日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル、それからその後の大学側の対応について、なぜ約7万人も在籍している学生諸君が声を上げないのか、と不思議に感じておりました。申しわけございません。ワタクシ日本大学につきましてまったく無知でありました。
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コレ(↓)は「日大経短学生会および学生委員会 日本大学全学共闘会議経済学部闘争委員会」という組織が2004年に開設した「日大闘争ドキュメント」というホームページの記事の一部です。ご覧ください。
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【2014年日本大学の現在】
最近週刊誌で紹介された日本大学理事長、田中英寿先生の御近影です。 先生は、来る東京オリンピック主催のJOC副会長でもあらせられます。 2014年2月13日号の「週刊文春」に紹介された記事です。 2ページにわたる大きな写真記事として報道されました。
ちなみに田中英寿先生は、1968-69年に勃発したいわゆる日大闘争において、学生側を暴力的に弾圧した応援団、体育会=後の「関東軍」の実力部隊の総指揮者として活躍された日本大学経営サイドにとっての輝かしい履歴の持ち主です。
その功績は大であり、現在の理事長の地位に着かれたといわれております。 なお、御茶ノ水カザルスホールの解体を企画されましたが、カザルスホールの保存運動に遭遇され、全国の音楽団体、学内音楽団体OBおよび、現役日大音楽団体の抵抗で、その扱いに苦慮されているということです。 幸いカザルスホールは、いまだ健在しており、田中先生のもくろみ=カザルスホールを解体して、校舎に変更するという計画は実現しそうにありません。 音楽ホールとして、大変に優れたこのホールが保存されることは、大変喜ばしいことです。
【2004年】
現役学生の証言
どの学部にも学生会・学生自治会は存在していない。 (学生自治って,何?=質問してもわからない学生がほとんど) 各学部とも、体連、学文連が並立する。 それらを統括する学生団体は?
??学生自治会はないの? 自治会?ですか・・・・・聞かれた学生は首を傾げるばかり。 学内には学生自治権なる概念は存在しないらしい。
校舎管理はきつい,教室・施設使用許可は学校側の都合でキャンセルされることが多い。
オール日大文団連が再建されたが,学生会連合会などは存在しない。
各学部とも,検問や,関東軍などの暴力組織の駐留は表面的には見受けられないが,校友会組織網が全学部に張り巡らされている。一朝、事あらば・・・校友会の体連OB(=関東軍OB)の猛者が駆けつける。
最近,本部校友会組織が強化され、各学部校友会の上に乗った活動を開始している。 (施設使用の優先使用許可による特典で,校友会々員を本部が,学部校友会から奪う局面も多い=高額な会費徴収による特典)
校友会組織はますます強化されている。
社研などの学術部門の学生主体の研究会、同好会などは全学部を通じて,存在しない。
理論問題は,全て大学研究室に集約されている。
徹底した当局直接管理支配が貫徹されている。
2003年日大アウシュビッツ体制の完成は、鉄板や暴力団=関東軍の見えない先進的大学管理の現状となっている。
〜 略 〜
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「田中英寿先生の御近影」を掲載したのは『週刊文春』2014年2月13日号です。その該当ページ「CATCH UP」の写真がこのホームページにも転載されています。ページタイトルは「田中英寿 日大理事長 JOC副会長と高域暴力団トップとの写真流出で、東京オリンピックは大丈夫?」。
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『週刊文春』が押さえた写真の中身は恰幅のいい中年男のスリーショットで、画像が粗くてキャプションがよく見えないのが残念ですけれども「二代目」という文字だけは読めました。田中英寿先生(71)は二代目さんと写真に収まる間柄であったわけです。
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田中英寿先生は「小学校低学年から相撲を習い始め、日本大学在学時相撲部の選手として活躍、3年生のとき学生横綱となった。1969年12月・1970年・1974年の3度アマチュア横綱となったのを始め、のべ34のタイトルを獲得し、1980年に現役引退[1]。同年、朝日スポーツ賞受賞。1983年日本大学相撲部監督に就任、舞の海を始め多くの選手や力士を育成した」(Wikipedia)相撲畑の人間である。
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1969年に日本大学を卒業した後は日本大学農獣医学部体育助手兼相撲部コーチに就任しつつ3度アマチュア横綱に輝いているわけです。相撲で叩き上げた人生です。経歴を見るかぎり、ほぼ相撲だけで理事長にまで登り詰めたといっても過言ではありません
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うむ。日本大学のアメリカンフットボール部の正式名称が「日本大学保健体育審議会アメリカンフットボール部PHOENIX」というのもいわれてみれば相撲っぽい。“審議会”のところが。
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ああ、あの「そこの信号を右に左折してください」といったという大相撲の元横綱・輪島大士(70)も日本大学相撲部出身でした。しかも田中英寿先生とはほぼ同期。別に意味はありません。
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こうしたキャリアはアメリカンフットボール部、事件発生時監督の内田正人(62)もほぼ同様で、こちらはもともと日本大学アメリカンフットボールの選手で卒業後は文理学部職員からのボルダリング(bouldering=フリークライミングの一種)人生。なにを手がかり(hold)にのぼっていったのかといえば、 田中英寿先生の約10年後輩の「関東軍」での活躍であるのでしょう。つまり学生などを監理・支配する実働部隊として頑張ったんでしょうねえ、とワタクシは思います。
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ま、このホームページを立ち上げたのは日大全共闘系の組織ですから割り引かなければならない部分もありますけれども、学生諸君、大学当局にモノをいうなどとんでもはっぷん!! というのはよくわかります。押忍!! とかいわれて迫ってこられたら怖いし、その意味では凍えるようなキャンパスライフを送っていらっしゃるのでしょう。
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70年安保闘争のあたりではどこの大学でも応援団など右翼学生の暴力を利用したということは多かれ少なかれあったことのように思いますけれども、日本大学の場合、そのときの右翼的傾向が半世紀近く経ったいまもそのまま、というかより強化されたカタチで受け継がれているのかなあ、と思います。もう少し右へ左へゆらゆら揺れ動いていただきたいものですけど。なかなか、ねえ。
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ということは、日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックルとその後のまるでバカげたいいわけみたいなことが今後二度と起こらないようにするには全学的な改革が必要だ、ということになります。でなければ広域暴力団に指定するか。あららたいへん。
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昨夜(5月24日)も昨夜で内田正人監督と井上奨コーチ(30)が緊急会見を開いたと思ったら、広報部職員・米倉久邦(76)がしゃしゃり出てきて早くお家に帰りたいんだよ〜としか受け取れない司会っぷりで全国的に失笑を買っていましたし。あららたいへん。
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全国津々浦々に100万人を超えるOG・OBのみなさま、さぞかし肩身の狭い思いをされていらっしゃることと存じます。お察しいたします。(了)
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