2016年10月17日月曜日

新進俳優、大野拓朗の魅力のポイントをクローズ・アップ!!



知り合いに、「最近、若いタレントや俳優なんかがまたずいぶん増えているんじゃないの?」と、もののついで、ついうっかり話しかけてしまったのである。そいつは根性がひどくネジ曲っていて、しかもまったく矛盾したことを平気でいい募るようなヤツなのである。精神の二重螺旋構造である。しかも厄介なことに異様なほどに勘が鋭い。「トシ」のひとことでバッサリであった。



ああ、ついにこのときがやってきてしまったのである。テレビを観ていても誰が誰だかわからない、覚えられない、覚える気もない、という、これはもう老境に足を踏み入れた証拠であろう。いやいやだからアイドル5000人時代だからだとか、みんなそっくり量産型女子だとか、AV出演経験者総数は約15万人だとか、そのうえ男もいるし、などと慰めていただかなくてもけっこう。



もうほんとうに、バラエティ番組などに出ているヤツの名前がなかなか出てこなくなったのは決定的である。「ほら、〇〇のダンナだよ」と手がかりを示そうとして、その〇〇が出てこないこともある。さらに「〇〇に似ている」といおうとしても、その〇〇も出てこない。本人含めて三重苦である。



そんなシワが伸びはじめている脳に、最近、深く深く刻み込まれた名前がある。大野拓朗(27)である。俳優デビューは2010年の映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』。それから『黒執事』、TVドラマでは「美咲ナンバーワン!!」「花燃ゆ」などで着実に実績を積み重ねてきた、と資料にはある。



さらに今年に入ってからの躍進はめざましく、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、ドラマスペシャル「がっぱ先生!」(日本テレビ)、湊かなえ原作のオムニバス形式サスペンスドラマ「望郷」のなかの「雲の糸」(テレビ東京)、映画では橋本環奈主演の『セーラ服と機関銃 -卒業-』とか、『高台家の人々』、『ホーンテッド・キャンパス』にも出演していたらしい。来年1月からはミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のロミオだそうだ。



それにしても最近は製作される映画も多過ぎはしないか? 日本映画製作者連盟の発表データによると、2015年の邦画公開本数は581本であり、2000年の282本のほぼ2倍になっている。これに洋画555本が加わっているのである。いちいち覚えていられないのもあたりまえではないか。おお、また二重螺旋構造のヤツ、「データに頼るのもトシの証拠」だそうである。たしかに。



で、大野拓朗である。どうしてこの名前が刻み込まれたかといえば、10月15日放送の「満天☆青空レストラン」(日本テレビ)に出演していたのをたまたま見かけたのである。司会の宮川大輔と一緒に新潟で里芋を食べていたのである。「うま〜〜〜〜〜い!!」。



そのときはまだいま売り出し中の俳優だとは知らなかったので違和感はなかったのであるけれども、思い返せば大野拓朗、なにを思って新潟で里芋を食べていたのであろう? とくに出演作を宣伝しているようなフシもなかったし。それともただ私が忘れてしまっているだけなのであろうか? トシのせいで。



なぜアタマに刻み込まれたか、である。大野拓朗、きわめつきに食レポがうまいのである。紹介された里芋は砂地で栽培されている「砂里芋(サリイモ)」という銘柄里芋なのであるけれども、それをまずは掘り起こして「ずっしり!! 密度がスゴい!!」なのである。それを焼き芋にして「うわ、甘い。こんなに違うんですね、普通のと。スイートポテトを漉したようなキメ細かさで」なのである。



さらにアボガドとツナを加えてサラダ仕立てにすると「噛んだときの食感に悶えました。ふわっふわっです」「アボガドもツナもマヨネーズもすべてをサリイモが包んでくれて、うまくいくんですね」、揚げワンタンにすれば「サクフワトロプリ!!」、ポタージュにして「高級イタリアンの前菜に出てくるレベルですよ」なのである。



少し伝わりづらいかもしれないけれども、「うま〜〜〜い!!」「なにこれ!!」の宮川大介が押され気味であったのである。しかも調理中の細かな合いの手にもソツがない。俳優が本業であろうからいくら食レポが上手くてもどうということにもならないのであろうけれども、単独でレストラン巡りをさせても十分に通用するレベルである。佐々木希(28)の小間使い、渡部建(44)みたいに御託を並べるイヤミもないし、遥かに上をいく。



そう、いま私は食レポが上手いからといって贔屓の俳優を決めてしまおうとしているわけである。というか、あれだけ宮川大介をかわしつつ喋れるのであるからバカではないであろうし、27歳にしては幼いけれども、プラナリアみたいな星野源(35)よりはずっとずっと可愛い顔をしているのである。較べる相手が違うか。



大野拓朗、役者ぶっていないのもいい。肝心の演技はまだ見たことがないのだけれども。おおーっと、好きな女優は蒼井優、らしい!! あぶないあぶないあぶない!! 早く逃げてー!! ともかく大野拓朗、しばらくはこの名前にすがってトシを誤摩化していこう、と企んでいるのである。



最近、これもトシのせいであろうか、映画やドラマを見るのが億劫なのである。音楽も、ふつうのロックやポップスでさえ1曲フルで聴くということはめったにしなくなった。退屈してしまってダメなのである。その、物語が展開していく時間の流れに身を置くということができない。であるから大野拓朗の演技を観たことがないのである。いいいわけである。



世の中、3DVRだのなんだのといっているけれども、瞬時にフルムービーをアタマにインプットしてくれる技術をどなたか開発してもらえないものであろうか。音楽も1曲を1音に凝縮してくれるとか。そちらの技術のほうがよっぽど需要があるはずである。普及すればきっとコンテンツも爆発的に売れることになるであろうし。



それにしても、なんだかんだいいつつも、アタマの若づくりには力が入るのである。それに較べれば外見の若づくりなどどうでもいいのである。見た目は人として踏み外していなければそれでいい、というくらいのものである。おや、「バカづくり」とまた二重螺旋構造が。たしかに。本日いいたいことは、きっとたしかこれだけである。(了)



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