恋は盲目といいますが、あ? “恋は盲目”はアウトなの? あ? セーフ? じゃ“恋はブラインドタッチ”は? “恋はキータッチメソッド”じゃなくてもいいの? ってか最近ずいぶんものわかりがよくなったつもりでもときどきイラッとします。もう少しお互いを信じ合ってもいいような気がしますけど。
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“恋は盲目”とは、デジタル大辞泉では「恋におちると、理性や常識を失ってしまうということ」と解説されています。ところがみなさん、男と女、どちらが“恋は盲目”状態になる率が高いかといえば、これは差別だといわれようとなんといわれようと、圧倒的に男でしょう。
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え? 違う? え? タイミングが男とは違うだけで女も“恋は盲目”になる? だから結婚をエサに女を釣るのは悪質。うむ。それもまた差別的といわれかねないっすね。しかしタイミングが違う、というのはその通りかもしれません。初期段階で夢中になるのは男で、そのとき女は、いわせていただければ、ひたすら男の属性、諸条件をチェックしているように見えます。キツい言葉でいえば打算ですね。
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しかしこれを打算といい切ってしまうのも夢のないお話で、そうすると結婚生活は手間のかかった売春みたいなもんじゃんってことになります。むしろこれは性差の本質に関わることで、強い雄を求めるのは雌としてはとうぜんの行動でもある、と考えるべきでしょう。そこに現代の金にまみれた“理性や常識”が乗っかってくるので“打算”色が強くなるのですね。
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実際のところ、ワタクシの観察によりますと、とくに若いうちは金があるチカラがあるというより自信がある男に女は寄っていきます。裏付けなんかなんにもなくてもいいのです。とにかく自信満々で一見前向きなタイプに人気が集中します。で、ポシャった感じになるといっせいに引いていきますね。サササッっていう音が聞こえるくらい鮮やかに。おもしろいものです。
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これはたぶん女自身もほとんど無意識でやっていることなのでしょう。こんなところで持ち出して申しわけないですけれども、福山雅治の人気のほぼ垂直な凋落ぶりはまさに落ち目に用はない、という女の本性を示しているといえます。
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男は男で、とにかくただの世間知らずでも自信満々のときはそういう、なんといいますか自信満々電波を出して女をおびき寄せ、落ち目になってくると、今度は落ち目臭が漂う。これは自分ではどうにもならないですね。自信回復にイチバンいいのは誰かに誉めてもらうことですけれども、落ち目臭が漂うころになるともうほぼ誰も誉めてくれなくなっているので、ここからの立ち直りは時間がかかります。
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この、ワタクシの説を裏付ける記録、そのものズバリではありませんがこんな記事がありました。（↓）
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◆『女子SPA！』2018年5月15日配信
【石原さとみはIT社長と…芸能人を射止めた「一般人男性」って？6人のケース】
《 9日発売の『週刊文春』に熱愛をスクープされた女優の石原さとみ（31）。
過去には元NEWSの山下智久や三代目JSBの岩田剛典との噂が出ましたが、今度のお相手はライブ配信サービス会社「SHOWROOM」の前田裕二社長（30）。この前田氏は茶髪でいかにも“IT社長”という風貌ですが、実は秋元康や堀江貴文らからも経営手腕を絶賛されているやり手なんです。
今回誌面には二人の沖縄旅行の様子が掲載されており、また薬指にはお揃いらしきリングをはめていたというから結婚を視野に入れている可能性もあります。芸能人を落とす「一般人男性」とは何者なのか、前例を振り返ってみましょう。
◆剛力彩芽×「ZOZOTOWN」運営会社社長
最近キレイになったと評判になっている女優の剛力彩芽（25）。それもそのはず、初の熱愛が発覚したのです。
お相手は「ZOZOTOWN」などを運営するスタートトゥデイ社長の前澤友作氏（42）。二人は今年2月に雑誌の仕事で出会い、すぐに真剣交際をスタート。その情報をつかんだ『女性セブン』（5月10・17日号）にデート姿を掲載されました。
企業の時価総額約1兆円、個人資産約2000億円の前澤氏の元カノといえばタレントの紗栄子（31）ですが、美女と交際できるのはやっぱりお金があるから……？
このような声について前澤氏は『情報ライブ ミヤネ屋』に寄せたコメント内で、「僕がイケメンだったら、（付き合う女性は）お金目的と言われないんだろうな」とチクリ。成功者へのやっかみはつきません。
◆森泉×僧侶
剛力の熱愛が発覚する少し前の3月末、タレントの森泉（35）が結婚と妊娠を発表しました。彼女を射止めたのは室町時代から続く東京都内の寺院のイケメン住職（45）で、ポルシェやフェラーリを所有する資産家といわれています。
夫との馴れ初めについて、「階段にミミズがいて、（そのミミズを）植木鉢に入れてあげていた。生き物に優しい人だと思った」と語っており、自由奔放な森を包み込む包容力がある人物だと評判です。
実はこの夫には、『ズームイン!!サタデー』（日テレ系）などに出演していた美人フリーアナウンサーとの離婚歴が。そういった苦い人生経験も、森との関係にはプラスに働いているのかもしれません。
◆相武紗季×会社経営者
16年5月、女優の相武紗季（32）は6歳上の一般男性と結婚。男性の猛アタックが実って交際をスタートさせ…ということですが、もちろんこの男性もフツーの一般人ではありません。化粧品などの企画制作や販売、イベント制作などを行う会社を経営しており、年商は15億円ともいわれています。
ところが入籍早々飛び出したのは夫の父親が暴力団と関わりがあるという“黒い噂”や、経営する会社が有名モデルの写真を無断で販売促進に使ったなどのネガティブな話。これにより別居や離婚との報道も出ましたが、第一子も生まれ、夫婦関係は続いています。
◆田中麗奈×医師
