TOKIOはメンバーが1人やらかしてたいへんらしいですけど、こちらも1人欠けちゃってたいへんなんすから(by林家三平)。YUIちゃんがいない!! Where is YUI? という悲鳴にも似た地獄の咆哮が暗闇に落ちたこの地上に渦巻いております。なんといってもBABYMETALの、いやMETAL界の、いやいや銀河系の美少女担当ですからその喪失感はほぼほぼ無限大でございます。
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◆『Techinsight』2018年5月10日配信
【BABYMETAL、カンザスシティ公演“YUIMETAL不在”に米音楽サイトも注目】
《 『BABYMETAL WORLD TOUR 2018 / US TOUR』が5月9日(日本時間)にカンザスシティ公演でスタートした。ところがライブが進むうちにYUIMETALの姿がないことが分かり、SNSでは「ゆいちゃんいない」「Where is yui?」といったツイートが飛び交い、ライブ会場に足を運んだファンからは英語で「チケット代を返せ!」という訴えも見受けられた。
5月7日には新曲『Distortion』のミュージックビデオが公開され、その破壊的なサウンドと映像に大きな反響があったばかりだ。ライブはそうしたダークサイドの世界観をアピールしたステージに組み立てられ、はじめのうちはメンバーの判別も難しかったようだ。それだけにSU-METALとMOAMETALが確認できて、他のダンサーがYUIMETALではないと分かった時の衝撃は大きい。
何より最後までYUIMETALに関するアナウンスがなくファンの不満が噴出、9日に公式SNSで「『BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN』決定DEATH!!」と発表されても「YUIMETALのことをアナウンスするのが何よりも優先だと思います!」「We need information about Yui please.」「Are You kidding? This so disrespectfull!!! Where is Yui?」といった反応が多い。
そんななか米音楽サイト『Billboard』公式サイトでは「BABYMETAL Kicks Off World Tour in Kansas City Without Member Yuimetal」のタイトルで取り上げており、「YUIMETALの不在については、公演の前後でアミューズから案内はなかった」「残りのツアーやすでにソールドアウトしているオースティンやダラスについても新しい情報はない」との趣旨で触れた。
また、ハードロックやメタル情報を主とする米音楽サイト『Loudwire』では「Is Yuimetal No Longer a Member of Babymetal?」(YUIMETALはもうBABYMETALのメンバーではないのか?)と取り上げ、9日に「Babymetal: Is Yuimetal Out of the Group?」と題したニュース映像を公開している。
その後、10日に『Loudwire(Loudwire)ツイッター』で「Amuse Inc. on Yuimetal’s absence from Babymetal’s Kansas City show: “We’re unable to offer any comment at this time.”(アミューズはBABYMETALのカンザスシティ公演でYUIMETALがいなかったことについて:「私達は現段階でどのようなコメントもできない」とのこと)とツイートした。
YUIMETALは昨年12月2日・3日と広島グリーンアリーナで行われた単独公演『LEGEND - S - 洗礼の儀 -』を体調不良で休演しており、ファンは今回のワールドツアーで久々に元気な姿を期待していた。それだけに真摯な対応が待たれる。 》
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あれは、そうさなあ……、と思い起こせば昨年10月14・15日、大阪城ホールでのワンマンライブ『巨大キツネ祭り in JAPAN』以来、YUIMETAL(18)は姿を現していないことになります。半年以上。これまた待望のサードアルバムももう2年も待ちぼうけです。
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しかも記事にもある通り運営からはなんのアナウンスもなく、今回のワールドツアーには参加するだろうとの期待も大きかっただけに、飢餓感は高まるばかり。で、YUIMETALの病が重い、腰が重い、気が重い、脱退した、といろいろな憶測が飛び交っています。
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こうした状態は、そうさなあ……、広島グリーンアリーナでのワンマンライブ『LEGEND - S - 洗礼の儀 -』(12月2・3日)ですでに今回のUSツアーにつながるダークな演出が施されていましたから、10月の大阪城ホール「巨大キツネ祭り in JAPAN」が終了した時点で、すでにYUIMETALの長期離脱は決定的になっていたと見るべきでしょう。
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その時点でなぜ発表できなかったかといえば、これはやっぱりお店、おっと間違いた(by荒木経惟)オトナの事情でございましょう。2018ワールドツアー、アメリカでのアニメーション番組放映、新レーベル「BABYMETAL RECORDS」の設立、とワールドクラスに向けての胸突き八丁、プロジェクトがギュウ詰まりの時期ですから。
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でもって以下のメッセージというかポエムを置き土産に BABYMETALはワールドツアーへと旅立っていったわけです。
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METAL RESISTANCE EPISODEⅦ
THE CHOSEN SEVEN
光と闇 それは表裏一体であり お互いに欠けることのできないバランス “METAL RESISTANCE”においても例外ではなかった まるで正典と外典のように 我々が見てきた“光” すなわちメタルの3つの魂の物語は ある一面に過ぎず もう一方では知られざる“闇” 7つのメタルの魂・THE CHOSEN SEVEN の物語が存在したのだ 新たな時代の幕開けが 今始まる
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しかしアメリカの会場がカンザスシティ、オースチン、ダラス、ヒューストン、アトランタ、シャーロット、ナッシュビル、でもってコロンバスでのフェス「Rock on the Range」、というのはいくらなんでも控えめというか寂しいラインナップです。今回は正直なところ「新たな時代」のテストなのでしょう。
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おおっと!! 最新情報でございます。↓
