2018年5月19日土曜日

うぬぼれオヤジはセクハラ予備軍。くれぐれも勘違いのないように



たとえば同僚の女性にまったく何気なく

「顔色があまりよくないけど大丈夫?」

と声をかけたとします。あなたがもし奇跡的にもその女性から好感を持たれているとしたらその女性はたぶんこんなふうに思います。

「あらやさしい。私のこと気にしていてくれたのね。ありがとう」

しかしあなたが想定通り嫌われているか、あるいは嫌われるとまではいかなくても疎んじられているような場合、内心でこんなふうに思われています。

「やだ。なにそのヤラシい目付き。いちいちどうでもいいことで話しかけてくんなよ。あっちいけよ。ジロジロ見るのも止めろ。いっとくけどまだ生理きてないから。このクソエロオヤジ」

しかしながらどちらのケースでも女性からのお返事はまったく同じだったりします。

「え、そうですか。全然大丈夫ですけど」



こんなようなことで、同じ言葉を同じように同じ相手に向けて放っても、異性としてのあなたの評価次第でそれはやさしい思いやりの言葉になったり、また反対に下劣なセクハラフレーズになったりして届きます。しかも哀れなことにほとんどのクソエロオヤジはいつまで経っても自分がセクハラ的な言動をしているどころか嫌われていることにすら気が付きません。



セクハラとは受け取る側がどう感じるかの問題ですから、とりあえず男性としては“ここから先は立ち入り禁止”のスペースを広めに空けてうかつに入り込まないよう心がける必要があります。おそらくこれまでの習慣にはなかったことでしょうから抵抗があるかもしれませんが、これが現在の社会コードです。



自分が好かれているか嫌われているかくらい、その場その場で見きわめるからいい? 見きわめられません。女性としてはトラブルを嫌ってギリギリまで笑顔で耐えてしまうことがよくあります。ギリギリまでということは、男性の目には耐えていることすら長いあいだ気付かないということです。もしあなたがその女性よりなにがしか目上の立場であればなおさらです。命知らずの危険行為は止めましょう。



だがしかし、ここまで書いても自分だけは違う、と考えがちなのですよ男は。男性は。世間の男たちの大部分はそうかもしれないけれども、自分はそんな鈍感バカじゃない、もっともっとスマートだ、とか。とくに40代以上のクソエロオヤジは、ですね。



しかしもしあなたがふつうに、クソエロではない40代以上でも、若い女性に好かれている可能性は限りなくゼロに近いです。ゼロではないのはそれが“可能性”だからで、“可能性”である限りどんな場合でもゼロはないという言葉の定義上の問題にすぎません。



うむ。いくらご説明してもなかなかご納得いただけないようなので、おもしろい記事をご紹介しましょう。『日刊SPA!』2018年5月17日配信【「何歳からオッサン?恋愛はありえる?」20代プロ女性が残虐コメント】 です。



ここでは「オヤジ向けのWEBマガジン『Hot-Dog PRESS』No.175(講談社)の調べによると、『40オヤジはズバリ恋愛対象ですか?』という20代女性を対象とした質問に(たった)18%の女性が『好みのタイプならOK』と答えた」という話が紹介されています。



さらにその貴重な18%も具体的に紐解けば「竹野内豊や西島秀俊などの現実とはかけ離れた存在のイケメンが並ぶ」ので、現実的には恋愛対象になる40オヤジなど存在しない、と絶望しておられます。



しかしこの記事のほんとうのインパクトはこれからで、『日刊SPA!』取材班が聴いた“都内に住むキャバクラ、風俗に勤務する20代女性の生の声”が紹介されています。これが凄まじい。40オヤジにはぜひ読んでいただきたい。読めば今後まかり間違っても好かれていると勘違いすることもなくなり、うっかりセクハラ的行為に及ぶ不安からも解放されます。





