TOKIO国分太一(41)の結婚発表(9月11日)からおよそ1週間である。おめでたいことである。しかし一方で、なにをいまさら、という感じもするのである。それは1週間経っても抜けないのである。そうとう強力な「いまさら感」なのである。
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この「いまさら感」の理由を考えてみるに、いろいろな意味で初々しさがないのである。まずは太一の顔そのものに初々しさがないのである。元も子もない話であるが。とってもふつうのオジサンの顔である。しかも脂性である。顔面臭という言葉を思い出してしまうのである。
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で、太一41歳、お相手の元TBS社員は38歳、交際期間は約7年なのである。なんだか、確実にやるべきことはすべてやりました、という感じのお2人なのである。ヘタをするとここしばらくは変態期、おっとまちがいた(by荒木経惟)、倦怠期といわれてもすんなり飲み込んでしまえるベテランの風格なのである。
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そういえば、「某テレビ局のディレクター」が、「謎の国分タイム」という話を内輪でしていたそうである。太一のスケジュールの空きを見つけて打ち合わせを入れようとしても、その国分タイムのスポットに入っていると「本人の都合でダメ」と断られてしまうのだそうなのである。
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いわく「空白の2時間」なのだそうである。それが昨年、実は彼女とデートしていたのだと鎌倉ロケのときにバレたというのである。「謎の国分タイム」は「空白の2時間」なのである。それが1時間でも3時間でもなく、2時間というところに、内輪のスタッフ一同の悪意を感じるのである。
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で、太一が2006年まで歌手のaiko(39)と交際していたことはよく知られているのである。この交際が発覚したとき(2001)、太一はジャニーズの先輩、東山紀之(48)の同席を仰いだうえで記者会見を開いているのである。異例中の異例、不思議な光景だったのである。そんな記憶も「いまさら感」につながっているのである。
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「いまさら感」のとどめはやはりジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川(83)の発言である。太一の結婚について「当たり前だと思いますよ。良かったと思います」というのである。いまさらどのツラ下げて、である。太一にしても結婚に漕ぎ着けるまではずいぶん足止めをくらっていたらしいのに、である。
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ジャニーズでは結婚できるのは1グループ1人に限定、という噂が事実なのかは知らないのである。しかし、ジャニーズ事務所が所属タレントの結婚に消極的だったのは誰の目にも明らかなのである。V6の森田剛(36)、坂本昌行(44)、岡田准一(34)、TOKIOの長瀬智也(36)、関ジャニの安田章大(31)などの名前がすぐ浮かんでくるのである。
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しかし、この期におよんでさらにジャニー喜多川は、所属タレントの結婚について問われると「遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来、子供も必要だしね。人として当然のことです」なのである。「(立場上)奨励するわけにはいかないけど」と前置きしたうえでとはいえ、見事な豹変ぶりである。
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豹変の理由は簡単である。ジャニーズの所属タレントが年をとってきたのである。たとえばSMAPメンバーの年齢は、中居正広43、木村拓哉42、稲垣吾郎41、草彅剛41、香取慎吾38である。5人中4人までがすでに40歳台なのである。現状のジャニーズ所属タレントの独身最高齢者は、少年隊の錦織一清(50)を別格として、TOKIOの城島茂(44)なのだそうである。
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錦織一清が別格というのは、ネットで拾ったいくつかの資料にそう書いてあったのである。これはただ単にずば抜けて年がいっているということなのであろうか? それともほかに理由があるのであろうか? 誰がいい出したことなのであろうか?
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ともかく、ジャニーズの歩みとともに世間も時を刻み、晩婚化がすすんできたのである。30代独身はまったくめずらしくなくなったのである。しかし40代独身となると、まだ少々の違和感があることは否めないのである。
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今後もジャニーズ事務所ではよく知られたタレントたちが続々と40歳を超えていくのである。しかもそのうちのほとんどが独身という事態になれば、世間の好奇の目に晒されるのは間違いがないのである。そこで方針を転換したのである。
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ジャニー喜多川自身、83歳なのである。そろそろ次の世代(姉メリー喜多川88の娘、藤島ジュリー恵子49)への継承を真剣に考えなければならないのである。そして今回のような、組織としての重大な方針の転換には、総帥の号令が必要不可欠なのである。
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しかし、なにはともあれ、個人の自由を酷く圧迫するような不問律がこれを機会になくなるのであれば、それはそれでけっこうなことである。太一も結婚を機に、心機一転できるかもしれない。なにしろ2014年度はタレントのテレビ番組出演本数ランキングで1位(653本)だったのである。
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あ、そうか!! そうなのである。ようやく核心にたどり着いたのである。太一の結婚報道の強烈な「いまさら感」は、ただただ太一にはほとほと飽きてしまったことが最大の原因なのである。そうなのである。なにをしようが、もう太一には飽きた!! なのである。 (了)





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