日本テレビの「てめーら、いい加減にしろよ!!」という怒声が聞こえてきそうです。「な~~にぃ~~!? またやっちまったな!!!!」ですませてあげられるのはワタクシたち野次馬とクールポコくらいのものです。小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(30)両メンバーのお話。
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日本テレビといえばわずか1ヵ月ほど前に起訴猶予処分を受けた元TOKIOの山口達也(46)メンバーの強制猥褻事件の際にも、『ザ!鉄腕!DASH!!』、『ZIP!』、『幸せ!ボンビーガール』と、もっとも被害を受けたテレビ局といわれていました。
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そこへきて今度は小山慶一郎メンバーのおかげで「news every.」が大ダメージです。ついでにこの7月からは加藤シゲアキ主演の連続ドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」がオンエア予定ですし、8月の『24時間テレビ 愛は地球を救う』もあおりを受けるのは必至です。
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これではもう「にっちもさっちもどうにもブルドッグ !!」(byフォーリーブス)、日本テレビとしてはどーしてくれんだよー!! になってとうぜんです。
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とうぜんですが、これまでの流れからいえばその怒り心頭の日本テレビをジャニーズが押さえ込めなかったというのが、今回のNEWSメンバー飲酒強要事件のポイントだとワタクシは思います。
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本音をいえば、日本テレビにしてもジャニーズ事務所に押し込まれてクチを拭い、なにもなかったことにしたほうが助かるわけです。いわゆる金塊スキャンダルやベッド写真など数々の不祥事にもかかわらず手越祐也(30)を「世界の果てまでイッテQ」に起用し続けているのもそうした空気があるからでしょう。
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しかしここまではジャニーズ事務所と一蓮托生できたけれども、もう限界でっせ、わてらの身の安全も考えなあきまへん、というのが今回の日本テレビの立場。それを、なにをいうてまんねん、あんたとことうちとこの仲やおまへんか、これまで手に手を携えて危ない橋も渡ってきたのに、ここへきてわてらをソデにするおつもりでっか? とねじ込めなかったのは、いうまでもなくジャニーズ事務所のパワーダウンを示すものです。
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でもって昨日は6月7日午後1時55分からの「情報ライブ ミヤネ屋」がこの問題を取り上げ、続いて3時15分からの「news every.」の冒頭で小山慶一郎が生謝罪、と日本テレビはNEWSメンバーによるテレビジャック状態になってしまったわけです。懐かしい。
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日本テレビの懐柔が不調に終わり、いっぽうでは問題の一気飲み強要の音声のほかどうやら画像も押さえられているらしいとの噂も出て、こりゃまずい逃げ切れない、となって、ジャニーズ事務所としては異例の素早い対応になりました。
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とはいっても前回の山口達也メンバーのときのように対応が後手に回って批判されたことを反省して、というわけではありません。「news every.」は帯番組ですから、謝罪するなら公式的な事件発覚後一発目の放送しかチャンスはないのです。どこまでも意地の悪い見方しかできないワタクシです。
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もう、もう、ほんとうに涙が出るほど陰惨な事件のニュースが流れるなか、具体的な被害者のいない今回のジャニーズメンバーの不始末はひとときの慰めです。ありがとう!! きっかけをつくってくれたセンテンススプリング!!(by嘘つきベッキー)
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そんなわけで、事務所からのコメントも小山慶一郎の生謝罪の時点ではすでに発表されていたようです。では謝罪文評論家・ゴメンネ一筆先生にご登場いただきましょう。どうぞ
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◆『ORICON NEWS』2018年6月7日配信
【ジャニーズ事務所、NEWSの2人に処分 小山には「猛省」 加藤には「反省」促す[コメント全文]】
《 ジャニーズ事務所は7日、一部週刊誌でNEWSの小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(30)が未成年と飲酒したと報じられたことを受け、小山が一定期間の活動を自粛することを書面で発表した。加藤については厳重注意の上、書面による反省を促すとしている。
◇コメントは以下のとおり
当事務所タレントに関する一部週刊誌での報道について
