2018年9月26日水曜日

貴乃花親方にはコミュ障っぽいところがあるんじゃない?



アマチュアスポーツ分野の一連のスキャンダル、それから直近では平尾昌晃(享年79)の三男・平尾勇気(37)の「後妻業ビジネスの極悪非道版」会見など、よく生放送までされていますけれども、記者会見というもの、中身は実につまりません。



どうしてつまらないかというと、会見する側の主張をほとんど一方的に聞かされて終わることが多いからです。つまり遠慮しているのかやる気がないのか、取材側のツッコミがまったく不十分ということです。本気度が足りません。



たとえば対立する両者がいたとして、その双方の意見をバランスよく併記した呑み込みやすい情報を求めているわけではないのです。明らかな矛盾がそのまま放置されてしまい、真実はまた別のところにあるのだろうなと思いつつ我慢しながら見聞きしているのは退屈だ、といっているのです。



会見する側としては、そういう形式的な記者会見でもいちおうのミソギはすんだ、みたいに扱われるとすればラクなものでしょう。ついでにいえば、行政や企業関係でよくある立ち上がってアタマを下げるというあのやり方もすでにフォーマット化されていてなんの意味もありません。



自分自身ではお茶を濁すつもりはなくてもそうなってしまうタイプの方々もいます。昨日(9月25日)、300人もの報道陣を集めた貴乃花親方もそのひとりです。親方の場合はさらに独自の情報公開ルールのようなものがあるらしく、ほとんど要領を得ていませんでした。なぜいきなり引退届なの? という肝心の部分すら十分に説明されていません。



そうしたなかでひとり異彩を放っていたのがこの方です。↓





◆『スポニチアネックス』2018年9月25日配信
【NHK刈屋富士雄氏 会見で貴乃花親方に“異例”のお願い 話し合いの際は「応じてほしい」ネット反響】

《 大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日、東京都内で記者会見を開き、日本相撲協会に退職届を提出したことを明らかにした。

理由については、弟子の貴ノ岩関に対する元横綱日馬富士の傷害事件をめぐり、内閣府への告発状の内容が協会の弁護士から事実無根とされたことを挙げ「事実無根ではないと認められない。真実を曲げることは私にはできません」と語った。

質疑応答で、アナウンサーとして大相撲中継も担当し、現在は解説委員のNHK刈屋富士雄氏(58)が「親方、かなり誤解しているんじゃないかと思って今(質疑応答を)聞いているんですよ」と切り出した。

「告発状の内容をすべて事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないとか、一門に所属できないということを、相撲協会が総意として決めることは、まず考えられないと思って。8月7日の文書を協会側の調査によって事実無根と結論付けたわけですが、告発状を出した親方には親方なりの真実があるわけで。でも告発状を取り下げて、その騒動の処分を受けているわけですよね。その上で、事実無根と認めなければ、親方としてやっていけないなんてことは、たぶん協会の総意ではなく、一部の理事、一部の役員の考え方じゃないかと思うんですよね。引退届を受け取った協会の人が『これは誤解だ』と、あるいは『ちょっと話し合おう』という形で、いろいろな話し合いを求めてくる可能性もあると思うんですよ。その話し合いには是非、応じてほしい」

「貴乃花親方が一門に所属しない件も含めて、僕は今場所中、いろいろな親方の話を聞いて、やはり(貴乃花)親方を残したい、応援したいという人は半分以上いると思うんですよ。だから、今はもう辞めると思っているかもしれませんが、もう1回、もし協会が『話し合おう』という時には是非、話を聞いてもらいたい。30年来の付き合いとして、これは質問というよりはお願いです」

貴乃花親方はうなずくように聞き入り、頭を下げた。

貴乃花親方に“翻意”を促すような刈屋アナの“異例の説得”に、インターネット上でも「胸熱」「相撲愛が伝わる“質問”だった」などの反響があった。》





そうなのです。貴乃花と相撲協会のあいだにはどうしたわけか深〜い断絶があります。それと猛烈な不信感。これを乗り越えない限り話は一歩も前にすすまないのですが、なぜそうなってしまっているのかがワタクシたちにはどうにも不得要領なのです。



おそらくそれは貴乃花親方の性格にも起因しているのだと刈屋富士雄は考えています。それも大いにあるでしょう。しかし同時に、そんな貴乃花の言葉、語法みたいなものをときほぐして誰にでもわかりやすいものに翻訳できなかったマスコミにも責任の一端はあるとワタクシは思います。



ふだんからツッコミの足りないマスコミが貴乃花親方の孤立を深める遠因になった、といえばいいすぎでしょうか。



どこまでもしつこく食い下がるエネルギーがマスコミにあったとしたら、それは貴乃花親方の学習の材料にもなり、結果としてこんな混沌とした終わり方を招かなくてもよかったのではなかったか、と思います。いってみればいつも単独行動していた貴乃花親方に対して世間知というものの役割を果たせた、と。



この出来事はコミュニケーションの断絶、ディスコミュニケーションに覆われた日本の状況を象徴しているように思います。問題はマスコミ、ひいてはワタクシたち一人ひとりのエネルギー、熱量の不足です。ワタクシたちはいつのまにかひどく老いぼれてしまっていたようです。(了)





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