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◆『ALTPRESS.JP』2018年5月11日配信
【BABYMETAL、カンザスシティ公演“YUIMETAL不在”に米音楽サイトも注目】
《 5/8からスタートしたBABYMETALのワールドツアーにYUIMETALが参加していないことを受け、ファンから心配する声が上がっていましたが、BABYMATALのアメリカでのマネージメント会社5b Managementの広報担当が「YUIMETALは今もメンバーです」とコメントしました。
YUIMETALのツアー不参加について広報担当は「YUIMETALは今もメンバーですが、今回のUSツアーには参加していません。現在展開しているバンドの未来のための新たな物語があります。筋書きは変更されました。これが ‘Metal Resistance Episode 7: The Revelation’ Videoのベースとなっています。」とコメントしています。またフードをかぶった7人が新たなキャラクターの追加とバンドの新時代を表していると広報担当は続けます。「The Chosen Sevenのだれが、いつ、どこで、どのようにして、コンセプトが展開されていくかが示されていくでしょう。」》
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「‘Metal Resistance Episode 7: The Revelation’ Video」がなんのことだかはわかりません。「The Revelation」は天啓、啓示という意味ですね。とにかくYUIMETALが脱退していなかったのは朗報でございます。
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しかしながら2014年からのファンでありますワタクシといたしましては、ここまでBABYMETALのプロデューサーとして完璧な仕事をしてきたKOBAMETALがついにミスったな、という感じを受けておりました。
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BABYMETALはそれまで黒一色だったダークなMETALの世界に咲いた明るい微笑みの花一輪なわけです。METAL花一輪、それが新しさであり、存在価値であり、主張であったはずです。ですからそのBABYMETAL自身にダークな要素は必要ありません。
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いえ不要というばかりでなく、従来のMETALと対峙して健気に闘っている印象まですっかり失われてしまいます。METAL界における歴史的使命感、開かれた世界観が、一瞬にしてコンサート会場のなかだけのファンタジー、宝塚的世界にすり替わってしまいます。
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いくらYUIMETALの長期離脱をカバーするための応急処置、「外典」としてであってもこれはつまらない、しかもこれまで積み上げてきてたキャリアをひっくり返してしまいかねないと思いますね。それくらい致命的なミスです。そこにYUIMETALの不在ですからますます痛い。ああ、それに加えてギタリストの藤岡幹大が今年1月に不慮の事故で亡くなってしまったという不幸も重なっています。享年36歳。痛い。イタ過ぎます。BABYMETALもここまで?
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ツアー初日のカンザスシティと2日目のオースチンの映像を見ました。錫杖みたいなもので床をトントン叩いても従来のオープニング「BABYMETAL DEATH」のエネルギー感はありません。衣裳も「THE CHOSEN SEVEN」は誰かという謎かけを受けてか被りものまであっていまいち。顔がはっきり見えないと感情移入がしづらいです。
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さらにSU-METAL(20)、MOAMETAL(18)の2人に2人のサポートダンサーがついたことでフロントは合計4人、ステージ上のフォーメーションに縦(奥行き)が加わり、そうすると必然的にバックの神バンドの4人は左右のソデ近くまで振り分けられてワンショットには収まりにくく、バンド感が消えています。
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これはもう一刻も早くYUIちゃんに戻ってきてもらって「外典」が終わるのを待つしかないな、YUIちゃんのいないBABYMETALを見せられる方々——しかもなんのアナウンスもなく、は可哀想だな、と思っておりました。
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ところが観ているうちに考えが変りました。演奏があいかわらずタイトで強力なのはいうまでもなく、SU-METALのボーカルとMOAMETALのダンスがいっそう各段にパワーアップしているのに驚きました。しかもしか〜も、サポートダンサーが上手い、スゴく上手い。
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全体としてここまでの、世界屈指といっても過言ではないクォリティを示されれば文句はいいません。ワタクシは。「AKATSUKI」でのバトルシーンはぜひ観ていただきたい。
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サポートダンサー、どこのどなたかは存じ上げませんけれども、体型もMOAMETALに合わせて小柄でキレッキレによく動きます。あ? 日本人? 篠原さや(32)と丸山未那子(30)? 日本トップクラス? 身長164と162の2cm違い? MOAMETALは現状154cm? うむ。
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そこでワタクシ、このパッケージもイケる、と思うようになり、SU+(MOA+サポートダンサー2人)+(YUI+サポートダンサー2人)=1+3+3=The Chosen Seven に違いない!! と期待を膨らませるまでになってしまったのであります。
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ダークとライトの2つの側面を各ダンスユニットがそれぞれ担当してなんだかんだがあり、全員集合の大団円には早着替えで対応、なんじゃないでしょうか。あららもうすっかり宝塚ですけど、いいんじゃないですか? METAL宝塚。まだ世界のどこにもありませんからやったもの勝ちです。METAL宝塚、間違いない。
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パフォーマンスでねじ伏せられたのね。(了)
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