2018年5月20日日曜日

老いの攪乱か? ビートたけしのアパレル進出



最近、ビートたけし(71)がまた一段ジジイの階段を上ったように感じます。たとえばオフィス北野からの独立について、いまだに「自分の会社を自分で辞めてなにが悪いんだ」みたいなことを繰り返し語っていますけれども、このクドさが老人特有です。



そもそも「自分の会社を自分で辞めて」もたいへん多くの方々が迷惑する場合だって考えられるわけですからこれは屁理屈でしかありません。しかし逆に屁理屈としてはあまりに弱いのでジョークにもなっていないのです。



そんな、いってみれば消化不十分なセリフでよしとしてしまっているところ、そしてさらにそれを何度も何度も繰り返しクチにしてしまっているところ、ジジイです。ジジイの階段を着実に上がっておられます。以前ならとっくに第2、第3の屁理屈いいわけが出てきているはずだと思うのですが。



トシをとればタガが弛んでくるのはあたりまえです。ですからそれはそれでギャーギャー騒ぎ立てるべきものでもありません。でも、そんなことを思いつつ「アウトレイジ最終章」を観ればどうしたってジジイのピストルごっこにしか見えなくなります。まあ、いつまでも現役というのもたいへん、ってことですね。



しかし善かれ悪しかれビートたけしの場合は圧倒的にネームバリューが高いわけです。ただトシをとっていろいろなところが弛んできたというだけではすみません。なんとか上手く刺さり込んで余録に与りたい輩がむかしから群がってきているでしょうから、これからそうした連中の甘言に乗せられて財産を失う、晩節を汚してしまう、ということも十分に考えられます。



その予兆がこれですね。↓





◆『livedoor』2018年5月17日配信
【ビートたけしがアパレル業界に進出…「とにかく儲けよう」と意気込む】

《タレント・ビートたけしが17日、服飾ブランド「KITANOBLUE(キタノブルー)」を立ちあげ、新ビジネスに乗り出した。

そのブランド「KITANOBLUE」は、たけしがプロデュース。本人の絵をあしらったカジュアルウェア、ゴルフウェアを製作し、バッグなど小物類も取り扱う。

たけしは、都内で設立パーティを開催。冒頭の挨拶では「何か、すごいことになっちゃった」と感想をもらし「さっき、プロデューサーとして紹介されたが、私は一切、関与しておりません」と分かりきった嘘をつき、笑わせた。

「嬉しいことに、自分の絵が(ジャケットの)裏地になって」と商品をアピールする場面も。「とにかく儲けよう」と意気込み、「儲けて、俺にくれ。本を書いたり、色々やることがあるから」と話し、豪快に笑っていた。》



記事にはローンチのようすや商品の写真が何点か掲載されていますが、それらを見るかぎりではさまざまなブルーが無造作に使われていて、とても「KITANOBLUE」のイメージは掴めません。いきなりで恐縮ですけれども先行きが危ぶまれます。



この「KITANOBLUE」は、考えてみれば1980年代、タレントショップ大流行りのころに営業していた北野印度会社みたいなものかもしれません。あちらはウンコおっと間違いた(by荒木経惟いまたいへん)ウコン色でこちらは KITANOBLUEの違い。ワタクシにはまたまたそんなふうに見えます。



で、ご本人はもともとこうした有名芸能人のサイドビジネスには興味がなさそうというかむしろ批判的だったように思っていたので、アパレルでもあり、さては愛人の差し金、内職仕事だろうと思っていたら、これが違うようなのです。





◆『リアルライブ』2018年5月18日配信
【たけし、愛弟子とアパレルブランド立ち上げも「一切関与しておりません」】

《ビートたけしが17日、都内で行われた新アパレルブランド「KITANOBLUE」の発表展示会「KITANOBLUE 2018 AUTUMN EXHIBITION & LAUNCH PARTY」に出席。自身がプロデュースし、たけし軍団の無法松が代表取締役を務める「株式会社GONZO」およびそのブランドの「KITANOBLUE」を、ユーモアを交えてアピールすると、「とにかく儲けろ。儲けていくらかくれ!」と檄を飛ばした。



無法松がたけしの絵が好きで、片っ端から褒めていたところ、「そんなに好きだったらアパレルで使って売ったらどうか」とたけしに提案されてスタートしたという本プロジェクト。たけしの絵がプリントされたTシャツやジャケット、グッズなどが販売されるが、たけしの方は無法松に「コマネチのポーズもお前にあげるよ」とコマネチポーズをあしらったグッズの販売を許可するなど、全面協力したという。



だが、壇上に上がると照れもあるのか、たけしは「プロデューサーと言われましても、何をしたらいいのかわかりません。今、それを逆に聞いていたところでございます」と述べ、「わたしは一切関与しておりません」とおとぼけコメント。「とにかく宣伝してください。わたしはいろいろやることがあるので、儲かっているって聞いたら駆けつけます」と突き放し、「歴史に残るようなブランドになってほしいとはちっとも思っていませんから」と続けて、無法松を困らせた。



フォトセッションでは、報道陣のリクエストに応える形でコマネチポーズも披露。「猿じゃないんだから」と自虐。そんなたけしを横目に、無法松も「いざこのプロジェクトが羽ばたくという時に師匠がオフィス北野から羽ばたいてしまいまして……」と自虐で返してニヤニヤ。会見を17日に行ったのは、翌18日が無法松の誕生日であることに関係があるといい、無法松は「師匠から明日はお前の誕生日だろということで、この日にしてくれました。素晴らしい誕生日プレゼントを師匠からいただいた気がします」とたけしに感謝の気持ちを述べていた。》





無法松の仕事だったわけです。しかしなぜ無法松? Why lawless pine?よくわかりまっせん。しかもご本人ナディア・コマネチに肖像権使用料を200万円も支払った「コマネチ!」までもくれてやるという気前の良さです。どうしたというのでしょう? 形見分けでもはじめたのでしょうか?



うむ。ビートたけしがよそで築いた名声をこんなにダイレクトなカタチで金に換えようとするとは、かなり意外ななりゆきです。老いたり、ガッカリ、ぼったくり、でございます。



すぐに潰れるでしょ。(了)




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