2016年2月29日月曜日

行き先々で奇妙で滑稽に世間をゆがめてしまうガリガリ加藤紗里





松方弘樹(73)の疑惑の入院、サンミュージックが新人アイドルをベッキー(31)そっくりさんに“工事中”、玉置浩二(57)が自宅押し入れに閉じこもりっきりでほぼ1ヵ月、テリー伊藤(66)の左目の斜視が再発し、もう一度きつめに手術し直した結果、今度はキュートな内斜視に!! と、いろいろな噂が飛び交う芸能界です。



今年は年明けから大きなニュースが連続していますし、さすがに何かが起こるといわれる閏年です。少なくともオリンピックは必ず開催されます。そんなこんなの2016年の出来事のなかでも特筆すべきは、ガリガリサリ=加藤紗里(25)の出現です。



サリの出現の前にあった、正輝&美佳の不倫、ベッキー&ゲス川谷のありがとうセンテンススプリング!! 、SMAP分裂騒動、清原和博覚醒剤で逮捕!! などですら、もうすっかり色褪せてしまった感じです。だからといって食べ残すつもりもありませんけれど。



で、今回はだいぶ材料が集まってきたので、ガリガリサリ=加藤紗里の新しさ凄さについて、少し詳しく具体的にまとめておこうと思います。あ、冒頭に書いたトピックはすべてデマですから信用しないようにお願いします。って、ハナから信用してませんよねえ。



 

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ガリガリサリの個性をひとことで表すと、やはりトリックスター( trickster) ということになるのでしょう。トリックスターというのは、互いに対立、矛盾する二面性をもち、自然界の秩序まで無視して行動するいたずら者のことです。もともとはお話のなかの存在です。



トリックスター的資質をもった人間は、停滞した世の中に活力を蘇らせたりもすれば、混乱に陥らせたりもします。まあ、ひょうきんエスパーとかそんな感じです。もちろんそんな超人めいたチカラをガリガリサリがもっているわけはありません。トリックスターの匂いを感じさせる程度のものです。それでもたいへんなことです。



そのトリックスターの匂いがどこから発してくるかといえば、ガリガリサリの行くところどこでも、いつもなにかが滑稽に歪んでしまうところです。つまりガリガリサリ本人というよりも、まわりが自然になにかやらかしてしまう感じになるところが可笑しいわけです。



たとえば狩野英孝(33)です。ガリガリサリを連れてきた男です。英孝もいくぶんトリックスター的資質を感じさせる男で、“もっている”とか“笑いの神がついている”などと評されることがあります。



ですから、ガリガリサリが英孝の“本命彼女”として名乗りを上げ、川本真琴(42)との二股疑惑が浮上したときには、誰もがとうぜん英孝に軸をおいて眺めていました。そしていつかそこに笑いの神が降りてくるはずだ、英孝にまた勲章がひとつ増える、と見立てたものです。



しかしいまや主役は完全にガリガリサリであり、英孝は脇役のひとりです。仕事オファーの数もいまやサリのほうが多いといわれています。しかもバラエティやトーク番組に出演して発言した内容がそのままニュースになる発信力は抜きん出ています。



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まあ、それにしてもガリガリサリ以降、英孝と付き合ったという女が出てくること出てくること。たしか昨日は3Pだか4Pだかをしたというセクシー女優のインタビューまでどこかに上がっていました。



セクシー女優!! 元をただしていけば、セクシー女優→AV女優→本番女優→ポルノ女優→ピンク女優なわけです。セクシー(sexy=性的魅力のある)ではなく、正しくはセックス女優というべきなのです。どーでもいい話ですが、なにかマイルドに誤摩化しているようでイライラしてしまうわけです。



で、この手の女がまるで堰を切ったように次々に現れて、英孝は二股疑惑から三股疑惑、六股疑惑、そしてもう数えるのもメンドくさくなったとばかりに多重股疑惑とまでいわれているのです。ダジュウマタギワク、お股の千手観音。



そういう女たちは、ガリガリサリと英孝の騒動に乗っかって売名を目論んでいるのだと読むのは簡単です。ガリガリサリが美人でもなく、しかもそうとう安っぽいので組みしやすいと考えるのだ、と分析もできます。しかしこれはガリガリサリがいなければ起こらなかった事態なのです。



 

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なんだか可笑しな感じになるのは、ガリガリサリの父親も例外ではありません。父親の加藤正明(58)は2月24日、『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ)のインタビューに応じています。「早く、この件が終息することを願うばかりです」、「親思いのとてもいい子がこんなにネットで誹謗中傷されて、かわいそうでたまらないです」と、涙ながらに語ったのです。



さらに「これを機に広島に戻って、店でも手伝ってもらったらいいなというのが私のいまの願い」という希望も口にしておられました。父親が出てきて娘のために涙を流す。娘の景子(53)を統一教会から脱会させようと奮闘していた飯干晃一(享年72)と鈴木宗男(68)くらいしか私の記憶にはありません。