社長などハデな男性と結婚する女優が多いなか、田中麗奈（37）が人生の伴侶に選んだのは病院勤務の医師でした。かつては俳優の高橋一生（35）とも交際していましたが、最終的には手堅い職業の男性にしているところがなんとも現実的です。
出来る限り夫のお弁当も作っているということで、ますます好感度がアップ！
◆米倉涼子×会社経営者
女優の米倉涼子（42）も、歌舞伎役者の市川海老蔵（40）など同業者との交際を経て14年末に一般男性と結婚しました。お相手はリクルート社員をへて会社を起こした2歳下の敏腕経営者でしたが、結婚生活はとんでもない事態に。
「5時間におよぶ説教」「首しめ」などの夫によるモラハラ行為が結婚して間もなく週刊誌の見出しを飾り、わずか3カ月で別居。実質的な夫婦生活はたったの1日だったともいわれています。
約2年におよぶ泥沼離婚劇を経てようやくフリーになった米倉ですが次のお相手は同業者に戻るのか、注目です。
◆宇多田ヒカル×イタリア人男性
先ごろ2度目の離婚が発覚したアーティストの宇多田ヒカル（35）。映画監督の紀里谷和明（50）と07年に離婚し、14年に8歳下のイタリア人バーテンダーと再婚していました。
このイタリア人元夫については結婚当初から「ヒモ」という噂が付きまとっており、それを証明するかのようにフェラーリを所有しブランドショップの上客になっていたという情報も出ています。現在は大学でファッションの勉強をしているそうですが、宇多田マネーの恩恵を受けているのだろうか、なんてゲスの勘ぐりが止まりません。》
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「一般男性」とはいっても「田中麗奈×医師」と「宇多田ヒカル×イタリア人男性」を除けばサラリーマンはいません。田中麗奈の夫の勤務医にしてもイタリア人バーテンダーにしてもスペシャリティをもっているわけで、時間でコキ使われる一般サラリーマンとは異なります。そして、ま、みなさんなんだか自信満々な感じが窺えます。
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まず注目していただきたいのは「米倉涼子×会社経営者」の会社経営者ですね。この会社経営者はエゴ剥き出しの野蛮人のようですけれどもリクルートの出身です。最近では記者に「殺すぞ」と暴言を吐き、批判されてグズグズいいつつも退職金が減額されそうになるとソッコー辞職した西宮市の前市長・今村岳司（45）もリクルート出身。
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実はリクルート出身にはこのタイプがけっこういます。SPI［Synthetic（総合的な） Personality（個性・性格） Inventory（評価）］なる採用試験問題でひと山当てたリクルートですから、とうぜん自社の採用にもSPIを使っているわけです。SPI高得点者がヘタに転ぶとヒドいぞという見本みたいなものです。と、思います。
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とはいえ、SPI高得点者はもちろん自信満々電波を盛大に発信しますので、モテます。社内恋愛も盛んです。のようです。それにまんまとしてやられた米倉涼子は見るほどベテランでもなかった、ということでしょう。
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「剛力彩芽×『ZOZOTOWN』運営会社社長」。しかしオレもゾゾりてー!! となった男は少ないでしょう。たぶん。20歳を超えてつい最近まで父親と一緒に入浴していたという変ったお方です。独特の歪が入った明朗さ、健気さにワタクシば絶対についていけない気がします。ついてこいとは決していわれないでしょうけれど。
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その明朗さで自覚のないまま打算を働かせて選んだ男が前澤友作であった、と。剛力彩芽の交際報告のコメントを読むと痛々しいほどの舞い上がりぶり、オダチぶりです。いっぽうの前澤友作は、紗栄子（31）、剛力彩芽とくれば一種のゲテモノ趣味を告白しているのも同然です。そのゲテモノ趣味には悲しいことに宿命的な欠陥があります。相手に馴れてしまうと面白くも何ともなくなってしまうところです。
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したがってこの恋も短命に終わります。あれは２年ほど前、オスカープロモーションのゴリ押しが終了した直後、ムキになって腹筋マシーン「ワンダーコア」を漕いでいた剛力彩芽のお姿がなぜか目に浮かんでなりません。
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「石原さとみ×IT社長」。石原さとみというのはクチビルですから、立ち位置的にはセクシーとエロのギリギリの境目にいたわけですね。で、山Pとかいう柿の種みたいな顔をしたほぼ世間公認の彼氏の存在があったおかげでエロには落ちずにすんでいたのです。
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で、その彼と別れたというお話があって危なっかしいなー、と思っていた矢先にいっきなりの沖縄旅行、さらに相手はIT社長。これはもうほぼ人間爆弾です。ソロバン的にも十分オッケーですから、男と金とを一気に掌中に納めようと勝負に出たという感想しか出てきません。
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まあ、そうやって生きていくのがふつうなんでしょうけれども、あまりにあからさまということで、これからは本能を剥き出しにした女のイメージがついてまわることでしょう。
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「相武紗季×会社経営者」「田中麗奈×医師」「宇多田ヒカル×イタリア人男性」はあまりよくわかりません。ただ宇多田ヒカルの場合はひどく合目的的な選択のようで、それはつまりすべてにおいて自己完結してしまうということです。２人の関係のようで関係でない。ヒッキーはいつもひとり、孤独なお方でございます。
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誰かが近寄ってきたシメシメ! と思ったら突き飛ばされるのが関の山。ワタクシはそんな男でございます。（了）
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