2018年6月30日土曜日

度重なるロケット打ち上げ失敗。起業家・堀江貴文に「?」マーク



佳人薄命、夭折の天才。天空を横切る閃光のごときワタクシの生涯でありました。あー、具合が悪い。風邪がいっこうに退散してくれませぬ。あーもん、あーもん、宮本あーもん。こんな苦しみのさなかにあって、生命のあたたかさ、その全的な肯定感を天窓から射す一条の光のように思い起こさせてくれるのは、たとえばコレです。↓





◆『産經新聞』2018年6月30日配信
【〈民間ロケット失敗〉小型ロケットの打ち上げまた失敗 発射直後に爆発炎上 北海道大樹町のベンチャー企業】

《 北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」は30日早朝、同町の実験場で小型ロケット「MOMO(モモ)」2号機の打ち上げを行ったが、直後に落下して爆発炎上し、失敗した。

同社によると、けが人はいないという。

民間企業が単独で開発したロケットでは日本初となる高度100キロ以上の宇宙空間到達を目指したが、昨年7月の初号機に続く2度目の失敗となった。
 
成功すれば、これまで国主導だった日本の宇宙開発に民間が本格的に参入する節目となるはずだった。

2号機は当初、今年4月に打ち上げる予定だったが、直前に機体のバルブを動かすための窒素ガスに漏れが見つかり延期。機体の設計を一部見直し、今回の打ち上げに臨んでいた。

計画では、打ち上げ約4分後に宇宙空間に到達。その後は地球の重力で落下し、同約7分後に北海道沖の太平洋に着水する予定だった。

MOMOはエタノールと液体酸素を燃料に使う1段式のロケットで、全長10メートル、重量約1トン。重さ20キロの荷物を運ぶことができ、2号機は高知工科大が開発した観測装置などを搭載していた。

同社は元ライブドア社長の堀江貴文氏らが創業。MOMOの技術を生かして超小型衛星用のロケットを開発し、宇宙ビジネスへの参入に向けて平成32年にも打ち上げることを目指していた。

初号機は強い圧力がかかる高度約10キロで機体が破損し、通信が途絶したためエンジンを緊急停止した。機体の強度不足が原因とみられ、改良した2号機で再挑戦した。》





あらら、こんなのも発見!!





◆『朝日新聞DIGITAL』2018年6月30日配信
【〈射場に上がった炎、爆発音 ロケット落下、観覧席に沈黙】

《 元ライブドア社長で実業家の堀江貴文さんが出資する宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(IST)の小型ロケット「MOMO」2号機が、打ち上げ直後に落下、炎上した。



小型ロケット「MOMO」2号機の射場から約4キロ離れた有料観覧席には、多くの家族連れが集まり、打ち上げを見守っていた。

 

午前5時30分、カウントダウンがゼロになり、ロケットのエンジンが噴射する赤い炎が見えると、「おー」と歓声が湧いていた。だが直後に炎があがり、「ドン」という爆発音が遅れて聞こえた。



距離が離れているため、肉眼では炎しか見えず、観覧席からは「どうなったの」「いつ上がるの」と不安がる声が次々に起こり、その後沈黙の時間がしばらく流れた。

 

射場の近くに置かれたカメラの映像では、機体は10~20メートル上昇した後、エンジンの燃焼が弱まってほぼ垂直に落下。地面にぶつかり、10秒足らずでバラバラになって炎に包まれていた。



エンジンはエタノールと液体酸素を燃料にしており、延焼の可能性もあるため、午前9時現在で社員らの立ち入りができない状態が続いている。



計画では、打ち上げから約4分で宇宙空間(高度100キロ)に到達し、そのまま弧を描いて太平洋上に落下する計画だった。》





週末の惨劇。堀江貴文(45)はこのロケット事業にすでに10億円以上投資しているそうですけれども、ケチケチしないでもっと金を注ぎ込んではよ成果を出さんかい!! というところまでついにきてしまった感じがします。



打ち上げ費用はクラウドファンディングで調達している(発射ボタンを押す権利枠1000万円!!)ということですし、その出資者を確保し続けるためにも冗談はほどほどにしないといけません。低コストの民間衛星実現が目標なのはわかっておりますが、失敗しては元も子もなし。なによりこのままではあまりに貧乏くさくてたまりません。北海道が可哀想。



そういえば堀江貴文



「エクスカリバーアルマズというロシアの宇宙船をリノベーションしてロケットで飛ばす会社に投資をしていたのは事実だし、日本円で50億円以上投資していたのも事実。んで、そこの社長だったArt Dulaに対して賠償請求をしているのも事実だ。で、どうせ文春は面白おかしく「ホリエモン詐欺に引っかかる(笑)」と書いて、まるで私が別で投資をして順調に育ってきているインタステラテクノロジーズのロケット開発まで茶化すつもりだろう。」



と『HORIEMON.COM』(2016年2月5日配信【週刊文春のクソ記者から突然電話がきた】)に書いていましたけれども、あの賠償請求は通ったのでしょうか、ねえ。少しはMOMOに回せるといいのに。



堀江貴文という人は本質的にはロマンチストで、したがって実業にはあまり向いていないとワタクシは思います。ライブドア? あれって実業でしたっけ? それにエクスカリバーアルマズへの50億円とMOMOへの10億円を並べると、どうにもバランスが悪いですもん。でもって結局いずれも成功を収められず、なわけです。



で、以前にも書きましたけれども、問題を極端に単純化するのが、そういう堀江貴文がなんだかんだとエラそー高飛車に語る場合の常套手段であって、それゆえ超近視眼的なモノの見方しか提示できないということにもう少し世間のみなさま方もお気付きになってよろしいかと思いますけれどもいかがでございましょう?



堀江貴文は考えなければならない問題解決の十分条件を自らの乏しいワーキングメモリにあわせてでしょうか、ガシガシに削ります。なにしろ旅客機のなかで泣く赤ちゃんに睡眠薬を飲ませろ!! といった男ですから。複雑な現代社会の問題を取り扱うにはまったくダメ。あー、そうそう。そんなところドナルド・トランプと似ているともいえますね。もちろんスケールはまったく違いますけど。



「実は律儀であったかい」らしい堀江貴文が手がける可愛いMOMOは、いったいいつになったら北海道から大空に飛び立てるのでしょう?
※『新R25』2018年6月26日配信【合理的だけど、実は律儀であったかい。#ホリエモンの横顔】



あー調子が悪い。どうしてこんなときに堀江貴文のことなんかを考えてしまうのでしょう。(了)






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