ベッキー(31)が面白いのである。しかしイライラもさせられるのである。ジタバタ加減がなんともいえず間抜けなのである。しかも「ゲスの極み乙女。」川谷絵音(27)とは「絶対に別れない」(東スポWeb1月30日配信)らしいのである。ひどく自分勝手でエキセントリックな感じが、また香ばしいのである。
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で、『スポニチアネックス』(1月31日 配信)によると、ベッキー、いささかたいへんな状態らしいのである。「関係者によると、ベッキーは都内の自宅で静養中。かなり憔悴しており、『母親がつきっきりで面倒をみているが、食欲もなく眠れない状態が続いている』」のだそうである。
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おお、はやくも“いささかたいへん”などと意地悪いいいかたをしてしまったのである。いいわけになるが、スポニチだもんなあ、“関係者”のいいぶんをよくそのまま載せるんだよなあ、という見限った感が出てしまったのである。
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いったいスポニチのいう“関係者”とは誰なのであろうか? 母親につきっきりで面倒を見てもらっているというベッキーのようすを知っている、ということは、ベッキーの“関係者”なわけである。つまり、『スポニチアネックス』の記事は、ベッキー側のいいぶんを伝えているわけである。
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もっと突っ込んでいうと、「もう憔悴して食欲もなく眠れないんだから勘弁してよ」なわけである。その内容が事実かどうかということは、おそらく、もうどうでもいいのである。
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たとえば、1月23日に『中居正広の金曜のスマたちへ』(TBS)の収録に参加したキンタロー。(34)は、共演したときのベッキーのようすについてこう語っているのである。「場が温かく、いつもと変わりなかった。ニコニコ、キラキラされていて元気印だった」と。28日の『ウエディングパーク オリジナルダンス動画発表会』とかいうやつで。
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両者のいいぶんを信用するとすれば、23日から31日までの約1週間で、ベッキー、元気印から「食欲もなく眠れない状態が続いている」ところまで弱ってしまったわけである。しかし考えてみれば“続いている”であるから、少なくとも3日くらい前からその状態が継続してなければおかしいのである。〈31日−3日=28日〉である。少なくとも1月28日から「食欲もなく眠れない状態」なのである。細かいのである。
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しかしその1月28日には、これまた『スポーツニッポン』が「べッキーは心身ともに壊れる寸前」と報じているのである。5日間で「ニコニコ、キラキラされていて元気印」の状態から「心身ともに壊れる寸前」→「母親がつきっきりで面倒をみているが、食欲もなく眠れない状態が続いている」にまで調子を落としているわけである。それでも、ここまではまあ、そういうものなのだと強弁されれば、そうかなあ、とも思えるのである。
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しかしなんとベッキー、1月27日に渋谷の焼肉店で目撃されているのである。27日までは元気だったのである。27日というのは、「べッキーは心身ともに壊れる寸前」と書かれた28日の前の日である。あたりまえである。「声で何人か気づいたよ。マネージャーっぽい女性に遅い! って怒ってた。セルリアンの近所の焼肉屋」などとネット掲示板に投稿されているのである。投稿の主は一般人である。
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投稿にはさらに続きがあって、「前スレで焼肉屋書いた者だけど、妻と周りの何人かのサラリーマンのおじさん達も気づいてた! 凄いスピードで歩いてたから中に川谷居るのかと妻とワクワクしてたw 店にはうちら入ってないけど。因みに服装は黒のパンツと黒のチェスターコート。赤のチェックのマフラー、紺? のニット帽。自分は何も持たずにマネージャーに荷物沢山持たせてた」なのである。“凄いスピード”で歩けるのである、ベッキー。
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ついでにまた1月23日には、ベッキーの両親が、ベッキーの妹の彼氏と海外でバカンスを楽しんでいる写真がTwitterに掲載されていたのである。掲載したのはベッキーの妹の彼氏(カナダ在住)である。うむ。ベッキーの母さんも忙しいのである。まあ、“センテンス スプリング”に「友達で押し通す予定!笑」なんていうやりとりが掲載されても、そんなことに気を煩わされるような家族でないことはわかったのである。
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滑稽である。ベッキーもベッキーの家族もあまりにもずさんである。なにか企む端からバレている感じである。目論みに反して、どんどんイメージが汚れているのである。以前にも書いたが、自分で目の下にクマを書いていた、という証言さえあるのである。
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いまや腹黒いといえばベッキーのことなのである。ハラグロ。で、ずさん。現職を何期も続けてボケきった地方自治体の首長みたいなものである。恥知らずである。もう少し泳がせておくと、きっとまたなにかやらかしてくれるに違いないのである。
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不倫でも略奪愛でも、そんなものは、いってみればそのあたりにゴロゴロ転がっている話である。どうでもいいといえばどうでもいいのである。面白いが。しかし、なんども誤摩化そうとされると腹が立つのである。
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で、最初の記者会見でのウソがバレても、それについて改めて釈明の会見をするわけでもなく、ただ一時休業である。ほんとうに、まるで汚職政治家みたいな対応である。この木で鼻をくくったような態度にもハラタツなのである。なにさまのつもりだ、である。
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どうしてこんなことになるのか、といえばサンミュージックが無能だからである。なにもしていないのである。休業に到る一連の経緯の説明なし、ベッキーへの処分なし、テレビ局の幹部なんかには必死に謝罪して回っているらしいものの、視聴者、かつてのファンへの謝罪もなし。ゲスの奥さんへの謝罪もなし。いいたくもないが、監督不行き届きのうえに、ベッキーへの情に引きずられている感じである。
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そしてこんなシリアスな場面でやってくれたのがゲス川谷である。素晴らしいのである。なんとTwitterで女装姿の写真を公開したのである。飛行機の客席に座るCAの風情である。これはグッジョブ!! 三田村邦彦(62)以来の快挙である。
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三田村邦彦は1999年、前妻の中山麻理(68)との離婚話ですったもんだしている最中に、ほとんど暇つぶしというくらい脈絡もなく、阿波踊りに興じる姿を放映されたのである。何度も。実際のところ邦彦、阿波踊りの熱狂的ファンなのだそうである。実に嬉しそうに踊っているのである。これからベッキー絡みの話題のときには、必ずゲスのCA姿を流してほしいものである。
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さてさて、ここからが本題である。ようやくである。“超肉食系の裏の顔”とかいう評判にはあまりそぐわないのであるが、ベッキー、ゲス川谷に本気で惚れているらしいのである。「彼とは絶対に別れない」、「最後は一緒になれる」だそうなのである(東スポWeb1月30日配信)。
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しかしベッキー、ハラグロなのである。もしかしてこれもハラグロの「純粋にゲスを愛しているの、悪くないの」キャンペーンなのかもしれない、と疑ってしまうのである。とはいえ、例のセンテンス スプリング1月21日発売号で公開されてしまったLINEのやりとりを見ると、やはりほんとうにちょっとヤバい雰囲気なのである。
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[“センテンス スプリング”に掲載されたベッキーとゲス川谷のLINE]
《ベッキー:友達で押し通す予定!笑
川 谷:逆に堂々とできるキッカケになるかも
ベッキー:私はそう思ってるよ!
