まったくなんの意図もないふつうの会話のなかで、知らずに、あるいはついうっかり物事の核心を衝いてしまうということがごく稀にある。たとえば北島三郎のことを“北島のサブちゃん”、といおうとして“北島のシャブちゃん”といってしまったり、ゲイの方々を前に“墓穴を掘る”といってしまうようなことである。
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もちろん慌てて“不適切な表現でございました”、と訂正させてはいただくけれども、“北島のシャブちゃん”についてはたいへん適切な表現のような気もする。その手のニュース(↓)を見つけたのでご紹介しよう。
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◆『テレ朝NEWS』2018年4月23日配信
【「星野源さんに似た男」警視庁がメールし謝罪】
《警視庁は逃走した不審者を「星野源さんに似ている男」とメールしていました。
警視庁によりますと、20日に東京・練馬区の路上で帰宅途中の中学3年生の女子生徒が男に体を触られる事件がありました。警視庁は都内で発生した事件や事故について希望者にメールで知らせていますが、今回の事件で逃走した男の特徴をアーティストで俳優としても活躍する「星野源に似た男」などとしていました。
警視庁は2日後に訂正のメールを送るとともに、「星野源さんにご迷惑をお掛けしてしまった。おわびするとともに、再発防止を徹底したい」としています。》
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あくまでイメージ上、星野源のドストライクは園児である。女子中学生のカラダをさわったなんて、星野源にしてみればまだまだ上等、オトナっぽくマシな勘違いではないか。あ、勘違いではなくてたとえ、サンプル起用ではないか。
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なぜ星野源がもてはやされているのかちっともわからないワタクシとしては、おかしさをこらえつつ、星野源でもたまには役に立つことがあってよかったよね、なのであるけれども、ファンの方々には許し難い愚挙なのであろう。厳しい抗議が寄せられたと察しがつく。
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そして警視庁のこのちょっとしたお遊び、いや失態がほとんど拡散していないのは、きっとそんなファンの方々のやさしい思いやりのおかげに違いないのである。
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おっと、「防災と災害情報のニュースメディア『Hazard lab』」ではこの事件をこう報じている(2018年4月21日配信)。
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【人気タレントH似の男 練馬区で女子生徒にスカートめくり 沈黙の逃走】
《 東京・練馬区で20日午後、女子生徒が、不審な男からスカートをめくられたとして警察に110番通報があった。
20日午後3時ごろ、練馬区北町8丁目の路上で、帰宅途中の女子生徒に近づいてきた男が、すれちがいざまに無言でスカートをめくり、女子生徒が驚いているすきを見て逃走した。
被害者によると、男の年齢は20代、メガネをかけていて、黒と白色のパーカーと黄土色のズボンを身につけていて、俳優や音楽家として活躍する某人気タレントの男性に似ていたと証言している。
現場は東京メトロ「赤塚駅」近くの住宅街で、警察がパトロールを強化している。》
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これなら問題にはならない。しかし、なあ、名前は出せないけれどもそれが星野源だとわからなければ犯人の人相風体が伝わらない。これ矛盾していないか? “俳優や音楽家として活躍する人気男性タレントH”を、もしかしてトシは食っていいるけれども萩原健一(67)だと受け取ったらどうするのだ? 在日ファンクのリーダー・浜野謙太(36)もいるし。
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広く知られている人物の名前を借りて“誰それ似”というのが使えないのは、公の場に限ったことだとしてもたいへん不便である。“星野源似”が使えないいまの状況だと、“俳優&音楽家のH”などとわけのわからないことにしたくなければ、髪の生えたカエルを縦長にしたみたいな顔、とか性格の悪いトカゲ、とか退化した馬、などと説明しなければならなくなる。困ったことである。
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ああ、そういえば数ヵ月前、札幌で宝石店から逃走した30代とおぼしき強盗犯が数百メートル走ったところで日ごろの運動不足がたたったのであろう、足がもつれて逮捕された一部始終がニュース映像として流された。
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地下街の隅にひっくり返って若い警察官に押さえ付けられたその小太りな強盗犯は、現行犯であるにも関わらず、なおも「アイ・キャント・スピーク・ジャパニーズ!!」と必死の悪あがきをして哀れを誘ったのである。ゼイゼイと息を切らせた日本人以外に疑いようのないその顔は、ホリエモン、堀江貴文(45)にそっくりだった。
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警視庁は「再発防止を徹底したい」とコメントしている。しかしそうなると世の中からまた笑いが消えてしまうようでさみしい。そんな堅苦しいことをする前に、今回の練馬区のスカートめくり事件(さわったのか? さわっていないのか?)の犯人の顔をぜひ見せていただきたい。頼む。(了)
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