2018年4月3日火曜日

でもやっぱり、たけし軍団はアタマがよくない。残念



身内というのはときとしてたいへん厄介なものである。ご当人はこちらのためを思ってしてくれている、少なくともそう信じ込んでしてくれていることが、実はエラいありがた迷惑だったりする。



とくにそれが内心での迷いとか、第三者の目にどう映るか、といった本人にしかなかなかわからないデリケートな事情にふれる場合には、納得して引き下がってもらうのが難しいので困る。ビートたけしはいまそんな状況にある。と思う。





◆『デイリースポーツ』2018年4月2日配信
【たけし「森が問題だな」…怒りの軍団には「きついことするなよ」となだめる】

《 たけし軍団の一人、ガダルカナル・タカが2日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」の独占インタビューに応じ、師匠であるビートたけしの独立騒動について激白した。インタビューは2日正午過ぎに行われ、軍団メンバーが1日夜にSNSで発表した声明文について「(オフィス北野の)森(昌行社長)さんに何を言っても動いてくれない」ことからしびれを切らして、軍団の独断で行動に打って出たことを明かした。

軍団メンバーでSNSをやっている水道橋博士、ダンカン、つまみ枝豆、グレート義太夫が1日夜、ブログで今回の独立の経緯について同じ内容の“声明文”を発表。オフィス北野について

(1)師匠(たけし)が知らない間に、森社長が、いつの間にか、オフィス北野の筆頭株主になっていた 

(2)森社長をはじめ、会社の役員報酬の金額が師匠にとっては容認できない水準になっていた

--の問題が発覚したことを告白。ほかの事案も含めて是正するよう話し合いを持ち、森社長からは改善を約束されたが、事態が遅延し、「師匠がしびれをきらして独立」することを決めた、などの経緯を説明した。

番頭格のタカは、たけしとは独立騒動後も会っていることを明かし、「(たけしさんも)『森が問題だな』ということは話していた」と告白。軍団メンバーが「我々としては、(森さんを)許しがたい」と血気盛んに訴えると、たけしは「あんまりお前らは余計なことをするなよ」「きついことしちゃダメだぞ」となだめるように言っていたという。

また、声明文の中で、森社長について「完全な裏切りがあった」という内容があったことに、「間違いないです」と認めた。》





そうなのね。そんなことをいっているの。こういう場合に起こりがちな齟齬の種がもうバンバン播かれている。ガダルカナル・タカはここで「軍団の独断で行動に打って出た」と語っているけれども、同時にビートたけしに「血気盛んに訴えた」とも語っている。しかしこれがのちのち誰かにとって“ビートたけしの耳には入っていたはずです”になる可能性がないとはいえないでしょ。わかっていないなあ。



独断でやるのであれば、ビートたけしにも一切知らせず完全に自分たちの責任でやれっつーことである。ところがこれだと、背後でビートたけしが糸を引いているかもしれない、と疑ってくださいといっているようなもの。というかそういうふうに考えるヤツは必ず出てくる。結果、自分たちの意図にも反してビートたけしに迷惑がかかる。これくらい少し考えればわかることだと思うんだけどなあ。



ましてや「(たけしさんも)『森が問題だな』ということは話していた」と内々で喋ったことを外に漏らしている。軽率の極み。しかも自分たちの行動を合理化するためのエビデンスとして。このぶんでいくと情報は時間の経過とともにさらにダダ漏れし、いっぽう森昌行社長からの反撃もあって、みっともない内輪のゴタゴタという様相になる。それはビートたけしが激しく嫌がることじゃないの。ダメだなあ、タカ&たけし軍団。なにをかいわんや。



もうひとつ、根本のところで思い違いがあると感じられることがある。たけし軍団とビートたけしについてのパブリック・イメージの問題。とくにビートたけしについては、軍団が危惧するように愛人に手綱を取られて独立しただらしのないオヤジ、と看做されても実際的なダメージにはならない、と私は思うのである。



ビートたけしなら虚実ないまぜにしてそれを笑いに変えるくらいは簡単なことだ。男として人としての情けなさはお笑いの原点なのだから、かえってネタができたくらいのものであろう。そしてそのようして、森昌行のしでかしたゴタゴタを世間に晒さずにすめばそれはそれでいい、とビートたけしは考えていたはずである。オネーチャンと晩年を、というのも独立のひとつの大きな理由であったことは事実であろうし。



それに較べてたけし軍団は器がミクロすぎる。お笑いの人間であるということをすっかり忘れていっちょまえのオトナになったつもりになっている。せっかくお笑いの人間なのであるから、もっと世間に対して明るい対応の仕方があったはずである。“はぐれたけし軍団”に改称して「オフィス北野」から独立してやっていくとか。そこは師匠の意を汲んで森昌行の愚行にはふれず。



たけし軍団のみなさま方、いつのまにか腰が、目線が浮いているのである。芸能人、とくに芸人はもっともっともっと下からいかないとダメ。師匠ビートたけしを少しは見習っていただきたい。



森昌行への不信と愛人がらみのいわば終活の2つがビートたけし独立の動機である。たけし軍団の今回の連名声明文公表の動機は、愛人だけが師匠の独立の理由ではないとアピールすることと、森昌行現社長に代わって「オフィス北野」を受け継いでいきたい、ということの2つ。ね、人間が行動を起こすには必ず2つ以上の理由がある、と前にもどこかで書いたでしょ。



2つ以上の理由は、どれかが大義名分でどれかが本音、とうがって見ることができる場合が多い。たけし軍団の現状況は師匠を庇うという大義名分がいまのところ独り歩きしている。しかし森昌行現社長の追い落としも同時に狙っていることは明らかだ。連名声明文で完全な裏切りとまでいわれた森昌行が一緒に続けていけるわけがない。



たけし軍団が「オフィス北野」を出て新事務所の設立なりに動かないのは、昨日も書いた通り、継続中の契約やらスタッフ、営業ネットワークなどの経営資産があるからであろう。



たけし軍団の行動に、こうした“本音と建前”がチラつくのは芸能人のパブリック・イメージとしてたいへんによろしくない。おそらくご本人たちは純粋に義憤×2(師匠の名誉を守る×森昌行の裏切りに鉄槌を)なのだけれどもたぶん世間はそうは見ない。だって森昌行がイヤなら出ていけばいいだけのお話だもの。



それにひきかえ、やはり師匠ビートたけしはエラい。大義名分になるはずの森昌行の裏切りについてはひとこともふれず、逆に森昌行が口裏を合わせるのを黙認していたではないか。会社立ち上げからのパートナーだったのだからという温情がそこにはあるにせよ、自ら目線の低い位置、ダメオヤジ的理由のほうを選び取っていたわけなのよ。



エラいなあ、ビートたけし。昨日まではいささかだらしなく女に引きずられている感じがして晩節を汚す、などと思っていたけれども、それはそれはたいへん申しわけなかったス。撤回させていただく。連名声明文が出され、たけし軍団の対応が報じられて考えてみるまで事情がよくわかっていなかったもんで。ビートたけしは芸人としてエラい。



明石家さんま(62)や岡村隆史(47)、それから中居正広(45)もか、のようにオネーチャンはどうせみんなカネ目当てで、というデスペレート(desperate)した気分にいつまでも陥らない、というかそれでも女好きなビートたけしはしあわせモンじゃ。(了)




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