たとえばですよ、モータウン(Motown Records)といえばアフリカ系アメリカ人が設立したレコード会社でブラックミュージックの発展に大きく寄与し、というふうに、一時代を築いたエンターテイメント関連企業には必ずその文化的功績や影響の考察がなされています。もちろん出版社や映画会社もしかり。
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そんなことをジャニーズでやってみてはいかがなものでしょう、これから山ほど出てくるはずのそうしたたぐいの検証・論考に先駆けてみては、と思いついてしまったわけです。ジャニーズ事務所はすでに過去のもの、といっているようで申しわけありませんけれども。
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アメリカには日本のような芸能プロダクション・システムがありませんから、マネージメント会社とのアレコレはあってもズバリこの先例となるような研究はたぶんありません。日本にもないでしょう。画期的でおもしろいものになるような気がします。
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どうしてこんなことを考えたのかといいますとコレです。
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◆『週刊実話』2018年5月3日配信
【TOKIOの窮地で浮上した元SMAP・キムタクの電撃加入計画】
《「TOKIO」の山口達也(46)が女子高生に対する強制わいせつの疑いで書類送検され、起訴猶予処分になったことを受け、ほかのメンバー4人が2日に都内で会見した。
会見では、4月30日に5人で話し合いの場をもうけた際、山口が「TOKIOを辞めます」とリーダーの城島茂(47)に辞表を託したが、受理については保留していることが明かされた。
また、来年デビュー25周年を迎えるが、山口の事件のせいで活動計画が白紙であることも明かされた。「メモリアルイヤーに復帰となればTOKIOにとっても山口にとっても一番いい形だが、まずは山口のアル中を治療することが優先。山口は女性絡みの犯罪なので、いくらジャニーズ所属とはいえ、そう簡単に復帰できないはず。城島が辞表を受理するのも時間の問題か」(会見を取材した記者)
TOKIOのファンにとってはなんとも悲しいメモリアルイヤーになりそうだが、あるビッグプランが浮上しているというのだ。
「SMAPの解散騒動ですっかり“戦犯”にされてしまったキムタクの加入です。キムタクはすでに今後公開される映画の撮影を終え、ドラマも入っておらず、今やCMも0本で宙ぶらりんの状態。それを見かねたメリー喜多川副社長がキムタクの加入を猛プッシュしているのだとか。熊本地震の際、TOKIOの長瀬智也とともに現地入りして炊き出しをした経験もあり、TOKIOのメンバーにすんなり溶け込めそうです。キムタクはギターも弾けるので山口に変わる超強力なサポートメンバーになりそうです」(芸能記者)
以前から肉体派をアピールしていたキムタクだけに、「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)でTOKIOのメンバーたちとともに作業に精を出す日が近そうだ。》
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『週刊実は』ったらブラック・ジョーク。これじゃ割れ鍋に綴じ蓋(修理したフタ)じゃないですか。
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ただの思いつきとしては、木村拓哉(45)とTOKIOのメンバーとはほぼほぼ同世代ですし、たいへん面白くもあります。しかし実現可能性は限りなくゼロ。アタマ数合わせに木村拓哉、ではご本人たちもファンもまったく納得しないでしょう。アタマ数を合わせるだけならいっそのことジャニー喜多川さんのほうが面白いのではないか、と。ただ最近は立って歩くのもやっとというお話ですからムリでしょうね。
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それにしても「以前から肉体派をアピールしていたキムタクだけに、『ザ!鉄腕!DASH!!』でTOKIOのメンバーたちとともに作業に精を出す日が近そうだ」なんていったいどこのどなたがお考えになったのでしょうか。木村拓哉が“棟梁”なんて呼ばれて喜ぶはずがないではありませんか。
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もし仮に山口達也(46)が復帰できたとしてもそれはかなり遠い先のことになるでしょう。テレビのバラエティ番組では4人しかいなくても国分太一(43)がもう少しシャキッとすればそんなに困らないかも、という気もしますが、困るのはやはり音楽活動、ベース担当です。長瀬智也(39)なども山口達也なしではTOKIOの音楽にならない、というような発言をしていました。
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じゃあサポートメンバーを入れるとして誰がいいのか? とついヒマに任せて考えましたよ。条件は最低でもごく短期間でTOKIOのレパートリーを確実にこなせるスキルをもっていること、そしてできればジャニーズ事務所と縁のある人物であること、ですね。
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ともかくスキル第一で信頼できるプロを選び、ステージ上では仮面かなんかで正体を伏せるという手がありますけれども、それではこれまでのTOKIOのイメージが壊れてしまいます。山口達也のかぶりものだといけるかもしれません。
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で、ジャニーズにゆかりのあるベース弾きを探しました。いまや日本屈指のセッションギタリストになった野村義男(53)がジャニーズ時代に在籍していたTHE GOOD-BYEというグループがあります。ここでベースを弾いていた加賀八郎という人物はいかがでしょう、と思いましたけれども残念ながらすでに他界されておりました(享年55歳)。
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ちなみに加賀八郎のニックネームは春日八郎から“ス”を抜いた名前なのでスヌーキーだったのだそうです。この加賀八郎からたどって行くと意外な発見がありました。
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THE GOOD-BYEは1983年のデビューで、なんと、いろいろな意味でなんと!! ジャニーズ事務所で2番目のロックバンドなのだそうです。そういうからには最初のロックバンドが存在したわけで、それはANKH(アンク)といいます。ワタクシまったく知りませんでした。
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ANKHの活動期間は1980年から1982年のわずか2年間しかありません。しかしながらメンバーがあなた驚くじゃあありませんか。
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のちにTHE SQUAREのメンバーとなり、その後はスタジオ・ミュージシャンとして活動するドラマーの長谷部徹(54)、でもって現在も高中正義(65)などのサポートミュージシャンを務めるベースの松原秀樹(56)がいたのです。
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まあ、若干トシはトシですけれども名前的にも実力的にも松原秀樹ならどこからも文句は出ないでしょう。しかも松原秀樹は1974年にアイドルとしてフォーリーブスの弟グループ、リトルリーブスに加入してから1984年にANKHを脱退するまでの10年間、ジャニーズ事務所で過ごしています。実は松原秀樹はまさにジャニーズ生え抜きのベーシストなのです。
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あと比較的知られた人物では元男闘呼組(1985年デビュー)でベースを担当し、現在は俳優をやっている高橋和也(48)がいます。おっと、しかしこの方、なにをやらかしたのかメリー喜多川の逆鱗にふれて退所したらしいのでちょっとムリ。6人のお子さんがいらっしゃるのですが残念です。
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と、いうことをあちこちダラダラ覗いているうち、冒頭に書いた“日本芸能界にとってジャニーズとはいったいなんだったのか?” みたいな企画を思いついた、というわけです。どんなものなんでございましょう。
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資料の収集・分析に1年はかかるね。(了)
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