ついでにいっておけば、三中元克(25)を“卒業”させた2月27日の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)もこのくらいまでやるべきだったのです。5年間も素人をいじったのですから中途半端に投げ出すのは最低の結着です。というより、この番組はもう終了ですね。ガリガリサリが出てきて陳腐さがはっきりあからさまになってしまいました。



で、父親が泣いた24日の夜、ガリガリサリはブログにこう書いているのです。「紗里のお父さんてさ、、、テレビ出てた?しかも最後泣いてたって聞いて・・・びっくりしてまだ見てないし連絡もしてないんだけど・・・ちょっと動揺を隠せない。。。」。25歳の女らしい素直な感想です。



そしてブログはこう続きます。「ごめん、、、どーだろ。なんかやっぱ思うことあったな。でも紗里は自分を曲げれない。。。」。思うことはこちらにもありまして、「ら」抜きになっているのはともかくとして、いつのまにかガリガリサリの行く“道”みたいなものが設定されていることになっているのですね。思わずニヤリとしますね。



サリは何に向かって自分を曲げないでいきたいのか、そんなものはないわけです。まさか狩野英孝の嫁になりたいわけでもないでしょうし。しかし“でも紗里は自分を曲げれない”と書くと、なにかがあるような気分にはなります。こうしてガリガリサリは、このときは何者かになりおおせたのです。このあたりの一種の詐術を繰れるというのは、計算づくではなく、まあ女の得意とするところではありますけれども見事です。



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ガリガリサリの人を可笑しくさせるチカラは、昨日、2月28日の『サンデー・ジャポン』(TBS)でも存分に発揮されていました。サリはまず、桂文枝(72)との不倫騒動のさ中にある元演歌歌手の紫艶(38)が番組の電話インタビューに応えたことを受けて「ダメ絶対。売名ダメ絶対。(私は)じゃないです。この方は売名だと思います」とキッパリといい切りました。どの口でいうのか、という感じですが、キッパリ強心臓です。



すると、同じくゲストできていた矢口真里(33)までもが、なにを思ったか「私が語るのはあれなんですけど、してしまったことに関しては反省しかないけど、その事柄を大きくしないためには絶対に語らない方がいい。だからどうしていろんな情報をメディアに与えてしまうのか不思議だなって」と語りだしたのです。



その位置、つまり“不倫現場踏み込まれの修羅場経験者”という、ステイタスとしてのその席を、ついに矢口真里は手にしたのです。きっとずっと欲しかったに違いないのです。おそらくこれから矢口真里は世間の不倫や浮気問題全般について、徐々にあけすけに語るようになるでしょう。



それにしてもガリガリサリとピストン矢口が、まさか2人揃って人さまの異性スキャンダルにもの申すの図です。アタマがクラクラしました。これもサリがいたから起きたことです。



さらにピストンは「加藤さんが出はじめたとき、正直、すっげー嫌いだったんですよ。なんてコが出てきちゃったんだって。絡むと火傷してしまうと思って怖かったんですけど。でも気づかぬうちに洗脳されてて、いま毎日ブログとかインスタ見ちゃってるんです」。と語っています。これがいま世間でおきている「ガリガリサリ現象」なわけです。



 

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行くところ行くところを奇妙に可笑しくゆがめてしまうガリガリサリの魔の手は、いまだに川本真琴を掴んで離しません。2月25日の真琴のTwitterによると、3月初旬に配信開始予定の新曲のタイトルが『ホラーすぎる彼女です』だというのです。話題に乗っかって、とはいっても、コメディアンでもないのですから、いささか驚きます。これもガリガリサリがいたからこその椿事です。



“洗脳”だとか先ほどの“詐術”的ないい回しだとかを支えているのは、ガリガリサリの卓越したコメント力です。2月25日のブログには「延べ10億回くらいに叩かれて、嬉しいコメントに感謝も数えきれないくらいして。。。日本ってこんなに人っていたっけ?って思った」と書いています。で、これに対するサリ自身の回答が次の通りです。



「例えば学校のクラスとか会社の中でもこんなことってあるって思ってて、色んな人がいて、色んな意見があってさ、でもさ、その強制に応えることが『人』の使命ってことじゃない気がするわけ~~」。そして「紗里が演じてるのかもしれないし、みんなに嫌われるのが紗里の本性なのかもしれない。それは正直わからない」です。



はじめの文は、別に人さまのいうとおりに生きなくてもいいじゃん、ということをいっているわけです。ここでうまいのは『人』という言葉のつかい方です。とくに『』(二重カギカッコ)ですね。『』がうまい。それで自分(=ガリガリサリ)という限定された生身の人間の話ではなくて、広がりのある抽象的な『人』の話につながっています。



でもって、「紗里が演じてるのかもしれないし、みんなに嫌われるのが紗里の本性なのかもしれない。それは正直わからない」。つまり、わざとやってんのかもしんないしもともとそんなヤツなのかもしんないし、というはぐらかしを、思慮深い雰囲気で語ることに成功しているわけです。“本性”という言葉が生きていますね。「ほんしょう」と「ほんせい」のそれぞれの意味とニュアンスをガリガリサリは知っています。



