2018年6月1日金曜日

いやはや、広瀬香美がこんなにすばしっこいとは大沢たかおも知るまい



紀州のドン・ファン、野崎幸助(享年77)が5月24日に急逝した事件。体内から覚醒剤が検出されているので“事件”と書きますが、この事件に関する疑惑の目はすべからく今年2月、当時21歳で結婚した妻“Sちゃん”のほうに向いています。報道された事実だけでも状況証拠として十分に思えるほどです。



すると考えるのは、もし自分が“Sちゃん”の立場であったとして、どうしてこんなに見え透いた犯行をしでかすのか? ということです。片平なぎさ(58)や船越英一郎(57)や沢口靖子(52)や名取裕子(60)やかたせ梨乃(61)でなくてもドラマスタートと同時に容疑者第1号としてリストアップしてしまう立場・動機・現場状況なのです。水谷豊(65)は気付かないでしょうけど。なんとなく。



しかもそのうえ覚醒剤ですからね。任意聴取→尿検査→とりあえず覚醒剤取締法違反で逮捕、という真っ直ぐな筋書きがワタクシの眠た〜いアタマにもはっきり描かれます。“Sちゃん”もそしてそのたぶん背後にいるであろう仲間も覚醒剤でアタマをやられちゃってんじゃないのー、と思います。



その一方、ふだんから野崎幸助に殺意を抱いていた人間がいたとすれば、“Sちゃん”に罪をなすりつける絶好のチャンスであったともいえるわけです。入籍後約3ヵ月でというのは早過ぎますけど。いずれにしろ身近な人間が犯人には違いありません。



あ、そうか。結婚してからも東京暮らしをしていた“Sちゃん”が和歌山に転居してきたのが4月中旬。 野崎幸助が溺愛していたというパピヨンのイブちゃんが突然死したのが5月の6日、でもってそのわずか18日後に野崎幸助も死亡。イブちゃんは実験台に……。



え? 野崎幸助は愛犬イブちゃんに遺産を譲ろうと考えていた? 「ペット信託」という事前に指定した次の飼い主に飼育費用が支払われる仕組みがある? いや、もう遺産のお話が出てきたらこれはもうとうぜん“Sちゃん”が怪しさナンバーワン。んなわけでたぶん今日にも次の展開があると思われます。



それにしても大金はいろいろなものを引き付けます。たいていはガラクタです。その点ワタクシはまったく安心、絶対安全地帯(by高橋春男はいまどこに)。引き付けようとしても泣いてすがっても去っていかれますから。



もとい、ですから思うのはそういうとうぜん予想されることに対してどうして無防備でいられるのか、ということです。



たとえばコレなんかも。





◆『スポニチアネックス』2018年5月31日配信
【広瀬香美 所属事務所が活動休止発表、芸名の使用禁止求める】

《 28日に事務所移籍を発表した歌手の広瀬香美(52)に対して、これまでマネジメントをしていた所属事務所が31日、公式サイトで広瀬の活動休止を発表。「広瀬香美」の芸名使用の禁止を求めた。

広瀬は28日に自身のフェイスブックを更新。事務所を移籍しての、新たな活動開始を報告。21日に更新した自身の公式サイトでは所属していた「オフィスサーティー」とのマネジメント契約終了を発表していた。

この日、所属事務所「オフィスサーティー」が報道各社に文書でFAXを送付。「弊社に事前の相談もなく、一方的な『独立宣言』を発表され、弊社スタッフ一同、大変困惑しております」と報告。

続けて「『広瀬香美』は弊社代表取締役が命名した芸名であり、『広瀬香美』の芸名の使用権限は、弊社及び取締役に帰属しており、弊社所属アーティストとしての活動以外には『広瀬香美』の芸名を使用できません」と説明した。

文書では「弊社としては一方的な対応に強く抗議し『広瀬香美』の芸名を使用した芸能活動の一切の禁止を求めるとともに、断固たる法的措置をとる所存であります」と芸名の使用禁止を求めている。》



で、これに呼応して広瀬香美(52)もさらに31日、公式サイトで改めて「広瀬香美としての活動は今まで通り続けていきます」と宣言しています。



こうしたドタバタは、今年2月15日に公正取引委員会が「芸能事務所がタレントの移籍制限をすることは独占禁止法違反になる場合がある」と明記した報告書を公表したときから、いやもっと敏感であれば公正取引委員会が芸能人のいわゆる奴隷契約も視野に調査をはじめたと伝えられた去年夏から十分に考えられたことです。



なぜオフィスサーティーはこうなる前に広瀬香美側と話し合いをもたなかったのか、まったく不思議です。マネジメント契約が終了したからといってなんの挨拶もなく自分の事務所を立ち上げて去っていく広瀬香美にもいささかの違和感はありますけれども、マネジメント会社としてはズサンといわれても仕方がありません。



といいつつ、これからこういう事例は増えていくでしょう。この一件が広瀬香美の目論み通りにすすめばさらにその勢いは増します。事務所間の引き抜きも行われるでしょう。そうすると引き抜きの防止を大きな目的のひとつとして発足し、悪名高い「専属芸術家統一契約書」を作成した音事協(一般社団法人 日本音楽事業者協会)の存在根拠も薄れます。



そういえば公正取引委員会の報告書が公表されたその日に音事協もくだんの“統一契約書”を見直すと発表しましたが、あれはいったいどうなっているのでしょう? あ、「本年度内に見直しの基本的方向を整理し、会員各社に呈示 」ですか。ってかこれは2月15日付ですけど、すると年度内というのは12月末までにってことっすか。牛歩戦術みたいな感じがなきにしもあらずでんがな。
※「『専属芸術家関係等に関する競争法上の論点に関する研究会』」による検討状況のご報告 )



善かれ悪しかれ芸能界にもようやく具体的な波及効果が見えるようになってきたことは事実です。しかしこれはまだまだ小さな小さな、雪庇が落ちたくらいの表層雪崩にすぎません。これを地殻変動にまでもっていくのは、そう、ほかでもないあなたとワタクシ。芸能事務所はマジメに対応を急がないと潰れてからでは遅いよん。というしょーもないクリシエで失礼をば。



広瀬香美って映画『JIGSAW』の仮面の悪役、SAWに似てるね。(了)







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