2018年9月14日金曜日

自衛隊幹部が低学歴だと騒ぐ高学歴のアタマの悪さ



慶應義塾大学SFC研究所上席所員に部谷直亮という男がいて、とても高学歴な文章を書いているのでご紹介します。「大卒の低さ」という粗雑な言葉づかいや「学位」すなわち「知性」の証しと信じ込んで疑わない単純さはとりあえずご容赦ください。





◆『プレジデントオンライン』2018年9月12日配信
【自衛隊幹部が異様な低学歴集団である理由】

《 ■自衛隊幹部の51%が高卒以下だった

筆者の情報公開請求とプレジデント社との共同取材により、自衛隊幹部は公務員の中でも異様な低学歴集団であることが判明した。しかも、それは米軍や韓国軍にも劣るレベルだという。

まず目立つのは大卒の低さである。大卒以上の幹部(尉官以上)は45.9%しか存在しない(2017年10月末時)。大卒率ほぼ100%のキャリアの国家公務員や米軍の現役幹部の83.8%(15年時)と比べると異常な低さだ。

次に修士以上も酷い状況だ。米軍の現役幹部の41.5%が修士号以上を取得している。しかし、自衛隊幹部は僅か5.02%のみ。特に航空自衛隊幹部は3.64%でしかない(18年4月時)。

そして、注目すべきは高卒の多さである。なんと自衛隊幹部の51%が高卒以下であり、一佐ですら3%の80人が高卒であった(17年10月末時)。中卒の一佐も3人いた。一佐とは、諸官庁では課長級であり、連隊長ともなれば数百~1000人の部下をまとめる職である。

では、なぜそうなってしまうのか。それは自衛隊が第1に、諸外国の軍隊の中でも知性を軽視しているからだ。米軍の場合は基本的に将校は学位を保有せねばならず、保有しない将校でも大尉になれば一定期間までに学位を取らねばならないとなっている。将軍では2つや3つの修士はザラである。自衛隊の場合は、そうした規定もなく、また積極的に国内外の大学に幹部を留学させる仕組みも乏しい。防衛省を含む各省庁のキャリア官僚は、基本的に海外の大学院に留学させるが、自衛隊では非常に限定される。国内の大学院へ行けばはみ出し者扱いされるという。

第2は、自衛隊の専門知識や学問に対する軽視だ。特に陸上自衛隊では、職場の机の上に書籍(軍事や戦争の専門書でも)を置いているだけで上司からにらまれることが多々あり、検閲の場合は私物として隠さねばならない。業務に直接関係のないものを置くのは美しくないためだ。これでは、自ら外部の教育機関で学ぼうとする意欲を持つ人間はつまはじきにされてしまう。

 〜 略 〜 》





ありがとうございます。たぐいまれな大活躍でワタクシたちに「自衛隊幹部は公務員の中でも異様な低学歴集団であること」をご教示いただき、さらに仮に“ドヤ顔をした文章”というものがあればまさしくコレなんだなーというものをご開陳いただき、まことにありがとうございます。



ところでワタクシは「自衛隊幹部が異様な低学歴集団である理由」の2に挙げられている、「業務に直接関係のないものを置くのは美しくないため」、書籍(軍事や戦争の専門書でも)すら机上にあるとにらまれる、という部分にいたく感動いたしました。



「美しくない」というたいへん哲学的な思考をそのまま規範として動く組織というものをはじめて見たような気がします。また、そういう視点でいまいちど理由の1に挙げられている「知性を軽視しているからだ」という説を眺めますと、つまりここでいわれている「知性」とは西欧的知性であって、日本の自衛隊はそこにいない、という図式がとうぜんのごとく浮かんできてしまうのです。



今回、部谷直亮上席所員が「美しくない」からだとする報告をしてくれたおかげで、日本の軍を支える思想の核、「美」はいまだ厳然として存在することがしっかりと知覚され、ワタクシの心は震えました。部谷直亮上席所員にそこまでの洞察と意図があったとは思えませんけれども。



え? 自衛隊は軍ではない? それは野暮というものでございます(by秋篠宮紀子の父・川嶋辰彦)。自衛隊は誰がどう見ても軍であり暴力装置です。これが他の省庁と自衛隊が画然と異なるところです。極端にいうと自衛隊は日常とは異なる世界にあります。ここを見落としてはいけませんね。



日本の軍をまとめているのは絶対的権威を有する指揮命令であり、その絶対的権威の根拠を突き詰めていけばたどりつくのは「美」という究極の求心的世界観です。ひたすら純粋を求めて緊縮していくような。ときどき外国人が日本や日本人に対して抱く「怖さ」の正体もこれと同じ回路をたどっているのだと思います。



つまり上官に「殺ってこい」といわれれば殺ってきてしまうのが日本の軍です。そこに「いや、敵も見方も同じ人間ですから、私はこれについては妥当な判断だとは思いません」とかなんとかの個人的な意見や思想が割り込む余地はまったくないのです。



個々の精神活動はまた別にして、この全体もまた「知性」のひとつのあり方だとワタクシは思います。軍ですから。そして国として軍をもつということは、日本においてはこうした顔のない暴力装置と国民が共生するということなのです



このあと、 部谷直亮上席所員は「自衛隊幹部が異様な低学歴集団である」ことがもたらす問題として「第1は、高等教育で学ぶ抽象的思考ができない」と指摘しています。たとえば共同演習の際に米側は「機動(maneuver)」という概念を「主導権を取る」という意味で使用しているのだけれども、自衛隊幹部の多くは「機動」を物理的にしか理解していなかった、のだそうです。



しかしこれは単なる翻訳の問題ではありませんか? 抽象的思考ウンヌンのお話ではないでしょう。大坂なおみの「I'm sorry」が「ごめんなさい」ではなくて「残念です」に近いものだというのと同じように。



概念の問題ではなくて翻訳上の問題。まあ、そんなことよりそもそも学歴があるからといって抽象的思考にすぐれているなどという保証はどこにもないわけですよ。急に書き方がメンドくさそうになってゴメンナサイ。



でもって、もたらされる問題のその2はもっと腰が抜けて「根性論の重視」。そして「パワハラ全開」、陸上自衛隊では作成文書に規定のフォントが使われていなければ人格否定までされるそうです。この程度の「パワハラ」などどこの省庁でもゴロゴロしているじゃないですか。



結局、 部谷直亮上席所員は低学歴集団でなにが悪い!! ということを逆説的に語っておられるということなのでしょう。なにしろ高学歴な男ですから「知性」とはなにか、よく理解しておられることと思います。これからもおもしろい研究をじゃんじゃんばりばりお願いいたします。(了)




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