「アイドルをやってるつもりはない」、いよいよ嵐・櫻井翔(36)のクチから決定的な言葉が出ました、という感じです。
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◆『サイゾーウーマン』2018年5月10日配信
【「翔くんにとって嵐は何なの?」櫻井翔、インタビュー発言めぐりファン大荒れ】
《 5月4日に全国ロードショーを迎えた映画『ラプラスの魔女』で主演を務めている嵐・櫻井翔。公開に伴ってPR活動に勤しむ中、ある雑誌での発言が物議を醸している。櫻井が「俳優」「アイドル」としての活動について自身の考えを述べているが、「アイドルをやってるつもりはない」という一言に対し、多くのファンから疑問の声が噴出している状況だ。
ファンの関心を集めているのは、4月20日発売のシアターカルチャーマガジン「T.」37号(TOHOシネマズ/角川メディアハウス)のインタビューページ。発売から数日がたった5月上旬頃、ネット上に櫻井のコメントの一部を写した画像がアップされ、その発言内容をめぐってさまざまな意見が出ている。
「櫻井はこのインタビューの中で、『ラプラスの魔女』の撮影裏話から、俳優業、嵐での活動について言及しています。『演じる仕事は楽しい』としながらも、『ただ、僕はどこまでいっても俳優ではない』と答え、演技を語れるような立場じゃないと謙遜。かといって、自分は“アイドル”というわけでもなく、自身については『嵐ってことでしかない』などと、持論を展開していました」(ジャニーズに詳しい記者)
そして、ファンの間で最も問題視されているのは、この後の記述だ。そもそも、“アイドルの定義”が「よくわからない」と話す櫻井に、インタビュアーが「それは昔から?」と尋ねると、
「はい。とにかくこうして自分はいろんなことをやらせてもらっていて、その出発点が嵐として歌って踊ることだった。自分がわかるのはそれだけで『それがアイドルなのか?』って聞かれたら、アイドルをやってるつもりはないとしか言いようがないですね。嵐をやっているという意識は、いつだってとても強いですけど」
と、回答。こうした考えも含め、自分は「俳優ではない」と客観視しているそうだが、櫻井独自の話しぶりが思わぬ波紋を呼んでいる。「私の中で嵐はアイドルだと思っていたんですけど……翔くんにとって嵐は何なの?」「アイドルの枠を超えて『嵐』というカテゴリで……って意味なのかもしれないけど。嵐はジャニーズ所属のアイドルグループで、翔くんはアイドルだよ」「歌って踊ることだけがアイドルってことなら、それ以外のこともやっているから『アイドルをやってるつもりはない』って意味なのかもしれない。だとしても、誤解を生むような言い回しはやめて」と、批判的な意見が続出してしまった。
〜 後略 〜 》
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日本の芸能界における「アイドル」について、Wikipediaには「成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物を指す。」と書かれています。
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これは「時代をファンと共有し、共感し合う人物」といい直したほうがよりわかりやすいでしょう。現在では「時代をファンと共有し、共感し合った人物」と過去形で定義したほうが妥当な場合も少なくありませんけれど。
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さらにもうひとついえば、「アイドル」という言葉にはそうした“憧れ”や“偶像”に加えて、仲間・友人・恋人のニュアンスもあるわけです。でもってそうした「アイドル」だと思って“付き合って”きたのに、いきなり「アイドルをやってるつもりはない」といわれれば、そりゃ悲鳴も上がりますばい。
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—— だって、いままでずっと「アイドル」って呼ばれてきてそのまま受け入れてたじゃん。それを急にいまさらそれは違うみたいなこといわれても、ちょっと待ってよ!! ってなるのあたりまえじゃん。ってことですよ。
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少しお話は変りますが、こういうヤンキーっぽいお嬢さんの縮減されたもののいいかたのなかにときどきものスゴく正鵠を射ているものがあってホレボレすることはありませんか?
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最近では「橋下徹の即リプ」(AbemaTV)で生活保護費でパチンコに行くのはどうか? という話題になったときに岡井千聖(23)が放ったという「いいんじゃない?あげたんだから」が正論過ぎてスゴいなー、と感心しました。
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もとい。しかしまた同時にアイドルの高齢化問題というのもあって、いつまでもお互いに腕組んでよしよしなんてアタマを撫で合ってもいられない、という気分になるのもわかります。櫻井翔も口許を尖らせているあいだにいつのまにか36歳ですよ。それはそれであたりまえですけれども、そこでファンのことは横において自分だけのことを考えてしまうのはやはり器量が小さいですね。
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ここのところで大いに悩んだのが最近、関ジャニ∞脱退と退所を発表した渋谷すばる(36)だったわけです。櫻井翔はむかしからの仲間・友人・恋人を、自分がいささかオトナの年齢になったからといって少しのケアもなしで振り捨てる薄情なヤツってことですよ。そうなんす。櫻井翔はあまり好きではありません。
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で、アイドルの高齢化問題ということをまたボンヤリ考えて、そうするとアニメ番組の長寿化が声優の高齢化を招いているというここ数年の話題がたとえとしてわかりやすく、アイドルの高齢化を招いているのはいったいなにの長寿化なのか、になってくるわけですね。
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いちばん無難でしかし大雑把な答えは“テレビ時代の長寿化”でしょう。アイドルはテレビの申し子みたいなものですから。ここのところ、アイドルおよびアイドルの高齢化とテレビの関係については4月17日付の当ブログにも書いてあります。お時間のある方はぜひお立ち寄りください。
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次に拙いアタマで考えられるのは、テレビ時代の長寿化と重なり合いますけれども社会全体の幼年化ということでしょうか。オトナにならない人、どこかでいつまでも子どもの自分を大量に抱え込んでいる人が増えています。長年アイドルをやっていていまさら、“アイドルの定義”がよくわからない、などといい出す櫻井翔も、いわせていただければ子どもです。
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子どもとはいえ櫻井翔が「アイドルをやってるつもりはない」と、アイドルの高齢化について改めて関心を集めるきっかけをつくったことは大きいとワタクシは思っています。
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こんなことに関心をもっているのはワタクシだけ? あんなにキレイだったキムタクの顔がたくあんの古漬けみたいになったり、アルコール依存症になるヤツが出てきたり、たいへんだと思いませんか?
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いやほんとうはそういうことではなく、アイドルの高齢化は育成型アイドル産業・ジャニーズ事務所というビジネスモデルに限界をもたらす問題だからです。このことに世間が本格的に気付いたとき、ジャニーズ事務所のステイタスはまた一段ガックシ下がります。櫻井翔はガックシのきっかけをつくってしまったのです。
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ジャニーズ事務所が生きながらえていくためにはアイドルから継続して稼げるイカしたオヤジの育成にも取り組んでいかなければなりません。しかし近藤マッチ彦はその意味では完全な失敗作ですし、そのほかのみなさんも残らず父ちゃん坊やになってしまいました。
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そもそもジャニー喜多川(86)のお稚児趣味で集められた方々ですから、カワイイという尺度にはかなってもオヤジだけどイカしているという具合にはなかなかいかないのはあたりまえです。二宮和也(34)なんてこれからどうなるのでしょう?
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というわけで、突然ですがワタクシとしてはいまのうちに分社化するか独立採算の事業部制にするかして、グループごと、年齢層ごとに組むといいと思いますけれど、いかがなものでしょう? どんなことがあっても矢面には立ちたくないジュリメリ母娘の性格にも合っているし。
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スーパー銭湯アイドル“じゃに烈”でいいんじゃないの。(了)
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