【40オヤジはズバリ恋愛対象ですか?】

◆「個人的に40代はアリ。でも、カネ持っててうちらを楽しませてくれる人であって、そうじゃない人は『なんで生きてんの』って感じ。カネもないフツーのおじさんが若いコの店に来ても払うカネもないし、まったく眼中にない」(23歳・六本木・キャバクラ嬢歴4年・港区在住)

◆「前に付き合ってたのは原発も作っている大手家電メーカーの56歳の執行役上席常務。川崎の夜の店で働いてたときに付き合ってました。アウディのA5カブリオレを買ってもらったのはいい思い出です」(25歳・六本木・キャバクラ嬢歴5年、不動産業との掛け持ち・港区在住)

◆「別にキャバクラじゃなくても、40歳以上でカネ持ってないおじさんが若いコを楽しませられるわけがないと思う。一緒に過ごしている時間が発生した時点でカネがほしい。正直、それは昼も一緒。会社にいるクサくてキモくてつまんない上司だと1分話すだけで1000円とかのオプションでカネ取りたい。40歳以上のおじさんとの恋愛なんて99%ない。迫られたら絶対逃げる」(26歳・元池袋の風俗嬢、現システム会社勤務・新宿区在住)

◆「私の年上好きは3~4歳年上くらいを指してる。だから28歳くらいのイメージ。対して30代の男なら20代とワンチャンあると思ってるっぽい。以前、30歳越える人とマッチングアプリのwithで何人か会ったことがありますが、色々合わなかった。まずLINEがおかしい。そもそも使うスタンプが北斗の拳とかタイガーマスクのアニメネタで意味不明。あと、文体に断絶を感じる。もし相手をするとしてもカネに加えて何かメリットを与えない限り30歳以上との恋愛の可能性はほぼない」(25歳・上野キャバクラ勤務・日本大学経済学部卒・文京区在住)

◆「“イケメンおじさん”という言葉って聞かないですよね。その時点でおじさんと“モテ”は事実上両立しないと思う。そのミスマッチを解決するために風俗があるようなものだと思う。まずは風俗嬢を満足させた人じゃないと巷の20代OLは落とせない。こう聞くと『俺のテクニックで満足させる!』と喜ぶおじさんが湧く。普通に会話で満足させてって意味」(26歳・五反田のホテヘル勤務・鶴見短期大学部卒・港区在住)

◆「たとえば、渋谷や表参道でナンパをしてみてほしい。路上で声をかければ、会社での地位とか年収とかそういうのを関係なく若者から自分がどう見られるかわかるんじゃないですかね? 大抵は無視されるか罵倒されると思います。それがおじさんである自分が若いコからどう見られてるかを測る客観的指標になるんじゃないかな」(25歳・六本木・キャバクラ嬢歴5年、不動産業との掛け持ち・港区在住)

◆「スキャンダルのあった財務省事務次官もそうだけど、年収とか地位があるからおじさんは勘違いすると思う。自分の地位を全く知らない人しかいない街のバーで若いコに声をかければ自分のキモさを自覚できるのでは?」(25歳・上野キャバクラ勤務・日本大学経済学部卒・文京区在住)





と、いうわけで話半分としても40代以上は酷いくらいに見込みなし。最近ニュースネタになったセクハラ問題がだいたい40代以上のオヤジによるもの、というのも背景にはこうした事情があるわけです。



40代以上は対象外。ちょっかいはすなわちセクハラ。この厳しい現実を受け入れなければ、あなたもいつ知らず知らずクソエロセクハラオヤジの轍にはまってしまうか知れたものではありません。



どうにも納得がいかない、とまだおっしゃる!! しかしこうしたいわれかたは、考えてみましょう、女性はずっとされてきているわけです。30代でババア呼ばわりなんてあたりまえですから。自分の身になってはじめてその辛さがわかるのです。そしてわからなければならない時代になってきたということなのです。



罵詈雑言、全否定、なんで生きてんの? ……。号泣する。(了)





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