爆笑問題の田中裕二が「さいたまアリーナは〈たまアリ!!〉」とわめいたらしい。
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爆笑問題の田中裕二が「一丸で頑張ろう」とささやいたらしい。
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爆笑問題の太田光が生まれたとき「光」と名付けたご両親の心情を思うと、うかつにも、うっすら涙さえ滲む。
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太田光が笑うと地獄を連想する。もちろん亡者のほうである。
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太田光、ついに村上春樹を超える小説を書き上げたらしい。タイトルは『嫁のNG』。ひたすら妻にコントロールされ続ける日々を綴ったものである。
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お好み焼き屋の鉄板の上で小さな小さな太田光がグネグネ踊っていた。年をとったサルのような顔で「この世はスンダばやり」とわけのわからないことを口走っていた。
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泉ピン子は雨にも溺れる。
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泉ピン子の顔を茶色に塗ると、フンコロガシ(=スカラベ)が寄ってくる。
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泉ピン子にヘルメットをかぶせるとくす玉になる。
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ピン子の本名は「小夜」である。親のつつましやかな願いを、ピン子はムチャクチャに踏みにじっている。
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小学校でカエルの飼育係だった。春にたくさん卵を産んだ。よく見るとそれはみな透明カプセル入りの小さなピン子であった。
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泉ピン子は自分のことを着せ替え人形のブライス似だと勘違いしているらしい。
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ピン子人形のアタマを軽くたたくと「あんたこそバカなこといってんじゃないわよ。いい加減にしなさいよ。なんだと思ってんのよ。ションベン垂れのガキのくせして」と声が出る。両方の鼻の穴に指を入れると「ぶう」といって白目をむく。片方だけだと「なんなのよこれなんなのよこれなんなのよこれ」と繰り返しながらつま先立ちで歩く。
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ピン子は磯野貴理子をクズ扱いする。ピンキリである。
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橋田壽賀子と石井ふく子は、泉ピン子が繰り出すゾンビ術に操られている。生死は、まだはっきりしない。 (了)





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