2016年10月19日水曜日

ジャニーズ事務所のユルみは、ジュリー景子への世代交代の証



「かげりはじめたジャニーズ事務所の威厳と影響力」みたいなタイトルのネットニュースをときどき見かけるようになった。そこで扱われているのは、たとえば今年4月、Hey! Say! JUMPの中島裕翔(23)を自宅に7連泊させた吉田羊(42)がまだピンピン生きている、とか、木村拓哉(43)が主演する予定のTVドラマではなんと候補に上がった女優13人に次々に逃げられて相手役が決まらない、とかいう話である。



たしかに最近のジャニーズ事務所は少しようすがおかしい。以前であればとうぜん干されてしかるべき吉田羊の場合などは逆に仕事が増えている感じさえする。中島裕翔お疲れさま!! な感じである。ジャニーズ事務所にいったいなにがあったのであろう? 大方の見方は、SMAPの解散決定に到るまでのゴタゴタによる事務所全体のお疲れ、加えてメリー喜多川(89)の高齢からくる気力の衰え、といったところだと思う。



しかしほんとうに、そんないってみれば騒動の余波、自然ななりゆきだけで、わずか1年間にも満たないあいだにこれほど目に見えてパワーダウンしていくものなのであろうか? そうだよ、といわれればそれまでだけれども、やはりなにかしらもっとはっきりとしたきっかけ、原因があるようにも思われるのである。



そしてそれはつまり、「ジャニー喜多川・完全ハブり作戦の完了」と「藤島ジュリー景子体制への移行」だと睨んだのである。「ジャニー喜多川の完全ハブり」、ハブッたのはもちろんメリー喜多川と藤島ジュリー景子の母娘タッグである。



もののついでの書き方ではあるが、すでに「来年、ジャニー喜多川社長の退任が、既定路線になっている」(「ビジネスジャーナル」2016年10月12日配信))という報道まででている。つまり、もうお辞めいただく準備は万端!! な感じなのである。全体の60%を保有しているといわれたジャニーズ事務所の株式も、たぶんすでにジャニーの手元にはないのであろう。



ここのところの事情は10月14日付の当ブログに詳しく書いてあるので、ぜひ合わせてご覧いただきたいのである。それは、現状もっとも合理的な飯島三智(58)追放の経緯の説明でもある。ぜひ、ぜひぜひぜひ、ご覧いただきたい。



で、その10月14日の記事を書いたときには、おおよそここいらまでで時間切れになってしまったのである。であるけれども、その後もつらつらと考えるに「藤島ジュリー景子体制への移行」は、すでにかなりのところまで進捗していると見るほうが妥当に思えてきたのである。しつこいのである。ぜひ、ぜひぜひぜひ。



「藤島ジュリー景子体制への移行」は、まずはSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智が事務所退所の意思表示をした今年1月の段階で大枠の設定が完了したのだと思う。もちろん内々での権限移譲の動きであるから、事務所内部にも正式には知らされていないであろう。藤島ジュリー景子で問題なくやっていけるのか、肝心なそこのところの見極めがまだできていないと思う。たぶん。イザとなればすぐまたメリーが出てこられるようにしておかなければならない。



となると、今年1月からこっちのさまざまな出来事を「藤島ジュリー景子体制への移行」を念頭において、改めてトレースし直す必要がある。しつこいのである。しかしそれは「藤島ジュリー景子体制への移行」現在実行中!! 説を検証することでもある。だからぜひ、ぜひぜひぜひ、なのである。



ジャニーズ事務所の場合、体制を移行していくうえで難しいのはなんといっても人の問題だろうと思う。2代目経営者といえば、たいていの場合、先代の時代から仕えていた大番頭はん的な存在がいて当面の業務を実質まかなっていく、というのがふつうである。であるから2代目経営者は、周囲から見れば当初たいへん保守的に映ることが多い。



