昨日午後2時ごろ、郊外の某駅でボーッとしていましたらすぐ後ろで「えーっ、じゃあできないの?」という小さな女の悲鳴が聞こえました。ほかの方ならいざ知らず、ワタクシの耳にはビシッと響きましたね。「アレ」に違いない!! と。
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気付かれないようにゆっくり回転すると、20歳前後、普段着の実に真面目そうな男女が向かい合って立っています。彼女はすっぴん、彼氏は七三分けにメガネ。たぶん近くにある大学の学生なのでしょう。うむ。彼女の彼に取りすがるような態度からも「アレ」であることに間違いはありません。
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おそらく彼のほうは泊まり込みで卒業研究かなんかをやっていて、ようやくわずかの時間解放されたと思ったらまたすぐどこかへいかなければいけない、というような状況だったのだと思います。彼は困った表情で突っ立ったまま返事に窮しているようでした。
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ワタクシは若いってこういうことなんだよなー、でもって男のほうとしてはまだ恥ずかしくてどこかそこらでサクサク済まそうなんてこともできないんだよなー、で結局二人でメシ食って別れちゃったりするんだよなー、などと独り勝手に納得してその場を離れました。まあそのうちガッツリやっちゃってくださいな。
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真っ昼間から剥き出しの肉欲に出くわしてしまったわけですけれどもイヤな気分にならなかったのは、女主導型カップルのようすがほほえましかったのと、二人のプライベートに首を突っ込んだのはワタクシのほうだ、という意識があったからです。
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「えーっ、じゃあできないの?」という叫びはつい思わずクチを衝いてほとばしってしまった悲鳴のようなものですから、ワタクシのほうが聞こえなかったフリをするのがあたりまえ、たしなみというものでございます。
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でもってSNSが普及してからというもの「私」と「公」の線引きがおおいに曖昧になっている状況に鑑みていささか考えさせられるものがありました。
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いまのSNS状況を端的に示す芸能ニュース。(↓)
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◆『RBB TODAY』2018年8月4日配信
【小林麻耶、「ブログも辞めたら?」の声に反応!励ましのコメントも続々】
《芸能事務所「セント・フォース」とのマネジメント契約が終了し、メディアの仕事から離れることを発表した小林麻耶が4日、自身のブログを更新し、ブログを継続する意図を明かした。
小林は3日、自身のブログでセント・フォースとの契約が終了したことを報告。そして「メディアの仕事を離れ、全身全霊、家族のために日々たくさん働きたい」との思いをつづり、これまでさまざまなことをつづってきたブログ「まや☆日記」については「小林麻耶としてではなく、プライベートの私として書き綴って参りましたので、引き続き、皆様と触れ合う場所にさせてください」としていた。
ブログが残るということで喜びの声が上がる一方、一部では「芸能界を引退するならブログも辞めたら?」との声も上がっていたという。小林はこれについて「私はこれまで、読者の皆様のコメントにたくさん救われてきました。今度は、写真や文字を通して私が恩返しを少しでも出来たらいいなと思うのです。そして、何より ここのブログの読者の皆様のことが大好きなんです」とブログへの思いをつづり、「だから、ブログを続けます!!!!!」とあらためてブログ継続を宣言した。
ブログの読者からは「麻耶ちゃんブログまでなくなったら寂しいです」「何かにつけて色々なことを言うひとっているんですね」「小林麻耶さん、頑張れ~!! あなたは何も悪くない!」「全然やめる必要ないと思う 続ける続けないはその人の自由です」など励ましのコメントが多数届いている。》
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「小林麻耶としてではなく、プライベートの私として書き綴って参りましたので、引き続き、皆様と触れ合う場所にさせてください」というのは申しわけないですけれどもまったくの詭弁です。みなさんどうしてこんなことに騙されてしまうのでしょう。
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ブログ、SNSはメディアのであってそれぞれのメディアには固有の機能とそれにもとづく性格があります。極端な例を挙げれば手紙は「プライベートの私」を書き綴る専用みたいなものですけれども、不特定多数の耳に入る拡声器で「プライベートの私」を語るわけにはいきません。
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SNSは拡声器の側に入ります。不特定多数が目や耳にすることができ、それを承知のうえで発信するのであれば、これは完全に「公」に向けての発信です。拡声器で周囲の皆に聞こえるように「ここからはプライベートの私としてお話ししますね」などといってもまったく意味がありません。また「公」には「公」のルールが自ずとあるはずですからそれを守る必要もとうぜんできてきます。
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「公」のルールが守られていないのにはこんな酷い例もあります(↓)。堀江貴文(45)の7月14日付ツイートです。
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「新幹線グリーン車なう。前の席のクソ野郎がおれが寛いでいるのにもかかわらず一々『席を倒していいですか?』とか聞いてきやがる。ウゼェ。勝手に倒せや。そうやって何でもかんでも保険かけようとすんなボケ」
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堀江貴文は公共の場でのマナーについて語っているつもりなのでしょうけれども、言葉づかいがご本人の非常識を雄弁に語ってしまっています。冗談にもなりません。
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ひいき目にSNSにおける「私」と「公」の混乱、ということにしておきましょう。これを小林麻耶(39)や堀江貴文に限らずとても多くの方々が意識的にか無意識的にかやってしまっています。でもって小林麻耶は、8月5日には新たにインスタグラムもはじめています。
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まあ、堀江貴文や小林麻耶のような方々にとってはSNSはとても便利な、たとえば孫悟空の如意棒のようなものに思えるのかもしれません。しかし短く小回りを利かせてもビロ〜〜ンと長く伸ばしても、SNSは「公」の媒体であることに変わりはないのです。あったり前田のクラッカーすぎますけれど。
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ワタクシ自身は自慢ではありませんがツイッターもインスタグラムも利用したことがありません。ワタクシにはメンドくさいだけでなんのメリットもないように感じられたからです。
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したがって携帯電話はあいかわらずのガラケーで、これだけでも一般の方々に較べればずいぶん身軽なのではないかと思っています。しかしそれでもパソコンをいじっているかぎり、イライラは飛び込んできます。
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デジタル・デトックスなんてカッコつけたいのなら、まずはパソコンを放り出してネットと完全絶縁しなきゃならんのです。しかしそんなことはとてもできゃあせんとです。で、イライラする。これが時代に着いていけてない、ということなのでしょうねえ。(了)
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