2018年4月12日木曜日

なんだかよくわからない「オフィス北野」問題の全貌



やられた。しくじった。申しわけない。ビートたけし(71)の離脱と、たけし軍団および「オフィス北野」森昌行社長(65)の“騒動”についてこれまで何回か書いてきた。それは森昌行の“裏切り”が最初にあって、その不信感があるはずなので、解決には具体的な改善策が実施されねばならず、そうとう時間がかかるであろう、という見立てであった。悪人はきっぱり成敗されねばならぬ。



しかしここへきてようやく鈍いワタクシも気付いたのである。“騒動”には第一次「オフィス北野」紛争と第二次「オフィス北野」紛争があり、さらに第二次「オフィス北野」ではたけし軍団が意図的に独り相撲をとって見せたということが。いわゆる片八百というヤツである。



なぜそう気付いたかといえば、ひとつは、森昌行社長を糾弾する軍団の連名声明文が4月1日に公表されてから以降も、軍団メンバーのコメントがあまりに穏やかかつ見通しよさげなことにひっかかりがあったのである。ざっくり時系列的に見てみよう。



◆ 4月2日(連名声明文発表の翌日)にダンカン(59)が『サンケイスポーツ』の取材に対してこう答えている。

「きょう軍団で、東京都内の貸会議室に集まったんです。今後どうしようかと」

「社長の森が全て認めて謝って、『一緒にやっていきましょう』と言ってくれたら、またゼロからスタートしていこうと。みんなで決意を固めました。30年前に何もなかったときに、社長を引き受けてくれた人だから。もう一度、信じてみようかと」

◆ 同じ4月2日、森昌行社長が軍団の連名声明文に対して「きわめて不本意」と反論したことに対して、ダンカンはこう再反論している。

《「森さんが不本意だというのが、我々にとっては不本意なんですよ」と納得がいかない様子。1週間ほど前に森社長に対しては「今回のことをきちんと認めて、たけしさんの所に行って謝罪してほしい」と頼んだが、いまだ“公”の謝罪はなく、「何も動いてくれない」と憤怒。軍団で結束して、今回の声明文公表に踏み切ったことを説明した。》
『デイリースポーツ』2018年4月2日配信【タカ怒りの告発 森社長は「裏切り」「何も動いてくれない」】

◆ 4月5日発売の『週刊新潮』に森昌行社長のインタビューが掲載される。タイトルは【「裏切り者」にされた「森社長」の反論5時間】である。ここで森昌行社長はこう語っている。

「軍団のブログが一斉更新される6日前の3月26日のことです。オフィスにガダルカナル・タカ、つまみ枝豆がやって来て、そこにラッシャー板前と柳憂怜(ユーレイ)も加わり、私とのミーティングが行われました。T.Nゴンに移るのはたけしさんひとりであり、オフィス北野に残る彼らと、これからも一緒に頑張っていこうということで、ミーティングは前向きなものとなりました。今、会社内で粗探しのようなことをやっている場合じゃないと確認し合ったんです。その矢先に、事前に何の連絡もなく、いきなり私ひとりを悪者にしようとする内容のブログを更新した。彼らは何をしたいのか、何のためのミーティングだったのか、今回の行動で混乱に拍車を掛けて誰が得するというのか、全く理解できません。」



森昌行社長がいう3月26日の話し合いになんらかの行き違いがあったのであろうか。あったらしい。その話し合いはたけし軍団にとっては森昌行社長への最後通牒であり、森昌行社長にとっては「オフィス北野」一丸となっての再スタートへのキックオフだったという、とんでもなく遠く隔たったそれぞれの思い込みがあったのである。



◆ 4月6日にガダルカナル・タカが「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ)に出演して森昌行社長と4月5日夜に電話で話をした、悪い感触ではなかった、と明かしている。『週刊新潮』に前掲のインタビュー記事が掲載された直後である。



つまりここで3月26日の話し合いに行き違いがあったということにお互いが気付いたのである。その行き違いとはなにか? 3月26日から4月1日までの6日間に行動がなかっただけでたけし軍団がシビレを切らすほどの問題とはなにか?