ところがジャニーズ事務所にはその大番頭はんがいないのである。ガッチガチ(byザブングル加藤歩)の家族経営を貫いてきたので、血の繋がっていない他人が経営にタッチすることなどありうべくもない話だったのである。したがってジャニーズ事務所には大番頭はんも番頭はんもいなくて、いるのは丁稚どんばかりなのである。



ジャニーズ事務所にはおそらくメリー喜多川以外には全体を見通せる人間がいない。というか、全体を見渡せる人間にいてもらっては困るのであろう。であるから、2代目のジュリー景子にはジュリー景子だけに絶対服従するスタッフをつくってもらいたい、と考えているはずである。とくにマスコミ対策など所属タレントのスキャンダルにふれる機会のあるポジションなどには慎重になる。



今年2月に伊豆喜久江(68 or 69)というメリー喜多川の秘書が退任している。これもできるだけ他人を排除しようとするメリー喜多川の考えのあらわれであろう。伊豆喜久江は取締役を兼任し、2010年時点で株式の10%をもっていた“大物”である。しかしかつてはかなりなヨゴレ仕事も引き受けていたようであるし、2代続けて仕えさせることには不安があったのであろう。事業継承にあたってそのあたりの過去を清算するという意味も感じられる。



さらにジュリー景子への権限委譲はまだ内々の話、いってみれば試し運転みたいな段階なので、外部の人的ネットワークを2代目に引き繋ぐことも、おいそれとおおっぴらにはできない。こうした事情が、最近のジャニーズ事務所のユルさに繋がっているのではないか、と思う。



たとえばHey! Say! JUMPのスキャンダル3連発である。

◆中島裕翔の吉田羊7連発おっと間違いた(by荒木経惟)、7連泊(4月)

◆山田涼介(23)の17歳少女との乱交→妊娠疑惑(9月)

◆伊野尾慧(26)の明日花キララとのシンガポール密会報道(10月)



これらへの対応がすべからく後手に回っている、あるいはうまくいっていない。前述のように吉田羊にはお咎めなしで書かれ放題だし、山田涼介についても後追い報道こそ押さえたものの、東京スポーツの記事を押さえられず複数の出演CMの放映を中断して大損害、伊野尾慧(26)と明日花キララ(28)のケースにいたっては「シンガポールでは現地で偶然出会い、交際の事実はない」という、日本国内でもあり得ない奇跡のいいわけをする始末である。



おおっと、Wikipediaについ数日前まで掲載されていた明日花キララのデビュー前の経歴がゴッソリ削除されているではないか。恐ろしいことである。



ユルくなっているのはもちろんスキャンダル対応ばかりではない。事務所を飛び出した人間やライバルにもそうとうユルいところを見せてしまっている。



◎名古屋発のボーイズグループ「BOYS AND MEN」がシングル「YAMATO☆Dancing」でKis-My-Ft2のシングル「Sha la la☆Summer Time」に肉迫。Kis-My-Ft2はファンの購入呼びかけでかろうじて初週首位を獲得(8月)

◎元KAT-TUNの赤西仁(32)と山田孝之(32)が組んだユニット「JINTAKA」がシングル「Choo Choo SHITAIN」を元気に発売(9月)



さらに、SMAP解散決定の経緯から1人木村拓哉が悪者にされていることについて、さまざまにカウンターのリーク情報を流してみたもののどれも上手く機能せず、ついには滝沢秀明(34)をして「事務所に感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう」という、独立組の4人を批判する発言をさせるまでに到っている(「週刊文春」2016年9月21日発売号)。



いったいなにを血迷っているのであろう。これではジャニーズ事務所内のゴタゴタをわざわざ広く世間に喧伝しているようなものではないか。仲間内の非難、誹謗など聞いていて気持ちのよいものでもない。まったくなにを取り乱して、である。案の定といおうか、10月13日発売の『週刊文春』には、さらに相方、今井翼(35)が抱く滝沢秀明への確執を書かれている。センテンススプリングもそうとうしつこいのである。