本日発売の一部週刊誌において、昨年末に当事務所所属タレントの小山慶一郎および加藤シゲアキが未成年の女性と飲酒していたとする記事が掲載されております。
まずはこの件につきまして、関係各所の皆様、報道をご覧になった多くの皆様、また日頃より応援して下さっている皆様にはご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
今回の記事に先立ち、当事務所でタレントを含む複数の参加者への聴き取り調査などを行ってきたところ、週刊誌に報じられている飲食店に当時19歳の女性が同席していたことが判明致しました。
タレント及び一部の出演者は、当該女性から会話や携帯電話のメッセージ等において年齢を「20歳」であると告げられており、当日も、参加者の中に未成年者が含まれているとは認識しておりませんでした。
しかしながら、結果として、タレントを含む複数の参加者が飲酒している席に未成年者である当該女性が同席していたことや、タレントの小山が複数の参加者に対して掛け声に合わせて飲み物を飲むよう促すような行為を行っていたことは否定できません。
そもそも、未成年者が同席していたか否かにかかわらず、こうした行為は特に報道番組に携わる者としては厳かに慎むべきものであり、当事務所と致しましても今回の事態を重く受け止めております。
タレントの今後の活動につきましては、主体的に今回の飲み会を催して上記のような行為を行っていた小山に対しては猛省を促すべく一定期間の活動自粛と致します。また、小山に呼ばれて同席していた加藤についても、特段の制止行為に及んでいなかったこと等に鑑み、厳重注意の上で書面による反省を促すものと致します。
当事務所としても、改めてタレントの私生活を含むコンプライアンス意識の周知徹底や、内部管理体制の強化に向けて全力で取り組む所存ですが、改めまして、このたびの一部週刊誌報道におきまして、皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます。
2018年6月7日
株式会社ジャニーズ事務所 》
山口達也メンバーのときのわずか2センテンスしかなかった初回謝罪文に比べるまでもない長足の進歩であります。まずは謝罪から入り、という全体の構成もそつなくまとまっています。
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しかしながら反省の気持がそれほど伝わってこないのは、ところどころに顔を出す傲慢さのためでしょう。それがものの見事に現れているのがタイトルです。
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「当事務所タレントに関する一部週刊誌での報道について」
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ジャニーズ事務所は「一部週刊誌の報道について」謝罪したい、釈明したい、というのでしょうか。違いますね。正しくは
「一部週刊誌で報道されました当事務所タレントの不適切な行動につきまして」
でなければなりません。いったいなにをトボケておられるのでしょう。
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「〜 一部週刊誌の報道について」という表現は、さらに書かれたから問題になった、というジャニーズの無責任な意識をはからずも露呈してしまっています。しかたがないから謝っている、というニュアンスですね。
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その傲慢な気持がしめくくりの部分にも顔を出しています。
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「当事務所としても、改めてタレントの私生活を含むコンプライアンス意識の周知徹底や、内部管理体制の強化に向けて全力で取り組む所存ですが、改めまして、このたびの一部週刊誌報道におきまして、皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます。 」
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内部的な対策に全力で取り組むけれども、改めて重ねてお詫び申し上げる、といっているのですね。確認するまでもなくジャニーズ事務所は許してもらう側であり、許すのは「皆様」です。なのに、ここでは内部対策に取り組むことで十分だろうという勝手な判断が働いています。謝罪は無条件にするもので条件付きでするものではありません。
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誰が起草したのかは知りませんが、この文章を読む限りジャニーズの規律は十分には強化されず、メンバー諸君はまたやらかすに違いないと私は確信します。
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ゴメンネ一筆先生、ありがとうございました。今年8月に東京・味の素スタジアムで予定しているデビュー15周年記念ライブはどうなるのでしょうね。あとTBSの「NEWSな2人」は。ま、どうでもいいんですけれど、そんなこと。
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本日(6月8日)は、もし中居正広が今年でジャニーズ事務所を退所するつもりなら事務所宛てその旨を通知しなければならない最終期限のはずです。こちらのほうが気がかり。
あと、午前中にNASAの緊急発表もあるらしいよ。(了)
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