実は4月12日発売の『週刊新潮』ではじめてわかったことがある。



◆ すでに2月14日の段階で10人前後の軍団メンバーと、森社長を含むオフィス北野の社員約30人の間で話し合いが持たれていた。団交だなや。このときの音声が「デイリー新潮」で公開されている。

◆ そして3月14日、おそらく2月14日の話し合いのあとのなりゆきを注視していたビートたけしが、ついに「オフィス北野」からの独立を発表する。とうぜん経営上の問題については森昌行社長は完全に白旗を揚げるしかなくなった。



ここまで、3月14日までが私が思うところの第一次「オフィス北野」紛争である。「オフィス北野」の経営に関してのぶつかり合いである。そしてここから森昌行社長も経営の見直しに取り組んでいたようなのだ。



◆ 4月9日の『スポーツ報知』『日刊スポーツ』などによると、森昌行社長は同日に声明を発表後、以下のように語っている。

「(自らの給与は)既にカットしています。まずやるべきこと。従業員の給与体系の見直しをするのに自分の利益を守ることなんてできないです」

「会社を軌道に乗せ、通常業務に戻すことが先決。会社を新規に、更地に戻して組み立てる作業をする中で騒動が起こった。これからやらなきゃいけないことが山ほどある」

「給与体系見直しのため、いったんは従業員に退社してもらい、再雇用を進めていく」



実際に9日の段階で社員の3分の2ほどが退社しているという報道もある。(「リアルライブ」2018年4月10日配信【既に3分の2が退社! 売上も8割減? 騒動収束後も厳しい、オフィス北野】)



森昌行社長は4月9日に自分の給料をカットしていると明言しているのであるから、そのスタートは3月分からということであろう。ビートたけしの退社で驚いてさっそく行動を開始したのである。



これらの改善策の実行は、おそらく3月26日の話し合いの席でも机上にあがったはずである。こうした部分では森昌行社長は素早く動いている印象を受ける。しかし紛争は終息しなかった。



その後もくすぶり続け、6日後にはたけし軍団をして連名声明文を発表するまでに激高させた問題、第2次「オフィス北野」紛争の火種とはいかなるものだったのであろう?



それは、ビートたけしの独立の理由がもっぱら愛人問題にあるとされていることである。とワタクシは考える。たけし軍団メンバーがしばしば“誤った報道が広がっている”などと語っていたのがこれだ。



たけし軍団は、独立の原因は森昌行社長の自分勝手な会社経営にこそあったと考えている。しかしそのことはまったく公にはされず、むしろ愛人との関係にすべて原因があるのだとマスコミをリードしているように見えたのであろう。森さん汚いゾ、と。



実際のところ、自分のこれまでの行動は伏せておきたいという狡猾な計算が森昌行社長にはたしかにあったように思う。軍団の要求はそこをつまびらかにせよ、ということなのである。そこを森昌行社長は読み切れなかった。



「オフィス北野」紛争は第一次で終結したと思い込んでいた森昌行社長としては、4月1日の軍団の連名声明文は青天の霹靂。しかも“告発”は以下の4点に絞られていて、ビートたけしの名誉回復には直接ふれられていない。



森昌行社長が以下の4点を認めて謝罪すればビートたけし退社の理由もおのずと分かってもらえるであろうという、なんとも奥ゆかしい主張なのである。真意がわかりづらい。これに関しては森昌行社長ばかりを迂闊だとは責められない。



(1)森氏がたけしも知らないところでオフィス北野の筆頭株主になっていたこと


(2)森氏らの役員報酬の高さ


(3)オフィス北野の従業員の高額給与


(4)東京フィルメックス(オフィス北野関連の映画事業)に掛かっている人件費の問題



3月26日以降に森昌行社長がコメントを1本、恥を忍んで発表すればそれで事足りたのである。それがいっこうに実行されないので、ついにこの4月1日のたけし軍団による連名声明文の公表に到った、と。



