2018年4月17日火曜日

アイドルがトシを取ってしまったらどうすりゃいいの? 問題



4月15日、渋谷すばる(36)の関ジャニ∞脱退およびジャニーズ事務所退所の記者会見が都内のホテルで行われた。SMAPが解散したときとはまったく異なるにぎにぎしさで、である。



世が世であればSMAPから森且行(46)が抜けたとき(1996)と同じように“渋谷すばるなんてコは最初からいませんよ”と存在の記録すら抹消されていたはず。時代は変わるとはいえ変わってみればまさに隔世の感というヤツである。



そういえばレプロエンタテイメントホームページの所属タレント欄から最近になってようやく能年玲奈(24)の名前が消えた。公正取引委員会の“タレントの移籍制限や移籍したタレントに不利益を課したりすると独禁法での規制対象になるよ”報告の発表(2018年2月15日)が、ジワリと効いてきているのであろう。



ジャニーズ事務所の場合は加えて、SMAPの解散・独立問題への仮借なき強権的措置でファンのみならず世間からも総叩きにあったことも影響しているはずだ。以来あのコワモテでならしたメリー喜多川がすっかり弱気になったというから、まんざら学習能力がないわけでもないのである。



ああ、それと幹部の自殺、失踪という重大事件を抱えているのもジャニーズ事務所の弱腰の一因かもしれない。ここはひとつなにごともなかったように円満に静かに送り出しましょう、と息を潜めている感じがする。



もとい。今回はアイドルの高齢化についてである。こんな記事が出ていた。↓





◆『スポニチアネックス』2018年4月16日配信
【渋谷すばる 関ジャニ脱退の背景 「アイドルは短命」ジャニーズが打ち破ったからこそ生まれた葛藤】

《【記者の目】36歳で新たな道を歩むことを決めた渋谷。本人もジャニーズ事務所に入った時は、40歳近くまでアイドルを続けるとは思ってもいなかっただろう。

それが今はアイドル長寿化の時代。40代、50代になってもアイドルグループの一員として生き、歌、演技、バラエティー、トークをマルチにこなすことが求められる。人生の折り返し地点が近づく中、そんな未来に葛藤を抱き、自分の夢を突き詰めてみたいと考えるのは自然な流れだ。

長寿化が進むアイドルグループから、年齢を重ねたメンバーが新たな人生を模索して脱退するというのは今後も起こり得る。ジャニーズ事務所が「アイドルは短命」という常識を打ち破ったからこそ、直面した新たな課題。これをどう克服していくのか、そのかじ取りが注目される。》





アイドルが何歳になってもファンがついてきてくれるのであればそれでいいとは思うのであるけれども、そのしわ寄せでオトナ向けのエンタテイメントが育たないのは困る。渋谷すばるが記者会見でジャニーズには目標とする先輩がいない、いたら辞めていないという発言をしたのも、背景にはそうした事情があるからだ。



では実際のところアイドルグループの“高齢化”はどのくらいすすんでいるのであろうか。最長老はご存じ25歳年下のグラビアアイドル菊地梨紗と結婚するんだかしないんだかの城島茂47歳である。たしかにこれでアイドルといわれれば激しく破壊力のあるおトシである。



ほかに40代にはTOKIOから3人(山口達也 、国分太一 、松岡昌宏 )とV6から3人がいる(坂本昌行 、長野博 、井ノ原快彦 )。



30代になるとKinKi Kids、嵐、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNの全員、それからTOKIOの長瀬智也、V6の森田剛、三宅健、岡田准一とKis-My-Ft2の北山宏光 、横尾渉 、藤ヶ谷太輔がいる。



合計すると40代が7人、30代が22人。全員一緒のバスには乗りたくない感じのオヤジ団である。これがやがてあれよあれよという間に50代、40代にシフトしていく。元気なころの筒井康隆なら喜んで飛びつきそうなSi-Fi的展開だ。



ついでにジャニーズの男性グループをデビュー順に並べるとこうなる。



1964年 ジャニーズ
1968年 フォーリーブス
1980年 たのきんトリオ
1982年 シブがき隊
1983年 THE GOOD-BYE
1985年 少年隊
1987年 光GENJI
1988年 男闘呼組
1990年 忍者(少年忍者)
1991年 SMAP
1994年 TOKIO
1995年 V6
1997年 KinKi Kids
1999年 嵐
2002年 タッキー&翼
2003年 NEWS
2004年 関ジャニ∞
2005年 KAT-TUN
2007年 Hey! Say! JUMP
2009年 中山優馬w/B.I.Shadow
2010年 Kis-My-Ft2
2011年 Sexy Zone
2011年 A.B.C.-Z
2013年 舞祭組(ぶさいく)
2014年 ジャニーズWEST
2018年 King & Prince



こうした「歌、演技、バラエティー、トークをマルチにこなす」アイドルはどのようにして生まれたのかといえば、男子アイドルグループ生みの親であるジャニー喜多川がめざしていたものがそもそもミュージカルであったことがきっかけであろう。1964年にデビューしたジャニーズはモロに映画「ウエスト・サイド物語」(1961)の一部をコピーして歌い踊っていたものである。らしい。



このミュージカルのサワリだけを3分程度にまとめたようなもの、を、当時隆盛期にあったテレビの電波に乗せて全国の少女たちのハートをグワシっとわし掴みにして、アイドルグループが誕生したのである。とワタクシは思う。



さて、それからすでに半世紀。高齢化するアイドルグループのすすむべき道はどこにあるのであろう? ワタクシは最近こう考えるようになった。「歌、演技、バラエティー、トークをマルチにこなす」アイドルは、いってみれば総合職みたいなものである。飛び抜けたスペシャリティはないけれども今日のテレビ芸能の全般に通じている。対して歌手や俳優は専門職であって、首尾範囲は狭いけれども自分の専門分野では高いスキルをもっている。



現実の企業における総合職はかなり立場が曖昧な存在で、なにをする人なの? と問われれば「この会社の専門家です」としかいいようのない性質の人たちがけっこう多い。その会社だけに通用するその会社の専門家。であるからイザとなるとなかなか潰しがききにくい。専門職は専門分野の高いスキルを武器にさまざまな企業を渡り歩く。そのあいだにいるのが一般職。



なので、「歌、演技、バラエティー、トークをマルチにこなす」アイドルは、テレビ界における総合職、ただただテレビ界にいる者、としてこれまで通り励めばいいのである。



「私は板の上ではなにもできない」(by飯島愛)などと深刻に悩まず、「撮れ高オッケースか?」で生きていけばいいのである。生涯一アイドル。地上波民放テレビはアイドルにくれてやる。永久就職したつもりになればいい。しかし絶対にそこから本格的に出ようとはするな。たぶん出られないであろうけれども。(了)




楽天カードでポイントゲット
申込はこちらへ



【通販限定】ヤクルトの基礎化粧品・イキテルの化粧水が半額!



ノッツェ 無料パートナー紹介





0 件のコメント:

コメントを投稿