嵐のリーダー、大野智（34）である。９月上旬の金曜日の夜、岩盤浴帰りのツーショットを写真週刊誌に撮られたのである。そして智と彼女はタクシーで智のマンションへ直行したことまで確認されたのである。
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さらに２人はそれからわずか数日後にも、白金の高級焼肉店でキャッチされているのである。写真週刊誌によれば、すでに２人は同棲しているらしいのである。これはちょっと、たいへんなことである。
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嵐は国民的アイドルグループである。それだけではなく、きわめて行動的な、コアなファンが多いのである。たとえば嵐がCM撮影をしたロケ現場に「聖地巡礼」と称して大挙して押し寄せ、周辺に迷惑をかけて物議をかもしたりしているのである。
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さらにコアなファンたちは公衆の面前、白昼堂々、嵐のうちわやポスターに向かって土下座までするのである。見た目は完全に新興宗教である。こうした過激なファンたちは「あらしっく」と呼ばれているのである。ARASHI+SICKでARASICKなのである。あら病気? なのである。
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こうしたファンがどれくらいいるのかは把握しずらいのであるが、嵐のファンクラブ会員数は、会員番号から推して約150万人といわれているのである。入会金1000円、年会費4000円である。年会費だけで年間60億円を売り上げるのである。立派な中堅企業である。
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で、ファンクラブ会員の仮に５％が「あらしっく」であるとしても、その数は７万5000人という計算になるのである。脅威である。実際に、明日９月19日から４日間の予定で開催される東日本復興支援コンサート「ARASHI BLAST in Miyagi」でも、宿泊施設の確保、移動手段の手当などで、現地はずいぶん前から大騒ぎなのである。
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だいたいにして、ファンクラブの会員でなければコンサートチケットは入手不可能なのである。また話が逸れるが、なにかのアンケート調査でも、嵐は「ライブが見たいアーチスト」の第１位だったのである。ちなみにSMAPはトップ10にさえ入っていなかったのである。
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例によってセグメントがきつい世の中なので対象層以外にはほとんど実感がないのだが、嵐はモンスターなのである。そのリーダーの智の彼女ということになれば、そうとうな覚悟がいるのである。とりあえず、さまざまな嫌がらせが予想されるのである。
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２人をキャッチした写真週刊誌では「Aさん」とされている彼女は、元女優でフジテレビのドラマ『ライフ』や映画『リアル鬼ごっこ5』に出演した経験があるという。そして生活費を補うために、西麻布の「roost」というバーでアルバイトをしていたのである。
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智と知り合ったのもそのバーである。ここまでの情報があるので、すでにネット上では本人が特定されているのである。彼女の名前は夏目鈴（24）である。170cmくらいの高身長、スリム、長髪で、大きな目が印象的な女性であるらしい。
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TOKIO国分太一（41）の結婚にからめて、ジャニー喜多川（83）の「（所属タレントは）遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来、子供も必要だしね。人として当然のことです」という、インド人もびっくりな発言を紹介したのは、昨日の当ブログである。
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所属タレントの年齢が上がり、40歳台もめずらしくなくなりつつあるいま、そのほとんどが独身というのでは、やはり違和感がある。それを回避するために事務所として結婚を認める方向へ舵を切った、と私はその言葉を解釈したのである。
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で、太一の結婚報告から１週間で今回の嵐のリーダー、智の交際報道である。方向転換作戦の第２弾である。矢継ぎ早である。なにしろジャニー喜多川の先だってもうそんなに長くはないのである。
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智と彼女がこのまま順調に結婚にいたるとは思えないが、特定の女性との実質的にオープンな交際にファンがどのような反応をするのか、リサーチするにはうってつけであろう。そのための交際→同棲報道であるような気がするのである。
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なにしろ嵐には、繰り返すが約150万人のファンが確実に存在しているのである。「あらしっく」も相当数なのである。よもやのトラブルがないともいい切れないのである。人気への影響のしかたなど、今後の「結婚自由化・交際開放・ジャニーズの春」を見据えてのさまざまな課題も具体的に見えてくるはずなのである。
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であるからジャニーズ事務所にとっては、むしろ交際相手の女性の身辺保護やプライバシーの問題は二の次、三の次であるのかもしれない。嵐に巻き込まれたらいったいどうなるのか? いわばその実験台なのである。夏目鈴という女性、ちょっと気の毒な感じもするのである。（了）
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