でもって4月5日夜のガダルカナル・タカとの電話会談などを経て、ようやく事情が呑み込めた森昌行社長の声明が4月9日に出される。以前にもご紹介したけれども、もう一度掲出しておこう。








 関係各位の皆さま



    お知らせ





日頃より皆様には大変お世話になっております。


さて、周知の如く、本来一つの組織の内部問題が、社会問題の様相を呈して「騒動」さらには「泥沼化」といった表現で連日メディアで取り上げられております。今後、それがさらに過熱化して行く事態に到り、この度、私とたけし軍団との間でこの現実を重く受け止め、早々に沈静化・収拾を図り、私が引き続き代表取締役として、またたけし軍団がそれに協力して今後のオフィス北野の新体制構築に向けての話し合いを始める事で合意しましたことを皆様にご報告させていただきます。



その経緯といたしましては、4月5日 たけし軍団を代表してガダルカナル・タカから私に電話があり、「軍団全員の意思として、今回の軍団の声明文は社長と軍団の対立を目的としたものではなかった。この騒動がエスカレートとすることを望んではいない。たけしさんにも迷惑をかけたくない。事態収拾のための話し合いに応じて貰えないか。」との申し入れがありました。




私としては、軍団全員が「私や従業員のネガティブ・キャンペーンに充当するような行為はしない」「今後の会社の問題点などは、冷静な話し合いで解決する。」「本来守秘義務を伴う会社の経営状況などは外部に漏らさない。」などの基本的な条件を受け入れる事が確認されました。そこで私自身も私と軍団の対立の拡大は全く望んでいないことから、ガダルカナル・タカを軍団代表として、この度の事態収拾の為に、私との間で幾度かの話し合いを行い、上記のご報告となった次第です。(日時や場所・方法などについてはノーコメントとさせていただきます。)




急務であるオフィス北野の今後の新体制へ向けての取り組みは、決して容易なものではなく、かなり困難なものとなると予想しております。この高いハードルを超えて行くためには、週刊誌上で私が述べましたように、私の経営方針がたけしさんの理解を得られぬまま、そこから生じた不信感の数々によって、たけしさんが独立された事実を振り返り、組織運営の責任者・代表取締役としてたけしさんに謝罪すると同時に、そこから得た教訓をバネとして、真摯に予想される諸問題に向き合って行きたいと思います。また、今回の騒動で大きな不安を与え、迷惑をおかけした業界関係者の皆様・当社所属タレントの皆様にお詫びいたします。



尚、この〈お知らせ〉に関する個別の取材や会見などは考えておりません。報道関係者の皆様におかれましては、ご理解・ご了承いただきたく宜しくお願い申し上げます。




 平成30年4月9日 

 株式会社オフィス北野 代表取締役社長 森昌行 





でもって10日には「公の場で謝罪してほしいという目的が森さんの文書で達せられた」というダンカン(59)の完全終結宣言が発表される。ガダルカナル・タカ(61)、つまみ枝豆(59)、水道橋博士(55)などと話し合った結果なのだそうだ。



森昌行社長の声明はとても潔いというにはほど遠いものであるけれども、ビートたけし独立のきっかけをつくった自分の咎はいちおう認めているということで納得したのであろう。しかしまあ、こうしてつまびらかになればせんなき子どものケンカのようにも見える。



愛人の話を持ち出すことなくビートたけしの名誉を守ろうとしたたけし軍団のみなさま方はなーんて師匠思いなのでござんしょ、といったところでもある。しかしビートたけしのほんとうの胸のうちはご本人にしかわからないのではないか。と思う。ワタクシはビートたけしの退社には、実は愛人の存在がおおいに関係があると睨んでいる。



そういえば、気持が悪いといわれて娘・井子(35)から絶縁されたとか最近目につく愛人関連のリークはいったい誰のしわざなのであろう? 35歳にもなってのう。手打ち前の森昌行社長なのであろうか?(了)





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