テレビ独特の面白さとは、人の顔をまじまじと眺められることである。あ、いま少しごまかした、とか、ほんとうはこのトークの相手のことを嫌っている、とか、知らず知らず観察してしまっているのである。それで延々と観続けられるのである。
*
だからテレビでは、歌うとか語るとか芝居をするとか、本来やっていること以上に、その人の全体像、個性みたいなものが重視されることにもなる。逆にいえば本業がダメでも存在自体が面白ければ、それでなんとなく通用するのである。いわゆるキャラクターというやつである。
*
キャラクター重視の延長線上にプライバシーの切り売りがある.芸と呼べるものがなにひとつなくても、恋愛、結婚、不倫、離婚、闘病、介護などなど、話題を提供し続けられれば食べていける。そういえば最近の石田さんちはどうなっているんだろうか。
*
で、鈴木おさむと大島美幸である。この2人はさらに困ったことに、どうやらテレビあるいはお笑いに人生とか命とかを懸けたつもりになっているらしいのである。まあ、それはそれで勝手に懸けてくれればいいのだが、しかし、人生を懸けることと晒すことは違う。ひっそりと心の奥にしまってある決意というものだってある。
*
*
もし、おさむと美幸が、懸けているのだから晒してもいいと考えているのなら大きな間違いである。命を盾にとって行動を正当化しようとするなど、取り乱した子どもと変わらない。
*
このあたりの、頼まれてもいないのに自分の命を振りかざしてくる感じが、不快なのである.しかも、実際のコンテンツとしては現在進行形で「つくられて」くる。改変が効く。ただ塗り重ねていくだけ。面白くない。
*
キングコングの西野亮廣が、映画化されたおさむの作品「芸人交換日記」を面白くないと批判したとき、みゆきが横から「絶対許さねえ」とかなんとか血相を変えてお門違いの文句をわめき散らしたのも、命がけにテンパっているからだろうな。凶暴なイノシシ夫婦なのである。
*
それにしても、そういわれてすぐさま謝ってしまう西野亮廣にも開いた口がふさがらない。バカばっかり。つまらねー。
*
つまらなくなったので話は変わるが、小汚い焼き肉屋のオバサンが見た目も声もいかりや長介にクリソツだった。座布団でテーブルを拭いていた。
*
このあとはギャグにしよう。先に寝た中学生の弟のノートを見たら、最後は「あ」という字の途中で終っていた。いったい何があったのだろう?
*
*
私は草食系ではない。少食なだけである(by 諸見里大介は滑舌の悪い芸人)。
*
SMショーでM役の女が「お願い、もうやめてっ」と迫真の演技をした。S役の男が「モーはウシだ。ブーと鳴けっ」と必死のアドリブで応じた。
*
おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、桃太郎は仮装イカダ下りに行きました。
*
ぶっちゃけ本当のところ「人を憎んで罪を憎まず」だとオレは思うな。
*
深夜、外がゴーゴーとうるさいので2階の窓を開けたら、目の前の道路をUFOが這っていました。「ポンコツっ!!」と叫んだら少し静かになりました。
*
全力の大慌てで部屋の前までたどり着き、バッグのなかの鍵を探しているうち、ついに脱糞してしまいました。
*
*
信号待ちの交差点でこっそりオナラをしました。いつのまにかすぐ後ろにベビーバギーがとまっていました。赤ちゃんは鬼の形相でした。
*
金印を「ゴールデンインド」と読む。
*
マイケル・ボルトン(MICHAEL BOLTON)はデビュー時、マイケル・ボロチン(MICHAEL BOLOTIN)であった。ほんとうの話である。
*
社長からのメッセージがあります、といおうとして「マッサージがあります」といってしまう。
*
人生は底なし沼のようなものだと感じたのは、予備校生時代に3浪中の先輩に連れられてはじめてキャバクラへ行ったときのことです。以来、どこへいってもズブズブと足をとられています。
*
病院に行って捻挫した足首を見せたら、看護師のきれいなお姉さんに「くっ、くせえっ!!」といわれました。
*
*
ビルの外壁防水工事のバイトで、屋上の足場を踏み外し、地上約60メートルの高さで逆さ吊りになったことがあります。恐怖のあまり、オシッコが顔まで垂れてくるのには参りました。
*
自称ヒーラーのチョビ髭おじさんに施術してもらいました。やっぱり途中で気持ちが悪くなって逃げ出してしまいました。考えてみればそれから1ヵ月ほどチャクラが開きっぱなしです。大丈夫しょうか?
*
KUMONを「KOUMON」と読み間違える。
*
雨の夜、横断歩道で滑った。転びながら絶対に右側で信号待ちをしているタクシーのほうは見ないと決めた。だがしかし、つい四つん這いのままキッとにらんでしまった。その姿を車載カメラに撮られてしまったに違いないのだ。
*
貧血と貧乳、どっちがいい? (了)





0 件のコメント:
コメントを投稿