6月に「週刊文春」がスクープしたAKB48柏木由紀(23)とジャニーズ、NEWSの手越祐也(27)の浴衣抱擁写真の一件である。なにをいまさらではあるが、ひとつの雑誌が潰されたのである(現状休刊)。もう少し騒いでおくべきではなのいか。
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そりゃ柏木由紀と手越祐也が箱根の旅館でなにをしようと勝手である。勝手ではあるが、AKB48には恋愛禁止(片思いはOK)という厳然としたルールがある。柏木由紀はルール違反を犯したのである。
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しかし現状、AKB48も柏木由紀自身も完全スルーなのである。まあ、そんなことどうでもいいか、と思ってしまう私ともども、それで通用すると判断するとは、すでにすっかりたるみきってしまっているわけである。祐也もしれっとしてるし。
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諸君、思い出そうではないか!! いまをさること2年前、峯岸みなみ(22)がダンサー宅に泊まって同じ「週刊文春」にすっぱ抜かれ、セルフバリカン丸坊主刈りをYouTube配信したあの日の緊張感を。
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ルールを無視してお咎めなしというのでは、それはもう法治国家とはいえない。最高裁まで争ってでも、憲法違反として断乎、弾劾せねばならんのである。立憲主義の危機なのである。ステージ上にズラリ坊主頭が並ぶ日がこようと。あ、恋愛禁止は法律ではなかったのう。
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というか、ルールをいいかげんにしはじめると、とたんにゲームはつまらなくなるのである。このあたりにもAKB48のそろそろ落ち目の感じが看て取れるわけである。
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本題。ここで取り上げたいのは「週刊文春」のあとを追ってほぼ自爆した「BLACKザ・ タブー」という雑誌になにがあったのか、ということである。
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「BLACKザ・ タブー」は、知っての通り、2人の浴衣抱擁写真を「週刊文春」に売ったAKBメンバーの実名を7月13日発売予定の第17号で公表するとTwitter上で予告していたのである。しかしその前日の12日に突如として休刊を発表したのである。
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結局、「BLACKザ・ タブー」号は市場に出た。つまりプレッシャーのタイミングが遅れて発売を止められなかったのである。まずはそこに書かれていた内容から述べておく。たぶんいちばん気になる部分だろうから。
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くだんの写真は、まず柏木由紀本人が指原莉乃(22)、渡辺麻友(21)、横山由依(22)、宮澤佐江(24)に送ったのだそうだ。そこから、今度は指原莉乃が他のメンバーにも転送したのだそうだ。誰にかはわからぬ。そうこうするうち写真を手に入れた小嶋陽菜(27)が関係者を通して「週刊文春」に売ったということだそうだ。伝聞ばかりですまね。
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柏木由紀と指原莉乃、渡辺麻友、横山由依、宮澤佐江は仲がよいとされている。指原莉乃が他のメンバーに転送したのはグループ内での影響力誇示のためだと考えれば納得がいく。小嶋陽菜はかつて手越祐也と交際の噂があった。
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また柏木由紀はワタナベエンターテインメント所属、小嶋陽菜はプロダクション尾木というわけで、同じAKB48同士とはいえ、完全に利害が一致しているわけではないのである。なんだか程度の低い女子中学生みたいな話だが、こうした経緯はあり得ることだと思う。
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で、第17号の13日発売がもう物理的に止められない状況にもかかわらず「BLACKザ・ タブー」が事後処理的に休刊を発表したというのは、これはいわゆるおとしまえである。まあまあいろいろとお憤り、ご不満はございましょうが、これでひとつ手打ちということにさせていただいて……、というわけである。
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では誰に対してのおとしまえなのか? この件では、真相を公にされると困る連中はことのほか多い。当事者の3人のほか、AKB48、ワタナベエンターテインメント、プロダクション尾木、さらに話題が拡散するとジャニーズ事務所としてもしめしがつかなくなるし、広告代理店も直接的な影響を受ける。
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「BLACKザ・ タブー」の関係者は、名前は明かさないものの、3人に腹が立つというようなことを喋っている。複数のアプローチがあったことを伺わせる。まあ、知ってか知らずか、かなりの危険物に手を出してしまったわけである。
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ところで、「BLACKザ・ タブー」という雑誌がどんな雑誌かというと、若干サブカルテイストが入った、実話・スキャンダル誌である。発行はミリオン出版。大洋図書の関連会社として1970年代なかばに設立され、「S&Mスナイパー」などで業績を伸ばした会社である。懐かしい。
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ミリオン出版は1986年にグラビア系アダルト誌「URECCO」を創刊。その後もアダルト系雑誌を主軸に歩むが、1986年にツーリング雑誌の草分け「アウトライダー」、1989年にはレディース暴走族雑誌「ティーンズロード」、さらに1995年には元祖ギャル雑誌「egg」を創刊して発行部数40万部に達するなど、積極的に新ジャンルを開拓してきた出版社としても知られている。
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そんななか、1994年に創刊したB級ニュースマガジン「GON!」が「実話ナックルズ」や「BLACKザ・ タブー」の先駆けとなったのである。
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他社の「BUBKA」などもあわせ、このテの、コンビニではオトナ向け雑誌の棚に置かれる実話誌はきわどい内容が多く、クレームはほぼ日常茶飯事である。ミリオン出版もこれまでにも何度か休刊、廃刊の憂き目にあっている。2008年の「実話ナックルズRARE」などは創刊号で休刊してしまっている。
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しかしだからといって、潰されて当たり前、ではない。自分たちに都合の悪い報道は力で潰すという蛮行がこうして半ば公然と行われ、黙認されているのである。これって問題じゃあないのか?
