人間いたるところに青山あり、かどうかはよくわかりませんが、落とし穴はたくさんあります。今日は工藤めぐみ（notサンバダンサー・49）に足元をすくわれて、かれこれ２時間ほど立ち往生しておりました。
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いやあ、工藤めぐみスゴいす。整形レスラー大仁田厚（61）のFMWにいた「邪道姫」の工藤めぐみです。みなさんにも柔道家グンダレンコ・テレチコワ（49）との異種格闘技戦、それから「ミスター女子プロレス」神取忍（54）とのノーロープ有刺鉄線デスマッチはぜひご覧いただきたいと思います。YouTubeに上がっています。
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グンダレンコ・テレチコワとの異種格闘技線では裏投げでポンポンポンポン投げられて最後はアームバーでギブアップしていましたけれど、あの裏投げは危険だと思います。ド素人のワタクシでも。身長162cmの体で無差別級のそれを５、６発も受けたのかな。ううう、ションベンばチョチョシビリ。
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はい。裏なげという技はあのアントニオ猪木が異種格闘技線で唯一負けた相手、ショータ・チョチョシビリの得意技で、というか柔道家が対戦相手の頭部にダメージを与えようとする場合の定石みたいなものなのでしょうね。アントニオ猪木はこれの３連発で完全にKOされています。
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神取忍とのノーロープ有刺鉄線デスマッチは1997年に札幌中島スポーツセンター別館というところでおこなわれています。ワタクシ怖いもの見たさで見ましたよ。間近で。
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両者とも額から流血はお約束として、「これは効く」などと考えようによってはたいへん無責任な見方をするプロレスファンもつい沈黙してしまう「痛さ」の伝わる試合でした。これが後に海外で「ハードコアの女王」と称えられるきっかけにもなったようです。
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試合結果は工藤めぐみがラリアットで神取忍をピンフォール。しかし勝負論とはまったく別のところで工藤めぐみはスゴいなー、と深く感心させられました。プロ根性というのでもない、なんなのでしょうねアレは。なにか合理では割り切れないものに動かされている感じです。
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今日から工藤めぐみをワタクシの尊敬する偉人のひとりに加えておきましょう。IGGY POPの隣に並べておきます。おお、「"邪道姫" 工藤めぐみ 引退ドキュメンタリー」観たら泣けてきたっす。しかしスタジオでエラそげに語る中居正広（46）、鳥越俊太郎（78）と麻木久仁子（56）には腹立つ。
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どのようにして工藤めぐみが棲む穴に落ちたかといいますと（↓）コレです。
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◆『スポニチアネックス』2019年２月13日配信
【斎藤工 理由知らず受賞「今年はふんどしとともに過ごすことを課せられたわけですね」】
《俳優の斎藤工（37）が、ふんどし普及に貢献した著名人に贈る「ベストフンドシスト2018」を受賞し12日、都内で行われた授賞式に出席した。
４月５日公開の主演映画「麻雀放浪記2020」でふんどし姿で立ちまわるシーンがあり、「期待の新人賞」に選ばれた。「授賞理由を今、初めて知りました。今年は、ふんどしとともに過ごすことを課せられたわけですね」と照れながら賞状を受け取った。
元「SUPER☆GiRLS」の浅川梨奈（19）、「平成ノブシコブシ」の吉村崇（38）も受賞した。》
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なんのことかあまりよくわかりませんので補足しておきますと、一般社団法人「日本ふんどし協会（JAPAN FUNDOSHI ASSOCIATION）」が、「年に1度「ふんどしの普及に貢献頂いたプロフェッショナルにご活躍される方に」贈る賞が「ベストフンドシスト」で、2月12日にその発表があったらしいです。
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毎年「ふんどしの日」である2月14日の前に発表されているそうです。２（ふ）＋14（とし）でふんどしなのでしょうか。バレンタインデーだというのに。2011年からスタートしているようなので、今年（2018年度）は９回目ということになります。受賞者と受賞理由は以下の通り。
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◆ 大賞：平成ノブシコブシ吉村崇
バラエティ番組での活躍に加え、バーレスクの男性版「ボーイレスクショー Betterfly TOKYO」を主催。ふんどし姿のダンサーとしても活躍し、世界バーレスクイベントのひとつ「NewYork BurlesqueFestival（ニューヨーク バーレスクフェスティバル）」にも出演し世界に挑戦していること。
◆ 受賞：浅川梨奈
主演映画「血まみれスケバンチェーンソーRED 前編・後編」にてふんどしを着用。普及に貢献したこと。また所属のアイドルグループ（）を卒業し、タレント・女優として新たな挑戦をすること。
◆ 受賞：せやろがいおじさん
沖縄でお笑い芸人として活動。ふんどしを身にまとい笑いを通じて社会問題に物申すYoutubeでの動画がネットで拡散されており、日本中を熱くさせている。オリンピックのボランティアに関する動画はTwitterで94万回再生、YouTubeでは32万回を超えるなど大きな注目を集めていること。
◆ 期待の新人賞：斎藤工
日本ふんどし協会が製作協力した4月5日全国公開の新作映画『麻雀放浪記2020』の中でふんどし姿になって大暴れし、時代の寵児になっていく役を演じたことに対して。その雄姿が本年度のふんどしの普及へ貢献するという期待に対して。
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で、浅川梨奈（19）という女優、タレントですよ。出演映画のタイトル「血まみれスケバンチェーンソーRED 」が昭和テイストなおかつFMW（Frontier Martialarts Wrestling）っぽいではありませんか。
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さらにそのポスターや宣材写真などを見ると浅川梨奈、そこはかとなく工藤めぐみの面影があるではないですか。そこでそういえばそうそう、となったわけです。ふんどしから工藤めぐみ、なんだか妙にしっくりしております。「血まみれスケバンチェーンソーRED」、今月22日公開だそうで、観に行こうかなあ。
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ほんとうはこの機会に、男色、SM、女闘美とアンダーグラウンドではきわめて活用範囲が広くて際どいふんどしというアイテムについて、そしてゲイではなくて男色文化について探り探り書いてみようと思ったのですけれど、今回は「邪道姫」工藤めぐみの巻、ということでお終い。
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「邪道姫」工藤めぐみさまは現在は酒飲みで肝機能障害を抱えるときどきのプロレスラーBADBOY非道（49）の妻であり、プロレス番組の解説、女子格闘家のプロデュースなども手がけておられるそうです。こちらもどうも微妙な人生です。（了）
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