川 谷:よし!
ベッキー:そうとしか思えない。
川 谷:ありがとう文春!
ベッキー:オフィシャルになるだけ!
ベッキー:ありがとう文春!
川 谷:感謝しよう
ベッキー:うん!
ベッキー:それに不倫じゃありません!
川 谷:うん!
ベッキー:略奪でもありません!
川 谷:うん!
ベッキー:センテンス スプリング! 》
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「それに不倫じゃありません!」「 略奪でもありません! 」などと、こちらのアタマがクラクラしてしまうのである。しかしこれ、ゲスの気をひこうと心にもないことをいっているわけではないと思うのである。そんなウソをついてまですがりつきたくなるほどの魅力がゲスにあるのか? といえばないのである。金も権力も家柄も、きっとふつうである。
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つまり、ベッキーはゲスに本気で惚れていて、舞い上がっているとしか考えられないのである。ただし純粋に愛していれば悪くない、とはならないのである。いうまでもなく、それが純愛かどうかということと不倫ということとは、まったく別問題なのである。
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さらに略奪かどうかともまた別の問題である。不倫は民法上の不法行為である。しかし、略奪は、それだけではなんの法的責任もないのである。どうでもいいが。
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で、こんなふうに女が舞い上がるとロクなことはないので、男としては反射的にヤバい!! 逃げよう!! となるわけである。ゲスも遠からず逃げたくなる日がくるはずである。しかし困ったことに、逃げれば逃げるほど追いかけてくるのが舞い上がり女なのである。男も同じであるが。
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そのとき、舞い上がっているのには自分にも非がある、と潔く反省していいなりになるのも、ひとつの生き方ではある。しかし、そうして我慢して付き合っても、結局は2人とも幸せにならない、それなら早いうちに別れたほうがいいのだ、という、半分くらいはハラグロな考え方もあるわけである。ハラグレである。
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そうした場合、舞い上がった女の気持ちを冷やすにはどうしたらよいか、である。何度もいうが男の場合も同じである。以下に効果的な方法を3つご紹介しておくのである。
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コツは、どの方法も思い切りよくやることである。手加減をしてこじらせるとたいへんなことになるのである。会社の所属部署のドアに手紙入りパンティをひっかけられたヤツもいたのである。そいつの名前が書いてあって、ひとこと「ありがとう」である。
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[舞い上がった相手の気持ちを冷やす3つの方法]
[1]ブザマな姿を見せる
たとえば会社の上司、教師、母親なんかにこっぴどく叱られて、ひたすら謝るようすを見せるのである。泣くとより効果的である。卑屈にヘコヘコするのもナイスである。上司、教師、母親ではなかなかそういう場面がつくれない場合は、友人に協力してもらうとよいのである。
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[2]借金を申し込む
大金ではいけないのである。1000円とか500円くらいを、会うたびに借りるのである。無心ではなく、必ず返す、と必死の形相で力説するのである。もちろん返してはいけないのである。
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これを3、4回くらい繰り返せば反応が出てくるはずである。実行したことがあるのである。そんなにモテるわけでもないのに。もう悲しくなるくらいにあっというまに遠ざかっていくのである。効果がありすぎて切なかったのである。
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でも、金額は僅かなので、そのままにしていても、まあいいのである。彼女彼氏ばかりではなく、うるさい知り合いを遠ざけるのにも、たいへん有効な手段なのである。ただし、貧乏だという評判は立つのである。
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[3]漏らす
最終兵器、大便である。ところかまわず漏らすのである。この道の先輩、ビートたけしによると、ベッドのなかで漏らすのが最も効果的だそうである。
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どうであろうか? ゲス川谷、読んでくれたであろうか? [1]なんかは、お誂え向き、ゲスの場合、すごくやりやすいはずである。すぐ泣くし。ああ、ゲスなら奥さんに土下座して見せればいいのか。そうか。なんだ。考えてやる必要もなかったのか。
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しかしゲス、ゲスのくせになんだかモテて羨ましいような気もするのである。いやベッキーは嫌いなのだが、モテる男は無条件に羨ましいのである。腹いせに「嵐」の今月発売予定の新譜でもお見舞いしたいのである。『復活LOVE』である。ベッキー用と奥様用と2枚である。ああ、これがイジメっ子心理というものなのだろうなあ。(了)


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