でも、このあとにさらに続いている「紗里は紗里を背負うことをやめた時、地元に戻ってお父さんのお店を手伝いたいと思ってる」はいただけません。お調子にのった蛇足でした。お前はそんなにたいしたモンかよ、という罵倒から逃れられていません。



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しかし瞬発力はたいしたものです。たとえば2月26日 に『 週刊女性PRIME』が、高須クリニックの高須克弥院長(71)の次のようなインタビューを発信しています。

「涙袋と鼻の根元にヒアルロン酸が入っているよ。しかし、彼女は入れるところを間違っているなぁ。口の周りに入れてほうれい線を消せばいいのに。これ以上痩せちゃうと、鈴木その子みたいになっちゃうよ」

「元に戻すのは簡単だよ。涙袋は大きすぎると怖くなっちゃうし、鼻は小さく見えたほうが可愛く見える。だから涙袋と根元に入れたヒアルロン酸を溶かして、溶かした分ぐらいをほっぺたとほうれい線のところに戻してあげればいいだけ。溶かすのが15万円で、新たに入れるヒアルロン酸が20万円といったところだから、35万円あれば元の可愛い顔に戻れるよ」



これに対してガリガリサリはすかさず当日、Twitterで「よ~し、湘南美容外科行こ~っと」と挑発的に返したのです。トリックスターは言葉では絶対に負けません。



こういう具合に、先ほど『めちゃ×2イケてるッ!』の三中元克の話題で少し触れかけましたが、実生活とエンタテイメントがシームレスに同じ場所でつながっているというのが、ガリガリサリの新しさなわけです。ですから新しいお笑いともいえますし、究極の天然といういいかたもできます。



おそらくウーマンラッシュアワーの村本大輔(35)もはっきりと意識しているわけではないものの、こうした方向をめざしているという気配は感じます。意識的にそう動こうとしているのは鈴木おさむ(43)と大島美幸(36)夫婦ですが、しかしサリの足元にも及びません。



 

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破竹の勢いで進撃中のサリです。芸能界では大先輩のハイヒール・リンゴ(54)に対しても、ブログで「そしてお鼻さ…イイことなんだけど、紗里より大きい…笑」とイジる始末です。“イイことなんだけど”といわれても、なんだかよくわかりません。よくわかりませんが、可笑しいのです。



しかも、2月26日の『グッドモーニング』(テレビ朝日)でデヴィ夫人が「私は不愉快さを感じるし、おこがましい」、「自己顕示欲の権化みたいな感じで、はしたなく下品。嫌がられる感じがする」とサリに対する不快感を表明すると、一転して従順にそれを受け容れてみせるのです。



この部分、実生活とエンタテイメントをシームレスにつなぐサリの行動原理が垣間みられて面白いので、少し長くなりますがブログを引用しておきます。

【世界のMiss、デヴィ夫人。】

「そうそう、今日のニュース見た~~いきなりネット見てたらデヴィ夫人って出てて・・」「紗里みたいな人間のためにわざわざ本当すいませんでした。もともとMissデヴィ夫人すっご~~~い人っていうのは知ってたけど、最近もテレビで見てるデヴィ夫人。この人、本当に凄すぎるって思ってて」

「あんなに大先輩で自分を生きてる、すっごい人に言われちゃったらさ…紗里も返す言葉が無くて。もともと『人として』弟子になりたいくらい好きだもんね…紗里」

「あんなに自分を生きてるのに周りまで楽しくできる人、見たことないし。逆に見たことある? あんな人。世界の人だよ…そんな人が全身タイツとか、空からダイブしたりしちゃうって…なにそれって…」

「もらった言葉を紗里なりにきちんと噛み締めて今はまだガキンチョだからまだやり方がわかんないです…けど…デヴィ夫人が言われた言葉がきっといつか紗里のゴールになるんだろうなって。とにかく、はい!って思った。ありがとうございました。背筋ピーーーーン!」



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デヴィ夫人がひとつの目標であったとは。サリとの共通点は、メディアに出ている本人と実際の本人が完全にイコールだということですね。サリの場合は、これにプラスして日常の生活までさらけ出す強さがあるわけです。



トリックスターは人を混乱させたり楽しませたりするほかに、巧まずして人や物事の本質、知られざる一面を暴きだしてしまう性質もあります。父親の涙や、狩野英孝の多重股、ピストンの “不倫現場踏み込まれの修羅場経験者”というステイタスなどが、その例です。



今回、『グッドモーニング』のデヴィ夫人へのインタビューを、サリに苦言を呈した、として取り上げたメディアの多くが、記事の終りのほうで夫人からサリへのアドバイスだとして次の言葉を付け加えています。「良心と誠実で本当に心ある発言がないと全て無理」「人はやっぱり真実を見極めますから」。



さて、なんだかまた今度はフツフツとデヴィ夫人のまわりが歪みはじめているようです。なぜにみな、こんなアドバイスを揃って付け加えているのでしょう? デヴィ夫人、またなにかをやらかしてしまっているのでしょうか? やらかしている気がしてなりません。誰かケンちゃん(69)にでも確認とってもらえないでしょうか? (了)




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