4月12日付の当ブログで「オフィス北野」社長・森昌行(65)とたけし軍団のドタバタをあれこれ分析してみた。事実関係を整理して見えてきたのは、このドタバタには2つの段階があって、それは4月1日のたけし軍団による“連名声明文”発表で区切られる。
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“連名声明文”以前の「第一次紛争」の焦点は森昌行社長がビートたけし(71)も知らないあいだに会社の筆頭株主になっていたとか社長および一部スタッフの給与が異常に高いとか、東京フルメックス(オフィス北野関連の映画事業)にかかっている人件費が不透明だとかの経営上の問題であった。
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対して“連名声明文”以降の「第二次紛争」は、たけし軍団がビートたけし退社の原因は愛人ばかりにあるのではなく森昌行社長の身勝手な経営にもあることを世間に知らしめようとしたものである。と見える。
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森昌行社長としては経営の問題についてはすでに3月26日の“団交”でいちおうの決着を見ているし、その6日後に発表された4月1日の“連名声明文”にはビートたけしの退社理由ウンヌンについてはまったくふれられておらず決着済みの問題ばかりが提示されていたので、なにがなんだかわけがわからずとりあえずビックラこいたのである。
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いっぽうたけし軍団としては、それまで森昌行社長が公には認めていなかった自身の経営の問題点を認めれば、世間的にはそれも“殿”退社の理由だと理解されるだろう、と考えていた。
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で、いま現在たけし軍団は森昌行社長が謝罪をしたので目的は達成されたとして一連のドタバタの終了を宣言している。
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でもって4月12日の記事は、しかしビートたけしのほんとうの胸のうちはご本人にしかわからないのではないか、ワタクシとしてはビートたけし退社の理由には、やはり愛人の存在がおおいに関係があると睨んでいる、と半ば投げやりに結んで終わっている。疲れていたので。すまんです。
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しかし子沢山ではないけれども律義者のワタクシである。続きを考えてしまう。するとやはり4月12日の仮説では不十分な部分が出てくる。
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(1)全体の8割がた稼いでいたビートたけしの「オフィス北野」での権限は絶対である。森昌行社長の経営が自分勝手すぎるとしてそれでビートたけしが退社しなければならないはずはない。
(2)ビートたけしが愛人にうつつを抜かしたという風評が立っても、果たしてご本人はそれほど不名誉なことだと感じるのであろうか。ビートたけしのキャラクターはもともとそういうものではなかったのか。まわりでたけし軍団が気にしてやらなければいけないほどのものなのか。
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うむ。原点に戻ろう。3月14日、最初にビートたけしが「北野オフィス」から独立すると公表したときになんといっていたのか。これはすでに周知の通りである。
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「これまで背負ってきたものを、いったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」
であった。もうひとつ『東京スポーツ』(2018年3月20日配信)には、「東スポ映画大賞」審査委員長を務めているよしみなのか、かなりのボリュームの発言をしている。
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《 〈〜 略 〜〉
今月末でオフィス北野を退社し独立するんだけど、事務所を抜けるのがこんだけ大騒ぎされるとは思わなかったなあ。ほかのタレントの独立うんぬんはたいして騒がれないのに、オレだけ何でこんなにいろいろ言われるんだよ。
たけし軍団はオフィス北野に所属のまま。軍団や役者はオレの新事務所に来たいのかもしれないけど、もしオレが引っ張っちゃったらタレントがいなくなって、結果としてオフィス北野への造反みたいな形になっちゃうから、軍団には「事務所にいてやってくれよ」って言ったんだ。ただ「オフィスたけし軍団」って名前だったらいいけど、オレがいないのにオフィス北野って名前のままじゃ困るから、「事務所の名前を変えてくれ」とは言ったけど。
当面の事務所を回す運転資金は置いてきた。辞めるスタッフの退職金を払うと結構な額になるうえ、置いてきた分で軍団が「ちゃんとやる」って言ってくれた。それでやれなきゃ、オレの責任じゃないだろってことで独立させてもらった。トータル40年近くも軍団の面倒みて、売れたヤツも売れないヤツもいるんだから、あとは自分の努力だろ。
タレントが増える一方で、仕事を取ってこれないマネジャーもいたしな。それで、軍団や役者には「こっち(新事務所)が落ち着いたら、来てもいいよ。そのかわり、自分でマネジャーを見つけてこい」とは伝えた。
オレに関しては、基本的に今の仕事はそのまま続ける。東スポ映画大賞もオレが生きている間は続けるよ。
〈〜 略 〜〉
そういや独立っていう報道が出た時、作家の伊集院静さんから電話来て「でかした! たけちゃん、やったね」だって。何を喜んでんだか分からないけど。あの人、前から仲いいんだ。でも「今度、付いてこなかった軍団を集めて文句言ってやる」って言うから「いや、オレが置いていったんだ」。そしたら「何だ、みんな『付いて行かない』って言ったのかと思った」だって。
〈〜 略 〜〉 》
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ねえ。迷ったら振り出しに戻れというのはほんとうね。たけし軍団はとりあえず「オフィス北野」に残れという指示を受けているのである。「置いてきた分(カネ)で軍団が『ちゃんとやる』って言ってくれた」なのである。
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つまりたけし軍団の行動、とくに「第二次紛争」についてはビートたけし後の「オフィス北野」のなりゆきも念頭にあったのである。これは要するに森昌行の追放であろう。ビートたけしがせっかく「置いてきた分」を勝手に費消されてはたまらない。そのためにも森昌行社長の「私が悪うござんした」という謝罪と言質をとっておきたかったのである。ビートたけしの名誉うんぬんはいいわけとはいわないけれども第一義ではなかったであろう。
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でもって「置いてきた分で軍団が『ちゃんとやる』って言ってくれた」に続く「それでやれなきゃ、オレの責任じゃないだろってことで独立させてもらった。トータル40年近くも軍団の面倒みて、売れたヤツも売れないヤツもいるんだから、あとは自分の努力だろ」である。
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ワタクシはやはりこれがビートたけしの本音であると思う。「これまで背負ってきたものを、いったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」。家庭、家族も含めて、もういいじゃん、いろいろ面倒は見てきたんだからさ、もうそろそろやりたいようにさせてくれよ、だと思う。ちょうど外に女もいるし。
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これについて読者の方からも、結局、周囲の人間を捨ててしまうビートたけしには失望したというような投稿をいただいたけれども、ワタクシはその読者に較べれば若干同情的である。いくら仕事ができるからっていつまでも大量にブラブラぶら下がっていられればイヤにもなるでしょ。と思うのだ。
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そんなようなわけで退社・独立とはいうものの、実はかなりな割合で引退・隠居のニュアンスがある。とワタクシは思う。すでに鋭いこともおもしろいこともあまりいえなくなっているのでご意見番みたいな役割も期待しない。老兵は死なずただ消え去るのみ(byダグラス・マッカーサー)な感じでのんびり余生を送っていただきたい。
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ワタクシはこのあいだまで中2だったのにもうオヤジ。(了)
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