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そういえば、「BLACKザ・ タブー」が発売日前日に休刊になったことはニュースになったものの、そこになにが書かれていたかを報道したメディアは、私の見る限りなかった。AKBとジャニーズを敵に回したくはないんだろうと思う。
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に、してもである。柏木由紀も手越祐也もAKBもジャニーズも、いくらきれいごとを並べたって、若いんだからそりゃあいろいろあるわさ、的なふてぶてしさに充ちている。ファンの気持ちに少しでも寄り添おうという気配すら感じられない。
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さらに一方では、ヤバいことを書けば潰されてもしかたないよなーみたいな、身も蓋もない諦めの空気が漂う。この心底しらけきってどこまでもフラットになってしまったように見える状況、実はたいへん危険なのではないかと思うのである。
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私たちは水槽の中で退屈している金魚みたいなものだ。ガラスを通して見る川の流れは激しくて楽しそうだ。しかしだからといって川に飛び込めば、流されるかほかの魚や鳥などに襲われるかで確実に死ぬ。そんな川の中の様相を具体的にイメージできぬまま、ただ退屈に流されるなどということのないようにしたい。
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話は変わるが、小島よしおが子どもたちに大人気だと不思議がられている。そんなことあたりまえではないか。よしおのアタマは、まだ言葉をまともに話せない子どもと同じレベルなのである。その証拠に、よしおのギャグに意味のある言葉はほとんど不要である。
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鈴木京香(47)と長谷川博己(38)が同棲を解消したのだそうだ。結婚発表はきょうかあすか、って話だったのにな(謝)。福山雅治にシャンプーさせてるぶんにはいい女なんだけどねー。一緒に暮らすってどうなんだろーねー。
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中華人民共和国って共産主義国家のはずだけど、どうして経済格差があるんだろう? 早くプロレタリアートを解放しろよ。じゃないとまた革命おきちゃうよ。
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日本ではモロ出しはダメなはずなんだけど、実質ネットでは見放題だよねえ? おかしいよねえ。しかも立憲主義国で三権分立のはずだよねえ。それに主権在民なんだよ。……中国と日本って案外似てるね。
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理論物理学者のホーキング博士によると人類はあと200年以内に絶滅するらしい。しかし難病で5年ももたないといわれたご本人は、それからももう50年も生きている。 矛盾はいたるところにある。
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伊藤英明(39)はナンパした女たちと乱痴気騒ぎをしたばかりか、そのときの仁王立ちフェラをフライデーされたエロ男である。それが最近、なんだかご夫人がご懐妊だとか三池崇史の「テラフォーマーズ」で主演とか、ことのほかしあわせそうではないか。仁王立ちフェラがしあわせになってはいけないというわけではないが、腹が立つ(notマラ)。
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寺山修司監督『田園に死す』でセーラー服姿を披露した八千草薫は当時43歳であった。どういっていいのか微妙なところだが、いまならふつうにAVの設定である。このあいだも松本まりな(46)という人がやっていた。いつも話が唐突ですまね。
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さらに逸れるが、松本まりなは21年間のブランクをおいて復帰した人気女優である。しかもいまや娘までもがAV嬢なのである。アダルトビデオは女子サッカーよりもとっくの前に文化になり、ロックよりもずっと早くシーンを形成していたのである。
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高橋ジョージ(56)がNHKドラマの撮影時間を強引に変更させたとか、またネガティブな情報が出てきた。離婚裁判に和解なんてあり得ないってことだろう。 (了)





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