです。



「伊調馨さんは選手なんですか?」とか「私の怒りは沸点に達しました」とかロドリゴドゥテルテ・フィリピン大統領みたいにエラそーに記者席を睥睨していた、あの谷岡郁子が世間の評判がよろしくないからと慌てて部下の首を切ったのですから、唖然とします。世間の端くれの身としては、なんでしょう、いきなり毛のない犬にベッタリ擦り寄ってこられたようで気持がよろしくありません。



これでまたはっきりと浮き彫りになったのは、谷岡郁子は自分と至学館大学を同一視し、そこで強烈なワンマン統治を行っていることです。つまりガンであるということ。ただ今回の発言で大きなブーメランが返ってくるのは必至の状況になりましたから、今後はご自身が最終的な矢面に立たなければなりません。



ブーメラン? これですよ、コレ。最後の一文を除いてご自身そのまま。

《 -栄氏への思いは。

 「本当に、自分でも言っていたが『俺、子供ですよね』と。子供だったらまだいい。大人だから始末に負えない。よくあれで社会を渡ってこれたなと。本当に“アンバランスの権化”。善人であるのは間違いないが」》



事前に栄和人解任を伝えられた至学館大学副学長および日本代表コーチである吉田沙保里(35)は「至学館を守るためには仕方がない」と回答したそうです。腕力は強そうでも権力にはからきし弱すぎー(by IKKO)。



谷岡郁子の三百代言ぶりともども、しばらく楽しめそうでおじゃる。(了)






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