そんなこんなでジャニーズ事務所、9月27日には、テレビ朝日の会長に定例会見で「プロダクションのひとつ」と軽〜くいい放たれてしまうのである。これではジャニーズも石井光三オフィスと変わらないんだよ、といわれているようなものである。なぜここで石井光三オフィスなのかはわからないが。2代目ジュリー景子、ここまではお世辞にも調子がいいとはいい難い。



でもって、ジュリー景子には頼れる腹心がいない、外部のネットワークともうまく繋がっていない。そうした悩みを解決すべく、メリー喜多川が白羽の矢を立てたのが木村拓哉、工藤静香(46)だと思うのである。したがってこの夫婦にとっては、中居正広(44)以下4人が飯島三智(58)に着いていくといいだしたのは、まさに大いなる僥倖であったのである。



とりあえずは生活の安定のために事務所に残るとした決断が、そう時間を置かずに腹心不足、はっきりいえばメリー&ジュリーの人望のなさを補う人材としての信頼感に結びついていったのである。そこで、以下の「8月のなにやら怪しげなハワイ旅行」がクローズアップされてくる。



◆8月9日:木村拓哉、工藤静香一家がハワイへ出発
◆8月13日:メリー喜多川、ジュリー景子がハワイへ出発
◆8月14日:SMAPが年内で解散を発表



この一連の動きについて、これまでは国内にいるとSMAP解散に関連してマスコミに追いかけ回され、また激しい誹謗中傷を受けるかもしれないから、という憶測が語られていたのである。私もそういうふうに考えていた。



けれどもあの時期にメリー喜多川、ジュリー景子、木村拓哉、工藤静香の4人が揃ってハワイにいることにも、それはそれでそうとうな反感があったし、あることないこと推測されることは最初からわかっていたはずである。マスコミや一般の目を逸らすためだけなら、どちらかの2人は奄美大島とか西表島とかへいけばよかったのである。



そう「8月のなにやら怪しげなハワイ旅行」は、実はジュリー&メリーと木村拓哉一家の縁組みの旅だったのではないか、と考えてしまうのである。まあいくらなんでも養子縁組などまではしないであろうし、どんな方法でお互いに誓いを立てたのかはわからないけれども、とにかく8月のハワイで木村拓哉と工藤静香はジュリー景子の腹心となったのである。



そしてこれも数日前、10月16日付の回に書いたけれども、メリー喜多川の狙いは木村拓哉よりもむしろ工藤静香にあるように思えるのである。メリー喜多川→ジュリー景子→工藤静香という女系ラインを望んでいるのではないか。商品として男性アイドルを動かしていくというジャニーズ事務所の特殊な仕事においては、男より女に適性がある。それがメリー喜多川の感覚ではないのかと思うのである。ジャニー喜多川にしてもおそらくメリーからしてみれば“妹”であったであろうし。ジェニー喜多川。



また時間がなくなってきてしまった。事業の継承といえば人の次はカネである。ジャニーズ事務所は今年の4月、渋谷駅新南口に80億円といわれる12階建て「MTBビル」を取得。その後10月までに本社、関連会社を移転させている。



また、関連会社、個人名義で麻布、赤坂、渋谷の不動産を買い漁っていて、合計1000億円ともいう巨額な資金を不動産に投資しているという話もあるらしい。すでに赤坂や渋谷の一等地にビル11棟、マンション5件、駐車場まで所有しているともいわれている。資産の継承はどうやら不動産を介して行われているのである。羨ましい話である。磯野貴理子(52)に独立されて苦しそうな石井光三オフィスとはやっぱり違う。



さて、猛女メリー喜多川も今年12月25日で90歳になる。ジャニー喜多川が来年退任するという話と同様、メリー喜多川にもその時期は迫っているのである。おそらくはメリー喜多川自身も、キレのいい90歳、来年中には退任するつもりなのではないだろうか。あ、そうか。お誕生日はメリークリスマス。(了)




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